僕の彼女は曜ちゃんです⚠再編集中 詳しくはあらすじへ 作:ゆうきoog3
よろしければ、高評価、意見等あればよろしくお願いします!
雄飛「なあ、しいたけ。俺、最近曜の事見てるとなんだがドキドキするんだよな。もしかして、これって恋なのかな?」
しいたけ「わぉん?」
雄飛「お前にいっても仕方ないか、でも話だけでも聞いてくれてありがとな。おかげで勇気でたよ」
しいたけ「くぅーん?」
雄飛「こんど…千歌「ゆうくん!」
雄飛「うわっ?!」
千歌「どうしたの?そんなに慌てて」
雄飛「いや、なんでもない…。千歌、なんでここにいるんだ?」
千歌「何寝ぼけた事いってんの?ほら、学校いくよ!」
雄飛「あ、そうだった…。おい!千歌まってくれ!!まだちゃんと道覚えてねぇんだ、!おいてかないでくれ!」
とある日常を書いてみました。本編をどうぞ!!
曜の家から帰り、
夕食後の片づけが一段落した頃。
雄飛は、自分の部屋へ戻ろうと廊下を歩いていた。
けれどその途中、ふと背後から声をかけられ、思わず跳ね上がる。
志満「曜ちゃんとデートするの?」
雄飛「ひっ!? な、なんだよ志満姉かよっ……あー、びっくりしたぁ!」
一気に背中に汗がにじむ。志満姉の声はいつも優しいのに、こういう時だけやけに鋭い。
心臓が痛いくらいにドキドキしてるのが自分でもわかる。
雄飛「ま、まあね…。」
志満「あら?私に聞かれるのは大丈夫なの?」
雄飛「というか、何で知ってるんです?」
志満「曜ちゃんのお母さんから。」
と、携帯をこちらに見せながら言った。
さすが田舎である。
雄飛「ま、まあ……千歌やほかの人ににさえ伝わらなければ……!」
――さすがにこの話題が女子高で広まるとややこしいやつだ。
その時だった。
千歌「ちかのこと呼んだー?」
雄飛「うわぁっ⁉」
心臓が今度こそ止まるかと思った。
千歌「どうしたのゆうくん?なにかあったの?」
雄飛「な、なんにもない!じゃ、じゃあ俺、寝るから!」
千歌「え、ええっ!? まだお風呂も入ってないでしょ?」
志満「ゆうくん、そっちトイレよぉー」
雄飛「あ、またやっちまったぁぁ……!」
どたどたと足音を響かせ、明後日の方向へ逃げるように走る雄飛。
顔や耳は真っ赤だった。
それを見送りながら、千歌が不思議そうに志満に振り返る。
千歌「志満姉、何の話してたの?」
志満「ふふっ、ないしょ♪」
千歌「えー!教えてよ~!」
志満「そのうちわかるわよ。おやすみ~」
千歌「お、おやすみー……なんだろ、なんかモヤモヤする~!」
部屋に戻った雄飛は、ベッドに倒れ込み、枕に顔をうずめた。
(やっばい……そのうち絶対バレる……!)
曜の笑顔、ぬれた制服、手を握ったあの瞬間――
思い出すたびに、心臓の鼓動がうるさく響いた。
それでも。
その鼓動が、どこか心地よかったのもまた、事実だ。
「寝よう…」
ーーー翌日ーーー
雄飛「ど、どうしよう…、曜とのデートのワクワクと千歌にばれそうになったハラハラが残ってねれなかった…。幸い朝起きれてよかった…。」
駅前のロータリーでそわそわと立っていると、人波の向こうから私服姿の曜が駆けてくるのが見えた。
曜「ゆうくーん!おまたせ~っ!」
雄飛「いや、こっちこそ早く着いちゃって……」
え、まって、めちゃくちゃかわいい。(イメージ劇場版の私服姿)
雄飛「そ、そのなんだ…//。いつもより、か、かわいいな。//」
曜「か、かわいい?///あ、ありがと…//」
曜も恥ずかしそうに頬をポリポリと掻いた。
たった一日一緒に過ごしただけなのに、またこうして会えるだけで――嬉しかった。
曜「今日はね、前に案内したところ以外にも案内したいって思ってさ!まずは……あっち!」
曜が指差したのは、「BiVi沼津」。
映画館やカフェが入っている駅近の複合施設で、学生のちょっとしたお出かけにはちょうどいい場所だ。
BiVi沼津・カフェにて
曜「ここね、チーズケーキが美味しいんだよ!それと、ホットの紅茶!」
雄飛「曜は甘党なのか?」
曜「うーん……まあまあ? でもね、誰かと一緒に食べると、もっと美味しく感じるんだよ♪」
テーブルの向かいに座った曜は、にっこりと笑って、フォークをケーキにすっと差し込んだ。
その仕草だけでもなんだか、どきっとする。
雄飛(心の声)(あの……その、ほっぺについたクリーム、俺が拭いてあげてもいいのかな……って、何考えてんだ俺!!)
曜「ん?ゆうくんどうしたの?」
雄飛「い、いやなんでもない!」
曜が小首を傾げてこちらを見るたび、心臓がバクバク鳴る。
沼津仲見世商店街
カフェを出て、仲見世商店街をぶらぶらと歩く二人。
昔ながらの商店が並んでいる。
曜「あっ!あそこ!たい焼き屋さん!ちかちゃんたちともよく来るんだ~」
雄飛「甘いのさっき食べたばかりじゃ……」
曜「デートってさ、こういうちょっとした寄り道が楽しいんだよ!」
曜「あっ…」
曜は顔を真っ赤にして、ぽつりと「デート」と口にした自分の言葉を噛みしめているようだった。
その照れたような笑顔があまりに眩しくて、雄飛もつられて顔を背けた。
港八十三番地(リバーサイド)
曜「最後はここだよー!」
夕暮れのリバーサイド。港八十三番地のウッドデッキには、潮風と焼きたての魚の香りが混じって漂っている。
波の音が静かに響く中、曜と雄飛はベンチに腰かけた。
曜「今日……どうだった?」
雄飛「すごく楽しかった。曜と、こんなふうに話せて。前よりずっと曜のこと、知れた気がする」
曜は少し黙ったまま、ゆっくりこちらに顔を向ける。
曜「……わたしね、ゆうくんともっといろんなところ行きたいって、思ってる」
雄飛「えっ……」
曜「今日のこと、思い出にしちゃうの、もったいないから。……だから、また誘ってもいい?」
雄飛「……もちろんだよ」
その瞬間、二人の間に静かで優しい風が吹いた。
隣で曜がふわっと笑う。
それは、まるで海辺の光を集めたような――ちょっとだけ、大人びた笑顔だった。
曜「最後に私の気に入ってる場所にいこっか!」
雄飛「お、おう!」
…
伊豆・三津シーパラダイス
雄飛「曜、ここ来たことある?」
曜「うんっ!小さい頃から何度も来てるよ!」
そこは家(高海家)から徒歩数分の場所にあった。
旅館から近いのにこんなところがあるだなんて全然気が付かなかった。
俺は今日が完全に初めて。
それに魚の知識なんて、何もない。あるとすれば、給食の焼き魚くらい…。
曜「ゆうくん?」
雄飛「ひっ⁉ な、なんでもない!ただ、来たことあるとこなら、曜にとってはつまらないかなって……」
曜「そんなことないよ!だって今日は――ゆうくんと一緒に来てるんだもんっ///」
雄飛「そ、そっか……ありがと、曜……//」
曜「じゃ、行こっ!」
雄飛「ああ!」
歩き出そうとした曜が、ふいに足を止める。
曜(ずっと、手をつなぎたいって思ってたのに。なんで私は、いつもあと一歩が踏み出せないのかな……)
曜に合わせて立ち止まった雄飛は、今日も自然体で優しい。
でも、だからこそ、自分だけが一人でドキドキしてるような気がして、曜の胸の中は少しだけ寂しかった。
雄飛「どうかしたか?」
曜「んーん、なんにもない。」
2人は黙って歩き出す。
水族館のゲートをくぐった瞬間、ふと隣を歩く雄飛が少しよろけて、曜の肩に軽く触れた。
雄飛「――あっ、ごめん!」
曜はびっくりして、でも同時に思った。
(今だ。ここで言わなかったら、きっとまた後悔する)
小さく深呼吸をしてから、曜は少しだけ俯いて、声を絞り出す。
曜「あ、あのさ……//」
雄飛「ん? どうした、曜」
曜はチラリと横目で雄飛の表情を見た。
その目はまっすぐで、やさしくて――少しだけ不安そうだった。
曜「せ、せっかくだし……手、つながない?//」
その一言に、雄飛の心臓は一気に跳ねた。
言葉にならないほどの驚きと、嬉しさと、戸惑いが一度に押し寄せてきて、声がうまく出せなかった。
雄飛(曜が……自分から……!?)
ずっと明るくて、みんなの前では余裕そうに見える曜なのに
今は、まるで別人みたいに恥ずかしそうに、雄飛を見ていた。
雄飛「ぜ、ぜひ……お願いします……//」
曜の手が、そっと差し出された。
その指先がほんの少し震えていたのを、雄飛は見逃さなかった。
二人の手が、静かに触れ合う――そして、しっかりと握られた。
曜「……っ!」
曜は何も言わなかったが、その顔は耳まで真っ赤で、口元には小さな笑みが浮かんでいた。
雄飛(曜の手、あったかい……)
さっきまでなんともなかったのに、今は歩くたびに意識してしまう。
照れ隠しのように、曜は少し前を向いて歩き始めた。
でも、その歩幅は雄飛とちゃんと揃っていた。
水族館の静かな照明の中、魚たちの泳ぐ姿を横目に、二人の距離はほんの少しだけ、確かに縮まっていった。
…
青白く発光する水槽の中で、いくつものクラゲがふわふわと浮かんでいる。
照明を落とした展示室はまるで宇宙のようで、話し声も自然と静かになる。
曜と雄飛は、隣り合って手をつないだままクラゲの前に立っていた。
その空気はやさしく、やわらかく、そして少しだけ気まずいような――そんな甘さを含んでいた。
曜「……なんか、不思議だね。くらげって」
雄飛「ああ。目も耳もないのに、泳げるんだな」
曜「うん、ふわふわーって。なんだか、疲れとか忘れちゃいそう」
曜がクラゲの動きに合わせて、手を上下にひらひらさせる。
それが可愛らしくて、つい笑ってしまう雄飛。
雄飛「なにそれ、クラゲの真似?」
曜「うん!どう? 似てる?」(ふわ〜ん、ふわ〜ん)
雄飛「それ、クラゲっていうより……水中で溺れてる人みたいだぞ。」
曜「えぇ〜!? ひどいっ!じゃあゆうくんやってみてよ〜!」
曜がくすくすと笑いながら、肩をすこし揺らす。
雄飛も負けじと、ふざけ半分でクラゲの真似をする。
雄飛「ふわ〜〜……どうだ?」
曜「ぶっ! だめだ〜それは完全にクラゲじゃなくて……ナマコ!」
雄飛「ナマコ!?」
曜が笑いをこらえきれず、思わず吹き出した。
その笑顔はまぶしいほどで、クラゲの淡い光に照らされて、どこか幻想的だった。
雄飛(曜の笑い声……なんでだろ、こんなに嬉しい)
ふたりで笑って、ただそれだけなのに、胸があったかくなる
曜も、雄飛の顔をちらりと見て、目を細める。
その目は、安心と楽しさでやさしく濡れていた。
曜「ね、ゆうくん」
雄飛「ん?」
曜「たのしいね。今日」
雄飛「ああ。すごく、楽しいよ」
曜がそっと、もう一度手をぎゅっと握ってきた。
その手のあたたかさが、クラゲの水槽よりも、夜の海よりも、ずっと心地よくて――
雄飛の胸は、また少しだけ騒がしくなっていた。
曜「ね、ゆうくん」
雄飛「ん?」
曜「今日が、終わらなければいいのにね……」
雄飛「……俺も、そう思うよ」
ふたりで見つめるクラゲは、相変わらず何も考えていない顔でふわふわと泳いでいた。
――そして館内を出た直後――
シーパラダイスの出口付近、に出ると――
そこに、見覚えのある長い黒髪が目に入った。
曜「あれ……あれって、ダイヤさん?」
雄飛「……ああ、間違いない。生徒会長のダイヤさんだ。」
雄飛とほぼ交流はないが、理事長である鞠莉さんに入部届やらなんやらの手続きをしている際に何度か姿を見かけていた。
その姿は落ち着きがあり、背筋もピンと伸びている。だが、その顔には焦りが滲んでいた。
曜「なんか、急いでない?」
雄飛「様子、見てみよう」
ふたりで小走りに近づくと、ダイヤはすぐに気づいて振り向いた。
ダイヤ「あなたたちは……スクールアイドル部の…」
曜「はい!渡辺曜と――」
雄飛「吉田雄飛です」
ダイヤ「ちょうどよかったですわ。実は――妹のルビィが、ここで迷子になってしまったのですの!」
曜&雄飛「「ルビィちゃんが!?」」
ダイヤ「私が目を離した隙に……。元々人混みが苦手な子なので、どこかに隠れているのかもしれません……」
曜「そ、それってもしかして、千歌がスクールアイドルに誘いたがってた子じゃ……?」
雄飛「ああ、たぶんそうだ」
ダイヤ「とにかく、今は無事を確認しないといけませんわ。どうか、あなたたちも手を貸してくださいまし!」
曜「もちろんです!ね、ゆうくん!」
雄飛「任せてください。手分けして探しましょう。」
曜「うん!私はこの辺の人が多いとこ探すね!」
雄飛「じゃあ、俺は裏の通路とか、ひと気のない方を見てくる。…曜、無理するなよ」
曜「うん。ゆうくんも気をつけてね」
ほんのさっきまで手をつないで笑い合っていたふたりは、今度は真剣な表情に戻って、それぞれ別の方向へと走り出した――
次回、ルビィちゃん大ピンチ?!
勧誘は後回しに今はルビィちゃんを助けましょう!
さてさて、ルビィちゃんはどこにいるのでしょうか…