イルーナ戦記〜legend fifth〜   作:弥生の一矢

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今回は前編になります。


第38話 謎の少女と七大悪魔〜《色欲》と《強欲》〜

 

 

謎の少女は砂竜を倒した後、メアを救出し、サテリカに戻った。

 

???「(うっん〜、今回も疲れたわね。あとは素のこの子に任せて、私は寝ようかしら)」

 

謎の少女は目を閉じ、再び開くと両眼の色がオッドアイから黄一色に変化した。

 

???「(。゚ω゚) ハッ!(アレ?ここどこ?)」

キョロ (。・_・。 ))(( 。・_・。) キョロ

???「(あの女…また、私を使って…ん?クリスタが三つ挿さってる…)」

 

ズキッ

 

???「う…(記憶に残ってる敵のバラバラぶりは本当にお見事ね…どうやら、ここはサテリカみたいね。次はボスハイトかぁ…行こうか迷うなぁ)」

 

謎の少女が悩んでるとギルドメンバーから連絡が来た。

 

???『マスター、ようやく、正気に戻ったのね』

???『あら、おはよ。ノクルさん』

ノクル『おはようって時間でもないですよ。自分が悪魔に憑依されてる自覚あるんですか?』

???『う…それを言われると反論できない…』

ノクル『今回は約1日半は乗っ取られてましたよ?』

???『長いわね。まぁ、私も利害が一致してるし、今は様子見でいいわ』

ノクル『利害が一致してるって、カザナミさんに会うってことですよね?』

???『まあね、もう一人の私もカザナミさんに会って、殺したいらしいけどね』

???『あ、マスター、俺、そろそろ転職なんですけど、手伝ってくれますか?』

???『手伝うのは構わないけど、パンダくん、よしくんと協力したらなんでも行けるじゃない』

panda『あ、それ、言っちゃいますか?』

???『当たり前じゃない。それとも二人だけじゃキツいの?』

panda『あ、はい、ノクルさんも来てくれたんですけど、それでも無理みたいで』

???『わかったわ。息抜きにちょうどいいわ』

ノクル『あ、マスターも来るんですね』

panda『じゃあ、ボスハイト前で』

???『(行こうか迷ってた敵なんだけど…)あれ?貴方でも勝てるでしょ』

panda『それが俺らもノクルさんと共になんども挑んだんだが、球体を倒しても戦闘が終わらないんだ』

???『なるほど。そういうこと…わかったわ。準備したら、行くわ』

 

そんな話をしてる中、ベニマルとハクロウは砂竜の巣に到着していた。そこに残された残骸を確認し、ギルドに帰還。リムルに報告した。

 

リムル「動きが早いな」

ベニマル「砂竜はバラバラにされていました」

リムル「目的は特殊クリスタだと思う。だが、奴の行動が俺の考え通りだとすると、俺たちの事を知らない訳がないんだよ」

キリト「あの時の初対面って言葉が嘘だと?」

リムル「あぁ、奴は俺たちを知っていたんだ。だから、邪魔だったから一人でボスを狩っている」

アインズ「だが、次のボスは赤羽が向かったはずだが…」

リムル「あぁ、これから、赤羽に手紙を送っとく」

 

リムルは業に手紙を送ると、調べ物の続きをし始めた。

 

アインズ「何を調べているんだ?」

リムル「ギルド紹介の一覧だよ。奴のギルドを探してるんだ」

アインズ「ギルドに入ってるってよくわかったな」

リムル「この世界に来て、あの時になかった機能が追加されてることに気付いてな。いろいろ見てたら、プロフィール機能なんかあるんだよ」

アインズ「なるほどな。名前は表示されない代わりにギルド名はわかる訳だ」

リムル「そういう事。で、昨日たまたま、同じギルドのやつに会ってたんだよ」

アインズ「ほう…」

キリト「アゴラカンスの後にか?」

リムル「あぁ」

キリト「会ったか?」

リムル「あぁ、ゆやって奴だ」

キリト「あ〜、そういえば道聞いてきたな」

リムル「そいつが奴と同じギルドなんだ」

 

一方、その頃、業と渚と楓はクノンを助けていた。

 

業「クノン、無事でよかった」

渚「あれ?ウミちゃんは?」

クノン「アレ?捕まった時は一緒にいたんだけど…」

業「何してんだ、クノン!お前はウミの兄貴的存在だったんだぞ!」

楓「業、落ち着いて」

業「クソッ!ん?リムルから手紙だ」

渚「なんて?」

業「こちらでオッドアイのビーストナイトの伝説所持者を見た。もし、会ったら、ギルド本部に連れてきてくれ」

楓「ビーストナイト?獣戦士?何型だろ?」

渚「茅野、型って?」

楓「狼かな?猫かな?犬かな?」

クノン「俺はどうしたら…」

業「そろそろ来る頃だと思うんだけど…」

 

ゴォォォォォォォオ…

 

業「来た来た。殺せんせー」

殺「おや、見つかりましたか。……では、私はクノン君を連れて一度、サテリカに戻ります」

業「よろしくぅ」

渚「リムルさんに一応、ウミちゃんが行方不明のこと伝えとくよ?」

業「あぁ」

 

渚はリムルに手紙を送ると先程のスルビニア兵が向かった塔へ向かった。

 

ウミ「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」

???「クックック…諦めろ。お前を助ける者はここにはいない」

ウミ「(助けて、誰か)」

 

タッタッタッタ…

 

???「ん?」

???「インパクトブロー!」

???「ゴフッ!む!?貴様、サキュバス!?」

???「誰が、サキュバスよ。あぁ、私の中にいる悪魔の名前か」

???「俺はそこの女の子を依代にしたいだけだ。邪魔をするな」

???「するわよ、当たり前じゃない。憑依されるのは私だけでいいわ」

サキュバス「ふぁぁあ、あれれぇ?《強欲》のフォルカスじゃない」

フォルカス「サキュバス、いい所に。その女の子をこちらに渡してもらおうか?」

サキュバス「ん〜?この子を貴方が?扱えるとは思えないけど?」

フォルカス「いいからどけ」

???「どかないわ!」

サキュバス「あら、ダメよ、邪魔しちゃ」

???「う…ぐ…」

ウミ「お姉ちゃん」

 

フォルカスはウミの身体に覆いかぶさっていく。

次にウミの姿が見えた時にはウミの右目は紫から堕隻眼となっていた。

 

ウミ「クックック…この力、中々だ。身体の中で光と闇が共存している」

???「そ、そんな…守れなかった…」

サキュバス「そう、落ち込まないで、今日は私が受け継ぐわ」

???「ちょっと待って!今日は…」

サキュバス「大丈夫よ。眠って頂戴。貴女と私の記憶は繋がってるわ」

???「あ…う…(ごめんなさい…ノクルさん…pandaさん…行くのは悪魔の私だわ…」

 

謎の少女が目を閉じ、再度、目を開くとオッドアイへと変わり、その顔はニヤリと笑っていた。

 

サキュバス「ふふふ、可愛いわよ、フォルカス」

フォルカス「コイツの記憶を見てみたが、コイツの親がカザナミみたいだぞ?」

サキュバス「あら、好都合じゃない。流石に娘は斬れないでしょう」

フォルカス「そうだな、とりあえず、異界の祠に行ってくるわ」

サキュバス「気をつけてね。闇の姫は日々成長しているわ」

フォルカス「あぁ」

 

タッタッタッタ…

 

サキュバス「あら?これはメモかしら?ん?んん?嘘でしょ!?これが事実なら、この子は、私が憑依した時に倒していなかったことになるんじゃ…」

 

サキュバスが見たメモにはこう書かれていた。

"今回の兵器は完璧だ。なんせ、未来と過去の心臓を合わせて4つ使ったのだからな。ソイツらの怨念で誰も倒せやしないさ。"

そして、サキュバスはゼブルの塔でノクルさんとpandaさんと待ち合わせをして、登った。

 

ノクル「はぁ…また、乗っ取られたんですか、マスター」

panda「まぁ、いいじゃん。強さは変わらないんだからさ」

サキュバス「嫌なのか?私では」

ノクル「連携ってものができないんですよ、貴女ではね」

サキュバス「仕方がない」

 

サキュバスは目を閉じ、再度開くと、キョロキョロとし出した。

 

???「え?あれ?ここどこ?」

ノクル「ゼブルの塔ですよ、マスター」

???「あれ?サキュバスは?」

panda「ノクルさんが論破しました」

???「えっと、えっと、ありがとう、ノクルさん」

ノクル「自分で制御してくださいよ」

???「そんな無茶な…」

 

謎の少女は楽しく話しながらゼブルの塔を登って行った。しかし、塔の頂上に到達すると既に戦っている3人がいた。

 

ノクル「あれ?見たことあるんだけど…」

???「あの子達は暗殺教室の子達だからねぇ」

panda「俺らみたいに迷い込んだってことか?」

???「うーん、どうかしら。私達の場合、閉じ込められたってのが正解だと思うわ」

ノクル「まるでSAO」

???「あ、言ってなかったんだけど、キリトやリムルもこの世界にいるわよ」

ノクル「えぇぇぇぇ!?」

???「そんなことより、ボスハイト大きすぎない?」

panda「え?」

ノクル「この前と大きさが違う!?」

 

そこにいたボスハイトの大きさは通常の10倍以上となっており、禍々しいオーラを纏っていた。そして、謎の少女を見ると突進して来たのだった。

 

???「え?今、目が合っ…え、え、え!?」

業「マズい、アレやるぞ、渚!」

渚「うん」

???「あ、マスター、奇遇だnぐぼぁ!?」

???「え!?」

ノクル「airyさん!?どこから湧いたんですか!?」

airy「俺はマスターとノクルさんが心配で後をついて来ただけ」

panda「つまり、ストーカーしてたと」

airy「そうとも言う」

???「うっわ、ヘンタイだわ」

airy「もっと褒めてくれてもいいんだよ?」

???「褒めてないけどね?でも、助かったよ」

業「チャンス!渚!」

渚「うん!」

 

パァァァァァァン!!

 

ボスハイトが渚と業の衝撃波によりヨロめいてる間にairy、panda、ノクルは謎の少女の指示で、球体を破壊。その後、pandaとノクルの報告通り、ボスフィールドから出れずにボスハイトが気絶から復帰。ダメージを与えていっても、残り1/4に差し掛かろうとした瞬間に、ボスハイトが咆哮をし、全員が気絶した。

 

panda「がはっ」

ノクル「く…」

airy「聞いたことない攻撃だぞ…」

???「なんか足りないのかしら?」

渚「業、もう一回、気絶狙ってみる?」

業「それもアリなんだけど、どうも敵の様子がおかしいんだ」

楓「完全に狙いはこの子だもんね」

panda「マスター、なんかした?」

???「私は何も…(ん?ポケットにメモが…)」

ノクル「何?メモ?」

???「うん。魔法兵器には未来と過去の4つの心臓を使ったって」

airy「ぐ…セヤ!」ガキィィィン!

「コイツはな!この辺で倒された虫2体と竜1体と魚1体の亡霊の集合体さ!」

???「あぁ…私が原因か…」

ノクル「え?」

???「私、最近、サキュバスに乗っ取られてて、倒したボスを殺してたから…」

panda「それの亡霊だと?」

???「でも、虫2体も倒してないわよ?」

 

airyはボスハイトを足止めしながら、謎の少女に問いかけた。

 

airy「最近、もう一個、噂になってる事を知ってるか?」

???「ん?」

airy「カファールっていう虫ボスいるだろ?」

???「えぇ」

airy「それが、凶暴化してるんだとさ」

???「凶暴化…ねぇ…」

 

謎の少女はボスハイトを見た後、考える素ぶりをして、アイテム欄を開いた。

 

ノクル「何をやってるんですか?」

???「ノクルさん、airyさん、pandaさん、私が戻ってくるまで耐えれる?」

airy「その後、デートしてくれるなら」

panda「なんとか」

ノクル「じゃあ、あとでなんか手伝ってください」

???「わかったわよ。デートでも手伝いでもやるわよ!」

 

謎の少女がそういうと、笛みたいな物を取り出し、吹き始めた。そうすると、現れたのは空に浮かぶ方舟だった。

 

ノクル「アレは、風の方舟!?マスター、使えたんですか!?」

???「試したかったんだよね、コレ。ごめんなさい、ストーミアさん。カファールまで連れてってください」

ストーミア「いいでしょう。風の赴くままに」

 

謎の少女は風の方舟に乗って、カファールのいる遺跡に向かうのだった。

 

to be continue…




ここで切らないと長すぎちゃうので、前後編にしました。
次回は謎の少女の名前が明らかになります。
お楽しみに
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