ユグドラシルメシア   作:仮面ピコ

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サブタイトルって考えるの大変ですね。

プロローグも様々なジャンルのネタを出しましたが、元ネタは分かりましたか?

今回も様々なネタが飛び交ってます。


第1話 天・使・転・生

 

 

ーアイリside

 

 

リョウ「……で、わざとらしく叫んだところで落ち着いたか?」

 

アイリ「あっ、バレました?」

 

リョウ「お前よくそんなことになっても落ち着いてられるなぁ。 わしやったら泣き出しそうになるのに」

 

アイリ「あたしこれでも焦ってるんだよ?自分の背中にこんな綺麗な純白な翼が生えたら普通びっくりしちゃうよ!?」

 

どっかのファンタジーの作品みたいなことになってるんだから、誰だってびっくりしちゃうよ。

みんなもそうだよね!

でも、こんなファンタジーみたいな展開、憧れてたんだよね~(´∀`*)

 

リョウ「なんで目をキラキラさせてんだよ」

 

フォオン「ど、どうやら調べた限りでは本当にこういった出来事が大好きな部類な人間なのですね」

 

アイリ「えっ、調べたって?」

 

リョウ「あの出来事が起こった後にどういう人間なのかを『コア・ライブラリ』を使い調べさせてもらったのさ」

 

分かんない単語が出てきたけど、あたしの個人情報が丸裸にされたってこと?

スケベ! 変態! 訴えてやる!

 

リョウ「白澤愛莉。 横浜に住む高校2年生。 一人暮らしで趣味はアニメや漫画観賞。 ゲームもかなりの作品をやりこんでありかなりオタクではあるけど学習面では優秀な成績を収めている。 身長は190㎝、髪は茶、筋肉モリモリ「ちょっと! 途中からコマンドーネタになってるよ!?」あと調べた中には、スリーサイズや体重も「いやー言わないで~!!」うおっ!?」

 

言わせてたまるかあたしの秘密を!

身体の傷なんて今はどうでもいい、この人の口を塞がないと、塞がないと…あたしのスリーサイズが…!

 

リョウ「いや、あの、それをわしが知ってるってことはもちろんこの場にいるフォオン樣も知ってるから」

 

アイリ「あっ…」

 

そ、そうか、そうだよね。良く考えればそうじゃん。

もうアイリちゃんのバ~カ(ゝω・)テヘッ

でも、このリョウさんにはあたしのスリーサイズや体重も知ってるってことじゃん!

あうぅ…恥ずかしい///

 

リョウ「まぁわしは気にしてないけぇ大丈夫やで。調べたくて出たわけやないんやし」

 

アイリ「あたしは気にするよー!///」

 

リョウ「す、すまん。あと種族が天使に変わってしまったおかげか、お前の身体の傷、治ってるみたいやな」

 

あっ、ホントだ、ぜんぜん痛くない。

ありがとう、いい薬です。

薬飲んでないけど言いたくなっちゃう。

 

フォオン「あの…そろそろ説明をよろしいでしょうか?」

 

リョウ「すいませんフォオン様、待たせてしまって」

 

フォオン様って人はベッドに腰掛け何処からか取り出した柿ピーを食べてる。

リョウさんがフォオン様って言ってるこの人っていったい誰なの?

柿ピーを一旦置き、流れるように綺麗で長い髪を整え立ち上がりあたしの方を向く。

 

フォオン「紹介が遅れてしまいましたね。私の名は女神フォオン。 全世界を統一する神です」

 

凄いこと言い出したよこの神様。

人のこと言えないけど厨二病の部類の人なのこの神様は?

神様って言ってるところでヤバいんだけど、色々と。

 

リョウ「お前なんか失礼なこと考えてなかった?」

 

アイリ「ナンノコトカナー」

 

リョウ「やれやれ…。フォオン様、説明するの疲れますし文章の短縮も考えて、アイリの頭の中に直接知識をぶちこんでやりましょう」

 

おいコラ働け作者。

 

フォオン「分かりました。そうしましょう。ではアイリさん、失礼しますね」

 

フォオン様は腕を上げあたしの額に指を付ける。

正直大丈夫なのかどうかすっごく不安。

 

フォオン「心配はいりません。 脳の神経が焼ききれなければいいのですが…」ボソッ

 

小声でこっそり言ったつもりなんだろうけど丸聞こえだからね神様!

お願いだからまともな人を呼んで!

全世界を統一する神様に殺されるとか洒落にならないから!

Help me えーりん!!

 

 

~~~~~

 

 

皆さんはパラレルワールドというものがあるのを信じますか?

 

パラレルワールドとは、ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。

並行世界、並行宇宙、並行時空ともいう。

異世界、魔界、四次元世界などとは違い、パラレルワールドは我々の宇宙と同一の次元を持つ。

SFの世界でのみならず、理論物理学の世界でもその存在の可能性について語られている。

 

アイリが住んでいた世界は、別世界からは『現実世界』と呼ばれている。

『現実世界』とは、この小説を読んでいるあなた達の世界のことです。

ファンタジー溢れるような世界とは違い、魔法や魔道、世界を滅ぼすような輩や魔物もいない、平和な世界だ。

 

その『現実世界』と間接的に繋がっているのが、天使達の住まう『天界』、悪魔達の住まう『冥府界』などがある。

 

『天界』と『冥府界』は互いに争いあっており、『冥府界』に住まう悪魔達は相容れぬ存在である天使達を滅ぼそうと絶えず攻めこんできていた。

更には『現実世界』にも降り立つ悪魔が現れるため、天使達は下界である『現実世界』に降り、人々を守る闘いを繰り広げていた。

 

『現実世界』ではエクソシストと呼ばれる人間に取り憑いた悪魔を払う者達が存在するが、対処できない緊急の場合は天使達が『現実世界』に降り悪魔達を払う。

現在の悪魔は、エクソシストなどの特別な能力を持った者たちならず、誰にでも実体として目視できるようになっており、極めて危険な存在になっている。

アイリが生きている現在から約1000年前、全世界がバランスを崩すほどの出来事があり、その影響からか、悪魔達が実体化する現象が起き始めたのだ。

 

そしてアイリは天使と悪魔が戦っていたその場に運悪く鉢合わせしてしまい、アイリを逃がそうとした世界の監視者であるリョウの力と、天使と悪魔のぶつかり合う力を諸に受けてしまったため、魂が崩壊し消滅仕掛けたのだ。

 

 

~~~~~

 

 

ー三人称side

 

 

アイリ「消滅を免れるためにあたしは種族が変わり天使になっちゃったってこと、なんだよね」

 

リョウ「…そういうことやな。改めて謝らさせてくれ。本当に申し訳ない」

 

リョウは深々と頭を下げアイリに謝罪した。

何の関係もない彼女を巻き込んでしまった悲しみ、彼女を守れなかった自分自身への怒り、後悔、 悔しさ、様々な感情が入り交じっている表情だった。

 

アイリ「頭を上げてリョウさん。なってしまったものは仕方ないことなんだから」

 

リョウ「そ、そうやけど…」

 

アイリ「突然のことにあたしも驚いちゃってるけど、起こってしまったものはどうにもならないし、くよくよしたって何も変わらないもん」

 

先程のふざけていたような態度とは一変し、顔付きも真面目なものへと変わり、まっすぐな瞳でリョウを見ながら言う。

 

リョウ(この子は思った以上に屈強な心の持ち主なんだな。心があまり傷付いてはいないようだから安心したわ)

 

アイリの反応を見てリョウは安堵の息をつく。

この子は、自分の運命が変わったとしても決して折れない強いということが分かった。

 

アイリ「それに…」

 

リョウ「それに?」

 

アイリ「あたしこういうファンタジーみたいな展開に憧れてたんだ~♪」

 

リョウ「へっ?」

 

思わず素っ頓狂な声を上げた。

真面目な時の表情は何処へやら、目をキラキラと輝かせ笑顔で語り始める。

 

アイリ「転生物の小説やアニメとか良くあるじゃん。 転生するときに特別な力を貰える的なやつ。 あたしも何か力があったりするのかな? クエストを受注してモンスターを狩ったりして、最後には魔王を倒すみたいな王道ストーリーもいいよね♪」

 

リョウ「…(汗)」

 

ただオタク気質なのはどうにもならないようだが。

どんな人物なのか事前に調べている筈だったリョウでさえ度肝を抜かれる程であった。

 

?「非現実的な事か…リョウも最初そういうのに憧れてたんだよね?」

 

リョウ「んなもん前の話やろうが」

 

アイリ「へ? 今の声誰?」

 

この場にはアイリ、リョウ、フォオンの3人だけしかいないのだが、アイリにとっては聞き覚えのない、まだ幼さが残る少年の声が聞こえた。

 

?「いきなりじゃ分かんなかったよね。ここだよ、ここ、リョウの胸のポケットの中にいるよ~」

 

半信半疑ではあったが、アイリは目を凝らしリョウの胸のポケットを見つめる。

するとポケットの中から白い小さな物体が出てきて、ヒョコヒョコとリョウの

体をつたい動き肩へと移動していった。

ポケットから出てきた存在は、顔の描かれてあった消しゴムだった。

それを分かってか分からずか、それを見たアイリは、

 

アイリ「ナニコレ? はんぺん?」

 

?「僕ははんぺんじゃないよ! 僕の名前はピコ。消しゴムのピコだよ」

 

ピコと名乗った消しゴムは胸があると思われる部位がないのに胸を張るような動作を見せる。

 

アイリ「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!」

 

ピコ「え、えらいオーバーリアクションだね…」

 

アイリにとってはこれから驚くことがまだまだあるようだ。

 

 




作者の名前にもありますピコというキャラクターは、私が小学生の頃に描いてた漫画の主人公です。
思い入れが強すぎるせいで是が非でも出したかったキャラクターです。
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