僕の彼女は曜ちゃんです⚠再編集中 詳しくはあらすじへ 作:ゆうきoog3
3thのライブ最高でしたね!!
ライブの映像を見るたびに早くコロナが収まってライブに行きたいな~って思う主です。
では!本編をどうぞ!!
あの後、看護師に食べているところを見つかり松浦さんと怒られました。
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病院生活にも少しずつ慣れてきた頃。
点滴の管や消毒の匂いに囲まれた毎日の中で、雄飛は身体を動かせないもどかしさを強く感じていた。
「……早く、ちゃんと歩けるようになりたいな」
ベッドの上で小さく呟いたそのとき、病室のドアがノックされる。
果南「やっほー」
曜「きたよー!」
雄飛「おっ、今日は果南さんも一緒?」
曜「うん!」
果南はすっと椅子に座ると、雄飛に向き合って真剣な顔をした。
果南「でさ、ちょっと提案があるんだけど」
曜「……果南ちゃん?」
曜の様子を見る限り、内容は彼女も知らないらしい。
果南「このまま病院のリハビリだけだと、回復遅くなるよね?」
雄飛「え、まあ……」
果南「だからさ、海の人間流リハビリ、やってみない?」
曜「ちょ、ちょっと待って!?それって大丈夫なの?!」
曜は明らかに警戒した表情で雄飛の前に立つ。
曜「ゆうくん、無理しなくていいからね!?まだお腹の傷も――」
果南「だーいじょうぶ!ちゃんと“軽め”だから!」
その「軽め」という言葉を、雄飛はこの時点では信じていた。
果南に案内され、雄飛は曜に押される車椅子で病院の裏手へ向かった。
看護師の視線を避けるように、曜がきょろきょろと周囲を確認している。
曜「……今のうち。ゆうくん、気分悪くなったらすぐ言ってね?」
雄飛「わ、わかってるよ。そんなに心配しなくても……」
曜「心配するに決まってるでしょ!」
即答だった。
果南「ふふ、曜ってほんと過保護だよね」
曜「当たり前だよ!ゆうくんは――」
言いかけて、曜は言葉を止め、少しだけ頬を赤くした。
曜「……だ、大事な人だから…」
雄飛の胸が、きゅっと音を立てて締まった。
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ちょっとした広場につくと果南は持っていたカバンの中で何かを探し始めた。
果南「じゃ、まずはこれ!」
そう言って果南が差し出したのは、ペットボトルに入った水だった。
雄飛「……水?」
果南「うん。これを持って、腕をゆっくり上げ下げ。波に逆らうイメージね」
雄飛「なるほど……」
言われた通りに動かすと、思った以上に腕が重い。
雄飛「……っ、これ、意外と……」
果南「でしょ?海だともっとキツいよ」
曜「ゆ、ゆうくん!無理しないで!もう休憩――」
果南「はい次、足!」
雄飛「え、次!?」
果南「立つ練習!ほら、体幹!」
曜「ちょっと果南ちゃん!?段階ってものが――」
雄飛は歯を食いしばりながら、ゆっくりと立ち上がった。
腹部に鈍い痛みが走るが、倒れそうになる瞬間、曜がすぐに支える。
曜「ゆうくん……!」
雄飛「……大丈夫。曜がいるから」
その一言に、曜の手にぐっと力がこもった。
曜「……もう。すぐそういうこと言うんだから」
果南はその様子を見て、満足そうに頷く。
果南「うむ!いいね。支えがあると、人はちゃんと前に進める」
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リハビリ(果南式)が終わったあと、雄飛はベンチに座り込んでいた。
雄飛「……正直、めちゃくちゃキツかったです」
果南「でしょ?でも、ちゃんと立ててた」
曜「ゆうくん、ほんとに頑張ったよ……」
そう言って、曜はハンカチで雄飛の額の汗を拭く。
雄飛「……なんか、看病されてるって感じだな」
曜「なに?不満?」
雄飛「いや……悪くない」
曜は一瞬きょとんとしてから、にこっと笑った。
曜「じゃあ、これからも私がついてるね。」
果南「はいはい、ごちそうさま」
果南は立ち上がり、背中を向けながら手を振った。
果南「じゃ、私はこの辺で。また鍛えに来るから!」
雄飛「……え、また?」
曜「次はちゃんと許可取ってからにしてね!!」
そう言い合う二人を見ながら、雄飛は思った。
——痛みはまだ残っている。
でも、この人たちがそばにいるなら、きっと前に進める。
静かに、確かに、絆は深まっていっていた。
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病院の中庭。
昼下がりの潮風が、かすかに海の匂いを運んできていた。
雄飛は簡易ベンチに腰を下ろし、包帯の巻かれた腹部に手を当てていた。
医師からは「歩行リハビリは順調」と言われているが、体の芯に残る鈍い痛みは、まだ完全には消えていない。
そこへ――
果南「よーし、ゆうくん!今日も行こっか!」
雄飛「え、え? 行くって……どこに?」
果南はニヤリと笑い、病院のフェンス越しに見える海を指差した。
果南「リハビリに決まってるじゃん。そんなところで座ってても強くならないよ?」
曜「ちょ、ちょっと待って果南ちゃん!お医者さんには、今日の分は終わりって――」
果南「大丈夫大丈夫!“海的に”軽めだから!」
雄飛(海的に……? その基準が一番怖いんだけど……)
看護師の姿が見えないのを確認すると、果南は手早く雄飛の腕を取った。
果南「はい、まずは歩く!姿勢低く!体幹意識!」
雄飛「ま、待って!そんな急に――」
果南「はい止まらない!止まったら波に飲まれるよ!」
曜「ゆうくん!無理しないで!痛かったらすぐ言って!」
雄飛「だ、大丈夫……たぶん……」
一歩、また一歩。
最初は足が重く、腹部に違和感が走るたびに息が詰まった。
果南「ほら、呼吸止まってる。吸って、吐いて!」
雄飛「はっ……はぁ……!」
果南「そうそう!いい感じ!」
曜は雄飛のすぐ横に寄り添い、いつでも支えられる距離を保っていた。
曜「ゆうくん、汗すごいよ。水飲む?」
雄飛「……ありがとう、曜」
果南「はい次!今度はその場で軽くスクワット!」
雄飛「えっ!? まだ歩いたばっかりなんだけど!?」
果南「大丈夫!海じゃもっとキツい!」
曜「果南ちゃん!それはさすがに――」
果南「曜は心配しすぎ!ね、ゆうくん?」
雄飛は一瞬迷ったあと、小さく笑った。
雄飛「……やってみる」
曜「ゆ、ゆうくん!?」
膝を曲げ、ゆっくりと腰を落とす。
腹に響く痛みを、歯を食いしばってやり過ごす。
果南「そう!フォームいいよ!」
雄飛(……不思議だ。痛いはずなのに、体がちゃんと動く)
一回、二回。
回数を重ねるごとに、体の感覚が戻ってくるのがわかった。
曜「……ゆうくん、すごい……」
果南「でしょ? 回復力あるんだよ、この子」
リハビリが終わるころには、雄飛の息は荒れていたが、立ち姿は最初よりもずっと安定していた。
雄飛「……はぁ……はぁ……」
曜「もう!無茶しすぎ!ほら、座って!」
雄飛「ごめん……でも……」
曜「でも?」
雄飛「……体、ちゃんと戻ってきてる気がする」
果南は満足そうに腕を組む。
果南「うん。その調子。そのうち走れるね」
曜「走るのはダメ!!」
果南「ははっ!」
その日を境に、雄飛の回復は目に見えて加速した。
歩行距離は伸び、
階段も手すりなしで上れるようになり、
医師も驚くほどのペースでリハビリをこなしていく。
雄飛(……守られるだけじゃ、前に進めない)
だが同時に――
曜「ゆうくん、今日はここまでにしよ?」
曜「無理しないって約束でしょ?」
曜「ちゃんと生きててくれないと、意味ないんだから……」
そう言って、少し強く袖を掴む曜の手の温度が、
雄飛を現実に引き戻してくれる。
雄飛「……ありがとう、曜」
曜「当たり前だよ」
海のように厳しい果南のリハビリと、
優しく包み込む曜の存在。
その両方に支えられながら、
雄飛は確実に――“戻ってきて”いた。
うむ、いい話がかけた気がします!!
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