謎の世界で生き残るために傭兵団作った 作:全力執奏
更新が止まっていた理由ですが、買ったばかりの原作本が入ったリュックを電車に忘れ、その後リュックが見つからず、買い直すのに迷っていたことと。
レミールさんの処遇です。
なんというか、ざまぁ! させないと駄目な気がして、頭抱えてました(^_^;)
ただ、この作品だとレミールさん酷い目に逢わせられないのです。虐殺起こしてないので。
ヒステリックを起こしても、その瞬間に古城に黙らせられるので……
なので、閣下や処刑などを期待している方はご免なさい。
パーパルディア皇国が誇る荘厳な世界に誇れる宮殿は、爆破され半壊した。
それを実行したのは暁の傭兵団の団長と部下一名。この二人に多くの兵士が返り討ちに合い。皇帝ルディアスが玩具のように振り回され重症を負った事実は、即座にパーパルディア皇国と支配している属領へ広まった。
まあ、古城が大規模にビラをばら蒔いたせいもあるのだが、その結果。
各地で動揺が広まっている。一部の地域では反乱寸前だった。
だが、反乱は起らない。まだ、パーパルディア皇国軍の戦力は残っているからだ。もし、それが無くなった時、恐ろしいことになるだろう。
現在、そういった事情もあって、パーパルディア皇国に滞在している外国人は慌てて脱出し始めている。
原因は前から古城達ががばら蒔いたビラだ。そのビラには鉄の巨人。ザクの写真も掲載されており、この兵器をもってパーパルディア皇国を滅ぼすと書かれていた。
最初は「馬鹿な」とザクを作り物だと一蹴していたが、宮殿の爆破とムー国人が全力で逃げ出していること、逃げ出すムー国人(に変装したホムンクルス)から「ザクは実在している」と言う話を聞いて慌てて逃げ出した。
とは言え、この時点では逃げている大半の外国は、半信半疑だった。
確かに宮殿を半壊させたが、皇帝ルディアスを殺さなかったことから、襲撃者側の暁の傭兵団は辛うじて逃げ出したのではないか? と考える者も多かった。
まさか、皇帝ルディアスを振り回して、兵士に投げつけ、なんか飽きたから悠々と家に帰ったとは誰も思わなかった。
▲▽▲▽▲▽
ーー皇帝ルディアスの離宮 ルディアスの寝室
ーーうーんっ、うーーんんっっ
皇帝ルディアスは、皇帝ルディアス武器兼盾にされた後、医師達の懸命な治療のお陰で一命を取り留めた。
全身を部位ごとに包帯でぐるぐる薪にされて、意識がまだ戻っていない。
そして、パーパルディア皇国の不幸は始まった。
「お、おいたわしや、陛下……」
皇帝ルディアスは古城への怒りのあまり、意識を失う瞬間に「奴らを皆殺しにしろっ!!」と叫んだことだろう。
そして、古城の襲撃時、かなり早い段階でレミールという名の皇族の女性は移動中に、古城の壁壊しの余波に巻き込まれて気絶。
目を覚まして近くで控えていた者達らと状況を把握、皇帝ルディアスの元へかけつけたのが、古城が皇帝ルディアスをかめはめ波っぽく打ち出した後。
ボロボロになったルディアスを目撃することになった。
皇帝ルディアスが気を失う最後の叫びを聞いた彼女は怒り狂った。
そして、皇帝ルディアスの叫びもあり、即座に殲滅宣言をアルタラス王国と暁の傭兵団に通達させた。
パーパルディア皇国はここでも、不幸が重なった。
古城が暴れた余波と宮殿爆破の影響で、国を動かす官僚達にも被害が出たことだ。
古城とユキカゼの避難の呼び掛け(パーパルディア皇国兵士も行っていた)のお陰である程度、被害は減ったが。
運がない者は、流れ弾(皇帝ルディアス)や瓦礫の下敷きとなった。
その結果、皇帝ルディアスが明確に殲滅宣言を出す許可を出していないのにも関わらず、レミールを諫め、止められる者が少なくなり、殲滅宣言を出すことになってしまった。
「か、必ずや陛下に無礼を働いた者達を皆殺しに!!」
「綺麗な顔して、随分怖いこと言うな」
心に強い決意を宿したレミールの背後から何処かで聞いたような、声が聞こえたが。
侍女達に誰も部屋に入れるな。と告げたのに勝手に入るとは。レミールは一気に不機嫌になりながら、後ろを振り振り返ると、
「誰だ?! 部屋には誰も入るなと言ってーーっ?!」
「こんちゃっ!」
「キャアアアアアアアアアアァァッッ!!!」
憎き暁古城が黒いスーツ姿で立っていた。
「き、ききき、貴様!? どうやってここに!?」
「え? 普通に正面から、気配を消しながら、見張りとかを眠らせて、誰にも見つからないようにして、ここまで来たけど?」
「それは普通とは言わん!! 衛兵! 衛兵!!」
レミールは即座に叫んだ。皇帝ルディアスを守りきれなかった近衛や衛兵達ではあったが、皇帝ルディアスが意識不明で、処罰は保留となっている。
処分保留の理由は、古城の襲撃で多数の死亡&再起不能者が出たからだ。
処分を叫んだレミール達に「あんな化け物との戦いは想定していない」「今、ここで衛兵の数が減ってしまえば、只でさえ替えの効かない警備の任務に支障が出る」などの発言力のある者達の意見ありレミール達は渋々頷いた。
「あ、衛兵なら全員寝てるぞ」
「な、なぬぃっ!?」
「後ろから、口に眠り魚(生)を捩じ込んだから! 今頃グッスリ寝てるぞ」
古城の言葉にレミールは魚? と困惑しながらも驚き、彼女は反射的に叫んだ。
「き、ききき、貴様の、貴様の目的はなんだ!?」
彼女の言葉に、古城はにこやかに言った。
「はい、これアルタラス王国からの宣戦布告文ね。それと暁の傭兵団からも、お前等の売られたケンカを買ってやるぞ。って言いに来たんだよ」
「なん……だと……」
古城の言葉に固まるレミール。
では、目の前の男は宣戦布告文を届けるためだけに……死ぬかもしれないことをしでかしたのか?
「は、ははは!! 正気か?! わ、わざわざ、その為だけに、ここまで侵入してきたのか?!」
「うん!」
笑みを浮かべる古城にレミールは恐怖が涌き出る。
コレはなんだ? 列強パーパルディア皇国から殲滅宣言をされたにも関わらず、何故こんなにも平然としていられる?
「あ、それとこっちもダラダラ戦争を長引かせるつもりはないからね?」
「は?」
「というか、パーパルディア皇国全土を制圧するのは面倒だから、サクッと主力を倒して、終わらせるからね」
「……っ、ーーな、何を馬鹿なことを!? 出来るわけがない!!」
列強のパーパルディア皇国軍をサクッと倒すと宣言されて、激昂するレミールに古城はあっけらかんと答えた。
「出来るよ? だって、皇帝はまだ生きてるじゃん」
「どういう意味だ……?」
「俺達が正面からパーパルディア皇国と戦って負けるなら、先日の襲撃でパーパルディア皇国の皇帝以下、主要メンバーを可能な限り殺していたぞ? けど、俺は皇帝を半殺しにしたあとは、宮殿爆破して半壊にしただけだ」
古城はだけ。と言うが世間的に、周辺諸国に恐れられている国の宮殿に、二人で乗り込んで大暴れしたあと、宮殿を爆破して半壊させるのはとんでもないことしでかしているが、古城はチート能力に慣れているので、感覚が麻痺している。
「もし、正面から戦って負けるなら、あの時点で宮殿内は血の海になっていたぞ?」
「……っ」
古城の言葉に凍りつくレミール。確かにそのとおりだ。目の前の男なら可能だった筈だ。
「じゃあ、数日中には攻撃するから、覚悟しててね」
ニッコリと笑い、部屋を出ていく古城。
レミールは古城の気配が遠退くまで動けず、気配がなくなると、その場に経垂れ込んでしまった。
それから異常に気付いた兵士達が駆け付け、事態を納めたが、古城の侵入による死者と怪我人は0。
だが、二度も警備をすり抜けて古城の進入を防げなかったことで、警備兵と近衛騎士の信頼はマイナスになり。
動けるレミール以下、国の上層部は自分達が敵に回した暁の傭兵団への対応策を必死で考えるのだった。
レミールさんは、別な形で酷い目に逢わせることにします。