二年間剣の世界で生き延びた剣士はまたVRにのめりこむようです   作:ウィングゼロ

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26話『SAO生還者と第1回イベント2』

イベント開始からもう90分が経過してイベントも折り返した頃、俺は出会う敵を一撃で屠りながら着実にポイントを増やしていく。

 

「さてと…あんたで最後だ…フレデリカさん?」

「…本当に最悪…」

 

ちょっと前に二十人ほど乱戦状態だったこの場所へやってきて、取り合えず半数以上を一撃で葬り去り、残りは高位ランカーであるフレデリカさんが片付けたようだ。

つまり1対1の状況で相対しているということだ。しかもフレデリカさんは魔法使いビルド…俺とは確実に分が悪い。

この場合、やられるのを避けて逃げに手するべきだが、不幸なことに既にフレデリカさんでは逃げ切れないほどの距離で確実に仕留める自信もある。

 

「自信たっぷりな表情だね。だけど簡単にやられる気はないからね」

 

顔に出ていたのかそれを見た。フレデリカさんは捨て身の覚悟を決めた顔つきで杖の先端を俺に向けていつでも魔法を放つ構えを取るが、俺とフレデリカさんと俺は激突することはなかった。

 

「は?」

「え?」

 

お互い短い戸惑いの声と共に、フレデリカさんの頭に矢が突き刺さり、そのままHPが全損でポリゴンとなって消滅した。

 

「……」

 

呆気ない終わりに無言で矢が放たれた方向を見ると…何時からいたのか見知った人物がボウガンを携え不敵に笑っていた。

 

「残念だったな。隙だらけだったから美味しくいただいたぞ。では俺はこれでさらばだ!!」

「待ちやがれ!スギナミ!!」

 

 

そう言ってこの場から立ち去っていくのを見て、横取りされた鬱憤を晴らすべく、俺はスギナミの名前を叫び追跡を開始した。

 

大体10分以上は杉並を追いかけたが、遭遇したプレイヤーもきっちりと倒し、あたかも追いかけてくださいとギリギリ見失わないように調節して逃げるスギナミを追いかけて…遂にスギナミは俺の視界から消え…スギナミがいた場所まで辿り着くと、アキとワタルがいた。

 

これ以上スギナミを追いかけて順位に響くのは嫌だから、まずはアキとワタルを片づけることにした。

 

「スギナミの奴、最悪な奴に連れてきやがった。」

「後で覚えておけよ。スギナミの奴」

 

運が悪いことに、俺と遭遇してしまった原因を作ったスギナミに対して愚痴る二人。逃げることは叶わないと相槌だけで二人で戦うことを決め、俺に武器を向けるが残念ながら2人を相手にしている時間はない。

 

「は?」

「まず一人」

 

一気に間合いを詰めて一閃。AGIが低いワタルには避けることはできず、その上ワタルのVITでは受け切れるわけもなく、なすすべなくポリゴンになって消滅。

 

「ワタ…ルぅっ!!」

 

アキがワタルのHP全損に対して叫ぶ中、すかさず返し刃でアキに斬りかかるが、流石はVR慣れしていることもあり紙一重で回避。だが詰められたことは変わらない。再度素早くもう一撃決めると紙一重で耐性を崩していたアキには避けることは叶わず、ワタル同様、ポリゴンになったのは言うまでもない。

 

「はぁ…なんとかだな…もうすぐ残り一時間…」

 

それだけしかないが、今の順位はどれぐらいなのか少し気になるが、今はポイントを稼がなければ。

 

 

 

シノンSIDE

 

マルチショット!!…もうここもバレてるから移動しないといけないわね」

 

結託して近づいてきたプレイヤーを全員仲良く倒した後、もうここに居続ければ今度は対策をされかねないと踏んだ私は軽快な動きで別の狙撃ポイントに向かう

狙撃ポイントの目処はしっかりと立ててあるから問題はない。

迷うことなく、敵に警戒しながら進んでいると突然アナウンスが流れる。

 

【現在の一位はペインさ。ん二位はドレッドさん。三位はメイプルさんです!これから一時間上位三名を倒した際、得点の三割が譲渡されます!三人の位置はマップに表示されています!それでは最後まで頑張って下さい!】

「…………え?メイプルって……」

 

正直耳を疑った。トップ3の中に私と同じ時期にこのNWOをやり始めたメイプルがサイトすら差し置いて3位ととんでもない大健闘している

 

「今の順位は……」

 

 

1位ペイン

2位ドレット

3位メイプル

4位ミィ

5位サイト

6位ドラグ

7位カスミ

8位シン

9位マルクス

10位クロム

………

 

「あいつも上位にはいるのね……私は…13位か……何とか上位いけるかしら」

 

まだまだランキング範囲内だ。だったら頑張らないと

そう思っていると、狙撃ポイントに辿り着いたから高所を確保すると再び狙撃を開始した。

 

 

サイトSIDE

 

「現在5位……か」

 

今の順位を確認した後、直ぐにマップを確認する。

 

イベントマップに点灯する点が3つ。これが上位3位までは居場所が分かる。

だがしかしだ…

 

「3位が…メイプルって…一体何してるんだ?」

 

正直あの装備はユニーク装備だったのは間違いない。スキルも普通では無いと分かっているが…まだ1週間の初心者が3位とはそれは経験者のプライドというものがあった。

 

「普通ならメイプルを狙いに行くべき何だが…嫌な予感しかしない…となれば…今此処から1番近い反応…ドレットの元へ行くとするか」

 

 

第二回のイベント。サイトのパーティーは四人が良いか八人良いか迷っています。どうすれば良い?

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