ユグドラシルメシア   作:仮面ピコ

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ポケモンにハマってて書くペースが遅くなってしまったorz


第56話 宇宙をかける少女達

 

 

ーアイリside

 

 

アイリ「エイリアンわたしエイリアン♪ あなたの心を惑わせる♪」

 

カイ「アイリ、うた、じょうずー!」

 

アイリ「いやーそれ程でも~。 では引き続き超絶美少女歌手AIRIのディーバにも負けない歌声を披露致しましょう! 曲は、昭和を代表するアイドル、ピ○ク・レディーから、UFO!」

 

どうも、キューティクル全開、今日も今日とて可愛いアイリです!

画面の前で鼻で笑ったあなたには滅びのバーストストリームを受けてもらうからね!

そうなりたくなければ、あたしをすこれ!よ!

 

あたし達は現在、サジタリウスさんの情報を元に、アンドロメダ星雲へと向かってる。

宇宙船なしで行くことになるとは思ってなかったけど、割りと近場だったということと、目立つような行動を極力しないためにも飛行していどうすることになっちゃった。

 

あたしはミレニアム・ファルコン…じゃなくてもいいから宇宙船に乗りながら銀河を遊覧したいのに~。

でもあたしは知ってる。

映画で良くありそうなパターンだと、宇宙で優雅な一時を送っていたら、きっと不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまうってことを。

 

反乱軍の指導者の一人である姫を救ったと思ったら帝国軍に追いかけ回されたり、ジオン公国軍と地球連邦軍の戦いに巻き込まれたり、宇宙よりも遠い場所である南極に行く…これは関係なかったね。

人だけじゃなく、電磁波を武器とする珪素生物の大群だったり、G細胞を持った宇宙怪獣だったり、一兆度の火球を放つ宇宙怪獣もいたりする。

 

ざっくり言うと、宇宙ヤベー!(白目)

 

兎に角、宇宙には危険がいっぱいってこと!

宇宙船に乗っていないこの状況が既に危険な気はするし、もう少し周囲を注視すべきなのかな?

スターデストロイヤーみたいな巨大な船が攻めてくるかもしれないし。

 

シャティエル「皆さん、そろそろ一時間は飛行していますが、疲れてはいませんか?」

 

ラミエル「俺はまだまだ余裕だな」

 

リョウ「同じく」

 

テュフォン「テュフォンはまだまだ元気いっぱいだよー!」

 

アイリ「えーっと、すいません疲れてきたので休憩タイムを挟んでも宜しいでしょうかー?」

 

リョウ「歌を歌ってる余裕はあったのに。 まぁ一息つくとしますか」

 

みんなスタミナあって凄いなー。

一時間以上も飛びっぱなしってことはなかったから流石に厳しいよ。

足を引っ張り余裕綽々なみんなには申し訳ないけど、休憩を取ってもらうことになった。

 

近場にあった白銀の小さな花が咲き誇る小惑星があったから、そこで十分程休むことになった。

小惑星に咲く白銀の花達は、暗闇の宇宙の中で儚くも力強く、星の瞬きのように輝いてて、あたしの目に焼き付く。

感銘を受けているのはあたしだけじゃなく、琴線に触れたシャティエルも目の前に広がる絶景に感極まっていた。

 

テュフォン「綺麗な場所だね!」

 

リョウ「ここでなら安全に休憩できるやろ」

 

アイリ「分かんないよー。 宇宙帝国ザンギャックが突然現れてこの星を支配しようとやって来るかもしれないよ?」

 

リョウ「この世界にはおらへんって。 まぁバカでかい艦隊が多数来たところでわしとピコ、テュフォンがいれば返り討ちにできるから」

 

アイリ「幾らなんでも強すぎない? テュフォンちゃんは最初に会った時から凄い力を感じてたけど、具体的にその力ってどれくらい強いの? あたしも実際に味わってはみたけど…甘露寺さんや蘭姉ちゃんくらい?」

 

リョウ「余裕で凌駕するで。 手加減無しの全力、本気を出せばパンチ一発で木星並の大きさの惑星なら真っ二つに出来るんちゃうかな?」

 

テュフォン「うーん…やったことないから分かんないけど、やってみる?」

 

アイリ「絶対ダメだよ!? 実際にアラレちゃんみたいなことされたら洒落にならないから!?」

 

リョウ君の周囲には戦闘に特化した凄い人しかいないの?

全員100tハンマーを余裕で振り回しそうな猛者ばっかりな気がする。

あたし主人公の筈なのに何でこんなにも差があるのだろうか…もっと強くなりたい!(切実)

 

アレク君やアリスちゃんの力も大概だけど、あの二人は世界の人達から嫌悪感を抱かれている様子は見受けられない。

その反面、リョウ君だけは特に忌み嫌われている。

あたしが初めてシェオルにやって来た時、周囲の天使達はリョウ君を蔑むような目で見て避けていた。

敏感に反応してたのが、さっき出会ったばかりのカプリコーンさん。

執拗にリョウ君を世界から追い出そうとしていた。

これは十中八九、過去にリョウ君が起こした出来事が関連している。

 

一体何が原因で、どのような事をすれば、忌み嫌われるようになるのかな?

フォオン様を九分殺しにまで追い込む悪辣な行いをしたのには、必ず訳があると思う。

あたしや仲間を想い戦うリョウ君がそんなことするとは到底思えない。 思いたくない。

カプリコーンさんはピコ君も同じだと言っていたけど、それにも納得いく要素が何一つ存在しないから、あたしからしたら信じられない。

 

余計なお節介なのは分かってるし、人の過去を無闇に詮索するのも良くないというのも分かってる。

リョウ君達の過去を聞いたところで何か変わるわけでもないし、解決するわけじゃない。

それでも、あたしは知りたい。

 

意を決して、あたしは口を開こうとした。

その絶妙なタイミングで、邪悪な何かを感じ取れた。

小さくドス黒い、もう何度も感じ取れるその気配の正体は、あたし達の目的地である進行方向から向かって来ていた。

 

シャティエル「数多の生体反応を確認。 …分析できました。 悪魔です」

 

なーんでこうもタイミング悪く現れちゃうのかな!

怒り狂って銀河はかいばくだん使っちゃいそうだよ!悪魔が相手なんだし、別に問題ないよね?(無慈悲)

 

ピコ「アイリの気配を察知して襲いに来たってところかな?」

 

アイリ「襲うなんて聞こえ悪いなー。 悪魔は悪辣非道な連中だから、きっと猥褻な事もしてくるに違いない」

 

リョウ「アイリの抹殺が目的なんやからそりゃないって」

 

アイリ「衣服を千切られ、モザイクが掛かるような事をされちゃうんだ。 エロ同人みたいに! エロ同人みたいに!!」

 

リョウ「おい落ち着け」

 

カイ「もちつけ?」

 

アイリ「餅つけ?」

 

リョウ「そう、餅つくんだ。 いやいや、落ち着くんだ。 そんな卑猥な事にはならへん。 いや、させへんよ」

 

アイリ「かっこいいー! ウホッ、いい男…」

 

リョウ「その台詞やめろ」

 

テュフォン「ねえねえ、ここはテュフォンに任せてもらってもいい?」

 

リョウ「ん、あぁ構わんよ」

 

意気揚々とテュフォンちゃんが前に躍り出て、リョウ君が発動させている『天使の加護』から出た。

流石、宇宙生まれの龍の子供だけあって、酸素がない宇宙空間の中でも活動は可能みたい。

あたしは加勢しようと意欲を出すも、リョウ君が必要ないと言うように手で制してきた。

あたしでも倒せないことはないだろうけど、数が凄いからなぁ。 百人をかるく超えてるし。

テュフォンちゃんからは凄い力を感じ取れはするけど、まだ幼い子供だし、一人で戦うには分が悪すぎると思うから鬼胎を抱いちゃう…。

 

テュフォン「よーし! 久々に大きいのいっくよー!」

 

高らかに声を発すると、大きく息を吸い始めた。

空気があるわけでもないのに何を吸っていたんだろうと下らないことを考えていると、あたしの体が飛び上がる程の膨大な力を感じた。

発生源は言わずもがな、目の前にいるテュフォンちゃん。

煮えたぎるような熱い何かと同時に、サジタリウスさん達から感じたものと似たエネルギーを感じ取れ、肌をビリビリと刺激する。

 

テュフォン「『ダイナミックブレス』!」

 

口の前に収縮された煌めく藍色の炎が前方に放たれた。

真っ暗な宇宙空間に広範囲で広がる藍色の炎は豪然できらびやかだった。

界隈を藍色一色で埋め尽くし、悪魔達の姿は視認できなくなった。

 

筆舌に尽くし難い、猛烈な威力に唖然としていた頃には、炎が晴れ、星々を眺めれるようになっていた。

たった一発、単純で豪快な一回の攻撃で、悪魔の軍勢を灰すら残すことなく消し去り勝利を収めた。

 

因みに、現在あたしの頭の中ではFATAL K.O. が再生されてます。

うん、どうでもよかったね。

 

ピコ「おぉー、流石だね」

 

リョウ「やりますねぇ」

 

テュフォン「やったやったー! テュフォン勝ったー!」

 

一方的な攻撃により勝利を納めたテュフォンは踊るように跳び跳ね、喜びを体全体で表現していた。

可愛い。(確信)

 

ラミエル「相変わらずすげぇ威力だな。 馬鹿みたいなパワーは健在なんだな」

 

アイリ「あんなの受けたら間違いなくタヒんじゃう。 モビルスーツも跡形もなく消し飛ぶだろうね」

 

リョウ「やれやれ、悪魔の奴等、アイリの力に敏感に反応しよるのう。 長居はできそうにないけえ、そろそろ行こうかいね」

 

アイリ「折角ちょっと休めると思ったのに…悪魔め、今度会ったらリョウ君がお前達をボコボコにしてやるんだから!」

 

リョウ「他力本願やないか。 お前も戦わんかい」

 

アイリ「あたしは今から宇宙幕府ジャークマターを倒すために9人の究極の救世主を見つけ出さないといけないから」

 

リョウ「おう、頑張ってな。 みんな、アイリとは別行動になるけど、気にせず行こう」

 

アイリ「もー冗談じゃん。 最近あたしの当たりが強いから泣いちゃいそうだよ。 女の子だもん」

 

リョウ君の言ってることも冗談だってことは分かってるよ。

あたしの自他共に認めるつまらないやり取りに、嫌な顔一つ見せずに親しみを込めて乗ってくれるので、正直嬉しくて心が弾んじゃう。

 

でもツッコミは秀逸とは決して言えないけどね。(上から目線)

新八やビュティ並のキレッキレのツッコミが出来ないようじゃまだまだだよ。( ´_ゝ`)フッ

 

リョウ「……今のアイリなら見えるはずだ、あの死兆星が」

 

アイリ「え、な、何で突然そんなことを?」

 

リョウ「馬鹿にされたような気がしたけえのう」

 

やだ怖い! リョウ君はエスパーか何かなの?

これは、まずい…。

 

リョウ「何がまずいんだ?」

 

アイリ「え…」

 

リョウ「言ってみろ」

 

物凄い笑みを浮かべて言ってくる姿は某鬼の頭領宛らの恐ろしさがある。

あたしも同じように理不尽なパワハラを受けて死んじゃうかも…。

いやいや、それよりも何で心の声が聞こえてるの!?

インチキ効果もいい加減にしてよ!

 

リョウ「何で聞こえてるのかって? 答えはCMの後で…何て言わへん。 さっき最後に殺すと約束したな。 あれは嘘だ」

 

あ、これあたしオワタ\(^q^)/

 

次回、アイリ死す。 デュエルスタンバイ!

 




今回も短い? 寝言言ってんじゃねえよ、ぬへへwww
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