二年間剣の世界で生き延びた剣士はまたVRにのめりこむようです   作:ウィングゼロ

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25話『SAO生還者と第1回イベント』

転移エフェクトが終え、町中だった光景がゴツゴツとした岩が並ぶ岩場に変わっていた。

 

 

 

「さてと…行きますか!」

 

 

 

転移した直後、俺は走り出す。ある程度の一定距離は離れているだろうがそこはハイパーセンサー頼りで探す。

 

軽快に動くともちろんそれにプレイヤーは反応する。その微かな動きを頼りに俺は直進。そしてプレイヤーを捉えると一気に距離を詰めてバスタードソードで胴体を真っ二つにすると後ろを見ず、次のプレイヤーを探す。

 

 

なぜ此処まで速攻に徹するか、それは周りと比べて範囲技という技を会得していないから。

 

ついこの前取った大地の怒りは強力だが、回数制限の上に一時間のクールタイムがある為に容易に使えない。

 

 

「これで八人目!」

 

 

そうこうしていると一撃KO即離脱で8人目倒し、また次の獲物を狙う。

 

 

「くそ!いたぞ!」

 

 

横からそんな叫び声が聞こえ目線を向けると、先ほど倒してリスポーンした倒したプレイヤーが目の敵にして俺に向かって突っ込んでくるのがわかる。

 

 

「返り討ちにしないとな」

 

 

笑みを浮かべて、駆け出している足を上手く速度を殺さずに迫りくるプレイヤーに向かって走り出した。

 

 

 

シノンSIDE

 

 

 

「此処は…森林かしら」

 

 

イベントが開始して転移した私の開始位置は森の中で障害物が多くて弓使いとしてはあまり好ましい地形じゃないけど、私にとっては優位に立ち回れる戦場だ。

 

 

 

「まずは…アンカーショット

 

 

近くの木の太い枝に矢の照準を合わせ放つと枝に鎖が撃ち込まれる。

 

 

「よっ…と」

 

 

撃ち込まれてしっかりと鎖が刺さっているのを確認すると鎖をよじ登って木の上に上り、遠見を使って手頃な高さの場所を探す。

 

 

「あそこなんていいかしら?」

 

 

そしてよさそうな場所を見つけ、移動を開始するけどここで前方で人影が見えた。

 

 

「敵…ね。相手はこっちに気づいてない」

 

 

大体距離は90メートルといったところ。なら問題なく射程範囲内だった。

 

 

 

周囲に敵がいないか確認した後、私は弦を引いて狙いを絞り放つ。矢は勢い良く飛んでいき気づいていないプレイヤーの頭を射抜き一撃で倒した。

 

これもサイトと行動していた賜物かしら?

 

 

 

シノン

 

 

 

Lv25

 

 

 

HP 45 <+50>=95

 

 

 

MP 10

 

 

 

 

 

 

【STR 35〈+45〉=80】

 

 

 

【VIT 15】

 

 

 

【AGI 25<+35>=60】

 

 

 

【DEX 90<+110>=200】

 

 

 

【INT 0】

 

 

 

 

 

 

装備

 

 

 

頭 【空欄】

 

 

 

体 【狩人の服・Ⅷ】

 

 

 

右手【エンジュ・ボウ・Ⅸ】

 

 

 

左手【空欄】

 

 

 

足 【狩人のショートパンツ・Ⅶ】

 

 

 

靴 【狩人の靴・Ⅷ】

 

 

 

装飾品 【空欄】

 

 

 

【空欄】

 

 

 

【空欄】

 

 

 

 

 

 

スキル

 

 

 

【暗視】【弓の心得6】【遠見】【マルチショット】【パワーショット】【アンカーショット】【必中】【狙撃手】【跳躍】【HP強化小】

 

 

 

 

 

これを作ってくれたイズには感謝しかないわ。もちろん、エンジュ・ボウの素材である巨木の木材を渡してくれたサイトにも。

 

DEXが上がってより精密な射撃ができるようになったし、今のところ遠くから狙撃いてるからダメージもない。

 

 

 

「…ふぅ…さて絶好の狙撃ポイントに急がないと」

 

 

出来れば上位を狙いたいし…見つけた時は、みんなごめんだけど手加減はしないわよ?

 

 

 

 

NOSIDE

 

 

スラッシュ!!

 

「うわああぁぁっ!!」

 

「これで122人か…うーん上位の人間っていまどれだけ倒してるんだろう」

 

 

 

片手剣スキル、スラッシュでプレイヤーを倒したアキはとりあえず誰もいないのを確認して一息付く。

 

アキもこのイベントが始まって何とか襲い掛かるプレイヤーを倒し、着実に順位を重ねてきていた。

 

左手に購入した盾で敵の攻撃を捌き、隙を作るとスキルを使い確実にダメージを与える。堅実な戦いが実を結んでいる。

 

 

「うーん、そろそろ盾の耐久値も心もとない気がするな…」

 

 

しかしここに来て盾を酷使しすぎたのが耐久値を削り、壊れるかもしれないという現状を作り出してしまっていた。

 

 

「替えの盾は買えなかったもんな」

 

 

そう言いながら買っていたポーションで削れていたHPを回復。まあ何とかなるかと開き直ると草木が揺れてアキは臨戦態勢を取ると直ぐに誰なのか分かった。

 

 

 

「ワタル!」

 

「よう!アキ、そっちも順調みたいじゃねえか」

 

 

姿を現したのは仲間であるワタル。アキも気さくに挨拶を取るがいつでも仕掛けられるように剣は構えたままだ。

 

 

「こんなところで会っちまうとはな…さてやりあうか」

 

 

いくら仲間で友達だろうと今は敵同士。そのことは百も承知とお互い武器を構えいつ仕掛けるかの機会を伺う中、再び新たな来客者が現れる。

 

 

「ほう?こんなところで友と相対するとは、どうやら俺達は切っても切れない何かに繋がれているのやも知れんな」

 

「スギナミくん」

 

「ここでスギナミも来るかよ」

 

 

現れたのはこれまた友人であるスギナミ。どこかの忍びのような装備に装填済みのボウガンを見て三つ巴になるかと二人に緊張が走る。

 

誰かが動けば他も全員が動く。そんな緊迫な状況の中スギナミは少し後ろを気にして、ふむと考えると口を開けた。

 

 

「残念ながら、俺は負けが分かっている戦いに興じるほど熱血ではないのでな…早々に退散することにしよう」

 

「おいおい、そんなことさせると思ってるのか?」

 

「そうだよ、あったからにはちゃんと戦ってもらわないと」

 

「安心しろ。お前たちの2人の相手は時期に来る潜伏

 

 

戦わず逃げようとするスギナミに逃がさまいとアキとワタルはスギナミに武器を構えるが、スギナミは持ち前のAGIと姿を一定時間隠すことができる潜伏を使い姿を消すと、この場所から颯爽と立ち去って行った。

 

 

「俺達の相手?どういうことだ?」

 

「まさか…」

 

 

スギナミが残した言葉に腑に落ちないワタルだが、アキには何となく嫌な直観が働いて汗がにじみ出る。

 

そして、そのアキの嫌な予感は直ぐに現実のものになった

 

 

「あれ?スギナミ追いかけてきたら、アキとワタルか…まあいい此処であったが百年目…潔くポイントになってくれ」

 

 

スギナミが来た方角からやってきた。サイトはアキとワタルを見つけると標的変更と言わんばかりにバスタードソードを構え二人に襲い掛かってきた。

 

 

第二回のイベント。サイトのパーティーは四人が良いか八人良いか迷っています。どうすれば良い?

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