謎の世界で生き残るために傭兵団作った 作:全力執奏
・武器販売
「パーパルディア皇国ね」
「はい、パーパルディア皇国が、ロウリア王国に支援していました。パーパルディア皇国をできる範囲で調べましたが、拡張主義国家で、差別も多いようです」
空母アカギの中に作られた自室で、俺は伊400と伊402から、ロウリア王国を支援していたパーパルディア皇国の調査報告を聞く。
ロウリア王国のアデムという武将が色々知っていたみたいなので、クワ・トイネ公国からも調べてもらったが、敵対する可能性が高い国家だと分かった。
「やはり、武器は最低限販売するか。ロデニウス大陸は平和であった方が助かるし」
「では、予定通り話を進めます」
「クイラ王国も同じく」
「教官は各兵器のDOLLSを、銃器についてはあきつ丸(艦これ)に」
「了解です。アドミラル」
「戦闘機はどうしますか?」
「うーん、両国にはワイバーンがあるからな。一度に売ると向こうの財布もある。両国には幾つか提案だけしておいて、あまり売り込むな」
「「了解」」
「それじゃあ、話は終わりだ。俺は風呂に入るから、二人も休め」
「「はい」」
そうして、俺はアカギの中にある小さな浴室へ向かったのだが。
「なあ、休めって言ったのに何故着いてくる?」
「入浴、魂の洗濯」
「休むにはちょうどよいかと」
「……そうか」
じっと俺を見上げてくる二人の美少女。
「「「…………」」」
メンタルモデルも身体は柔らかかった! とだけ。
・陳情
暁の大陸の第一基地にどこでもドアで帰宅。現地に住む皆の陳情を聞くために来たんだけど。
執務室に入ってきた、一人のホムンクルス(♀)が無表情で、こう言った。
「開発部より、新兵器開発プランが提案されました。開発部の提案をご覧になりますか?」
「いいえ」
嫌な予感がしたので、俺はホムンクルスが持って来た陳情を不許可の箱に入れた。
するとドアの外で、様子を伺っていたホムンクルス達と妖精さん達が騒ぎ始める。
「おにー、あくまー!」
「酷いですグランドマスター!」
「人でなし!」
「ろりこん!」
「ぺど!」
「変態! 色魔!」
「そこまで、言うなら見てやるが、前回みたいな、ふざけた物なら覚悟しろよ。」
呪力を滲ませると、全員が逃げた。
やはり、ロクデモナイ物だったか。
娯楽の為にゲームやアニメを取り出したのだが、ホムンクルス達は、感情豊かになったが、妖精さんの影響もあり、色々と無茶をしようとしたり、大変だった。
最初の陳情はまともだったが、娯楽解禁後は酷かった。
真ゲッターがほしいとか、マジンカイザー作ってほしいとか、アルティメットガンダム製造許可とか。
お前等は何と戦うつもりだと……。
「グランドマスター、ホムの提案は真面目です」
「ほぉ、どれだ?」
「これです」
俺が不許可の箱から取り出された書類をホムンクルスから受けとると、
「立体機動装置の研究・開発です」
「却下」
「な、何故ですか? あればホム達の歩兵としての能力は上昇します」
「訓練で何人死ぬか分からないし、生身での運用だ。死亡率が高くなる上に鹵獲が怖い。更に歩兵ならDOLLS達がいるだろう」
「そ、そんな……」
ガックリと肩を落とすホムンクルス。
とりあえず、さっき出された陳情を確認する。
「ダンバインが欲しい。オーラ力無いだろうお前等。えっと、バスター軍団、だから何と戦うつもりだ。マジンガーZか、戦闘力的にギリかな? でも、光子力が怖いから却下だ。ゲッターロボ、だから前にもゲッター線が怖いって言っただろう! 次、砂糖の増産か、これは許可だ。ええっと……」
幾つか許可を出すと、ホムンクルスが立ち上がって、俺に言った。
「グランドマスターは」
「ん?」
「グランドマスターは筋肉もお好きだと聞きました」
「……まあ、女戦士系もいけるけどさ」
誤解を招きそうだ。特に長門(艦これ)が暴走しそうだから、発言する気をつけて。
「グランドマスターは見たくありませんか?」
「何を?」
「裸立体機動装置姿を!」
俺はホムンクルスと見つめ合う。
「なあ、ホム確かに、俺は裸エプロンとか好きだよ」
「内緒で見せてあげます」
「「…………」」
後日、立体機動装置は少数、スポーツ用に生産された。
結果、立体機動装置を使ったオリジナルスポーツは、ロデニウス大陸でメジャーなスポーツの一つとなった。
後、ナノマテリアルなどの異世界技術を使い。
ダンバイン(レプリカ)、マジンガーZ(レプリカ)、ゲッターロボ(レプリカ)、光武(レプリカ)など、あくまでも暁の大陸防衛用として多数のロボットが開発、生産された。
これを切っ掛けに暁の大陸の防衛部隊が作られるようになり、後日この防衛部隊は大暴れすることになった。
・お願い! 蒔絵ちゃん!!
「お願いです。人工衛星を作って下さい」
「団長さん……」
「アドミラル、土下座はどうかと思うぞ」
呼び出したハルナの願いで、友達の蒔絵ちゃんを呼び出した。
で、思い出したけど、蒔絵ちゃんはデザインチャイルドだ。
天才だ。ヒューガの代わりに色々と研究開発をしてもらうために、手土産を持って、お願いした。
ちなみに、蒔絵は薬が必要なので、それも、頑張って大量に産み出す。
「団長さん、人工衛星以外にも、他にも何か作る?」
「打ち上げ施設とか、後はこれかな」
「どれ?」
「これを見てほしい」
俺は計画書を蒔絵に見せた。すると、
「……子供の落書き?」
「子供に馬鹿にされた!!」
「いや、大雑把すぎるからさ、でも、これは本当に必要なの?」
「ま、念のためだよ」
この世界には、どんな爆弾があるか分からない。
第四真祖の力があれば、問題はないと思うけど、残念ながら、不完全な状態だ。
もちろん、最強系の能力を使えば、とも思うけど。
一部の力は制限されてる。
もしかしたら、俺はこの世界の主人公的な奴等を手助けするために来たのでは? とか考えたが、答えなんて出ないので、備えることにした。
「あ、そう言えば、他の皆のとは、どうだい?」
「うん、ユニコーンやジャベリン、皆と友達になれたよ」
「それは、良かった。無理しない程度に進めてくれ。それと助手につけたホムンクルス達とも仲良くな」
「大丈夫だよ、団長さん。あ、そう言えば、レプリカ作るってきいたけど」
「ん? ああ、本物は危ないからな、エンジンや他のパーツは別な物で代用しようかなと」
「ふむふむ、手伝っても良い?」
「ん? 助かるけど、いいのか?」
「もちろん、ハルハルも手伝って」
ハルナが俺を見るのでOKを出す。
「よーし、色々作るぞ!」
「あ、その前に発電機とか蓄電器作って」
「え?」
「いや、電力が足りないから、アカギには身軽でいてほしいしから、発電所を作らないと」
「あー、うん、分かった」
こうして、いつの間にか、蒔絵は暁の傭兵団の技術開発部の所長になっていった。