謎の世界で生き残るために傭兵団作った   作:全力執奏

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暁市とギムの町での話し合い。

クワ・トイネ公国

 

 

 

 

 

 クワ・トイネ公国の御偉いさん達との詳しい話は大淀(艦これ)達に任せて、俺は明石(アズレン)の提案された商売の話をクワ・トイネ公国の別の御偉いさんと話をする。

 

 

 

 日本で言う経済産業省だったけか。まあ、財務に関わる御偉いさんに此方の計画を話す。

 

 

 

「イベントですか?」

 

「はい、暁の傭兵団が販売できる品物の一部を一般にも販売し、我々暁の傭兵団が傭兵以外にもこういう物を売っていることを知ってもらおうかと思いまして」

 

「なるほど、それはこちらとしても問題はありません」

 

 

 

 こちらが保有している兵器の実演はすでに終わっている。

 

 

 

 クワ・トイネ公国が此方を雇う為に必要な費用は、貨幣だけでは払いきれないので、食糧や商売の許可、一部の税金の免除。土地租借(戦争の為の滑走路建設、補給基地建設)など色々な形で支払ってもらった。

 

 

 

 この後、販売禁止の物。麻薬などは製造していないが、念の為に宗教的に販売すると駄目なヤツなどが無い確認を取り、クワ・トイネ公国と遭遇して一カ月後。

 

 クワ・トイネ公国の首都の直ぐ近くで、暁市と言う朝一を開催することになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――これより、暁市を開催します。警備員の指示に従い、列に並んでゆっくりと移動を開始して下さい。

 

 

 

 

 

 

 

「こちら、間宮の甘味処出張店でーす! あんみつ特別価格です!」「ユニオンの名物の各種バーガー! お一つどうですかー!」『こちらは霧の生徒会です。会場内は走らないでください』「第一警備班、迷子のようです」「こちらは、錬金術で作られた特別なネックレスでして」「はい、ビールおまちどう!!」「凄い、宝石みたいなデザート!」「お帰りなさいませ、御主人様。こちらはロイヤル・喫茶でございます」「重桜の串団子お一つどうですか、食べ歩きにもってこいですよ」「MSザクの展示は―――」「そこの騎士のお兄さん。これは暁の傭兵団仕様の特別な強化がされた鎧で」「花鳥風月!」「カーニバル! だよ!」「これよりDOLLS零戦によるエアショーを」「列にお並びください! ここは最後尾ではございません!!」「ママー! どこー!!」「ねぇ、お姉さんこの後お茶でも」「上手にこんがり焼けました!」

 

 

 

 

 ここは、コミックマーケットか! いや、うん。簡単に会場地を整備、列整理して。イベント当日になったけど、大変な賑わい。警備スタッフが注意事項を大声で叫ぶ。

 

 

 

 うーん、盛り上がっているね。こちらの予想を遥かに上回る人出だ。今まで極少数しか出回らなかった、暁の傭兵団の品物が購入できると分かり、大勢の人間が集まって来ている。これは、明日人員増やさないとな。どこでもドアで、皆を呼んでこないと。

 

 

 

 マクロスはクワ・トイネ公国の首都から丸見えだったので、沢山来るだろうな。と思っていた。その辺は明石(アズレン)達に任せ、開催地はクワ・トイネ公国の近くで開催させてもらった。

 

 

 

 三日間開催する予定で、色々と出しものを考えてもらったのだが、かなり受けているようだ。

 

 特に兵器の展示(MSなどの目立ちのだけ)は、多くの人達が詰めかけている。

 

 

 

 やっぱり、ロウリア王国との戦争が近いので、心配なのだろう。軍艦関係者だけではなく一般人も展示を見て、驚きながらも安堵している。一部恐怖を感じているが。

 

 

 

 最初、兵器の展示は自分で提案しておいてなんだけど、スパイとか大丈夫かな? と心配したが、大淀や赤城(アズレン)に「この世界の兵器の性能の調べた限りでは、見られても相手は対処することは出来ません。ですので、まったく問題ないかと。それに報告されても、敵上層部は信じないかと」「展示のMSには常にパイロットが乗り込み、有事の際は即座に動けるように致しますわ。もちろん、周囲には護衛のDOLLSも配備しております」とのこと、優秀な部下が居ると助かるね。

 

 

 

聞いた話だと列強のムーと言う国は、金属製の戦艦があるらしいが、ロウリア王国は帆船レベルだ、「金属製の巨人に人が乗って戦える」とスパイから報告があっても、本国の御偉いさんは「何言ってんだ、コイツ?」となるだろう。

 

 

 

正直、今の所この世界で、俺達の兵器を撃破するのはかなり難しい。列強の1つ、ムー国の戦艦の艦砲射撃なら、当たれば暁の傭兵団のザクなら倒せるかもしれないが。それとちょっとだけ期待している。

 

 

 

 いや、敵としてでは無くて、ロマンとして。

 

 まあ、一応、どこかに超巨大古代兵器とか埋まってそうな世界だから、警戒はしているが。いざとなったら、ヤバイ感じの兵器を二三個取り出して、蹴散らすつもり。

 

 

 

 それまでは、抑え目の兵器でがんばろう。世界の支配とか興味無いし。

 

 

 

「うん、このツナサラダ・クレープも美味しいな」

 

「指揮官は邪道なのです」

 

「酷い! ってか、綾波(アズレン)、そう言いながら、美味しそうに食べていているじゃないか」

 

「美味しいことは美味しいですが、指揮官が作った物に比べると」

 

「あー、それはな」

 

 

 

 俺は牧場物語などの料理スキルのお陰で、一流のシェフを並みの料理の腕だ。

 

 料理を作っているのは、暁の傭兵団のメンバーやクワ・トイネ公国で雇った従業員。

 

 差が出てしまうのは当然だろうな。

 

 

 

「あ、このエリアでも大分人が増えてきたな。綾波、はぐれないように手を繋ごう」

 

「は、はいです」

 

 

 

 少しだけ、頬を紅く染めて手を差し出す綾波。ああ、俺の嫁かわいなぁ!! とか思っていると。

 

 

 

「あーっ! 綾波ちゃんズルイ!」

 

 

 

 俺が綾波と手を繋いで歩き始めると、後ろから聞き覚えのある声がして、俺達は後ろを振り返ると、警備員の腕章を付けたジャベリン(アズレン)と吹雪(艦これ)が居た。

 

 二人は警備班だったな。

 

 

 

「お、二人ともお勤め御苦労さま」

 

「はい、ありがとうございます提督。……じー」

 

「ジト目で睨まないでくれ、吹雪」

 

「うぅ、ズルイよ、綾波ちゃん。わたしも指揮官と手を繋いで食べ歩きしたい」

 

 

 

 ああ、最近忙しかったからなぁ。ロイヤル勢だけではなく、皆と出来るだけ平等に時間を作っているけれど、人数が多いからな。

 

 

 

「ご、ごめんです。ジャベリン」

 

「いや、ジャベリン、偶々休みが被っただけだからな」

 

 

 

 俺はさっきまで、御偉いさんと話をしていたし、綾波は重桜の露店で調理をしていた。

 

 で、偶然俺が露店巡りをしていると、休憩に入った綾波と遭遇。一緒に行動をすることにしただけだ。

 

 

 

「はぁ、仕方が無い。ジャベリン、警備ルートは?」

 

「え?」

 

 

 

 俺がジャベリンに警備ルートを聞くと、少し驚いた顔をするジャベリンと吹雪(艦これ)。

 

 

 

「綾波、すまないが」

 

「大丈夫なのです。一緒の方が楽しいです」

 

 

 

俺の考えていることを察して、頷く綾波。

 

 

 

「じゃあ、そう言うことだ。四人で」

 

「あら、寂しいこと言わないでください。指揮官様」

 

 

 

 やや、ねっとりとした声でいきなり俺の背後から耳元でささやく声に、若干ぞくぞくしながら、俺は苦笑いを浮かべる。

 

 

 

「分かった。赤城(アズレン)も一緒に」

 

 

 

と言いかけたところで、知っている気配が二つ。

 

 

 

「指揮官、我々も一緒に行こう」

 

「主のお傍に控えるのが、メイドの本分かと」

 

 

 

 エンタープライズとベルファストも合流。その後、徐々に人数が増えていき、流石に通行の邪魔だと、見回りしていた霧の生徒会に怒られた。

 

 

 

 暁市は色々と問題も多かったが、結果だけ言えば大が付くほど成功した。

 

 

 

 クワ・トイネ公国の御偉いさんも、俺達が販売していた物、作った見たことのない料理に驚き、今後も販売をお願いされた。

 

 

 

 露店で販売した料理はクワ・トイネ公国産の食材を使っていたので、自国の食材で新しい料理を知れて嬉しいと、知り合った御偉いさんの料理人をしている人に話が聞けて良かった。

 

 

 

 こうして、暁の傭兵団とクワ・トイネ公国とクワ・トイネ公国民の友好度はかなり上がった。

 

 

 

 

 

△▼△▼

 

 

 

 

 

クイラ王国には資源があった。ロウリア王国の脅威が迫っているので、色々と売ってくれ! と頼んだ。

 

舞空術で行くのが面倒なので、ホワイトベースに乗っていったら、滅茶苦茶怯えられた。

 

知らないうちに砲艦外交になっていたようだ。気をつけねば。

 

 

 

「にゃふふ、良い契約だったにゃ~」

 

「良くやった、明石(アズレン)。ギリギリのラインで契約できたな」

 

「指揮官は心配し過ぎなのにゃ、インフラ整備は此方が全部するにゃ、そのことを伝えたら、尻尾振っていたにゃ」

 

 

 

 まあ、大淀やハルナ(蒼き鋼)も話し合いに参加していた。変なことにはならないだろう。

 

 

 

「モビルワーカーが大活躍にゃ、あれ思ったより凄いにゃ」

 

「ああ、ナノマテリアルのお陰でかなり改造し易い」

 

 

 

 ザクタンクをベースに作業用のモビルワーカーを作ってみたら、思った以上に暁の大陸の開発に役に立ったので、これも今後は商品としてレンタルなどが出来るかもしれない。

 

 まあ、エンジンの誘爆が怖いけど、この世界では滅多に起きないだろう。

 

 ちなみに販売はしない。技術流失が怖い。レンタルする時は監視役も派遣する。

 

 

 

「でも、輸送はどうするにゃ?」

 

「輸送艦(提督の決断Ⅳ)があるから大丈夫だよ」

 

「指揮官、本当に何でもありだにゃ!」

 

「でも、これで艦娘が行動し易くなった。特に大和などの大型艦は不用意に動かせなかったからな。大分助かるよ」

 

「にゃ~、遠征で海から小さなドラム缶を釣り上げる艦娘の姿には度肝を抜かれにゃけど、量は少なかったにゃからにゃぁ~、交渉が上手くいって良かったにゃ~」

 

 

 

 ウチの家計を色々とやりくしている一人なので、ちょっとずつだけど減っていく資源に不安を感じていたらしい。

 

 ま、守銭奴でがめついが、良くやってくれている。

 

 

 

「今日は沢山可愛がってやろう」

 

「にゃっ?! それは指揮官がしたいだけじゃにゃいかにゃ?!」

 

 

 

 顔を真っ赤にする明石に俺は首を傾げる。

 

 

 

「え、ああ、夜じゃなくて、今の可愛がるって意味だったんけど……?」

 

「え」

 

「「…………」」

 

 

 

 しーん、と静まり返る空気。

 

 

 

「夜の方「にゃーっ!!」――ぶふっ」

 

 

 

 俺が言う前に、明石は俺の頬を引っぱたいて、叫びながらどっか行った。

 

 

 

「痛い……」

 

 

 

 戦闘艦ではないが、流石は船。首が千切れるかと思った。

 

 

 

「はぁ、まだまだ駄目だなぁ。俺」

 

 

 

 俺は叩かれた頬を撫でながらそう呟いた。

 

 

 

 

 

△▼△▼

 

 

 

・クワ・トイネ公国 西部の町ギム 騎士団会議室

 

 

 

 

 

今日、俺は西部方面騎士団団長モイジ殿に会いに来た。

 

ギムの町に配備する部隊の配置について、相談しに来たのだが。

 

 

 

「こ、この映像に映っているもびるすーつと言う、鉄の巨人が援軍として派遣されるのですか?」

 

「はい、いつでもこの町の防衛に参加できますよ」

 

「……信じられませんな」

 

「ええ、後ほど、大型トレーラー。馬を必要としない大型の鉄の馬車と思って下さい。それに乗せたMSを見てもらいます」

 

「おおっ、実物を見せてもらえるのですね?」

 

「はい、こちらの作戦上。まだMSをギムの町で展開するつもりはありません。先日行われた暁市でMSの展示をしましたが、ロウリア王国のスパイの報告をロウリア王国の上層部は恐らく信じないでしょう」

 

「確かに、この映像を見ても信じられません」

 

「はい、仮にMSの報告が行われていても、実物を見るまでは半信半疑のはずです。そして無防備に突撃して来てくれれば、まとめて蹴散らせます」

 

「なるほど、油断をさせるわけですな」

 

「ええ、ワイバーンが高級な兵器で、ロウリア王国はかなりの数を揃えています。それ故に慢心しているはずです。それと此方で貸し出すポーションなどは足りていますか?」

 

「ええ、貴方方が送ってくれた魔法薬のお陰で、訓練も安心して行えております」

 

「それは良かった。ああ、申請した地下トンネルですが」

 

「はい、騒音については、まあ、苦情は来ておりますが、問題の無い範囲です」

 

「そうですか、少々音が大きいので不安でしたが、この戦争が終わり次第埋めますのでご安心を」

 

 

 

話し合いが終わり、マクロスに帰還して、自室で改めて防衛計画を読んでみる。

 

 

 

 今回、ギムの町に派遣するMSは雇われた分だけにするはずだった。

 

 だが、ロウリア王国へスパイ(アイルーと透明マント装備)を送ったところ。

 

 四十万の兵力を送ることが分かった。更にワイバーンも500騎。

 

 追い返すだけなら、雇われた分だけでも十分だが、今後のことを考えると徹底的に倒した方が良い。平和な異世界生活を目指している俺は、希望者を募った。

 

 結果。

 

 

 

「これ、イジメだよな」

 

 

 

 以下、今回のギムの町と周辺に展開する主なMS部隊のリストだ。

 

 

 

MSロロナ中隊 パイロット ホムンクルス 装備機 陸戦型ガンダム 十二機

 

MSトトリ中隊 パイロット ホムンクルス 装備機 量産型ガンキャノン 十二機

 

MSメルル中隊 パイロット ホムンクルス 装備機 量産型ガンタンク 十二機

 

MSルルア中隊 パイロット ホムンクルス 装備機 ジムスナイパー 十二機

 

 

 

 合計 48機、ロウリア王国の兵士にとっては涙目だろう。と言うか、罰ゲームだ。

 

 

 

更にギムの町以外の村などを守るために小規模の部隊派遣も行う。雷(艦これ)やラフィー(アズレン)などの駆逐艦だ。地上でも戦えるので、少数でもちょうど良いだろう。美少女でも身体は駆逐艦。

 

 

 

 本来はこれに、ギムの町を攻撃している間に、南から回り込んで敵主力に攻撃する別動隊も検討されたが、過剰戦力もとい流石にサービスが多いのでは? と、言うことになり、没になった。

 

 

 

「後は、海か。しかし、4000とか数だけはすごいなぁ」

 

 

 

 当初の予定では、雇われた空母四隻の艦載機とDOLLSによる攻撃だけにするつもりだったが、いささか数が多い。と言う訳で、こちらも希望者を募った結果。

 

 

 

 人間サイズになった妖精さん達がパイロットとして、VF-1バルキリーで出撃することになった。

 

 ちなみに、VF-1バルキリーには、オーバーキルすぎるので、大型対艦反応弾は装備させない。ってか、そもそも使おうとするなよ!

 

 

 

 実は割と戦闘狂な妖精さん達が、書類にしれっと装備許可を求めてきて、危うくサインするところだった。

 

 ホーミングミサイルで我慢しろ!

 

 

 

 で、結果的にこちらの海上での戦力は、最終的に空母八隻(その上にDOLLSを百ずつ配置。それ+本来空母が装備している艦載機)とマッドアングラー1隻と水中MS、ズゴックEとハイゴシックを搭載、VF-1バルキリー二十機は直前まで、スモールライトで旗艦となる赤城(蒼き鋼)で預かることになった。

 

 

 

 スパイが手に入れた情報で、亜人への差別が凄まじいことが分かり、みんなはロウリア王国が危険な国家だと認識。

 

 クワ・トイネ公国とクイラ王国の戦争が終わった後、個別でロウリア王国と戦うことも想定している。国家でもない傭兵が国を襲撃しても良いのかは置いておく、最悪、ロウリア軍に喧嘩を売らせて、そのまま王宮突撃する。

 

 

 

 ま、この戦争に勝った後、クワ・トイネ公国に働きかけて、ロウリア王国に差別などの撤廃などを要請するつもりだ。大人しくさせられれば、問題ない。

 

 

 

 大人しくならないなら、本当に王宮に乗りこむ。

 

 美人なエルフやモフモフな獣人、合法ロリなドワーフを迫害するなんて、もっての外である!!

 

と、言う訳で、情報収集しながら、その時を待った。

 

 

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