僕の彼女は曜ちゃんです⚠再編集中 詳しくはあらすじへ   作:ゆうきoog3

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前の続きです!
よろしくお願いします!


2話

曜(このゆうくんって子、かっこいいし、性格も優しい…これから仲良くなれそうだな♪)

 

曜ちゃんからは、かなり好印象の吉田雄飛であった。

もちろん、彼はそんなこと知るよしもないけど――。

 

 

 

駅員「次はー、沼津、沼津です。お降りのお客様は足元に注意して下車してください。」

 

 

 

雄飛(ここが…沼津か…。)

 

電車の窓越しに流れていく町の風景を目で追いながら、胸の奥が少しだけ高鳴っていた。

見慣れない土地、知らない景色。だけど隣には、さっき出会ったばかりの少女がいる。

それが、なんだか心強かった。

 

 

 

ホームに降り立つと、柔らかい潮の香りが鼻先をかすめた。

駅前には、どこか懐かしさを感じるアーケードがあり、商店街が奥へと続いていた。

 

 

 

雄飛(特別な何かがあるってわけじゃないけど…なんか落ち着くな)

 

強いて言えば、駅前にある鉄道の車輪のオブジェが目を引いた。無骨で、でもどこか町の人たちの愛着を感じさせる存在だった。

 

 

曜「あー!今日も疲れたぁ〜!」

 

雄飛「ところで曜ちゃんは名古屋に何しに行ってたんだ?」

 

曜「私、高飛び込みやってるんだ!今日は大会の帰りで、昨日から泊まり込みだったの!」

 

雄飛(泊まり込みで高飛び込みか…すごいな)

「お疲れさま!疲れてるのに、町を案内してもらうのも悪い気がするな…」

 

曜「だいじょーぶ!私、体力だけはあるから!水泳部なめないでよね!」

 

 

雄飛「お、おう…それは心強いな。じゃあ、頼むよ!」

 

曜「よーし!全速前進、ヨーソロー!!」

 

ぴしっと敬礼ポーズを決める曜ちゃん。

そのテンションの高さと明るさにつられて、俺もなんだか笑ってしまった。

 

曜は、こっちこっちー!と手招きしながら、軽やかに歩き出す。

夕暮れ前の光に照らされた背中が、やたらと楽しそうに見えた。

 

 

 

雄飛(だからヨーソロー…ってなんなんだ!?…まあ、かわいいから、いっか)

 

 

 

そんなふうに思いながら、俺もその後ろを追いかけた。

 

 

 

──約2時間後。

 

あちこちを歩き回っていると短冊を見つけた。

 

曜「あっ、あそこに短冊あるよ!書いていかない?」

 

雄飛「え、今日って七夕だったっけ!?」

 

曜「違うよー!でも置いてあるの!なんでだろ?」

 

雄飛「いやいや、地元の曜ちゃんが分かんないなら俺が分かるわけないでしょ!」

 

曜「たしかにっ!それもそーだね、あははっ!」

 

雄飛「じゃあ…わけわからんけど、せっかくだし願い事でも書くか!」

 

曜「うん!」

 

曜(ゆうくん、どんな願いごと書くのかな…)

 

雄飛(曜ちゃん、なに書くんだろう…)

 

無言でペンを取る。

ふたりとも、書き出せずに視線を落としたまま、気まずいような、それでいて楽しいような沈黙が流れた。

 

 

 

同時に顔を上げ、思わず目が合ってしまう。

 

曜「ぷっ…あははっ!」

 

雄飛「あはは!!」

 

曜「ごめんね、なんか七夕でもないのに短冊に願いごと書いてるのが可笑しくって!」

 

雄飛「俺も思ってた!同じこと!」

 

特にこれと言って願いはないが、隣の美少女をみて、なんかとなく思いついたまま、短冊に願い事を書いた。

(今年こそ、かわいい彼女ができますように…っと)

 

 

曜「ゆうくん、どんなこと書いたの?」

 

雄飛「うおっ!?だ、だめ!見るなー!」

 

曜「えへへ…真剣な顔して書いてたから、つい気になっちゃった!」

 

雄飛「ま、まあ、曜ちゃんなら見られても…いいかな…」

 

曜「え?」

 

雄飛「あっ、いや!なんでもない!!」

 

(うわー!!声に出てた!?って俺なに言ってんだ!?こんなの女子に見られたらドン引き間違いなしだろ!!)

 

 

曜「私も…ゆうくんなら、見られてもいいかな…」

 

雄飛「え?」

 

小さい声で曜ちゃんは何かを言ったがよく聞こえなかった。

 

曜「あっ!バス行っちゃう!!」

 

雄飛「えぇ?!い、いそげー!!」

 

曜「そっちじゃないよー!」

 

雄飛「うわっ!?あっちかー!!」

 

──そして数分後、バスに乗車。

 

夕日が差し込むバスの中、ふと隣を見れば、曜ちゃんが眠そうに目をこすっていた。

 

 

雄飛「どこで降りるんだ?」

 

 

曜「ん〜、あと5駅くらい…かなぁ」

 

雄飛「じゃあ寝てていいよ。着いたら起こしてやるから」

 

曜「うん、ありがと…」

 

 

 

そう言って曜ちゃんは目を閉じ、徐々に深い眠りへと落ちていった。

そして、気がつけば俺の肩に、ふわりと頭を預けてきた。

 

 

 

雄飛(えっ、うそだろ!?今、曜ちゃんが俺の肩に!?)

 

心臓がバクバクと音を立てる。けど、不思議と嫌じゃない。

 

(なんだこれ…すごく幸せだ)

 

 

 

運転手「次は〜○○○前〜、○○○前〜」

 

 

 

雄飛「曜ちゃん、起きろー。着くぞー」

 

 

 

曜「ふぇ……? あ、う、うん……//」

 

(寝顔見られちゃった…!?///)

 

 

 

雄飛(ちょっと顔赤い気がするけど…ま、気のせいか?)

 

 

 

バスを降りると、曜はなぜか無言になった。

 

ただ真っすぐ、海の方へと歩き出す。

 

 

 

雄飛「……」

 

曜「……」

 

 

気づけば、海が広く見渡せる場所まで来ていた。

時刻は17時を回り、空がほんのりオレンジ色に染まり始めていた。

 

 

雄飛(きれいだなぁ…。にしても…なぜここに?)

 

曜「ゆ、ゆうくん!」

 

雄飛「な、なに?」

 

曜「これから、どこに住むかって決まってたり…する?」

 

雄飛「あ……」

 

(そういや……ホテル、とってねぇぇ!!!)

 

雄飛「あー、いや、まぁ、その…なくはないけど……」

 

曜「絶対決まってないでしょ?」ジトー

 

雄飛「うっ……はい」

 

曜「じゃ、じゃあさっ!う、うちに来る……?//」

 

雄飛(えっ!?今、なんて…!?)

 

「え、それって、どういう…?」

 

曜「と、とにかく!泊まるとこないなら、うちに泊まればってこと!!」

 

 

雄飛(おおぉ!?なんか怒ってる!?)

 

「じ、じゃあ……お言葉に甘えて…」

 

(でもこれ……曜ちゃんの家に泊まるってことだよな? 女の子の家に……って、夢か?)

 

 

 

曜「現実だよ!!」

雄飛「なんで心読んでんの!?」

 

こうして、俺の沼津での新生活は、予想外な方向に加速し始めたのだった――。

 

 




曜ちゃんかわいいねw
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