僕の彼女は曜ちゃんです⚠再編集中 詳しくはあらすじへ 作:ゆうきoog3
今回は梨子ちゃん回!
ここにきて、急展開!!
それではどうぞ!!
--十千万--
「さあさあ、お布団の場所を決めましょう!」
「何やかんや、一番ダイヤさんがノリノリだよね…」
「だな。」
晩御飯を食べ終わったあと、ハイテンションでダイヤさんがそんなことを言い始めた。
無事に布団の場所を決め終わり、なんとなく今から女子会を始める雰囲気になった。女子同士で話したいことも、あるだろうと思い、
「俺は自分の部屋で先に寝てるよ。」
「はーい!おやすみ!」
そう言い、俺は千歌の部屋の隣の自分の部屋に入った。
布団に入ってしばらくは隣の部屋から騒ぎ声やらいろいろと聞こえてきたが、今はもう静まりかえっていた。
「…、ねれない…。」
やはり緊張と不安によりなかなかねむれなかった。
「ちょっと外に空気吸いに行くいかな。」
みんなを起こさないように静かに階段を降り、十千万の裏口にあるクロックスを履き、外に出た。
夜空をふと見ると月が目に入った。
「今日は満月かぁ…。」
そう呟きながら旅館を出てすぐの自動販売機に歩を進めながら空を見上げる。
今日も静かな夜だ。
特に風もなく、波の音が微かに聞こえてくる。
周りを見渡すと、普段は多い車通りが嘘のような光景が広がる。
昼間は地元人や、地元の子供たちで賑やかな沼津も夜になると静まりかえる。
普段の賑やかな沼津も好きだが、こっちの沼津も悪くない。
自動販売機に並ぶジュースを見て、コーラを買おうとするが、カフェインで余計に寝れなくなると思い、夏なのにも関わらずあたたかいココアを買った。
ピピピピピピピピ
自動販売機のルーレットが回り、左端から順に数字が明らかになっていく。
結果は…
外れだった。
「ちっ、こういうときくらい当たってくれてもいいのに…。」
少し愚痴をはさみながら、浜辺までいき、ココアを開け一口飲んだ。
「…甘い。」
なんだか懐かしい気持ちになった。
「むかし、よく飲んでたなぁ…。朝に母親に作ってもらったりしてたっけ。」
昔のことを思いふけていると、後ろから足音が聞こえた。
「ゆうくんも昔飲んでたんだ。」
その透き通るような声を聞き、俺はだれだか一瞬で分かった。
「おお、梨子か。眠れないのか?」
「うん、ちょっとね…。」
梨子は少し顔を曇らせ、上を向いた。
「やっぱり不安か?」
「まあ、それもあるんだけどね…。」
すると、梨子は夜空を見上げながらポツポツと話し始めた。
「私ね、小さいころからピアノが大好きだったの。それでね将来はピアノのコンクールで優勝するんだってずっと言ってたの。」
「確かに、梨子の腕前はすごいもんな。」
「ふふ、ありがとう♪でも、スクールアイドルにはあんまり必要ないかもしれないけれど…」
「そんなことないぞ?梨子がピアノできるおかげでAqoursの曲ができるんだよ。」
「そんなに褒められると照れるんだけど…//」
「事実だよ。」
「あと、梨子は歌声がきれいだよな。」
「そ、そうかな?歌を歌うのはずっと苦手っだたけど…。」
褒められるのになれてないのか、ちょっと恥ずかしそうに言った。
「そうだったのか、練習見てる限りでは昔からうまかったのかと思ってたよ。」
「そんなことないよ。家でいっぱい練習したからね♪」
「努力家だな。」
「千歌ちゃんにも言われたよ、よくそんなにずっと練習できるねって。」
「そうなんだ。」
「でも、なんか違うの。」
「え?」
「私ね、高校一年生のとき、ピアノコンクールに出たの。」
「ああ、曜から聞いたことあるよ。それでひけなかったって」
「…そうなの。私はそのとき諦めたつもりでいたの。それに今は、Aqoursのみんながいるし、ピアノコンクールで優勝って言うのは夢でいいかなって思ってたの。」
「…。」
「それでね、最近思ったの。私、Aqoursを理由にしてピアノから逃げてるだけなんじゃないかって。」
無風だった浜辺に少し風が吹き始めた。
「ごめんねっ。明日本番なのにこんな暗い話しちゃって。」
「…。」
「風も出てきたし、そろそろ戻ろ…」
気が付くと俺は梨子を抱きしめていた。
ギュッ
「え?!ちょ、ゆ、ゆうくん?!」
「Aqoursのことなら心配するな。」
「え?」
「抜けたら俺たちに迷惑がかかると思ったんだろ?」
「っ?!」
梨子は驚いた顔をした。
「その表情やっぱりか。俺達仲間だろ?自分の気持ちにを素直に伝えればいいんだよ、」
「でも…」
「みんなには俺から説得する。というか説得する必要なんてないけどな。」
「え?」
「梨子ちゃん!」
「?!」
「ちかはその夢かなえてほしいな!」
「ち、千歌ちゃん?!で、でも、もう捨てた夢だし…。」
「夢はまたやり直せるよ!」
「よ、曜ちゃんまで…。」
「本で読んだずら!夢は思いつづけてる間はまだ夢を捨ててない証拠だって!」
「ふんばルビィ!!」
「フッフッフ!この堕天使の力を使えば、そんな問題、一瞬でかたずけて…」
「やめるずら。」
「気持ちは強くもつことが大丈夫ですわよ。夢をそんなに簡単に諦めてはなりません。ね?果南さん。」
「うむ。諦めないほうが良いとおもうよ。」
「私たちも応援するわよー!」
気がつくと全員が揃っていた。チームっていや、Aqoursってやっぱりすごいな。
「ほら、説得する必要ないだろう?」
梨子に目をやると、笑っていた。さっきまでの表情が嘘のように。
「ふふ、そうみたいね♪ありがとう!みんなっ!…あ、」
梨子が何かを思い出したような顔をした。
そして、その途端、絶望したような顔にかわった。
「どした?」
「す、少しというかとても言いにくいことなんだけど…。」
「え?なになに?」
「そ、そのピアノのコンクールなんだけどね、か、開催日が明日なの。」
「へ?」
「「「「「「「「「「えー!!!!?????」」」」」」」」
堕天使のほうもがんばります!