僕の彼女は曜ちゃんです⚠再編集中 詳しくはあらすじへ   作:ゆうきoog3

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今回は割と長編です。
全作品の小説の表現を少しずつ見直しているので、
一話から見たことがあるよという、そこの方!
ちょくちょく見てください(笑)


32話

日は飛んで、北海道旅行当日…

 

AM6:00

 

先生「班長は全員そろっているか確認しろよ!集まり次第先生のところに報告しにきなさい!」

 

 

梨子「いよいよだね、曜ちゃん。」

 

曜「うん!楽しみだね!って思ったけど、千歌ちゃんとゆうくんは?」

 

梨子「たしかに、まだ来てないよね?どうしたんだろ…。」

 

 

…一方千歌と雄飛…

 

 

千歌「むにゃ…」ZZZ

 

雄飛「…ん?今何時だ?」

 

朝目覚めるとそこはいつも見ている天井ではなかった。

 

雄飛「ん?あれ?」

 

あたりを見渡すとそこが千歌の部屋だということがわかった。

 

まあ、あたりを見渡すと自然に時計が目に入るわけで…。

 

 

雄飛「…は?」

 

その言葉を発した刹那俺は自分の出せる最大の速度で部屋に移動し、服を着替え始めた。

 

千歌「ん?ゆうくん?おはよー」ムニャムニャ

 

部屋を走った音で目を覚ました千歌が目をこすりながら体を起こした。

 

雄飛「おはよーじゃない!千歌!時間みろ!」

 

千歌「へ?」

 

その言葉を発した瞬間千歌も大慌てで寝間着を脱ぎ始めた。

千歌の控えめとはいいがたいその胸部があらわn…

 

雄飛「おい!扉ぐらい閉めろ!」

 

千歌「あー!ごめーん!」

 

 

全く自分の発育の良さを彼女は理解しているのだろうか。

 

高速で着替えを終わるせ、昨日用意した荷物を背負った二人は、表口からとりあえず外に出た。いつも通り行こうとする千歌を引き止め、雄飛は裏から自転車を持ってきた。

 

 

雄飛「見つかったら怒られるけど、今回はしょうがない!今の時間じゃ、なんせバスがない!千歌後ろに乗れ!」

 

千歌「うん!」

 

雄&千「「いってきまーす!!」」

 

 

志満「気を付けてね~」

 

美渡「お土産たくさん頼むぞ~」

 

高海姉妹の二人に見送られながら、俺は自転車のペダルを力強く踏み込んだ。

 

 

…学校付近

 

 

雄飛「はあはあ…」

 

千歌「ありがとう、ゆうくん!」

 

雄飛「ああ…、さあ、ここから走るぞ!」

 

千歌「え?なんで?」

 

雄飛「ばかちか、学校は自転車の乗り入れ禁止なのを忘れたか?」

 

千歌「あ…」

 

雄飛「いくぞ!」

 

雄飛は千歌の手を引いて走り出した。

 

 

…学校

 

 

先生「おーい、桜内の班はまだ全員来てないのかー?」

 

梨子「あ、はい。まだ吉田くんと高海さんが来てません。」

 

先生「そういえば、あの二人って住所同じだったよな?どういうことなんだ?付き合ってるのか?」

 

梨子「え、いや、それは…」

 

曜「ゆうくんの彼女はわたしです!!」((大声))

 

梨子「よ、曜ちゃん?!」

 

曜「こんなこと言われたら、黙ってられないよ!」

 

梨子「部活以外では秘密にするんじゃ…」ボソッ

 

曜「あっ」

 

 

そう。

渡辺曜はその外見と内面で学校ではかなり目立つ存在である。それもあって、スクールアイドル部以外では彼氏がいることを内密にしている(そうしているつもり)。

また、雄飛に関しても学校唯一の男子ということで有名であり、二人とも有名人である。

そして、よく考えてほしい。修学旅行ということは、第2学年が全員揃っているということ。

さらにここで大声を出すことは、どういうことなのかと。

 

 

Aちゃん「え?やっぱり曜ちゃん、吉田くんと付き合ってたんだね!!」

 

Bちゃん「聞いてもずっと顔真っ赤にしながら否定してくるから怪しいなぁって思ってたけど、やっぱりそうだったんだね!」

 

曜「え。あ、うん…。ご、ごめんね!だまってt」

 

とりあえずだましていたことを謝ろうと謝罪しようとしたタイミングで息を切らした雄飛と千歌が学校に到着した。

 

雄飛「遅れました!!大変申し訳ございません!!」

 

曜「あっ!ゆうくん!」

 

Aちゃん「お、彼氏くんだー!」

 

そこでBちゃんはある違和感に気づいた。

 

Bちゃん「え、ちょっとまって、千歌ちゃんと手繋いでない?」

 

よくよく見ると千歌と雄飛は手をつないでいた。

千歌が遅いから手を引いていただけなのだが、もちろん客観的に見ればあれがカップルである。

 

曜「あ、ホントだ…。」シュン

 

Aちゃん「よ、曜ちゃん、元気出してー」ナデナデ

 

Bちゃん「さっきまでの勢いを取り戻せー!」ユサユサ

 

 

…

先生のお叱りから帰還。

 

雄飛「な、なんとか間に合った…。」

 

千歌「はあ、はぁ…。ゆうくんはやすぎぃ」

 

雄飛「千歌お前、ちゃんとトレーニングしてんのか?」

 

千歌「むっ!してるもん!」

 

雄飛「じゃあ、このほっぺのモチモチはなにかなぁ?」

 

千歌「なっ!乙女の顔にケチを付けるのか!」

 

雄飛「そうは言ってないけど、最近だらけ過ぎなんじゃないか?」

 

千歌「うぐっ…た、たしかに…」

 

 

曜「…ゆうくん。」

 

雄飛「お、曜か!おはよーそr‥?どした?」

 

いつも朝から元気いっぱいの曜だったがなぜか今日はその元気を一切感じない暗い表情をしている。

 

曜「千歌ちゃんとずいぶん仲がいいんだね。手も繋いでたし。」

 

雄飛「え、いや、まあ、それは千歌が走るの遅かったから…。」

 

その言葉を発した瞬間曜の顔色が更に曇ったのがわかった。

 

雄飛(これは…何を言ってもまずいパターンかも…。)

 

千歌「そーだよ、曜ちゃん。ちかとゆうくんは同じ家なんだから。というか、家族なんだから当然だよ!」

 

ザワザワ

 

雄飛「ば、ばかちか!大声でそんな言い方したら誤解するだろ!」

 

千歌「へ?」

 

曜「ゆうくん。旅行終わったらしばらく私の家で泊まって。」

 

雄飛「え、でm「泊まって。」はい…。」

 

Aちゃん「ひぇ、曜ちゃん激おこだよ…。」

 

Bちゃん「これに関しては、雄飛くんの落ち度だね。」

 

 

 

曜を、…かわいい彼女を怒らせてはいけない。

 

そんな訳で今回は、快調なすべり出し?をした浦の星女学院の修学旅行のお話である。

 

 

 

 

 

…空港に向かう道中バス内

 

曜「えへへ♪ゆうくん…」

 

雄飛「曜、今日もかわいいな。」

 

さっきまでの暗い雰囲気を何処かに吹っ飛ばす勢いでイチャイチャする二人。

 

梨子「な、なんかあそこだけピンク色のオーラが…。」

 

千歌「むぐっ。」

 

梨子「あ、ゆうくんにいらないことを話せないようにガムテープ貼られてたの忘れてた。外してあげないと。」ベリッ

 

千歌「あ、梨子ちゃん!詞なんだけど、もうちょっとmペチャッんー!んー!」

 

梨子「やっぱりもうちょっと黙っておこっかぁ…」ニコニコ

 

 

…そんなこんなしているうちに空港。

 

 

 

空港についてトイレ休憩を済ました。

 

雄飛「空港でかいなぁ。」

 

千歌「千歌こんなところにくるの初めてだよ。梨子ちゃんは?」

 

梨子「私も初めてかな…。」

 

曜「私もだけど、みんな案外乗ったことないんだね。飛行機。」

 

雄飛(旅客機は初めてだな…。)

 

 

 

雄飛たちが乗る飛行機の発着上に向かう途中…。

 

 

雄飛「うおー!!かっこいい!!!!」

 

曜「飛行機いいよねー!」

 

雄飛「お!わかるのか曜!」

 

窓に張り付いて二人で興奮するバカップル。

 

梨子「もう!おいてくわよ!」

 

曜&雄「「あ、ごめんなさーい!」」

 

梨子「まったく、ちゃんとついてきてよ!ほら、千歌ちゃんだってここに…あれ?」

 

さっきまで梨子の隣を歩いていた千歌の姿がない。

 

あたりを見渡すと少し離れた場所で千歌が癖毛をぴょこぴょこさせながらなにかを見ていた。

 

 

千歌「梨子ちゃんみてー!でっかいみかん!!」

 

千歌が指を指している方向を見るとお土産屋に大きいみかんの飾りがおいてあった。

 

千歌「てんいんさん!これください!!」

 

梨子「は、はぁ…。さ、先が思いやられるわ…。」

 

雄飛「梨子、すまん。おれらもちゃんとやるから千歌の暴走を止めよう。」

 

曜「梨子ちゃん。なんかさっきはごめんね…。」

 

 

なんやかんやで乗車完了

 

 

席順

  前

 

梨子 雄飛

曜  千歌

 

  後

…

 

 

曜「ゆうくんのバカ。」

 

後ろの席から身を乗り出してこちらに不満ですとばかりに頬を少し膨らませて、抗議の目を向けてくる。かわいい。

 

雄飛「俺が悪かったって…。」

 

なぜこんな状況になったか。

先生からもらえるチケットは班ごとに固められた席になっており、あとは各自で自由に決めることになっていた。

適当なやり方で、場所を決めることにしたのだが…。

 

…回想

 

雄飛「じゃあ、席順の決め方は班長である梨子に決めてもらおう。」

 

梨子「え?!そ、そんないきなり…じゃ、じゃあ…、ゆうくんが曜ちゃんの考えていること当てれたら曜ちゃんのとなりっていうのはどう?」

 

雄飛「ふっ、そんなの簡単だよ。」

 

 

梨子「ふふっ、言ったわね?曜ちゃん、今考えていること教えてくれる?」

 

曜「わかった!ボソ」

 

梨子「…なるほど。」

 

曜の考えていることなど一瞬でわかるなぜなら…。

曜のことを愛しているからだ!!

 

梨子「さあ、ゆうくんどうぞ。」

 

おれはドヤ顔で答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「飛行機かっこi…梨「不正解!」

 

 

 

 

 

 

 

 

てなわけで、梨子と隣になった。

 

ちなみに答えは、「ゆうくん大好き」でした。

んー、なんで気づかんかったんかなぁ

いや、なんとなくそんな気もしてたんだけど、流石にみんなの前でその回答で外したら恥ずかしいじゃん?わかるよね?

 

 

飛行機には全員が無事に乗員し、エンジンの音を唸らせながら滑走路の方に向かっている。

 

 

 

梨子「そういえば、ゆうくんって飛行機乗ったことあるの?」

 

雄飛「いや、旅客機は初めてかもな。」

 

梨子「えっ、旅客機じゃない飛行機って…。」

 

雄飛「戦闘機。父親は航空自衛隊の人間だったんだ。」

 

梨子「一般人でも戦闘機の速さ?加速Gっていうんだっけ?それに耐えられるの?」

 

雄飛「いや、流石にちゃんと訓練してから乗ったよ。」ハハッ

 

梨子「それって何歳のときの話?」

 

雄飛「んー、小学生の高学年ぐらいだったんじゃないか?」

梨子「しょっ、小学生?!」

 

 

梨子(ゆうくんってもしかしてかなりすごい人?)

 

 

アナウンス ポーン、本日は、〇〇航空会社をご利用いただき誠にありがとうございます。この便は、静岡空港から函館空港に向こう便でございます。羅陸までもう少々お待ち下さいませ。また、シートベルトの着用チェック並びに、お荷物がしっかり収納されているか、ロックがかけられるいるか、今一度お確かめください。アナウンス終了後、約2分後に離陸いたします。

 

 

千歌「き、緊張してきた…。」

 

曜「わ、私も…」

 

 

雄飛「大丈夫、ちゃんと飛ぶよ。パイロットになるためにはかなり鍛錬を積む必要があるからな。梨子はこわくないのか?」

 

梨子「べ、別に大丈夫よ!」

 

雄飛「裏返った声で言われても説得力ないぞ〜。」

 

梨子「もう!」

 

アナウンス 離陸いたします。急加速いたしますのでご注意ください。

 

エンジンが今までの状態とは比べ物にならないほど回転し、轟音を放つ。

前に動き出したかと思うと、次の瞬間にはパワーバンドに入り、その鉄の巨体は地面をとらえ、さらに急加速する。

 

ある程度速度が上がってくると、主翼が下向きに下がり期待の下側を流れる空気の流れを変えたその瞬間、鉄の塊は宙に浮かんだ。

 

千歌「と、とんだ!飛んだよ!曜ちゃん!」

 

曜「ほ、ほんとだ…。飛んでる…。」

 

その発言から察するに、加速中は怖くて外が見られなかったのだろうと思うと、なんだかその姿が愛おしく思えてきた。

 

梨子「ふ、ふう…、やっと終わった…。」

 

雄飛「そんなに怖かったのなら言ってくれたら手を握ってやってもよかったのに。」

 

と冗談っぽく言った。どうせ梨子なら曜ちゃんに怒られるよ、とか、あんまりそういうこと言うと勘違いする女の子いるから言わないほうがいいよとか、そんなまじめな答えが返ってくると予想していたのだが…

 

梨子「じゃあ、降りるときにやってもらおうかな?」

 

まさか、そんな返しが返ってくるとは想定していなかったため、余裕ぶって口に運んでいたコーヒーを吹き出しそうになった。

 

雄飛「ゲホッゲホッ!」

 

梨子「ちょっとゆうくん大丈夫?!」

 

と言いながら、テッシュを差し出してくる。

 

雄飛「梨子…、成長したんだな…」

 

ありがとうと言い、もらったテッシュで少しだけこぼれたコーヒーをふき取った。

 

梨子「ふふっ、やられてばっかりだと対策は思い付いてくるものよ?「やられたらやり返す」だっけ?」

 

雄飛「あったなそんなセリフ…。」

 

雄飛(本当はそのセリフの後に、「倍返しだ」というセリフが続くのだが、それを言うと今の梨子は本当に倍返ししてきそうなのでやめておいた。)

 

そんなやり取りをしているうちに飛行機のシートベルト着用のサインがポーンと、静かな音とともに消えた。

 

後ろの二人の声が全く聞こえないので、シートベルトを外してから後ろを覗き込むと二人は片を並べて眠りについていた。

 

雄飛「曜はまだわかるけど、何で千歌も寝てんだよ。寝坊したくせに…」ボソッ

 

 

梨子「はしゃぎすぎて疲れたんじゃない?というか、それに関してはゆうくんもでしょ。」ボソッ

 

雄飛「確かに…、そうかもな。」ボソッ

 

 

気持ちよさそうに寝る二人を見ているとなんだかこっちまで眠たくなってきた。

 

ちなみに遅刻した原因だが…

 

…昨日の晩

 

荷物の最終チェックを終え、一息ついたその瞬間に千歌側の扉が急に開き、部屋に押し掛けてきた千歌が、

 

 

千歌「ゆうくん!明日の準備できてないよ!手伝って!」

 

といい、夜遅くまで手伝っていたため正直、起きているのは限界だった。

ちなみに近くしたのもそれがかなり大きく影響している。

 

 

 

雄飛「おれも…寝ようかな。梨子はどうする?」

 

と聞くと、少しだけ考えてから

 

梨子「私はもうちょっとだけ起きていようかな?」

 

というので、俺は先に寝ることにした。

 

 

…

 

雄飛「すう…すう…。」

 

しばらく窓の外を眺めていると横から寝息が聞こえてきた。

 

振り返るとそこには無防備に寝る【好きな人】の顔があった。

 

雄飛の寝顔をこんなに近くで見るのは初めてで、なんだか恥ずかしくなり一人で顔を赤くした。

 

…

 

 

自分が抱いている感情は隠さなければならない、それはずいぶん昔からわかっていた。

 

曜ちゃんがゆうくんのことが好きだと知ったその瞬間から。

もしかすると、出会ったその時にはすでにそう感じていたのかもしれない。

 

ゆうくんは曜ちゃんがお似合いだと、自分なんかでは彼女役は務まらないと、鞠莉ちゃんに両方大切な気持ちって言われたけど、結局どうすればいいかわからない。

 

ばれないように装ったつもりだけど、本当に隠せているかどうかはあやしい。

少し前まではしっかりと隠せていた。

でも、最近は自分の感情がだんだん表に出始めている。

 

梨子(はぁ、ゆうくん…。もし、あのとき私が曜ちゃんより先に告白していればなにか変わったかな…)

 

そんなありもしないことを考えている自分が情けなくなり、首を振って邪念を振り払った。

 

 

 

起きていても心臓がうるさくなるだけなので、もう一度飛行機の窓から見える景色を眺め、心を落ち着かせてから目を閉じた。

 

飛行機特有のエンジンの音に耳を傾けながら私も意識を手放した。

 

 

 

 

…

 

 

 

 

…函館空港

 

 

千歌「んー!!ついたー!!」

 

曜「千歌ちゃん元気だね…。」

 

梨子「ほんとに…、よくそんな元気に騒げるわね…。」

 

 

函館について体を震わす二人とは反対に千歌は元気いっぱいである。

 

ちなみに着いてからは、班行動の自由時間が与えられた。

自由時間といっても一日中自由時間ではなく、夕方の6時に函館山の山頂にある展望台で合流し、そこからバスに乗って宿泊先のホテルまで向かうというのが学校のスケジュールである。それまではどこにいってもいいとのこと。

 

現在の時刻は11時を少し回ったあたりである。

そこにたどり着くまでの時間を考えれば、完全な自由時間は5時間ほどといったところであろうか?

 

千歌「ねえねえ!どこにいく?!」

 

雄飛「とりあえず有名所にいってみるか?」

 

梨子「函館といえば、…五稜郭タワーか赤レンガの倉庫よね。」

 

曜「あ、位置関係的に五稜郭タワーのほうが近いから先にそっちに行って、そのあとおやつになにか食べてから、赤レンガ倉庫っていうのはどうかな?」

 

千歌「おやつ!北海道のみかんたべたい!」

 

雄飛「おまえはそればっかだな!」ペシッ

千歌「あだっ!ひどいよぉ〜」

 

 

曜&梨「あははっ!!」

 

 

 

…五稜郭タワー…

 

 

雄飛「うわぁ、すげぇ高い…。」

 

梨子「た、たかいね…。」

 

千歌「ソー、わっ!!!」

 

梨子「うわぁ!!!!!」ガシッ!

 

千歌の声に驚いた梨子が雄飛の腕に抱きついた。

 

雄飛「おい!千歌!」

 

千歌「え、えへへ。そんなにびっくりするとは思わなかった…。」

 

梨子「びっくりしたよぉ〜、」

 

(ゆうくんの顔がこんなに近くに…)

 

梨子「…///」

 

雄飛「梨子…もう落ち着いたか?そろそろ腕を離してくれないと…。」

 

曜「ジ~」

 

梨子「はっ!ご、ごめんね!ゆうくん、曜ちゃんも!」

 

曜「べ、別に嫉妬してなんか…!///」

 

梨子「ふーん、じゃあ、こうしててもいい?」

 

そういうと梨子はもう一度おれの腕に抱きつき、曜に見せつけるように笑った。

 

…まあ、怒らない訳がないよね。

 

曜「むー!!!梨子ちゃん!離れて!ゆうくんもまんざらでもない顔しない!!」ベシベシッ!

 

 

雄飛「いたい!てか、してない!!」

 

曜は、もう片方の腕に抱きつき「私が彼女だー!」とかなんだとか叫んでいる。

 

完全に両手に花である。

 

さらに、

 

千歌「むー!曜ちゃん達ずるい!!私も!!」

 

千歌は正面から抱きついてくる。

 

もう完全にというか、これは

 

 

 

梨子 雄飛 曜

   

   千歌

 

 

 

 

「ハーレム」…だな…

 

おれ、曜の彼氏なんだけど… タイトルサギナンダケド

 

 

 

 

…

 

千歌「おやつ〜♪おやつ〜♪みかん♪」

 

梨子「ふふっ、千歌ちゃん、ノリノリね。」←流石に腕から離れた

 

曜「ゆうくんは食べたいものある?」←ガッチリホールド

 

雄飛「うーん、そうだなぁ…。喫茶店…とか?」

 

曜「喫茶店?」

 

スマホを操作していた梨子が口を開いた。

 

梨子「ああ、白玉のぜんざい?みたいなのが調べたら出てきたわよ。」

 

雄飛「あ、そうそう。それ!」

 

曜「有名なの?」

 

梨子「うーん、お店の外見的には知る人ぞ知るって感じかな?人気はかなり高いみたい。」

 

曜「いってみる?」

 

雄飛「梨子、距離的にはどうなんだ?」

 

梨子「最後の集合場所の近くみたいね。とりあえず千歌ちゃんの要望のみかんを食べてからいっても遅くはないかも。」

 

「みかん!!!」と目を輝かせている千歌のほうを見ながらいった。

 

雄飛「じゃあ、先にそっちの方にいこうか。」

 

曜「ヨーソロー!賛成であります!」

 

千歌「やったー!ありがとうみんな!」

 

 

…とある休憩所

 

売店で買った北海道産のみかんをみんなで食べていると…

 

千歌「こ、これは、北海道の味?!」

 

梨子「な、なによその味…。」

 

千歌「えー!わかんないの?梨子ちゃん。」ジトー

 

梨子「わかるわけないでしょ!」

 

二人がコントをしているのを尻目に空を見上げていた。

 

雲ひとつない快晴。気温は…寒い。流石最北端の場所である(北方領土を除く)。飛行機に乗りとほんの数時間でこんなところまでこれてしまう。最新の技術はすごいものだとしみじみ感じながらその青い空を呆然と見上げていた。青い空を見ていると、昔父親に乗せてもらった戦闘機での風景を思い出した。

父親は、自分が中学生の時に交通事故で母親と共にこの世を去った。一応事故という扱いになっており、当時のおれもそれに納得していたのだが、考える力がついてからその事故に違和感を覚えるようになった。本当に両親は事故死だったのかと。

 

 

 

曜「…uくん?おーい、ゆうくーん」

 

 

曜(全然反応がない…。)

 

空を見上げている雄飛の顔は、何処かさみしげである。

なにか遠い昔の記憶を振り返っているような、そんな表情だった。

 

 

 

曜(あ、そうだ。ニシシ♪)

 

立ち上がり、雄飛の後ろに回り込んだ。

 

依然として遊飛は動かない。先程と同じく、空を見上げたままである。

 

最終確認として、あたりを見渡す。

 

周りには、千歌ちゃんと梨子ちゃんしかいない。そして、二人は会話に夢中である。

 

曜(よし。)

 

 

雄飛に覆い被さるように後ろから抱きつき、雄飛の唇に自分の唇を優しく重ねた。

 

覆い被さった瞬間、雄飛は目を見開いたが、抵抗することなくそれを受け入れた。

 

優しく、だけど、短くはない。そんなキスだった。

ゆうくんがさっきまで食べていたみかんの味…甘くてちょっぴり酸味がきいたキスの味だった。

 

 

 

 

雄飛「?!?!ちょっ!どうした?寂しくなったのか?」

 

曜「かわいい彼女が名前を呼んでるのに無視をしてきたので罰ゲーム…。」ムスッ

 

わざと拗ねたような顔をしてみる。

 

雄飛「す、すまん。ちょっと昔のことを思い出して…。」

 

曜「昔のこと?」

 

雄飛「うん、もう数年も前の話なんだけd…「ゆうくん!」

 

話そうとした瞬間、千歌が声をかけてきた。

その隣には梨子もいる。

 

また、二人きりの世界に入ってしまっていたのだと自覚し、少しだけ恥ずかしくなった。

 

梨子「もうそろそろ赤レンガ倉庫に行かないと、ゆうくんが行きたかった喫茶店よれなくなっちゃうよ?」

 

雄飛「えっ?!」

 

 

慌てて時計を見るともう15時になっていた。

 

雄飛は喫茶店で割りとゆっくり過ごしたいと思う派なのを知って声をかけてくれたのだろう。(※番外編で書く予定)

 

 

雄飛「じゃあ、いこうか!」

 

曜「うん!また後で話の続き、聞かせてね。」

 

雄飛「もちろん。」

 

千歌「あ!バスがきた!!」

 

バスが停留所に入ってきているのを見た千歌はそっちに向かって走り出そうとした。

 

梨子「千歌ちゃんそっちじゃないわよ!」

 

行こうとする千歌を慌てて引き止める。

 

千歌「えー!!」

 

雄&曜「あははっ!!」

 

雄飛&曜(というかなんかあの二人を見ていると旅行に来た親子を見ている気分になるのは俺(私)だけかな…。)ニガワライ

 

 

 

 

…

 

 

 

 

 

 

 

 




誤字脱字ありましたら報告お願いします。

それでは次回もお楽しみに…。
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