僕の彼女は曜ちゃんです⚠再編集中 詳しくはあらすじへ   作:ゆうきoog3

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よろしくお願いいたします!

最近、新シリーズ「堕天使と過ごした日常」という小説を書き始めました!

ネタバレをいうと、実はこの物語とつながっています!w

ぜひ、読んでください!

そして、お気に入り登録、評価の方をよろしくお願いいたします!


21話

翌朝のバスの中――

 

「「あはは!」」

 

子供の笑い声が、小さく揺れる車内に溶けていく。

 

窓の外には、昨日の雨が嘘みたいな青空が広がっていた。

 

雄飛(……夢じゃなかったんだな)

 

隣を見る。

 

曜はまだ少し頬を赤くしながらも、どこか幸せそうに窓の外を眺めていた。

 

その横顔が、朝日に照らされてやけに綺麗に見える。

 

雄飛「……曜」

 

曜「ん?」

 

雄飛「昨日から思ってたんだけどさ」

 

曜「うん?」

 

雄飛「なんか、距離近くないか?」///

 

曜「えー?そうかなぁ?」スリッ

 

雄飛「いや近い近い近い!!肩くっついてるから!」///

 

曜「だって恋人だもん♪」

 

雄飛「こ、恋人って言葉の破壊力すごいな……」///

 

曜「えへへ♪」

 

曜は嬉しそうに笑いながら、そっと雄飛の手を握った。

 

雄飛「……っ」///

 

曜「嫌だった?」

 

雄飛「嫌なわけあるか……」

 

曜「じゃあ問題なし!」ニコッ

 

雄飛(うわぁ……かわいい……)

 

付き合う前からかわいいとは思っていた。

 

でも今の曜は、その何倍も破壊力があった。

 

好きって気持ちを隠さなくなった曜は、とにかく距離が近い。

 

しかも無自覚なところが余計にタチが悪い。

 

曜「ねえねえ」

 

雄飛「ん?」

 

曜「ライブ終わったらさ、またこうやってどっか行きたいね!」

 

雄飛「ああ、いいな」

 

曜「水族館とか!」

 

雄飛「この前みたいに迷子になるなよ?」

 

曜「うっ……」///

 

雄飛「ははっ」

 

曜「むぅ……。ゆうくん、絶対今いじったでしょ」

 

雄飛「いやぁ?気のせいじゃないですかねぇ」

 

曜「じゃあ罰として……」

 

雄飛「え?」

 

曜は周囲をちらっと確認すると、雄飛の肩にもたれかかった。

 

曜「今日はいっぱいくっつく」

 

雄飛「っ!?」///

 

曜「えへへ~♪」

 

雄飛「曜さん!?公共交通機関です!!」

 

曜「大丈夫だよ、みんな前向いてるし」

 

雄飛「そ、そういう問題じゃ……!」

 

曜「ゆうくん顔真っ赤~」

 

雄飛「曜のせいだろ!!」

 

曜「あははっ♪」

 

そんなやり取りをしているうちに、バスは目的地へ近づいていく。

 

曜「……ねえ、ゆうくん」

 

雄飛「ん?」

 

曜「絶対成功させようね。みんなで」

 

雄飛「ああ」

 

曜「私、今ならどんなステージでも立てる気がする」

 

雄飛「なんで?」

 

曜「ゆうくんがいるから」

 

雄飛「……」

 

不意打ちだった。

 

曜は恥ずかしそうに笑いながら、それでもまっすぐ雄飛を見つめている。

 

雄飛「……ずるいな」

 

曜「え?」

 

雄飛「そんなこと言われたら、俺も頑張るしかなくなるだろ」

 

曜「ふふっ♪」

 

バスがゆっくり停車する。

 

アナウンスが流れ、二人は立ち上がった。

 

曜「よーし!神様にお願いしに行こっ!」

 

雄飛「おう!」

 

そう言って歩き出そうとした瞬間。

 

曜「……あ」

 

雄飛「どうした?」

 

曜「手」

 

雄飛「……はいはい」

 

雄飛は苦笑しながら手を差し出した。

 

曜「えへへ♪」

 

曜は嬉しそうにその手を握る。

 

指と指が絡む、恋人繋ぎ。

 

雄飛「……離すなよ?」

 

曜「うん!」

 

二人は並んで歩き出す。

 

いよいよ明日は、Aqoursの初ライブ。

 

だけど不思議と、昨日までより怖くなかった。

 

きっと今なら――

 

九人で、前へ進める。

 

そう思えた。

 

――ラブライブ!地区予選第一回・会場――

 

広いステージの上に立つと、客席のざわめきが遠く感じられた。

 

ライトがまぶしいほどに照らされているのに、逆に静けさの中にいるような錯覚すらある。

 

雄飛(……ここまで来たか)

 

ステージ袖に立つメンバーを見渡す。

 

千歌「……よしっ」

 

曜「ゆうくん……!」

 

梨子「大丈夫、だよね」

 

花丸「緊張するずら……」

 

ルビィ「ひ、ひぃ……」

 

善子「堕天使ヨハネは震えなど知らないわ!」

 

果南「……ふふ、まあなんとかなるでしょ」

 

鞠莉「Show must go on♪」

 

ダイヤ「皆さん、いきますわよ」

 

その中で、雄飛は一歩前に出た。

 

雄飛「……ここまで来たな」

 

千歌「うん!」

 

雄飛「怖いか?」

 

一瞬の沈黙。

 

曜が真っ先に笑った。

 

曜「ちょっとだけ!」

 

梨子「正直に言うと、かなり」

 

花丸「足がふわふわするずら」

 

ルビィ「ルビィもです……」

 

善子「当然でしょ!世界に挑むんだから!」

 

果南「いい感じにバラバラだね」

 

鞠莉「それがAqoursでしょ?」

 

ダイヤ「ええ、その通りですわ」

 

雄飛は小さく息を吐いた。

 

雄飛「……それでいい」

 

全員「え?」

 

雄飛「怖いままでもいい。バラバラでもいい。俺たちは“完璧なチーム”じゃない」

 

雄飛「でも――ここまで来たのは、本物だ」

 

曜「ゆうくん……」

 

雄飛「だから行こう。失敗してもいい。止まらなきゃいい」

 

雄飛「Aqours、行くぞ」

 

千歌「うんっ!!」

 

眩しい光が一気にステージへ降り注ぐ。

 

イントロが流れた瞬間、会場の空気が変わった。

 

千歌「みんなーーーっ!!いくよーー!!」

 

『Aqours、サンシャイン!!』

 

声が重なる。

 

走るような振付、ぶつかりそうでぶつからない距離。

 

その中心で、誰も欠けていない“形”ができていく。

 

雄飛(……すごいな)

 

袖から見ていたはずなのに、気づけば拳を握っていた。

 

曜のターン。

 

曜「ゆうくんっ!」

 

一瞬、視線が交わる。

 

曜は笑った。

 

“見てて”と言うみたいに。

 

雄飛(……ああ、ちゃんと届いてる)

 

花丸とルビィの声が重なる。

 

善子のキメポーズに観客が笑い、果南がその流れを全部受け止める。

 

鞠莉の煽りで一気に空気が跳ねる。

 

ダイヤが最後を締める。

 

バラバラなのに、崩れない。

 

雄飛(これが……Aqoursか)

 

光の中で、9人の影がひとつになる。

 

雄飛は無意識に呟いた。

 

雄飛「……すげぇな、お前ら」

 

――曲が終わる――

 

静寂。

 

一拍。

 

そして――

 

爆発するような拍手。

 

観客の声が一気に押し寄せた。

 

「すごい!」

「なんだ今の!」

「楽しい!」

 

千歌「やったぁぁぁ!!」

 

曜「ゆうくん!!」

 

曜が袖に飛び込んでくる。

 

雄飛は反射的に受け止めた。

 

雄飛「おつかれ」

 

曜「見てた!?ちゃんと見てた!?」

 

雄飛「ああ。全部見てた」

 

曜「どうだった!?」

 

雄飛は少しだけ間を置いてから、笑った。

 

雄飛「……最高だった」

 

曜「えへへ……!」

 

その瞬間、他のメンバーも次々と駆け寄ってくる。

 

千歌「やったよー!!」

 

梨子「なんか……まだ震えてる」

 

果南「いやー、楽しかったね」

 

花丸「足がまだふわふわしてるずら」

 

ルビィ「やりきりました……!」

 

善子「当然の結果ね」

 

鞠莉「世界に一歩近づいたわね♪」

 

ダイヤ「皆さん……よくやりましたわ」

 

その中心で、雄飛は息を吐いた。

 

雄飛(……俺の役目、まだ終わってないな)

 

雄飛(むしろ、ここからだ)

 

曜「ねえ、ゆうくん」

 

雄飛「ん?」

 

曜「次も、一緒に行こうね」

 

雄飛「ああ。もちろんだ」

 

雄飛は少しだけ笑って、全員を見渡した。

 

雄飛「次は――もっと上だ」

 

千歌「うんっ!!」

 

その声は、ステージの余韻の中でも、はっきりと響いていた。

 

 




また、ご閲覧ください!!

それではまた会いましょう!!
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