ぼくはけんぞく【小悪魔と旅をしたポケモン】   作:CHRONOM

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最終話です。
こんな駄文についてきてくださった方々ありがとうございました。



最終話 頂点へ挑め!トワVSダンデ!

ムゲンダイナとの激闘のあと、

 

ローズ委員長は自らの罪を認め自首。

 

大会存続が危ぶまれたものの、

チャンピオンダンデの口添えもあり3日後ファイナルトーナメント最終戦を改めて行うこととなった。

 

チャンピオン戦を翌日に控えた夜。

 

トワ様はホテルを抜け出し、

ぼく達6匹のポケモンと星空を眺めていた。

 

『ついにここまで来たね、気が付けばダンデさんと戦えるところまで来ちゃった。』

 

トワ様は1匹1匹に声をかけていく

 

『べこらはトワの最初のポケモン、いつも一緒にいてくれたしずっと活躍してくれた。明日もよろしくね。』

 

[チャンピオンのポケモンもわからせるべこおおおおおおおおおおおおおお!]

 

『たつのこは怖そうな見た目だけどさ、すごく頼りになって皆を引っ張ってくれてありがと、明日も頼ることになっちゃうけどよろしくね。』

 

[ンン-!ワタシニカカレバ!championのPokémon!デアロウトモ~クソザコデスネェ~!]

 

『ビビは進化出来ないって枷がありながらもここまで一緒に来てくれた。ありがと、明日もよろしくね。』

 

[明日も頑張る!の、段!]

 

『ワザップは一番新人だけど持ち前のタフさと器用さでみんなをカバーしてくれてる。明日も頼んだよ。』

 

「なかなかマヒで動かなくても~ワザップは~わるk」

 

『すなぎもも最初のほうからずっとついてきてくれてありがと。明日もすなぎもの力借りることになるけどよろしくね。』

 

[あびゃびゃびゃ!がんばりまっする~!]

 

最後にトワ様はぼくの前に立った。

 

『けんぞくはいつもトワを体を張って守ってくれたり、トワのことをすっごく大事にしてくれてる。ありがとう』

 

【トワ様…】

 

『さびしがりなところとか、涙もろいところとか優しいところとか、全部ひっくるめて大好き。だからさ、明日は笑顔で終わろうね。』

 

【はい!】

 

 

『明日はみんなで笑って!チャンピオンに勝つ!いくぞー!』

 

 

 

 

【[[[[[うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!]]]]]】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、シュートスタジアムの歓声は選手入場前から鳴りやまない。

 

ムゲンダイナとトワ様の激闘を観客も知っているからだ。

 

 

「トワ、きみがここに来ること…ハロンタウンで出会ったあの日から感じていたのかもしれない。」

 

『またまた、そんな調子いいこと言ってる場合?ダンデさん。』

 

「いや、本心だよ。君は多くのポケモンと心を通わせてきたじゃないか。チャンピオンである俺ですら捕まえられなかったムゲンダイナをゲットして騒動を止めたのはほかでもなくきみだ。

 

そんな素晴らしいトレーナーと、今ここで戦えることが楽しみで仕方がない!」

 

『トワは負けませんから!楽しむことも!バトルも!』

 

二人は背を向け距離を話し向かい合う、

そして…

 

 

 

ダンデがマントを投げ捨てると

 

 

お互いに1匹目のポケモンを繰り出した

 

「行け!ギルガルド!」

 

『GO!ワザップ!』

 

 

お互いの一匹目が対峙する

 

観客の歓声は一層大きくなる。

 

『相性が不利…なら!戻ってワザップ!行くよ!べこら!』

 

「相性の有利不利を見越しての行動!きみならそう来ると思っていた!」

 

ボールから現れたべこら先輩にギルガルドが奇襲をかける

 

「シャドーボール!」

 

『かえんボールで反撃!』

 

ギルガルドのシャドーボールをもろに受けるべこら先輩、だがべこら先輩の攻撃も止まらない

 

[きてぃらあああああああああああああああ!!!!!]

 

かえんボールの直撃でギルガルドはダウン。

 

次にダンデが出したのは

 

「行くぞオノノクス!」

 

『なら!出てきてたつのこ!こおりのきば!』

 

「オノノクス!げきりん!」

 

オノノクスの強烈なげきりんを食らうたつのこ先輩

 

[ンンー!西成ダマシイイイイイ!]

 

こおりのきばのクリーンヒットでオノノクスがダウン。

 

ここまでは順調だがこっちも消耗してきている

 

「さすがだなトワ、油断ならないよいくぞ!ドラパルト!」

 

『初めて見るポケモン…でもここは引いてらんない!たつのこ!こおりのきば!』

 

「積極的な姿勢は悪くない!だが甘い!10万ボルト!」

 

ドラパルトは強烈な電撃を放ちたつのこ先輩に襲い掛かる。

 

たつのこ先輩はさすがに電撃に耐え切れない、

トワ様はとっさにたつのこ先輩を戻す。

 

『ありがとうたつのこ、いくよ!ワザップ!』

 

[ワザップはわr]

 

『じしんこうげき!!!』

 

強烈な地震で発生して岩の塊がドラパルトへ直撃、ドラパルトはダウン!

 

 

【すげぇ…これがチャンピオンとのバトル…まさに一進一退の攻防…】

 

「トワ、きみ相手にこいつを使う日が来ること、楽しみにしていた!行くぞインテレオン!」

 

 

くり出された4匹目はインテレオン

 

『あ!その子ってまさか!?』

 

「そう、あの時のメッソンさ。リザードンたちのもとインテレオンも強くなった!今こそその力を見せる!」

 

聞いたことがある

トワ様の旅の初日

 

選ばれなかったメッソンはチャンピオンダンデが引き取ったという話。

 

それがあのインテレオン…

 

『そりゃあ負けられない!行くよけんぞく!』

 

【了解!】

 

『けんぞく!ほうでん!』

 

「有利なタイプで来ること!それは確かに良策だ!だが応用がなってないぜ!インテレオン!マッドショット!!!」

 

マッドショット!?

まて!?それって!?

 

俺は無防備にもマッドショットの直撃を受ける。

 

どくでんきタイプのぼくにとって地面タイプの技は大ダメージ、耐えることが出来ずダウンしてしまう。

 

『けんぞく!大丈夫?』

 

【バトルには…復帰できそうにない…でも!見守る…!】

 

『…終わったらすぐポケモンセンターだからね!そこで見てて!トワが勝つところ!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『いくよビビ!タネばくだん!』

 

「あくのはどう!」

 

 

 

あくのはどうの直撃を受けるビビちゃん…

 

本来なら倒れていてもおかしくないところ

だが!

 

 

[ぬっ!ここで負けるわけにはいかない!の、段!]

 

 

ビビちゃんはあと一歩のとこで踏ん張っていた。

 

ビビちゃんに代わり、

再びたつのこ先輩がくり出される。

 

『たつのこ!こおりのきば!』

 

[コレデフットベェ!]

 

こおりのきばがインテレオンにクリーンヒットし、

インテレオンは倒れる。

 

「トワ、本当に面白いなきみのポケモンたち!」

 

『当然!なんたって!トワのポケモンたちですから!』

 

ダンデはふっ、と笑うと

 

 

「ならおれもそれにこたえていかなきゃな!バリコオル!」

 

5匹目のポケモン、バリコオルを繰り出す

 

『いくよすなぎも!ドリルくちばし!』

 

「フリーズドライ!」

 

[ドリルくちばし!いきまっするー!!!!!]

 

フリーズドライでダメージを受けつつも、すなぎも先輩の勢いは止まらない

ドリルくちばしの直撃でバリコオルはダウンする。

 

 

 

 

残るは、チャンピオンダンデの象徴とも呼ぶべきポケモン

 

 

「チャンピオンタイムは最後の一匹まであきらめない!行くぞリザードン!ダイマックス!」

 

『真っ向からぶつかるよ!たつのこ!ダイマックス!』

 

[ンホー!ダイマックスガンギマリナンジャーイ!]

 

 

リザードンとたつのこ、それぞれがダイマックスしてフィールドに現れる。

 

観客もポケモンもトレーナーの2人もボルテージは最高潮だ

 

 

 

「これが最後の攻撃であろうとオレはあきらめない!リザードン!ダイロックだ!」

 

「たつのこ!ダイストリーム!」

 

リザードンのダイロックをもろに受けたたつのこ先輩、

ふらついてはいるが反撃に出る

 

[クラエー!キユウスプラッシュオジサンストリーム!!!!!!!!!]

 

ダイストリームの直撃で水蒸気が発生

スタジアムは何も見えなくなった。

 

 

<おいどうなったんだ!?>

 

<どっちがかったの!?>

 

<まさか…ダンデが!?>

 

 

 

晴れたその場には

 

リザードンが倒れていた

 

 

「リザードン戦闘不能!よってガラル地方の新チャンピオンは!ジムチャレンジャートワ!!!!!」

 

 

【や、やった…】

 

 

『やったあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!』

 

思わずポケモンたちは自らボールから飛び出し、トワ様に抱き着いたりとびかかったり。

 

『みんな!やった!やったよ!チャンピオンだって!』

 

 

ぼくはそれを見つめる。

今回もぼくは活躍できなかったかもしれない。

 

でもそんなの、

 

いまはどうでもいい!!!!!

 

 

『けんぞく!チャンピオンだよ!チャンピオン!みんなで掴み取ったんだよ!』

 

 

 

 

だってぼくのご主人様は

 

今までで一番の笑顔なんだから!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラル地方チャンピオンダンデはこんな言葉を残しました。

「今ここに新たな伝説が生まれた!

 

 

 

 

 

 

すごい力を持つものなら!

 

 

 

 

どんな未来も描けるだろう!

 

 

 

 

トワが見せてくれる未来、みんなで楽しみにしようぜ!」

 

 

この先の未来は無限の可能性に満ち溢れている。

 

いいことも、悪いこともあるだろう。

 

でもそんな毎日も君となら乗り越えられる。

乗り越えてみせる。

 

 

 

 

 

そう、これは寂しがり屋の1匹のポケモンと、そのご主人様の小悪魔のお話

 

 

 

THE END

 




最後まで駄文にお付き合いいただいた方々本当にありがとうございました。
大好きなポケモンとそれをプレイする推しの物語。
常闇トワ様の配信を見ているとき、あまりにもドラマが多すぎて絶対書く!と決めていました。

トワ様のポケモンシリーズが殿堂入りの段階で終了していることもあり、
この作品もこの話で最終話とさせていただきます。

もしよかったらこれを機にトワ様のポケモン配信を振り返っていただけたらなと思っておる次第です。

短い間でしたが楽しい時間でした、皆様お付き合いありがとうございました。


↓元動画
【ポケットモンスター ソード】名前をリスナーに決めてもらう!ソードストーリー#最終回
https://www.youtube.com/watch?v=uUlTqeseAeU

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