Morfonicaに病みは来る   作:あああ

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前回の前編がUA2100突破、お気に入り36件ありがとうございます!
最後に次回のメンバーのアンケート設置しているので、是非して頂ければ。
あくまで参考までですので、必ず次回はその人になるという訳ではないので、悪しからず


ましろは真っ白じゃなくて真っ黒だった 後編

あなたの笑顔を私だけのものにしたい

 

あなたは私だけのものなんだから

 

そんな考えが頭を支配した。

振り払おうと頭をブンブンと左右に振っても、いつまでも離れずに、錆のように頭にこびりついている。

 

陽斗さんと一緒に、隣を歩けるだけで幸せなんだと何回自分に言い聞かせても、どうにも胸の中に燃え続けている黒い炎は消えてくれそうにない。

むしろ、更に強く激しく胸の中で燃え続ける。

 

憎い………その気持ちを抑えられない

 

陽斗さんが他の女と楽しそうに喋っているのが憎い。隣に座って笑顔で喋っているの女が憎い。同じバンドメンバーだとしても憎い。

彼女達の輝きに比べれば私なんて足元にも及ばない。まさに雲泥の差だ。

そんな輝きに魅せられてしまえば、彼はそちらに行って、穢れてしまう。

 

私は、陽斗さんの元へ歩いていった。

そして、とってもいい笑顔でこう言った。

 

「楽しそうですね…!」

 

……その裏に燃えたぎる嫉妬の炎を隠して。

 

でも、それを微かに感じ取ったのだろう。

少し彼が後ろに下がった。

 

「何話してたんですか?」

「特に大した事話してないよ?」

「随分、楽しそうでしたね。」

「あの七深さんって人と気があってさ。」

「へぇ、そうなんですか。」

 

私は見逃さなかった。

陽斗さんが少し焦っているのを隠そうとしているのを。

惹かれたんですか?私を捨てるんですか?

 

私達のバンド、Morfonicaの名前の由来のモルフォ蝶は、世界一美しい蝶というのだけではなく、食べる草には毒を含む物もあるという。そして、体内に毒を蓄える。

美しい花には毒がある。

美しい蝶にも毒はある。

私にだって、毒はあるんですよ?

いざとなったら、その準備に準備を重ねた毒を使うしか無いですね。

 

取り敢えず、後で皆に注意しておくくらいにしておきましょう。

陽斗さんにもキツい注意を

 

今は取り敢えず、皆が居なくなった後にベンチの隣に座り、肩に頭を預けた。

そのまま彼に抱きつき、自分の匂いを上書きする。

幸せ…………

 

***

 

今日もルンルン気分で、足早に彼との集合場所へと向かう。

すると、またもや皆と仲良さそうに喋っていた。

へぇ~、そういう事するんですね。それなら私に考えがあります。

私は陽斗さんの隣に座り、口を耳元に寄せこう言った。

 

「今日私の家には来ませんか?」

 

ピクっと身体が反応した陽斗さん。

うふふ、可愛い………

 

***

 

そのまま学校帰りに家に連れていく。

男の人を家に招くのは初めてだから、私も緊張してるけど、これからの事を考えると嬉しさの方が勝つ

これからの事を考えると……幸せに満ち溢れる。

 

鍵を使ってドアを開け、自分の部屋に招く。

 

「今日はいきなり家になんてどうし……ムグッ!」

 

いきなり陽斗さんの口を自分の口に重ねて塞ぐ。

初めてのキスはとても甘美なものだった。それは何とも蠱惑的で、病みつきになるような快感。

そして、キスをしたまま陽斗さんに手錠を掛けた。

口を離すと、2人の間には銀色の糸が引かれていた。

 

「おい…何してんだ……」

 

陽斗さんの手にかけた手錠をベットに繋ぎ、身動きが取れなくなった為か動揺を隠しきれない様子の陽斗さん。

その姿もカッコイイ……

 

「私、言いましたよね。他の女の子と喋らないで下さいって。貴方が穢れてしまいます。」

「穢れるなんて……そんな訳」

「貴方が持ってる輝きとあの人達の輝きは違います。あの人達と居たら、貴方の輝きが曇ってしまいます。」

 

そして、そのまま私は部屋を出る

 

「待て!」

 

予想してた通りに、呼び止める声が掛かる。

だって、今のままじゃ何にも出来ませんよね?

"私"がしてあげないと何も出来ませんよね。

 

私に依存して、私が居ないと何も出来なくなる陽斗さん……あぁ、考えただけでも素晴らしい。

 

私は、廊下を歩きながら舌なめずりをした。

 




モルフォ蝶のうんぬんかんぬんは、あくまで一説であり、正しいとは限りませんので、話半分で思っていただければ。

次回のヒロイン

  • 桐ヶ谷透子
  • 広町七深
  • 二葉つくし
  • 八潮瑠唯
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