僕の彼女は曜ちゃんです   作:ゆうきoog3

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大変お待たせしました!!




恋人として初めてのデート。2

前回のつづき。

 

 

 

 

 

 

コスプレ喫茶にて

 

 

 

「この衣装かわいい!!こっちも!こっちのも!!」

 

 

 

 

 

嬉しそうに騒ぐ曜を見ながらコーヒーを飲む。

 

 

 

(今日も楽しかったな。)

 

 

 

窓の外をみるとまだ明るいが徐々に日が落ちているのがわかった。

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ!ゆうくん!」

 

 

 

「ん?どうした?」

 

 

 

「この衣装着てみてよ!」

 

 

 

 

 

俺は思考が固まった。

 

 

 

スーツや軍隊の服、色々な服がここには揃ってある。

 

 

 

しかし、曜がもっている衣装はガチガチのメイド服だ。

 

 

 

あきらかに男である俺が着るものではない。

 

 

 

「…あ、それを曜が着るんだな!それで俺はなにを…」

 

 

 

「え?これだよ?」

 

 

 

曜は平然とした顔でこちらに渡してこようとする衣装はやはりあのメイド服である。

 

 

 

 

 

「はい!試着室いこ!」

 

 

 

「えっ…?」

 

 

 

 

 

 

 

俺は曜に手を引かれながら更衣室に連れていかれた。

 

 

 

中に入るとこれでもかという量の化粧品が置いてあった。

 

 

 

「こ、これは…?」

 

 

 

「見ての通り!化粧品だよ♪」

 

 

 

「い、いや、男のおれが使うものじゃないよな?」

 

 

 

「なにいってるの?ゆうくんに使うに決まってるでしょ!ほら!ここ座って!早く早く!」グイグイ

 

 

 

 

 

「え、ちょっ!だ、だれか!助けて!!」

 

 

 

「だぁ~め♡」ハグ

 

 

 

「…。」ズキュン

 

 

 

おれは大人しく椅子に座ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

…数時間後…

 

 

 

 

 

スタバにて

 

 

 

 

 

 

 

「……。」グッタリ

 

 

 

「ゆ、ゆうくん?大丈夫?」

 

 

 

「……。」グッタリ

 

 

 

「ご、ごめんね、わ、私が暴走したばっかりに…」アセアセ

 

 

 

「……。」

 

 

 

「…。」シュン

 

 

 

 

 

スタバの窓の外…

 

 

 

 

 

ちか「あれ、曜ちゃんの様子がおかしい。」

 

 

 

梨子「あ、ほんとだ。なにかあったのかな。」

 

 

 

ちか「これはちかが行くしかないね!!」

 

 

 

梨子「いやいやいや、沼津からこれだけ離れた東京に行きなりちかちゃんが現れたら尾行してたのばれちゃうよ?!」

 

 

 

ちか「あっ!そっか、でも曜ちゃんが…。」

 

 

 

梨子「大丈夫、ゆうくんがどうにかしてくれるよ。」クスッ

 

 

 

ちか「…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はしゃいでいる曜も、かわいかったぞ。」ボソッ

 

 

 

「へ?なんて?」

 

 

 

「いや、なんにもない。次行こうか!」

 

 

 

「あ、あれ?つかれてないの?」

 

 

 

「ん?なんのこと?むしろ元気になったよ?」

 

 

 

「え?あんなに振り回しちゃったのに…なんで?」

 

 

 

「曜の笑顔が見れたからな!」ニカッ

 

 

 

 

 

「ドキ♡」

 

「で、でも、さっきあんなに疲れて…「曜の困ってる顔が見たかったからだけど?」

 

 

 

「え?そうだったの?じゃああれは全部…」

 

 

 

「うん、演技だよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もー!びっくりしたじゃん!本当に…ちょっと幻滅されたかと思ったよボソッ」

 

 

 

「ん?最後何て言ったの?」

 

 

 

「き、気にしないで!さ!次どこ行く?」

 

 

 

時計を見ると午後6時を回っていた。

 

 

 

 

 

「そうだな、次は…、あ、この近くに夜景がきれいに見えるとこあるらしいよ?」

 

 

 

「あっ!じゃあ、そこいこ♪」

 

 

 

「わかった!というか、門限大丈夫か?」

 

 

 

「うん、今日と明日はお父さんとお母さん両方いないから!」

 

 

 

「そっか。じゃあ行こうか!」

 

 

 

「うん!」

 

 

 

手を繋ぎ歩きだそうとしたがなぜか雄飛は動かない。

 

 

 

「ん?どうかしたの?」

 

 

 

 

 

「おれは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「曜に幻滅するなんてことは絶対にないからな、今までも、これからも。だから曜の全部を俺に見してくれ、素直で真っ直ぐで優しい君が、俺は一番好きだから。」

 

 

 

 

 

「き、聞こえてたの?///」

 

 

 

 

 

「逆に、俺が曜の言ったことを聞き逃すとでも思ってたの?」

 

 

 

「うぅ、聞こえてたならそういってよぉ…///」

 

 

 

「あはは、ごめんごめん、曜がかわいいからつい」

 

 

 

「もう!///ゆうくんったら!//」

 

 

 

 

 

イチャイチャ

 

 

 

 

 

 

 

ちか「だいじょぶだったね。」

 

 

 

梨子「うん、さすがゆうくんだよ。」

 

 

 

ちか「…。」

 

 

 

梨子「ん?どうかしたの?」

 

 

 

ちか「いや、梨子ちゃんってゆうくんのこと好きなのかなーって」

 

 

 

梨子「…。」

 

 

 

ちか「梨子ちゃん?」

 

 

 

梨子「いや、なんでもないの。ほら、ゆうくん達移動するみたい、いこ。」

 

 

 

ちか「う、うん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…夜景

 

 

 

 

 

「す、すごい…!」

 

 

 

「こ、これは…。」

 

 

 

 

 

エレベーターのドアが開くとそこには東京を一望…とまではいかないが絶景があった。

 

数万という光が輝きその一つ一つは、まるで宝石のようだった。

 

 

 

「きれいだな!」

 

 

 

「うん!」

 

 

 

「それと、曜も。」

 

 

 

「へ?///」

 

 

 

「曜もきれい。」

 

 

 

「ゆ、ゆうくんもかっこいいよ///」

 

 

 

「夜景とかっこいいってなんの関係があるんだ?」ニヤニヤ

 

 

 

「じゃあ、きれい?」

 

 

 

「それはそれで変だよな、いじめてごめん。」ハハ

 

 

 

「もう!///」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちか「なんかいちゃいちゃしてる?」

 

 

 

梨子「…。」

 

 

 

ちか「梨子ちゃん?」

 

 

 

梨子「いや、なんにもないの!それじゃあ、そろそろ帰ろっか!」

 

 

 

ちか「え?曜ちゃん達まだ帰らないみ…梨子「帰ろ!」

 

 

 

ちか「う、うん…。」

 

ちか(どうしちゃったんだろう…。)

 

 

 

 

 

 

 

そんなことがあったのにも関わらずあのバカップルは…

 

 

 

「ねえ、ゆうくん。」

 

 

 

「どした?」

 

 

 

「今日さ、この後、うちこない?」

 

 

 

「っ!」

 

 

 

「だめ?」ウワメズカイ

 

 

 

「い、いいよ。てか、むしろ大歓迎。」(かわいすぎだろこの天使)

 

 

 

「やった♪じゃあ、早速帰路に着くであります!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわりよ




おつかれさまでした!次回も気長にお待ち下さい笑

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