バンクヒロインプリキュア!   作:Quick

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一先ずやってみようと思います。興味があったらどうぞ。


プロローグ

2019年 2月

 

昼下がりの競輪場

 

 

そのバンクでは、9人のレーサーが隊列を組んで自転車を漕いでいた。その前には、1人のレーサーが先頭を走る。

 

 

 

 

あの音が鳴るまでは、

 

カーン… カーン… カーン カーンカーンカンカンカンカンカンカン………

 

 

カーン

 

 

 

残り1周半を迎えて鐘が鳴るなか、戦闘を走っていたレーサーが離脱した途端、自転車に乗る9人のレーサーが列を崩して必死に自転車を漕いでいる。その姿を、見ている者達は叫び続ける。自らを託したレーサーへと叫ぶのだ。

 

 

 

勝負はついた。

 

ゴールラインを先頭で駆け抜けたレーサーに対して喝采を送る者をいれば、無惨にも敗れ去ったレーサーに容赦ない罵声を飛ばす者もいる。正に、弱肉強食、実力主義の世界。それが競輪である。

 

 

 

そんな世界で1500人もの女性が戦っている。

 

彼女たちが目指すのは、その6分の1のレーサーのみが属するS級1班。その地位に付くレーサーは、トップレーサーの証である。

 

そして、更にその上、たった9人のみ手にすることができる地位、S級S班を目指して彼女たちは日々鍛練を積み、レースに挑んでいるのだ。

 

「お疲れ様です!」

 

「うん、ありがとうっしゅ!」

 

1着になったレーサーを迎えたのは、新人の野乃はな(19 A級3班)。デビューして2ヶ月である。

 

はなに迎えられたのは、来海えりか(27 A級1班)。はなの先輩レーサーで、S級に所属していた実績を持つ。

 

レースが終わると、同地区の後輩レーサーがレースに出場したレーサーの自転車の片付けをする。勝ったレーサーは、共に走ったレーサーにスポーツドリンクを配っていた。

はな「来海先輩、今日もいい走りでした。」

 

えりか「まあ、これくらいやんないと上に上がれないからね。

 

あと、明日ははなの初勝利のチャンスだよ。絶対初勝利をゲットするっしゅ!」

 

 

はな「はいっ! 来海先輩も決勝戦頑張ってください!」

 

えりか「任せるっしゅ!!」

 

 

レースがすべて終わり、自転車や整備道具などを片付けた後、はな達は競輪場から宿舎へと戻っていった。

 

 

その道中、

 

「はな!」

「あ、ほまれ!」

 

はなに声をかけたのは、同期の輝木ほまれ(19 A級3班)。同期ではNo.1の成績でデビューを迎え、いきなり2連続優勝。明日出場する決勝戦に勝てば3連続優勝の為、一気にA級2班へ昇格できるのだ。

 

はな「頑張ってほまれ。明日は応援してるから!」

 

ほまれ「ありがとう。明日はお互いに頑張ろうね。」

 

3日間の開催も、残すは最終日のみ。

 

果たして、新人レーサーはなは初勝利を、えりかは優勝を、そしてほまれは優勝し次の舞台へ昇ることは出来るのか。

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

競輪用語

 

1 競輪

公営競技の1つで、自転車競技でかつギャンブルの1つである。

 

基本的には9人で争う(A級チャレンジやガールズケイリンでは7人で)

 

 




こんな感じにやっていきます。

話の終わりには毎回競輪用語を載せていきます。
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