謎の世界で生き残るために傭兵団作った 作:全力執奏
「では、改めて暁の傭兵団の増援部隊の戦力をご紹介します」
アルタラス王国の王城、会議室。
国王ターラ14世とルミエス王女。重臣、それと軍関係者が参加している。
「頼む」
ターラ14世の言葉に、俺は資料をリストを読み上げる。
「艦隊の旗艦、大戦艦ヒエイ。重巡洋艦ミョウコウ、ハグロ、ナチ、アシガラ。空母は蒼龍、飛龍、レンジャー、ユニコーン。
空母の艦載機数ですが、DOLLSも運用しておりますので、合計で650以上となります」
俺の言葉に、会議室は大きくざわつく。
「続けます。MS、陸戦型48機。水中型24機。支援車両のホバートラック6台。61式戦車12両。DOLLS陸戦部が、500名です。何か質問はありますか?」
「か、かなりの大部隊だが、補給は大丈夫かね?」
ほぉ、俺は素人だけど、この世界軍隊は食料は現地調達なんて、危ないことを言うのに、しっかりと、その辺を考えている人も居るんだな。
「問題ありません。物資に関しては私のように」
アイテムボックスから、水や食料を取り出す。
まあ、実際は俺がどこでもドアで移動して、物資コンテナをアイテムボックスに入れて持ってくるだけだが。
「特殊な空間魔法を使う者が数多くおります」
「そ、そうか……」
ただ、パーパルディア皇国の船の装甲が信じられないほど硬い場合、長期戦になる可能性がある。
まあ、その前に超重力砲を。それが効果がなかったら、ネオ・グランゾン(スパロボEX)の縮退砲をぶっぱ放すつもりだ。
「では、暁の傭兵団の兵器のスペックと運用方法を簡単にご説明します」
そこから、各兵器の大まかなスペックと運用を説明すると、何故か、ルミエス王女以外は、皆引きつ笑いをしていた。
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パーパルディア皇国 皇都エストシラント
第3文明圏において、唯一の列強国、パーパルディア皇国、皇帝ルディアスの住まう皇宮は、その威を示すため、柱の1本1本まで繊細な彫刻で作られており、見る者を圧倒する。
この世の天国を思わせる鮮やかであるが、繊細に整備された庭。
宮殿の内装は、豪華絢爛であり、この世の富を集めたかのようだ。
この皇宮を訪れた各国の大使や国王は思うだろう。
柱を造るための気の遠くなるほどの人的資源。
天国を思わせるほどの美を追求した庭、そしてそれを維持する能力。
この世の富を集めたかのような宮殿の内装、そしてその規模。なんと凄まじい国力だろうか、と。
皇都エストシラントは間違いなく東の文明圏、第3文明圏で最も繁栄した都市だろう。
皇宮において、跪く姿の男が1名
「おもてをあげよ」
第3外務局局長カイオスは、冷汗をかきながら顔をあげる。
その先には27歳といった若さからは想像も出来ないほどの威厳を保つ若き皇帝ルディアスの姿があった。
「フェン王国への懲罰の監査軍の派遣、予への報告はどうした」
「ははっ!!監査軍派遣の報告を行わず、真に申し訳ございま……」
「たわけがっ!!!!!!!!!!!!!」
「っっっ……!!!」
「予へ派遣の報告を行わなかった事はどうでも良い。それは予が認めた第3外務局の権限だからだ。一々蛮国への侵攻報告なぞうけたら、朝から晩まで終わってしまう。そこは良いのだが、問題は……敗北した事だ。」
カイオスの顔から滝のように汗が吹き出る。
「何処にやられた?まさかフェン王国か?」
「ははっ!!目下全力で対象国の割り出しを行っておりますが、現在までの調査結果では、文明圏外の国と思われます結果がはっきりしないため、まだご報告する段階にありませぬ」
フェン王国は、暁の傭兵団がパーパルディア皇国の艦隊を全滅させた。と嘘偽りなく教えたが、やはりたかが傭兵団にそんなことは、出来る訳がない。と言う結論になった。
もちろん、ロウリア王国との戦いで、パーパルディア皇国の観戦武官を殺害した可能性が高いのは傭兵団だろうと考えており、注意はしても。脅威とは思っていない
暁の傭兵団が艦隊を滅ぼせるほど強いとは、夢にも思って居なかった。
「まだ解らぬというのか……」
皇帝の顔が怒に満ちる。
「旧式艦とはいえ、我が国に土をつける文明圏外の国がいるとは……その国には必ず責任を取らせるように。皇国に逆らうという事がどういうことか、きっちり教養を行え」
「ははっ!!!!」
カイオスは、さらに深く頭を下げる。
「各国は、皇国がフェン王国ごときに敗れたと見るだろう。我が国に逆らった国が判明したならば、本国艦隊がフェン王国もろとも叩き潰す。解ったな。」
「ははっ!!!!」
カイオスはおそるおそる話始める。
「皇帝陛下、もう一つ報告したいことがございます」
「何だ!!!」
「アルタラス王国の件ですが、予定どおり、魔石鉱山シルウトラスの献上を断ってきました」
「ふむ……」
皇帝ルディアスの顔に笑みが浮かぶ。
「さらに、アルタラス王国は、国内での皇国の資産凍結と、国交断絶を伝えてきました」
「ほう、ここまであからさまに反逆を開始するとは……予定どおりではあるが、いささか頭にくるな、なめられたものよ」
話は続く。
「アルタラス王国は、監査軍ではなく、本国の軍で叩き潰す。皇軍の準備は出来ているな?」
皇帝は傍らに立つ軍の礼服を着た男に問う。
「皇帝の命があれば、いつでも出撃できる準備は整っております。陛下の御言葉一つで、すぐにでも出陣し、アルタラス王国を滅し、すべての魔石鉱山を皇帝陛下に献上いたします」
「そうか、では任せた。アルタラス王国人の取り扱いについては、好きにいたせ」
「ははっ!!!!」
この日、列強パーパルディア皇国はアルタラス王国に対し、宣戦を布告した。
この時、既に第四真祖の身体になった臆病で心配性な男が、ターラ14世に土地を借りて、妖精さんに防衛拠点を建設させ。
やる気満々で待ち構えていた。