謎の世界で生き残るために傭兵団作った   作:全力執奏

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ロウリア王国の終わり

どこでもドア、やはり凶悪すぎる。

 

「て、敵襲!!」

「なにぃ!? いつの間に!? 門は閉まったままだぞ!?」

「どこから、こんな数が!!」

「ぎゃああああああっ」

 

「撃て撃てえぇっ!!」

「一人も逃がすな!」

「切り捨て、ごめん!!」

 

敵の街の内部や砦、陣地の近くにどこでもドアで近づいて、DOLLSを大量に移動させる。

 

戦車のDOLLSなら、後は素手でも街、砦や陣地を制圧出来るわけだ。

 

こうして、陥落させた街や砦はクワ・トイネ公国とクイラ王国の合同部隊で守ってもらう。

 

 

ロウリア王国軍が取り戻しに来るが、近づく前に量産型ガンタンクの餌食になった。

 

ゆっくりと、確実にクワ・トイネ公国とクイラ王国のことを考えながら、街や砦を占領していく。

 

ロウリア王国が降伏するなら、それでも問題はないが。

クワ・トイネ公国とクイラ王国の降伏条件+俺の条件が重いので、結果的に向こうは降伏してこなかった。

 

 

そして、クワ・トイネ公国とクイラ王国の合同試験部隊が、一応は戦える練度になったので、一気にロウリア王国の首都を陥落させることにした。

 

 

▼△▼△▼

 

 

ロウリア王国の王都 ジン・ハーク

 

MS部隊とDOLLS部隊で、ロウリア王国の王国まで道を切り開き。

 

DOLLS部隊が、ジン・ハークを包囲。

 

ロウリア王国軍はここに来るまでの間に、逃亡兵が急増。

 

実はそれの取り締まりで時間を取られた。

 

だが、ようやくロウリア王国の王都だ。

 

「いよいよ、本番ですな」

「モイジ団長、調子はどうですか?」

 

双眼鏡で、ジン・ハークの様子を見ていると声をかけてきたのはモイジさんだった。

 

彼は新しい兵器のクワ・トイネ公国の試験部隊に志願して、現在は隊長になっている。

 

「ああ、万全だ。古城団長、貴方のお陰でここまでこれた」

「いえ、亜人差別されると困るのは此方も同じです。折角仲良くなれた国が滅ぼされるのも嫌でしたから」

「例え、そうでも、お礼を言わせてほしい。ありがとう」

 

その時だった、タイマーが時間を知らせる。

 

 

「どういたしまして、おっと、そろそろですね」

「では、また後で」

「はい」

 

 

ロウリア王国、王都の戦いが始まった。

 

DOLLS部隊による攻撃。それと、クワ・トイネ公国とクイラ王国の試験部隊による激しい戦砲撃にさらされ、あっという間ジン・ハークは陥落した。

 

 

ビラを撒いた効果もあり、兵士の士気は最悪。武器を捨てて降伏する者が続出した。

 

殆んど戦わずに終わって、クワ・トイネ公国とクイラ王国の試験部隊の部隊員は拍子抜けした顔だった。

 

 

 

 

▼△▼△

 

 

 

ロウリア王国首都 ジン・ハーク ハーク城

 

 

 

6年もの歳月をかけ、列強の支援と、服従と言っていいほどの屈辱的なまでの条件を飲み、ようやく実現したロデニウス大陸を統一するための軍隊、錬度も列強式兵隊教育により上げてきた。

 

資材も国力のギリギリまで投じ、数十年先まで借金をしてようやく作った軍、念には念を入れ、石橋を叩いて渡るかのごとく軍事力に差をつけた。

 

圧倒的勝利で勝つはずだった。

 

これが、暁の傭兵団とかいうデタラメな強さを持つ者達がクワ・トイネ公国に雇われたことにより、保有している軍事力の殆んどを失った。

 

巨人が居ると聞いて、何故か嫌な予感がした。だが、巨人なんてモノは聞いたことがない。

だが、兵士達は大騒ぎした。本当に白い巨人が現れたと。

 

ワイバーンを見て、はしゃいでいた?

 

とんでもない。ワイバーンが可愛く見えるくらい、彼等は強いのだ。彼等的にはワイバーンはペット感覚だったのだろう。

 

六年かけて作り上げた船団は全滅、陸上戦力も大半が蹴散らされた。

 

 

こちらの軍は壊滅的被害を受けているのに、相手は、暁の傭兵団は1人も死んでいないと聞く。

 

とてつもないキルレシオ、文明圏の列強国を相手にしても、ここまで酷い結果にはならないだろう。

 

最初にしっかりと調べるべきだった。その上で雇い主を変えるように、莫大な報酬を用意すべきだった。

そうすれば、こちらの勝ちは揺るぎなかったはずだ。

 

くやんでも、くやんでも、くやみきれない。

 

敵は、もうそこまで来ている。

 

首都は包囲されている。ワイバーン部隊も全滅した。

 

もう、どうしようもない……。

 

 

バダダダダ…………、バダダダダ…………。

 

連続した聞きなれない音が王城の中で聞こえる。

 

近衛兵の悲鳴が聞こえる。

 

 

ドン!

 

王の謁見の間に、十人ほどの白い髪の同じ顔の少女達が入ってくる。その中に、一人だけ紺色の見たことのない清潔感のある服を着ている少年がいた。

 

金属製の翼を持つ少女は翼に付いた黒い棒のようなモノをこちらに向け、両手には美しい剣を二本抜いて構えている。

 

あの黒い棒は杖か? もしや、彼女達は魔法と剣、両方使いこなせる手練れなのか?!

 

更に王は気づく、全員返り血を少しも受けていない。

剣にはうっすらと血の跡があると言うのに、なんという手練れ!!

 

王の脳裏に、古の魔法帝国軍、魔帝軍のおとぎ話が浮かぶ。

 

 

「ま、まさか……貴殿等は魔帝軍か!?」

 

 

ハーク・ロウリアは恐怖に慄き、尋ねる。

 

少年が、王に迫る。

 

「魔帝軍……ね。これは調べないといけないことが増えたな。ま、兎に角だ。王よ、戦争吹っ掛けたんだ。ただで済むと思うなよ」

 

ハーク・ロウリアは捕らえられた。

 

 

▼△▼△

 

 

ロウリア王国の国王が捕らえられたことで、戦争は終わった。

 

ただ、その後で魔帝軍のことを調べた。

 

「やっぱり、変なのが居やがったな、こんちきしょうっ!!!」

「提督、テーブルが壊れちゃいます! 止めてください」

「落ち着いて下さい、アドミラル」

 

テーブルをぶっ叩いて、荒く息を吐く。

 

雪風(艦これ)とユキカゼ(蒼き鋼)に宥められる。

雪風の淹れてくれた御茶を一口飲んで、深呼吸する。

 

マクロスシティの自宅。

 

ロウリア国王を捕らえて、ロウリア国王に話を聞くと誰でも知っている神話だと聞いて、クワ・トイネ公国の御偉いさんや歴史家に魔帝軍について聞き回ったら、アッサリとラヴァーナル帝国と言う国が過去にあったことが分かった。

 

昔、ラヴァーナル帝国は世界を支配していた。

そして、他種族を虐げ、神を怒らせる何かをしたらしい。

 

最終的には、神が隕石を落として、防げないから未来にワープしたようだ。

 

「提督は、その魔帝が復活すると思うのですか?」

「俺みたいな出鱈目な奴が居るんだ。居ても不思議ではない」

「うっ、確かにそうですけど。神話の帝国ですか」

 

雪風は半信半疑なのだろう。正直、俺もだ。

 

だが、俺はチート能力をくれた、神様にも会ってるからな。

 

「アドミラル、ではどうしますか?」

「直ぐに作れる訳ではないけど、魔帝が現れた時に即座に叩き潰すか、制圧出来るように、宇宙基地の建設。それと大気圏を降下出来る戦艦の増産だな。ウェイブライダーも必要か」

「アドミラルの見せてくれたガンダムのコロニー落としみたいなことは?」

「基本的には避けたいけど、魔帝の国民性によっては、隕石は落とす。正直、神が落としてくれれば良いけど、神がやる場合は俺達が逃げる時間をくれるか分からない。ああ、そうなると、宇宙移民船団がコロニーを作らないといけないのか?」

 

ユキカゼの問いにそう答える。

残念なことにアクシズやルナツーは産み出せない。

やはり大きすぎるからか? それとも拠点だからか?

 

「あの、今私達、とんでもない話をしてませんか?」

「アドミラルは、やはり規格外ですね」

「まあ、本当に復活する。存在するとは限らない。準備だけはしておこう。とりあえず、ダイナミックゼネラルガーディアンとか、あった方がいいよな?」

「名前からして、過剰戦力のような気がします」

「面白そうなので、後でデータ下さい、アドミラル」

 

こうして、うんうん考えながら、ラヴァーナル帝国への備える為の防衛プランを皆に提案して、「どんだけ、時間が掛かると思ってるの? 馬鹿じゃないの?」って顔をされた。

 

 

 

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