予定もないので小説書きまくるぞー!
アイリ「そ、そんな…嘘、だよね…」
リョウ「悪い、事実や。わしが不甲斐ないばっかりに…わしの責任や」
リョウは何故天界に帰還したのか簡潔に述べた。
過程の中にラミエルが戦死したことも含まれており、場の雰囲気は悲しみに包まれる。
天界に来て、初期の頃から今まで苦楽を共にしてきた友人を失い、特にアイリは悲しんだ。
力と力が衝突し合う戦場、生死を賭ける殺し合いも同然。
常に死と隣合わせの緊迫した危険極まりない戦場に飛び込めば、いつしか思いがけない場面で死と直面することになる。
分かっていた。分かっているつもりだった。
戦場に赴くということは、友や仲間の死と直面するもいうことを。
突然の身内の死を受け止めることができない。
嘘だと思い願いたい。現実ではないと否定したい。
だが無情にも、ラミエルの死は現実なのだと、真剣な眼差しで語るリョウを見れば分かる。
アイリ「ラミエル君………」
途方もない悲しみが津波のように押し寄せ涙腺が緩む。
涙が込み上げてきそうになるが、泣くのを堪えようと、アイリは顔を上げ両手で頬を軽く叩いた。
アイリ「ダメ…泣いちゃ、ダメ……」
ピコ「アイリって涙を流そうとしたら堪えてるみたいだけど、何で泣かないようにしてるの?」
アイリ「え、そういや、何でだろ…。誰かと約束したような、してないような…あれ?記憶が曖昧なんだよね…」
リョウ「誰かと、約束………?」
アイリ「ん?リョウ君、どうしたの?」
リョウ「…いや、何でもあらへん」
アイリ「ねえ、リョウ君、疑いたくなんてないんだけど、あたしのことについて、話せない何かがあるんだよね?」
アイリはリョウの訝しげな視線に気付き声を掛けるも、誤魔化すようにリョウは視線を反らした。
何かを秘匿しているような怪しさを感じ取り、透かさず詰め寄った。
アイリ「あの時、あたしが聞きたかった答えをまだ聞けてない。あたしの過去を、知ってるんだよね?」
アイリと再開を果たせば過去のことについて問い詰められるのは必然だと分かっていた。
可能な限りエクリプスの殲滅とヴィラド・ディアの追跡を理由に距離を空けたいところだったが、アイリとの接触を回避することは難しかった。
リョウ「…………」
アイリ「どうして、黙ったままなの?そんなに話せない重要なことなの?」
リョウ「…そうや。極秘事項やから、時空防衛局の規約により「そのような規約はございませんわ」なっ…!」
リョウが咄嗟に誤魔化そうとしたが、ユンナが口を挟み造言を否定した。
ユンナ「アイリさんの過去について、時空防衛局で隠蔽する程の重要な事柄は存在していません。よって、リョウさんは完全な私用でアイリさんの過去を秘匿しているということになりますわ」
リョウ「おいユンナ…!」
ユンナ「リョウさん、あなたの事情もアイリさんの過去も把握しておりますが、それはリョウさんの私用でしかありません。私用の目的で時空防衛局の名を使い隠密行動を取り、わたくし達の名誉を失墜させる行動を目の前に看過することなど許してはおけませんわ。それに…」
明かされたくない過去を暴露するのを隠匿するのに協力してくれる期待を裏切られ睨みを利かすリョウにユンナは落ち着いた口調で話し、一度息をつき再度口を開く。
ユンナ「守らなければならない、大切な存在ならば、家族に近い存在だからこそ、真実を伝えなければならないと思いますの。わたくしのように、伝えられず終わってしまうという結末に至り、後悔などしてほしくはないんですの」
リョウ「………だけど、アイリの過去を話したところで…」
アイリ「あたしの過去は何者かに消されたんだよね?アンドロマリウスが言ってた。リョウ君もあたしの過去に、それも生まれた頃から大きく関わっていたことも。でも、過去について知らないことばっかりだけど、思い出したこともある」
リョウ「…は?思い出したこと?」
ピコ「さっきも言ってたね。泣かないようにしてるのは、誰かと約束した覚えがあるかもって…」
アイリ「うん。誰かは分からないけど、約束したような気がする。あと、アンドロマリウスと戦っている時にピンチになっちゃったんだけど、その時に誰かの声が聞こえてきたの。誰かは分からないけど、女性の人。柔らかい口調で話しかけてくれてた。凄く懐かしい感じがした…多分、あたしの過去に関係してる人、なんだと思う」
窮地に立たされた際に唐突に聞こえてきた、心の奥底から癒される、安心する優しい声色を思い出し、アイリは柔らかな笑みを浮かべる。
一方リョウは信じ難い現状に疑問符を浮かべるばかりだった。
過去のことは『力』を行使して掘り起こさなければ思い出すことは有り得なかったから。
アイリ「あたしの関係ある人なら、リョウ君はその人のことを知ってるんだよね?だったら隠さずに教えて」
リョウ「いや…それは…」
ユンナ「リョウさん、まだ言い淀むんですの?アイリさんも事情も分からず泣き喚く幼子ではないのですから、もう真実を包み隠さず話すべきです」
アイリ「あたしはもう真実を受け入れる覚悟はできてるんだから。だから、お願い。どんなことがあっても、リョウ君が何かしら関与していたとしても、リョウ君に幻滅することなんてないから」
いつになく真剣の眼差しで見つめる矛先の様に鋭くも熱い視線に、流石のリョウも折れそうになる。
墓場まで持っていくつもりで、本人に話すつもりもなければ暴露させるつもりも更々なかった。
何度か逃れられる好機があった。だが運命は残酷にも、真実を話す結末に至ってしまった。
ユンナの助力もあったこともあり、逃げ道を塞がれたリョウは今度こそ話そうとした直後のことだった。
「……っ!」
その場の全員が感じ取った。
何の変化もなく唐突に現出した何かに全神経が警鐘を鳴らす。
拒絶したくなる程ねっとりとこびりつく、禍々しくドス黒い何かの正体は、闇。
ティルフィング程までに膨大ではないが、サタンフォーにも劣らぬ強大な闇が何故天界に現出した。
誰もが非常事態だと思い玄関に走りだし扉を力強く開いた。
アイリ「何、あれ………?」
我が目を疑う光景が広がっていた。
天界の平和の象徴とも言える、四大天使達が住まうブレイザブリク宮殿が暗赤色の闇に覆われ視認不可能な状態になっていた。
霧や瘴気にも似た闇は天界に住まう者を近寄ることすら許さず、突如として発生し天界を窮地に陥れた悪魔とも違う何かに対処出来ず混乱を招いており、統率など皆無に等しい惨状と成り果てている。
宮殿内の様子を確認しようにも、闇に覆われているため視認どころか立ち入ることすら不可能なため、中に残された天使達の安否すらも確認出来なかった。
光の力を有する者達にとって展開された闇は猛毒と同様なため、中にいる者達の安否は絶望的であろう。
ユンナ「悪魔の残党…ではなさそうですわね。明らかに悪魔とは別の闇…」
シャティエル「はい。ユンナさんの意見は正しいです。闇のエネルギー量はアンドロマリウスをも凌駕しています」
ユンナ「………わたくしの力を用いても中の様子を確認することは叶わないとなると、かなり膨大且つ特殊な闇のようですわね」
シャティエル「私も中の様子を透視しようと試みたのですが、残念だからあの闇に拒まれてしまいました」
アイリ「でも、待って…あの闇、あたし、感じたことがある」
血のような赤黒い闇を、アイリは一度だけ見たことがあった。
光の剣、クラウソラスを手にするため星空界を訪れた際のこと。
ルシファーが所持していた闇の剣、ティルフィングの闇と同調したせいか、暴走する直前にまで陥ってしまった大切な存在。
それは、現在行方不明となってしまっている妖怪の少年、カイ。
アイリ「間違いないよ。あの闇を放出してるのは、カイ君だ…!」
受け入れ難く、信じ難い現実。
与太話だと誰かが言ってほしかった。
だが直感が目の前で起こった出来事が現実であると、真実であると告げている。
シャティエル「そんな…カイさんが?到底、信じられません。カイさんが他人に危害を及ぼす事を引き起こすなど、有り得ません」
リョウ「シャティエル、認めたくないじゃろうけど、あれは、間違いなくカイや。……あの悪魔…くそっ!全部分かりきった上でやっちょるな…!」
あの悪魔とは勿論リリスのことで、悪戯の度を超えた逆鱗に触れる行動にリョウは怨嗟の声を漏らしている。
シャティエル「皆さん、天使の一人がこちらへ接近してきます」
シャティエルが発言し示した方向は、現在進行形で闇に覆われているブレイザブリク宮殿。
目を凝らして見てみると、シャティエルが発言した通りに、確かに一人の天使が蹌踉めきながらもアイリ達の住まう家に向かって飛行してきている。
ピコ「あれは…ラファエルだ!」
家まで飛行してきたのは四大天使の一人であるラファエルだった。
サラサラと油気のない艶のある桃色の髪は乱れ、衣服も所々破け、闇の影響により憔悴しきっているせいか、生気を感じ取れない程にまで顔は青白く変色している。
飛行するのも限界にも思える弱々しい姿を見かねたアイリは直ぐ様飛び立ちラファエルの元へと飛行し、肩を支えながら静かに着地した。
アイリ「ラファエルさん!一体何が起こったんですか!?」
ブレイザブリク宮殿やその周辺に残された天使達の安否は勿論のことながら、何よりカイの身に何が起きたのか気掛かりで仕方がなかった。
純真無垢に笑顔を振り撒く幼い少年の安否、そして何故このような惨事を引き起こしたのか、全てを知らずにはいられない、その一心で詰め寄るように尋ねる。
ラファエルは膝と手を地に着け、肩で息をしており直ぐ様説明できる状態ではなかったため、落ち着かせるためにも家の屋内で話すため移動することとなった。
一番に椅子に座ったラファエルは、シャティエルが用意した水の入ったコップを傾ける勢いで一気に飲み干し、呼吸を整え漸く落ち着いた。
ラファエル「お手数掛けて、申し訳、ございません」
アイリ「それで、何が起きたんですか?」
ラファエル「それが、私にも、さっぱりでして…。突然、本当に突然、闇が宮殿を覆い尽くして…」
アイリ「あの闇を広げた犯人を見てないんですか?」
ラファエル「ごめん、なさい。目視はしたんですが、闇の影響、で意識も朦朧と、していたので、曖昧、なんです」
アイリ「なんとか思い出してください!あの闇を生み出したのが本当にカイ君なのか知りたいんです!何で、何が原因でカイ君がこんなことをしたのか知りたいんです!」
アレク「ちょいまちミータン!落ち着きなってアイリ。炎柱並に心を燃やす勢いで挑んでも泥沼化するだけだぜ」
詰め寄る勢いでラファエルに迫ったアイリを仲裁するかのように間に入ったのはアレクだった。
相も変わらず気分屋で神出鬼没の彼だが、発言は兎も角、顔にはふざけている雰囲気を感じさせない程にまで真剣であることが一目で分かる。
ユンナ「アレクさん、どうしたのですか?」
アレク「ヴィラド・ディア以外に調査することがあったんだが、その途中でリリスの企みに気付いたから天界に赴いてみたんだけどな~…手遅れだったみてぇだな」
ピコ「リリスの企みってことは…」
アレク「お前達ももうなんとなく察してるんだろ?あの闇を広げたのは間違いなくカイだ。そして、カイの力の封印を解いたのはリリスだ」
分かりきっている筈だったが、真実を受け止めアイリはショックを隠しきれず、力なく椅子に座り込んでしまった。
リョウ「さっきリリスが言ってたのはやっぱりこういうことやったんやな…」
アイリ「……リョウ君は分かってたんだね。カイ君が犯したことだってこと。リリスが裏にいたことに」
リョウ「いや、カイがやったことだと分かったのはさっきじゃ。リリスがカイを誘拐したことは分かっていた。でもまさか力の封印を解くとは思ってへんかった。一体、何の目的で天界で封印を解いたんや…?」
アイリ「ねえ、封印ってどういうことなの?カイ君が闇の力を持っていたのは知ってたけど、力を封印してたなんて話は聞いたことないよ?」
リョウ「……話す必要がなかったからね。アイリに関係のないことやったし」
アイリ「あたしに関係ない?そんなわけないじゃん!確かに種族も違えば血の繋がった家族でもないよ!でも、同じ屋根の下で暮らしてきた大切な仲間であることに変わりはない!家族がいなかったあたしにとっては、家族同然の存在でもあるんだから!関係ないなんてあるわけない!どうして大切なことは全部話してくれないの!?あたしの過去のことも、カイ君のことも!何か話せない理由があるんなら、あたしに納得するように説明してよ!!」
秘匿している情報があまりに多く、自身の、大切な存在であるカイの事情すら話さず真実を隠し通すリョウにアイリは憤りを感じ、我慢ならずテーブルを勢いよく叩き立ち上がる。
人間以上に力のある種族である天使の加減無しでの力を受けたテーブルは亀裂を走らせる間もなく、中央から割れ崩れていき、テーブルに乗せられた数個のコップも床へと落ち、注がれていた飲み物が塵や埃一つない床を濡らしていく。
表情豊かなアイリが激情のままに物を破壊したことに一同は唖然としているが、そんなことを気にもしていないアイリは喧騒な雰囲気に焦りの色を浮かべているラファエルの前を通り過ぎ、殴り掛かる勢いと形相でリョウの前に立つ。
リョウ「………」
マリー「もう隠し通すのは無理ですよ、リョウさん。アイリさんはもうあの頃の幼い子供ではないんですから。真実を知る覚悟も、権利もあります」
ピコ「リョウ、もう潮時だよ。何でアイリが過去のことを少し覚えてるか分からないけれど、少しでも記憶があるなら全てを話すべきだよ」
リョウ「いや、しかしなぁ…」
アレク「やっぱり渋るよな。だと思って連れてきたぜ、結愛を」
タイミングを見計らったかは定かではないが、アレクの真横にワールドゲートが現出し、中から結愛とアリスが現れた。
アリス「連れてきたよ~。伝言代としてまんま肉まん50個奢ってね♪」
アレク「相変わらずよく食べるこって」
結愛「アリスからある程度の話は聞いたわ。カイの封印が解けたって…本当なの?」
ユンナ「えぇ。結愛さんの案は残念ながら、最悪の形で終幕致しました」
結愛「その、ようね…。私が天界に連れてきたせい、よね。私は、また大切な仲間を…」
ユンナ「お言葉ですが、結愛さんのせいではございませんわ。リリスがカイさんの事情を認知していたこと、更には力の封印を解くなど誰しも予想などできませんもの。悔恨の念にかられるのも無理はありませんが、あまり自分を責めないでくださいまし」
慰めにも似た言葉を投げ掛けるが、結愛の表情は暗く、絶望に近い色に染まり俯いている。
アイリ「結愛さんもカイ君のことについて何か知っているんですか?」
結愛「……アリスから状況はある程度聞いているし、隠す必要もないわね。えぇ、全て知っているわ」
アイリ「なら、教えてください。カイ君のことを。知りたいんです」
リョウ「おい、結愛…!」
アレク「リョウ、諦めろ。元々はお前がアイリのためとはいえ、記憶を消しちまったせいでこの現状がある。カイの件に関して話すなら、アイリの過去を話すのは避けられないぜ」
アイリ「え…あたしの記憶を、消した?リョウ君が…?」
シャティエル「アンドロマリウスが話していた記憶を抹消したという犯人が、リョウさんなのですか?」
ピコ「何故消さなければならなかったのかも、話さなきゃだよね」
結愛「そうね。全て話さなければならないわ。リョウ、構わないわよね?あなたには悪いけど、嫌とは言わせないわ。今回の問題を惹起したのは、紛れもなく私達でもあるし…」
リョウ「………分かった。話そう」
仲間達に過去のことを話すよう後押しされたのもあり、暴露されるような形で次々と過去のことを口走られては、アイリの激情もあり最早隠すことなど不可能と判断したリョウは遂に折れた。
ほぼ強制的にだが、他の者が押さなければ決して口を開くことはなかったであろう。
アレク「ちょっと長くなることは確定だから、コーヒーでも淹れるわ。アリス、テーブル直しといてくれ」
アリス「そんなのお茶の子さいさいだよ!修理代はB小町のライブのチケットね!」
アレク「うぐっ…!折角苦労して手に入れたのに…」
アリスが魔法で叩き割られたテーブルを修復している間に、アレクは何処からともなく取り出したコーヒードリッパーやコーヒーミル、湯沸かしケトルといったハンドドリップに必要な器具を使いコーヒーを淹れ始めた。
初心者とは思えぬ慣れた手付きで淹れるその様はプロ顔負け、と言うよりほぼプロそのもの。
コーヒーの香ばしい香りが緊迫感を薄め、穏やかな空間を作り出していた。
アイリ「………コーヒー、淹れるの上手なんだね」
アレク「かなり昔だけど、コーヒー淹れるのが上手いメイドの仲間達がいたんだ。そいつらが淹れるコーヒーが絶品でよ、何回飲んでも飽きなかった。そいつらのコーヒーの味を忘れたくないから、淹れ方をそいつらから教わったんだが、そいつらの味に辿り着くことは何百年経っても越えることはできてないぜ」
未だに自身の記憶を消されたことなどで頭の中で整理できず混乱と困惑の渦にあったアイリだったが、香ばしい豆の香りに我を取り戻したかのように口を開いた。
アレクは目線を変えることなく淹れることに集中しているが、話す口調はどこか懐かしむような、悲哀の色が籠められている。
緊急事態とは思えぬ穏やかな雰囲気に包まれるなか、人数分のコーヒーを淹れ終えたアレクは各々に熱々のコーヒーが入ったカップを配り席に着く。
叩き割られただの木材へと成り果てる筈だった机もアリスの魔法により完全に修復されており、コーヒーを淹れ終えるより先に修復を終えていたアリスは呑気に机の上に肘を置き待っていた。
アイリ「リョウ君、話して。あたしの知らない全てを。包み隠さずに…!」
対面に座るリョウに疑義を抱き続けて、漸く聞き出すことが可能となった。
この場で最早誤魔化しは通用しないし、最終手段である『力』を行使するわけにもいかない。
仮に使用したとしても、逃れられない面子ばかりなため下手に使用できない。
話す前に淹れたてのコーヒーの香りを堪能し一口啜る。
まろやかな口触りとコクのある苦味の中にあるフルーティーな酸味が口内に広がり、真実を語る緊張と不安が和らいだ気がした。
カップを置き一息ついて、リョウは覚悟を決め口を開いた。
リョウ「………全て、話すで。カイのことを。そして、わしが消してしまったアイリの過去のことを」
暇すぎて辛いで~(泣)