二年間剣の世界で生き延びた剣士はまたVRにのめりこむようです 作:ウィングゼロ
町に戻りログアウトした後、俺は風呂に入り母さんと一緒に夕飯の支度を手伝っていると玄関のほうから扉が開く音が聞こえてくる。
「ただいま」
「父さん、帰ってきたな」
多分疲れてるだろうからぱぱっと済ませるかと少し台所から離れ冷蔵庫を開ける。
中は母さんが整理しているためにきれいで直ぐにものを取り出すと居間にでソファーに腰かける。父さんに渡す。
「お帰り、父さんはいこれ冷えたビール。」
「おっ、気が利くな…ああ、沁みる!これにつまみは…」
「ないよ。もうすぐ夕飯できるから、それまで待って」
「なんだ、しかたねえな…そうだ、太一お前NWOログインしたんだな。仕事仲間が言ってぞ」
「モニタリングしてたのかよ…別にいいけど」
「あれだけ暴れてたからな…っでどうだった?NWOは」
「…楽しかった…それとどこか懐かしく戻ってこれたって感じた」
「…そうか」
俺の言葉になにか察したのか少し微笑みを浮かべる。
それからすぐに夕飯ができて家族みんなで食べる中。また父さんから話を切り出してくる。
「そうだ、太一、今晩はまたNWOにログインするのか?」
「どうだろう…中学の復習もしておかないといけないし…」
「頑張るのは良いが根詰めるなよ。適度が大事なんだからな」
「適度ね…了解」
夕飯を終え食器を洗い終えた後自室に戻った俺はベッドに寝転がる。そして机とアミュスフィア勉強かゲームか交互に見て考えた後。よし!っと意気込みアミュスフィアを取る。
「今日で3度目のログイン…やっぱゲーマー気質は否めないな」
そんなことをぼやきながら町を散策する俺…この時間帯ならそこまで目立つこともないし、街の散策はしていないから今の内と歩いていると掲示板をみる。
どうやらパーティーの募集などが掲載されているようで様々な要望が書かれている。
「やっぱ、まだ始まって間もないから…あんまり要望を要求する募集はないな…」
別にパーティーに入りたいとは思ってないし、ソロでやっていくつもりだけど…パーティーはパーティーの強みがあるからな…
「なんだ?どこかのパーティーに入りたいのか?」
「え?っ!?」
咄嗟に声を掛けられ後ろを振り向くとそこにいたのは赤い鎧に身にまとうまだ若い男性。
見た感じでは
「ク、クライン?」
「ん?いや俺はクロムっていうんだが…」
困ったなと頭をかく彼に対して勝手に違う名前を呼んだことに謝罪するとすんなり許してくれた。その器量の広さもクラインに似ているなっと内心の持っていると。そうだっと彼…クロムさんは俺に向かって話し始める。
「そうだ、もしパーティーに興味があるならパーティーお組まないか?今から職人プレイヤーを連れて鉱石を取りに行く予定なんだ」
嫌なら断って構わないと付け加えるクロムさん。どうやら悪質なプレイヤーでもないし町の散策は後でもできる。
これも何かの縁だと思って組むのも悪くないかもそれない。
そう思ったら俺はクロムさんの誘いに頷き、職人プレイヤーとは別の場所で待ち合わせているのかその場所へと向かった。
「イズ、ちょうどいいプレイヤーを見つけてきたぞ。」
「あら?早かったじゃない…あなたがクロムが連れてきたプレイヤーね。私はイズ、クロムから少し聞いてると思うけど生産職のプレイヤーよ」
「初めましてサイトです。その聞いた話ですけど護衛…ということですけど」
「ええ昨日から情報が流れた町から少し離れたところの坑道の採掘ポイントまで、生産職だからあんまり遠出はできないから」
なるほど…確かに生産職なら戦闘面はあまり得意ではないし護衛は必要だ。
俺は了承して頷きクロムさんからパーティー申請を受け取りパーティーに加入する。これによりパーティーメンバーへの攻撃つまりフレンドリーファイアを防止することができるらしい。
そういうところ悪質なプレイヤー対策を心掛けているのかもしれないと思いながら早速クロムさん達と一緒に町を出た。
町を出てしばらく。森林が生い茂る通路を歩く俺とクロムさん、イズさん。
なんかこう言った感じどこか懐かしく思う中、不意にクロムさんが顔向ける。
「そうだ。サイトは鉱石とか採取するのにDEX が必要なんだが…何とかできそうか?」
「採取にDEX…残念ながら」
残念ながらDEX0の俺には採取は不向きだ。採取は期待に望めないと伝えると手を顎に当て考えるクロムさん
「そうか…ってことは俺とイズで採取する方向でいいな。」
「ええ、そうね…その分戦闘面で期待させてもらおうかしら」
「ご期待に応えます…あのクロムさん…」
「ん?どうした?後…敬語はいいぞ」
「私もサイトくんも普通に接してくれて」
「それじゃあ…クロムとイズって…付き合い長いんですか?とても仲がいいように見えますし」
「俺とイズがか?そこまで付き合いが長いわけじゃない。ログインして初めてパーティー組んだのがイズだっただけでそのよしみでってだけだ」
「そうよ。ふふもしかして彼氏彼女だと思った?」
「いや、そんなわけじゃ…」
不敵な笑みを浮かべるイズ、それにやれやれとやっぱり付き合い長いように見えるクロム少し困った顔をして俺とイズを見る。
それにしてもクロムにイズ…どことなく二人ともSAOでの知り合いに重ねてしまいそうになる…
そういえば今頃どうしてるかな…俺の知り合いの生産職…片方はキリトに好意を示し。もう片方は俺の専属スミスとして支えてくれていた。
どちらも年が近くて仲もよかった…しかし今の俺はあいつらに合わせる顔が
「どうした?顔色が悪そうだが」
「え!?ああ、すまん…ちょっと考え事…」
「そう?ならいいけど」
心配に見てくるクロムとイズに大丈夫と言って俺たちは坑道へ向かった。