病んでますよ!アイズさん   作:abc

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第二話

「ベートさん……何で余計なこと言うんですか?ベルと私は運命の出会いだったんですよ。それなのに別れるなんて……ひどいこと言わないでください。殺しますよ?」

 

「……(頭が)やべえな」

 

「ベル、ベートさんの言うことは聞いちゃダメ。私の事だけを見て、私の言葉だけを聞いて、私の事だけを考えて、ね?」

 

「あ、あの、気持ちだけ受け取っておきますから……」

 

「体も心も受け取って」

 

「いや、もう勘弁してくださいよ、ほんとに……」

 

「照れてるとこもかわいいよ」

 

 

 ベートはもう手の付けようがないと言わんばかりに別のテーブルへ移る。

 それと同時にエルフの少女がアイズに対して声を荒らげる。

 

 

「アイズさん!いい加減にしてください!私はもうこんなアイズさんは見たくないです!」

 

「レフィーヤは黙ってて……私はもうベルと添い遂げることにしたんだから」

 

 

「……ロキ様、紹介してもらえますか?」

 

「ああ、うちの冒険者のレフィーヤや。アイズたんの後輩ってことになるんかな」

 

「後輩ですか……でも、何か様子がおかしくないですか?」

 

「……うん、まあ、レフィーヤはアイズたんのことちょっと好きやったからな。意見が食い違うのもしゃーないやろ」

 

「えぇ……僕もう意味が分からないです」

 

「そんなん……うちもやで……」

 

 

 ベル、理解するのに10秒ほどかかる。

 

 レフィーヤがアイズのどこを好きになったのか分からないベルであった。

 

 

「酷いですアイズさん!いつもの根暗で優しいアイズさんに戻ってください!」

 

「いい加減にして。根暗というのはいくら何でも失礼すぎる。自分の言動にはよく注意した方が良い」

 

「あ、すいません」

 

 

 ベルは思わず率直な感想を述べてしまう。

 

 

「……いや、今のアイズさんの発言はおかしくないですか!?何で僕に対しての言動には注意しないんですか!?」

 

「ごめんねベル。私が好きなのはベルだけだから。レフィーヤの言いがかりのせいでベルが混乱してしまったね。レフィーヤ……もうこれ以上ベルに迷惑掛けないで」

 

「いや、僕が混乱してるのはアイズさんの発言にですよ!しかもこの場で一番迷惑かけてるのはアイズさんですからね!」

 

「……ちょっとうち、トイレ」

 

「ロキ様も逃げないでください!自分のところのファミリアでしょう!」

 

「いや、もう、疲れてきたし、気づいたらうちら以外全員別のテーブル行っとるし」

 

 

 ベルは悩んでいた。確かに自分は出会いを求めてオラリオに来た。それなのに気づけば何か変なのに絡まれてる。ベルはオラリオに来たことを少しだけ後悔した。

 

 

「アイズさんはさっきからそこにいる少年に対して付き合ってるって言ってますけど、全然付き合っている感じじゃないですよね。付き合ってるならキスぐらいできるはずじゃないんですか?」

 

「え?」

 

 

「これは……(キスをして証明)するしかない」

 

 

◆どうするベル……――!?

 

 

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