二年間剣の世界で生き延びた剣士はまたVRにのめりこむようです   作:ウィングゼロ

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29話『SAO生還者と打ち上げ』

 

 

 

 

「というわけで、第1回イベントお疲れ様!かんぱーい!」

 

 

 

そのワタルの音頭で始まったパーティー。ワタルの一声に俺達も続けて乾杯とグラスを鳴らす。

 

 

 

「いや~俺達やれることはやったと思うけどよ、お前らどうやったら上位にランキングできるんだよ」

 

「えへへへ」

 

「まあ、教える人が普通じゃなかったからね」

 

「キャリアが違う」

 

 

 

そう言って羨ましそうに見るワタルに対して、照れるメイプルに俺を横目で見ながら教える師が強かったときっぱりというシノン。そして俺は普通にプレイ時間の差だと断言して言った。

 

 

 

「くそぉ!サイト!シノンと二人きり…羨ましいな!このやろー!!」

 

「一応言っておくが、ワタルが思っていることはなかったぞ」

 

「ふーん、ワタルってそんなこと思ってたのね」

 

「え?なんで俺…冷たい目で見られてるの?」

 

 

 

戸惑いの声を上げるワタル。本人はあまり分かっていなかったようだが、あんな言葉を言えば冷ややかな視線を向けられるのも無理はない。

 

 

 

「ワタルに関しては身から出た錆しか言えんが…今回の大会は大いに番狂わせだったろうな」

 

 

 

 

 

そう言ってスギナミは、運営の掲示板に記載されている今大会のランキングをみんなに見えるように表示すると、俺も改めてそれを見て苦笑いの笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

1位ペイン

 

 

 

2位サイト

 

 

 

3位メイプル

 

 

 

4位ドレット

 

 

 

5位ミィ

 

 

 

6位ドラグ

 

 

 

7位カスミ

 

 

 

8位シン

 

 

 

9位シノン

 

 

 

10位クロム

 

 

 

 

 

「俺とメイプルとシノンがトップ10にランキングしたからな…シノンもランクに入ったけどどうやったんだ?」

 

「ああ、それね…9位だったマルクスっていう人いたでしょ?その人、罠を使う人でね、近くにいた人は全員その罠に嵌ってやられていたわ」

 

「ふむ。トラップか…中々いいスキルではないか」

 

「ああ、私も移動してた時にその罠にかかって一度死んだんだ。あははは…」

 

「いかにも後方支援型だな…」

 

「接近戦重視のサイトや僕、ワタルは苦戦しそうだね」

 

「…なんとなく、シノンがやった方法分かったかも」

 

 

 

ランキングを見た後、9位に食い込んできているシノンを見てどうやったか尋ねると、途中まで9位だったマルクスの話が持ち上がってくる。

 

ソフィーも掛かったのか苦い笑みを浮かべ当時の記憶を思い出し、スギナミは罠スキルに興味を持ち、ワタルはスタイルが後方支援と呟くとそれにアキが頷き、接近戦重視の俺達には苦戦を強いられる相手だと指摘すると俺も同意するように頷き、最後に何となくだったがシノンがどうやったのか想像が付いた。

 

 

 

「罠はマルクスの周囲にしか設置してなかったから遠くから弓で倒したのよ」

 

「因みに何メートル?」

 

「うーんざっと150はあったかしら」

 

 

 

それはもう弓で当てる距離ではない。

 

そんな思いを俺だけではないみんな…いやメイプル以外はそう思っただろう。

 

 

 

「何かしら?弓の射程が可笑しいって言いたげね…それを言うならメイプルの存在自体も可笑しいと思うけど」

 

「え!?私!?そうかな?普通にプレイしてただけ「どこが!!」うええ!?」

 

 

 

自覚のないメイプルの言葉にみんな声を揃えて反論し、メイプルが戸惑う中しばらくして打ち上げが終わり、各自ログアウトするのであった。

 

 

 

 

【NWO】第一回イベント感想

 

 

 

1:名無しの槍使い

 

第一回イベントお疲れ

 

 

2:名無しの魔法使い

 

お疲れ

 

 

 

 

 

3:名無しの片手剣使い

 

マジでお疲れ…因みにみんなどうだった?俺は開始早々サイトにやられた。

 

 

 

4:名無しの大槌使い

 

開始早々?動くの早すぎねえか?

 

 

 

5:名無しの双剣使い

 

開始早々か…よく直ぐに見つけたよな

 

 

 

6:名無しの片手剣使い

 

多分、気配察知のスキルを持ってたからかもしれない。そのスキルのおかげで速攻仕掛けられた。

 

 

7:名無しの斧使い

 

不運だったなそれは…まあ俺達の話はこれぐらいにして今回のイベントで会った出来事をまとめて感想を述べよう

 

 

 

8:名無しの槍使い

 

サイト対ドレット高位ランカーによる激戦

 

サイトとペインによる共闘からの無双

 

ダークホース歩く要塞メイプルとクールスナイパーシノンちゃん

 

 

 

9:名無しの双剣使い

 

他も色々あったけど、やっぱこの辺りが妥当だな。

 

 

 

10:名無しの魔法使い

 

今大会のダークホースが二頭いたしな。因みに俺は気づいたらシノンちゃんにHS(ヘッドショット)されてました

 

 

 

11:名無しの大槌使い

 

そうか…じゃあ先ずはシノンちゃんについてだな。弓使いで弓の射程を完全に超えている長距離狙撃が出来る。

 

 

 

12:名無しの槍使い

 

観戦プレイヤーからの情報では100メートル以上は離れていても確りとHS(ヘッドショット)ワンキルしてたのを見るとDEXとSTRは振ってるだろうな。

 

 

 

13:名無しの片手剣使い

 

それで間違いはないだろうけど…俺もシノンちゃんと戦ったけど、マルチショットで一緒に共闘していたプレイヤー共々全滅した。その中にはタンクもいた

 

 

 

14:名無しの斧使い

 

は?タンクもワンパンされたの?STRも化け物並みか?

 

 

 

15:名無しの片手剣使い

 

くそ!シノンちゃんに関する情報が不足している。誰かいい情報を持っていないのか!? 

 

 

 

 

16:名無しの大楯使い

 

よう、お前ら…なんだ?シノンについて知りたいのか?

 

 

17:名無しの槍使い

 

お前はクロム!?まさかメイプルだけではなくシノンともフレンドになっていたとか言わないよな。

 

 

 

18:名無しの大槌使い

 

それが事実なら俺達はクロムであろうと挑む覚悟がある。

 

 

 

 

19:名無しの双剣使い

 

俺達が力を集めればいくら上位10位であっても…

 

 

 

 

20:名無しの大楯使い

 

お前ら落ち着け。フレンドにはなっていないが間接的に関係がある。サイトがフレンドだ。

 

 

 

 

21:名無しの槍使い

 

意外なところから名前が出たな。シノンはサイトの関係があるということ?

 

 

 

22:名無しの大楯使い

 

ああ、そうだ。始めて1週間ぐらいらしいがその間サイトと行動を共にしていたらしいぞ。因みにシノンの武器は前に話が出てきた南の渓谷の巨木から取れた木材を使ったプレイヤーメイド。

 

 

 

23:名無しの魔法使い

 

寄生…いやかなり短期間で頭角を現したということか…やばいな。二大新人に負けている俺達の威厳が…!

 

 

 24:名無しの大槌使い

 

イゲン?なにそれおいしいの?…まあ冗談だけど…シノンの強さはサイトの教えの賜物ということで…次行こう次…!

 

 

 

 

 

 

こんな掲示板で今回の大会の感想戦があるとは俺達は知る由もなかった

 

 

第二回のイベント。サイトのパーティーは四人が良いか八人良いか迷っています。どうすれば良い?

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