ユグドラシルメシア   作:仮面ピコ

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最近の楽しみが小説を書くことになりつつある。


第3話 いきなり襲撃とか卑怯だ!

ーアイリside

 

これまでの、あたしに起きた3つの出来事!

 

1つ、魂が消滅仕掛けてしまったところをフォオン様とリョウさんに助けられる!

 

2つ、あたしの身に何があったのかを伝えられる!

 

3つ、リョウさんとピコさんと共に『天界』へ向かうことになった!

 

Count the medal's!

現在、アイリの使えるメダルは…!

 

アイリ「…なんてあるわけないけどね」

 

リョウ「なに一人でぶつぶつ言っとんじゃお前は」

 

包帯を外し服に着替えたあたしは『天界』に行く準備をしていた。

リョウさんはフォオン様と同じ白く輝く扉を出した状態であたしの前に立っている。

これは某青い猫型ロボットが使うどこでもドアみたいなやつ?

それとも何処に出るか分からないどこかのドア?

 

アイリ「この扉って壊せたりするの?」

 

リョウ「どうやったらいきなりそのぶっ飛んだ考えになるんよ」

 

アイリ「冗談だよ~。 これをくぐればゴートゥーヘヴンできるの?」

 

リョウ「向かう世界的には強ち間違ってないからつっこみができんな。 そうだ、これは今は天界へと繋がっている。 取り敢えず天界の中で唯一存在するシェオルって都市に行くからな」

 

リョウさん曰く、この扉は『ワールドゲート』と呼ばれる、世界を行き来できるものらしい。

名前は単純だけどある一定の人だけが使用できる凄い代物みたい。

世界を誰もが容易に渡れるようになったらまずいため、特別な人にしかこの扉を出せる能力は持てないってでか耳…じゃなくてリョウさんが言ってた。

 

ディ◯イドに出てくる灰色のオーロラみたいなもんなんだね。

 

アイリ「よし、早速行ってみようよ! 他の世界に行けるなんて、あたしワクワクすっぞ!」

 

あたしは楽しみすぎて子供のようにその場でピョンピョン跳ねて喜んでた。

こんなことしてあたし子供みたい。

まだ17歳で子供だけど。

 

アイリ「さぁリョウさん早く! 輝きの向こう側へ!」

 

リョウ「はいよ。そう急がせるなよ」

 

あたしはリョウさんの手を引いて『ワールドゲート』の中へと入っていく。

 

ー三人称side

 

 

白い雲が延々と広がる大地、と言うより雲海とも呼べる純白の景色が広がるなかに、白く輝く扉が出現した。

扉が開き光の中からアイリとリョウが出てきた。

 

アイリ「新大陸だー!」

 

リョウ「もはや大陸ですらないけどな。ここが天界だよ」

 

アイリは瞳をキラキラさせ異世界に来たことに胸を踊らせる。

因みに足場は雲になってはいるがすり抜けることはなく地面のように足をつけることはできる。

 

リョウ「おかしいな。こんな場所で出るつもりなんてなかったんやけど…」

 

アイリ「ミスは誰にでもあることだよ。…フッ( ´_ゝ`)」

 

リョウ「お前後でキン肉バスターの刑だからな」

 

アイリ「酷い! 冗談だとは思うけど許して~!」

 

雲の上なので頭をおもいきりぶつけたとしても致命傷にはならないと分かっていたからか、鼻で遇われ額に青筋を浮かべるリョウにアイリはその場で跳び上がり見事なジャンピング土下座を決めてみせた。

リョウはそんな無駄な勇姿を見せているアイリを余所に顎に手を当て自分のミスと思われる原因を考えていた。

 

リョウ「……っ、そこにいるの誰だ!」

 

?「流石世界の監視者、バレてしまいましたか。」

 

リョウが睨み付けた雲の大地がふっくらと盛り上がった。

そして雲の中から異形な存在が姿を現した。

頭部は日本の妖怪にいるぬらりひょんのようになっており、口からは二本の鋭い牙が下に生え、背中からは黒く大きな翼を生やしている、真紅色のタキシードを着た存在だった。

 

アイリ「うわ何こいつ!? 強キャラ臭が漂ってるよ!?」

 

リョウ「たしかにこいつは強キャラだな。お前、悪魔のベレトやな。 お前なら空間をいじくることくらい容易いやろうなぁ」

 

ベレト「そのとおりです。 その娘をシェオルに連れて行く前に殺しておかなければならないのでね」

 

リョウ「何が目的でアイリを殺そうとしているんだ。 アイリは何の力もないただの女の子やったんやで」

 

ベレト「人間を殺すのに理由なんていりますか?」

 

ベレトが右腕を上げると、それが合図だったのか、雲の中から次々と槍や剣を持った悪魔の兵士達が現れ、殺気に満ちた目をアイリとリョウに向けていた。

リョウはできれば事を穏便に済ませたかったが、悪魔達に言葉による交渉が通じるわけもないと分かってはいた。

悪魔の乱暴かつ横暴なやり方には溜め息をつくしかなかった。

 

リョウ「そっちから喧嘩売ってきたんや。 殺るからには、殺られる覚悟もあるんじゃろうのう?」

 

リョウは右手を左側の腰へと動かす。

コートで見えてはなかったが、腰には剣を納めるための鞘が装備されていた。

特異な箇所を上げるとすれば、他の鞘とは違い極端に短いということだ。

短剣やナイフでも納まらないような短い鞘に納められている剣の柄を掴み鞘から引き抜いた。

引き抜かれた直後は鍔から先は刀となるものは存在しなかったが、鍔から黄金の電気のようなエネルギーが放出され剣の形を生成したと同時に電気のようなエネルギーは長剣を生成した。

 

リョウが使用する武器である剣、その名はアルティメットマスター。

 

リョウ「全員纏めて掛かってこんかい!」

 

リョウの挑発に軽々と乗った悪魔達は獣のような咆哮をあげ武器を振り上げ一斉に襲い掛かる。

リョウはアルティメットマスターの剣先を悪魔達に向け剣の形をした光弾、『ソードバレット』を数発撃ち込む。

何人かに光弾が命中し悲鳴を上げながら悪魔達は消滅していった。

光弾をすり抜けた悪魔達はそれぞれの武器を降り下ろしリョウに攻撃を仕掛けた。

リョウはアルティメットマスターを振るい武器を払っては相手の体を斬り裂き、攻撃をアクロバティックに避けては斬りつけていき次々と悪魔達を倒していく。

 

アイリ「おー! 抜刀斎並の強さだ!」

 

リョウ「おい! 下がってろ危ないぞ!」

 

アイリ「あたしにも戦える力があったらなんとかできるのに…。 ユクモノ装備とかないの?」

 

リョウ「んなもんあるわけねぇだろ!」

 

「余所見してちゃいけないぜぇ!」

 

隙を狙った一人の悪魔兵がアイリに近付き剣を突き刺そうと間合いを詰めていった。

 

アイリ「う、嘘っ!? うおおお神回避!」

 

アイリは身を捩らせなんとか悪魔兵の攻撃を避けることに成功した。

安堵の表情を浮かべている暇はなく、悪魔兵は次なる攻撃を繰り出そうとしていた。

 

リョウ「アイリ! うおおぉら離れろゴミがぁ!」

 

「ぐがぁっ!?」

 

リョウは右足を地に着け膝を少し曲げる動作をすると、ふくらはぎが左右に展開し、機械の内部が見える箇所から小型のミサイルが数発発射され、悪魔兵へと命中していく。

断末魔を上げながら爆発の衝撃と共にその身を消滅させた。

 

リョウ「おまえら動くなよ! 動くと痛いぞ! 『テオ・ソードスラッシュ』!!」

 

リョウは接近してきた悪魔兵を斬り払った後にアルティメットマスターを両手に持ちパワーを集める。

光が集まり光がアルティメットマスターを巨大化させたと同時に大剣と化したアルティメットマスターを振るい一気に周囲にいた悪魔兵達を一掃した。

 

ベレト「おやおや、あれだけの数をもう…」

 

リョウ「そんなしたっぱばっかりを寄越したのが悪いんよ。 どうする? 直接殺り合うか?」

 

アルティメットマスターを雲の大地に突き刺し挑発気味にベレトに語りかける。

 

ベレト「良いでしょう。 では、失礼して…先手を取らせていただきます!」

 

フルーレを取り出したベレトが落ち着いた口調に似合わない速度でリョウに間合いを詰め剣先をリョウの心臓を目掛け突き出した。

 

ピコ「はいドーン!」

 

ベレト「ぐはっ!?」

 

リョウの胸元のポケットに潜んでいたピコがベレトの攻撃が直撃する前に跳び出し人間サイズへと巨大化、自身の武器である『ピコピコハンマー』を取り出しベレトの顔面を思い切り殴った。

 

手がないのにピコはどうやってハンマーを持っているかは触れないことにしておこう。

 

流石に予想外だったらしく、強力な打撃を受け後方へと吹っ飛ぶ。

そこをリョウは見逃す訳もなく、リョウは素早く剣を構え先程よりも多い数だが小さいの剣の形をした光弾、『ソニックソードバレット』を繰り出す。

マシンガンのように放たれる光弾をベレトは数発を受けてしまったが、流石悪魔の幹部と言ったところか、体勢を立て直しフルーレを振るい光弾を弾き、翼を広げ空中へと逃げ去った。

 

ベレト「ぐぅっ!相棒である消しゴムまでいたとは…」

 

ピコ「あちゃー。 もう一発くらいぶっとけば良かったかな。 まさか不意打ちがこうも上手くいくとスッキリするね♪」

 

アイリ「見た目に反して怖いこと言うね。某ロボットと名前はかぶるけど、正に白い悪魔」

 

ピコ「いや~それほどでも」

 

リョウ「誉めてねぇよ。 さぁどうするね? ピコもいるのにまだ一人で殺る気?」

 

ベレト「今日は分が悪いですね。退かせていただきましょう。 覚えておいてください、次こそは必ずその娘を殺しに来ますからね」

 

ベレトはフルーレをしまい翼を広げ何処かへと飛んで行ってしまった。

リョウは特に深追いすることもなく、アルティメットマスターを鞘の中に納めた。

 

アイリ「あれ、終わり? 幹部の人っぽかったけど結構あっさりと帰って行ったね」

 

ピコ「相手が悪かったんだと思うよ。 僕とリョウは色んな世界でもそれなりに名前が知られてるくらい強いんだから」

 

ピコは胸があると思われる部位がないのに再び胸を張るような仕草を見せた。

 

リョウ「自慢話はええよ。なんであんなにすぐに去っていったのかも気になるところやけど…。 それよりも、アイリ、大丈夫やったか?」

 

アイリ「突然だからびっくらこいたよ~。 anotherなら死んでた」

 

リョウ「ネタを言うくらいやから大丈夫みたいやな。すまなかった、護ることができなくて…」

 

アイリ「大丈夫だよリョウさん! あたしは昔から逃げるのは早かったんだから! 今のあたしなら青鬼からも逃げ切ることも可能だよ!」

 

リョウ「ふふ…そうか。ありがとうアイリ。 次こそは必ず護るよ、指一本触れさせやしないから」

 

アイリ「期待しとくね♪ ガードナー並の防御力を見せてね♪」

 

アイリはくるりとその場で回り、スキップをして目的地へと向かおうとする。

 

リョウ「そっちやないよ!何処行くね~ん!」

 

アイリ「ほえ?」

 

~~~~~

 

 

?「間違いはなかったのだな」

 

ベレト「えぇ、あなたの言った通りの娘でしたよ。 まさか、本当に生きていたとは思いませんでしたが」

 

ベレトが跳び去った場所は先程とは打って変わった黒い雲が広がる雲海だった。

ベレトと話をしているのは、ベレトと同じく悪魔であった。

長く黒い髪に白い肌、そして何よりも異彩を放っている黒く巨大な手を持つ悪魔だ。

 

?「あの場で死んだと思っていたが、監視者に救われたようだな。 まさかあの小娘が後の脅威となる存在とはな」

 

ベレト「サタン様はご存知なのか?」

 

?「気付いているかは定かではないが、言う必要もなかろう。 邪魔な監視者さえいなければ、即座に片付けれる」

 

ベレト「ほう、アンドロマリウス直々に動くと言うことかな?」

 

アンドロマリウスと呼ばれた男は不敵な笑みを浮かべ巨大な右手を握りしめた。

 

アンドロマリウス「時は近いだろうな。 我々の脅威となる小娘を潰し、絶望の色に染まる監視者の姿を拝みたいものだな」

 

天使の対となる存在、悪魔。

彼等の陰謀が、動き始めようとしている。

 

 

~~~~~

 

 

アイリ「リョウさ~ん、ここは何処でしょうか~?」

 

リョウ「……」

 

天界の都市、シェオルまで黙々と歩き続けること数分。

沈黙に耐えきれず痺れを切らしたアイリが言葉を発した。

声は当然聞こえてはいたが、リョウは敢えて返答せず右から左に受け流し無視をする。

 

アイリ「プロデューサーさ~ん、ここは何処でしょうか~?」

 

リョウ「……」

 

アイリ「あれ? リョウさん?」

 

リョウ「……」

 

アイリ「リョウさ~ん❤」

 

リョウ「あーもうやかましいね! お前のネタに突っ込んでたらキリがないってことはもう分かっとんじゃけぇ、静かにしといてや。 今は天界の中央都市であるシェオルに向かってるんやから」

 

無視をしようと決心していたが、アイリのネタ発言の騒々しさに折れてしまい止む無しにツッコミを入れる。

 

アイリ「楽しみだな~♪ 着いたらとりあえず盗んだバイクで走りだそう!」

 

リョウ「……」

 

アイリ「あー、無視するんだ。 良いのかな~そんなことしちゃって? あたしの頭に付いてる見えないアイスラッガーが飛んでくるかもだよ?」

 

リョウ「……」

 

アイリ「ぐぬぬ…。このでか耳お猿ー!」

 

リョウ「あぁん?(^ω^#)」

 

アイリ「あ、やっぱり聞こえてるんじゃん! 耳にバナナが刺さってて聞こえてないのかと思ってたよ」

 

リョウ「黙らっしゃいこのアホガール!! 『老若男女無差別拳』!」

 

思わず拳が出てしまった。

技名を言っているが、ただの拳骨に過ぎず、本気を出していないため痛みは多少和らいでいる。

 

アイリ「にゃーす!」

 

二人は天界の中央都市、シェオルへと向かうのであった。

めでたし、めでたし。

 

ピコ「めでたいの?」

 

リョウ「めでたくない、全く」

 

 

 




絵文字とかあんまり使わない方がええんですかね?
教えてエロい人。
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