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突然三玖が露天風呂に入ってきたことにより五味の頭の中が真っ白になる。オレみたいな冴えない男と混浴なんて人生で考えたことがなかった。
(待て待て!! 落ち着け! オレ!! お母さん以外の女子の裸を見るなんて初めてだぞ!! ヤバイよヤバイよ!)
五味は顔が赤くなり必死に三玖を止めようとする。
「いくら…混浴が可能でもそれは良くないですよ!!」
(本当のところ…少し気になるが…。)
「私…露天風呂に浸かっていないから。」
「でも…。」
「本当は五味君…。少し期待してるでしょ。」
「………。」
(図星です…。三玖さん…。でも…ここは!)
「僕!もう上がりますから!! 三玖さん! 入ってください!」
「せっかく良い露天風呂に入っているんだからもう少しゆっくりしていいよ。私は気にしないから。」
「でも…。」
「五味君。私はあなたと一緒に風呂に入りたい。」
三玖はずっと五味に目線を送り真剣に問いかける。
しかも、少し様子が変だった。何故なら三玖は顔を赤くなりながら五味をずっと見つめていたからだ。三玖の表情に五味は妄想する。
(これ…。もしかして遠回しにオレのことが気になっているのか…。よくよく考えたら今日の朝に突然…デートに誘ってきたからな…。もしかしたら…。いや……。それはないか。)
「私。入るね。」
「!!!!」
(待て待て!!ガチで入るの!!)
三玖はその場ですぐ浴衣を脱いで下着姿になる。
すると……。
部屋のドアが突然開き一花と二乃、四葉と五月が入ってきた!!
「やっぱりここね!! 三玖!! あんた何してるの!!」
「二乃…。私。これから五味君と一緒に露天風呂に入るから。」
一花は三玖の大胆な行動に口を抑えながら見ていた。四葉と五月は顔を真っ赤になりただ呆然と三玖の様子を見てた。
「あんた…!! もしかして!!」
「誤解ですよ!二乃さん!」
「五味君…。そういう趣味だったの…。私は悪くないと思うけど…。」
「だから…!違いますって!!」
「五味さん…。私は三玖と付き合うようでしたら応援しますね!!」
「四葉さん。付き合ってないですよ!」
「私は……ガッカリしました。五味君。この不純者!!」
五月はそう言うと部屋を出ていってしまった。
二乃は五味の顔を近づけて小声で話しかける。
「あんた。次こんなことしたら許さないから。」
「みんな。全部…私のせいなの。みんなに何も言わずに五味君を誘ってデートしたから。みんな。誤解しないで。五味君は何も悪くないから。何も連絡しないで勝手にここに行ったことは謝る。だから。五味君を責めないで。」
「三玖。あんたがやったのね。」
「そうだよ。二乃。」
「……。わかったわ。私は三玖を信じる。四葉と一花は?」
「……。私は三玖がこんな大胆な行動に出る事が珍しくて驚いているかな。五味君…もうちょっとで三玖のね…。フフフ…。」
(一花さんは僕の本心をわかっている…。)
「私も信じます!だって!五味さんはこんなことをする方なんて思っていませんから!!」
(四葉さんは遠回しに少しディスられているような…。)
二乃は納得した様子で再度問いかけた。
「三玖。せめて私達に言ってから出かけなさいよ!私達…心配したんだから。」
「ごめん。二乃。」
「ちょっとあんた。話があるから服を着たら1階のロビーに来て頂戴。その間に一花と四葉。あなた達風呂に入っていいわよ。」
「いいの!やったー!!私…ここの風呂好きなんだよね〜。」
「おおー!!入りましょう!!」
「あんたはさっさと服を着なさい!!」
「はい!」
五味は二乃に言われるがままに行動する。
すぐ服に着替えて髪も濡れたまま1階のロビーに行く。
「おまたせしました。」
「ようやく来たわね。五月。こっちに来なさい。」
すると五月がトイレから出てきて五味の正面に立つ。
「五月さん?」
一瞬の出来事だった。頬を思い切りビンタしたからだ。それに五月は涙を流しながら五味の頬を叩いたからだ。
「あなたっていう人は…。」
二乃は黙って見つめていた。
「すみません…。僕も僕で悪かったと思います…。皆さんに心配をかけるような事をしてしまい申し訳ございません…。今後…こうゆうことをしないように約束しますから…。」
「あんたね。まだ気づかないの!!鈍感男ね!! 私はね!三玖とあんたが勝手に出かけたことに関してはなんとも思ってないが…五月はあの場面を見せられどれだけ悔しい想いをしたか!もー!!五月も五月でこの際だから言いなさいよ!! ほら!!」
「……。五味君。さっきあなたを叩いてしまったことは謝ります…。私は……あなたのことが好きです……。」
「えっ…!?」
次回話に続く…。