シンフォギア異伝 防人れ! 風鳴一族!   作:とりなんこつ

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第6話 BABY DON DON 輝け!

「うう、緊張するよ~」

 

ガウンを着込んだ響は、珍しく椅子に蹲っていた。

 

「なーにカチコチに固まってんだ、おまえは?」

 

その肩をバンバンと叩く天羽奏は黒いスーツを着ていて、服装だけなら特機部二のエージェントに準じている。

 

「そ、そんなこといっても…!」

 

ワタワタと狼狽する響の姿を眺め、クリスの胸には懐かしさが去来していた。

 

「…二年前のわたしたちも、立花さんみたいだったね」

 

「そうか? 私たちはもっとシャンとしていたと思うが…」

 

首を捻る翼に、クリスはあはは…と少し笑うだけにとどめた。

正直に言えば、響ほどでないにせよクリスも緊張していた。旧トライウイングと活動してから、彼女にも二年間余りのブランクが存在する。

 

一方の翼はソロで活動を続けており、着実に経験を積みつつあった。

翻って過去の醜態は、彼女の中で無意識に改変されているであろうことは想像に難くない。

 

「今日は、大丈夫だよね?」

 

クリスが訊ねた。

トライウイングの新生ライブということで、業界は騒然としている。

正式にライブイベントが公表されたときは、ネットでも検索のトレンド1位となっていた。

天羽奏の復活は成らず、新たなメンバーの加入という点は悲喜こもごもというか、だいぶ落胆する声が聞かれたものの、雪音クリスの復帰は大喝采とともに迎えられている。

なにせ翼がスマホでそのような情報を仕入れては、せっせとクリスに見せにくるくらいだ。

『やっぱりクリスは人気者だなッ!』と我が事のように喜んで薄い胸を張る親友は嬉しかったけれど、ゆえにクリスに対するプレッシャーになっていることに気づいたかどうか。

だが、当のクリスも、今日デビューとなる響を見ることで、相対的に落ち着くことが出来ている。

 

(先輩としてしっかりと振舞わなきゃ)

 

ごく当たり前に内心でそう誓う彼女は、精神的にもだいぶ成長しているのだが、本人は無自覚だった。

 

「大丈夫さ。二年前とは、何もかも違う」

 

力強く頷く翼は、二年前に比して明らかに頼りがいがあった。

歌手活動に努める一方で、彼女は自己鍛錬を欠かしていない。

学生、歌手、装者と三つの草鞋を履き分けてなお、剣の切れ味は増している。

 

「そうだね」

 

頷き返すクリスも、あれから芸能活動に従事していない分、鍛錬に力を入れていた。

弓だけではなく、緒川や弦十郎に師事し近接格闘も習得している。

全ては、人類を守るため。大切な人たちを守るために―――。

 

「おうッ! 準備はいいか、おまえたちッ!」

 

「し、師匠!」

 

ガチガチの動作で立ち上がった響に、

 

「叔父さま」

 

「兄さん」

 

といった声が続く。

新たな三つの翼(トライウイング)を見回し、弦十郎は場の空気を和らげるように笑った。

 

「今日の試みで、そこまで緊張することもあるまい?」

 

そう言ってから、太い腕で背後の会場を指し示す。

本来、待機室が設けられてしかるべきだが、彼、彼女たちの目前には、ステージが大きく広がっていた。

つまりはステージ側からトライウイングたちの姿は丸見えなのだが、歓声一つ聞こえなかった。

なぜなら、客席はほぼ無人。ライブ開始を前にスタッフが忙しく行き交うだけ。

だが、これから行われるのはリハーサルではない。正真正銘のライブだ。

では、なぜに会場がこのような状態になっているのかと言えば―――。

 

「いくらライブビューイングだからって、何万人もの人から見られるわけですよねッ!?」

 

響の悲鳴じみた訴えが、現状を過不足なく説明していた。

 

かつてのライブ会場の惨劇は、業界関係者にとって半ばトラウマになっている。

また、前回と同様に聖遺物の起動実験を行おうとしている特機部二においても、再度同じ惨状が起きるのではないかとの懸念が存在した。

以前と同様の規模の惨状が展開されるのは、観客の命を守るため、トライウイングの命脈を保つために絶対に避けねばならない。

 

その対抗策として考え出されたのが、主たるライブ会場は無観客とし、全国各地のライブ会場や映画館にライブビューイングで配信するという大規模な采配だった。

各会場には巨大モニター、もしくはスクリーンを配置し、トライウイングのいるスタジアムにも幾つもの巨大モニターを設置して、会場のオーディエンスの反応を映す。

この処置である程度の安全性を担保することは可能にしても、聖遺物に対するフォニックゲインの確保はどうすればいいのか。

 

フォニックゲインとは、人が歌によって高められた際に発する一種の生態波動と推定されている。

当然ながら、同じ空間にいなければフォニックゲインの採集は無理だ。モニター越しやスピーカー越しに変換して受け取れるものではない。

その為に聴衆が一か所に集められたのが以前にトライウイングがライブを行ったウラヌスガーデンであり、全国各地にオーディエンスを散らせてしまっては起動実験は不可能ではないか。

 

この矛盾を、特機部二は大規模かつ何ともアナログな方法で突破する。

なんと、日本各地の会場からエアダクトを引いて、物理的に会場の空気を収集することにしたのだ。

主たるライブ会場も、富士の裾野の空き地へ確保。その地下へと聖遺物の起動施設を潜ませ、仮にノイズの出現があっても被害を最小限に留めるために努力を惜しまない。

 

また、ネフシュタンの鎧の強奪者の再襲来に備え、今日のライブ当日にはなんとあの風鳴訃堂が直々にデュランダルを携えて会場入りしているという布陣である。

図らずも弦十郎が立花夫妻に確約した通り、装者たちの身を護るという意味でも、これ以上の備えは考えられなかった。

 

「実際に何万人もと同じ空間にいることに比べれば、全然マシだろうよ」

 

苦笑する奏に、クリスは全く同感。

でも…と口を窄める響を諫めたは翼だった。

 

「奏の言う通り僥倖だと思うんだ。実際に、直接オーディエンスの視線に晒されるのは、想像以上に心身に応えるぞ?」

 

現在進行形で芸能界で活躍している翼の台詞は重みがある。

また、響に向ける口調や振る舞いが男性調で統一されているのは、先輩として防人としてかくあるべしという彼女の表明なのかも知れない。

 

「まあ、響くんがどうしてもというなら、こちら側から見えるモニターを停止するのも吝かではないが…」

 

顎髭を撫でる弦十郎に、

 

「それじゃあ単にレッスンしてんのと変わらねーじゃんかよ、ダンナ」

 

翼やクリスに先駆けて、奏がそう言ってくれた。

ライブは、歌い手と聴衆が同じ空間で一体化することに醍醐味があると思う。

今回のライブビューイング方式は止む無しとはいえ、聴衆の反応が分からないまま一方的にこちらのパフォーマンスを披露するのには、翼とクリスをしても不安と不満を覚えるところだった。

 

「で、でもですよ!? わたしに対するその…悪口とか…」

 

指を胸の前で突き合わせ、響はごにょごにょと呟く。

トライウイングにおいて絶対的なセンターを保持したあの天羽奏に成り代わる一翼。

生半な技能では務まらず、不細工なパフォーマンスをしようものなら新人とて容赦なく罵倒されるかも知れない。

そんな響の自己評価の低さと懸念はクリスが一番共感出来るところだったが、あの時と同じように豪快に笑い飛ばしてくれる奏がいる。

 

「そんな心配はいらねーって! お前は厳しいレッスンもこなしたし、しっかり可愛いぜ?」

 

「う…」

 

「このあたしが太鼓判を押してやるッ。もっと自信をもって大丈夫だッ!」

 

朗らかに笑う奏は、相手の心に火を点けるという能力に長けているとクリスは思う。“勇気”という火を。

 

「それでも踏ん張れそうもねえってんなら、あの子のためだけに歌ってやれよ」

 

奏の鋭くも優しい眼差しは、客席に向けられた。

観客はほぼ無人と表したが、絶無ではない。

会場を維持するためのスタッフはもちろん、若干名のトライウイング関係者も存在する。

その大半が業務に邁進する中で、たった一人客席の端も端から心配そうな視線をこちらに向けてくる少女がいる。

 

「未来…!」

 

「響…!」 

 

束の間見つめあい、響が奏へと戻した視線には、不安はあれど畏れはなくなっていた。

 

「わかった…わかりました! わたしには最高の陽だまりがついてたんですね! だから、へいきへっちゃらですッ!」

 

 

 

 

 

その光景を腕組みして見守る弦十郎に、横から翼がそっと訊ねてきた。

 

「…一般人の彼女を会場内に許容して良いのですか、叔父さま?」

 

「あ、ああ。別にシンフォギアを見せるわけではないからな」

 

さすがに本人のスマホや、一体どこで調達してきたのか業務用の撮影機材などは全て没収している。

だが、弦十郎の返答を僅かにでも言い淀ませたのは、ひとえに小日向未来という少女の言動に由来していた。

響からトライウイングになることを伝えられ、弦十郎からは非公式ファンクラブの立ち上げを許可された彼女の行動は迅速を極めた。

たちまちリディアン音楽院を中心に結成された立花響ファンクラブは、非公式ながらその会員数は120人を越える。

にも関わらず、今日のデビューライヴ当日に至るまで、非公式ファンクラブ及び関係者から、立花響に関する情報の一切がネットに流出した形跡が見られない。

情報管理と操作を専門とする特異災害対策機動部一課をして首を捻らざるを得ないこの現状は、非公式ファンクラブの初代にして絶対永久終身会長たる小日向未来の手腕によるものではないのか?

 

―――百人を越える人間の口に閂させる鉄の結束は、一体どうやって産み出されたものか見当もつかず、興味も尽きない。

 

一課から受けたその報告を念頭に、弦十郎の視線も自然と鋭くならざるを得ない。

 

(俺は根本的に響くんの周辺環境に対する認識を大きく見誤っていたのかも知れん)

 

弦十郎の脳裏で、その懸念が囁くような産声を上げていた。

だが、それと正面から相対するための時間は与えられていない。

 

『司令。そろそろ時間です』

 

インカムより友里あおいの声。

 

「…分かった。すぐにコントロールセンターへと向かう」

 

間もなく始まる前例のない壮大的かつ実験的なライブ。同時に行われる、二度目の完全聖遺物の起動実験。

その前には、ささやかな私的な違和感など些末なものと脳裏からすっぱりと除外した。

力強い足取りで弦十郎はライブ会場を後にする。

 

彼の懸念が確信へと変わるのには、今少しの時間を要することとなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「チャンネル接続完了しました。モニターに出ます!」

 

藤尭朔也の声に、コントロールセンターの面々は目前の巨大スクリーンに注目。

そこには複数のモニターが表示されており、映っているのは普段と違ってノイズではない。

日本各地のコンサート会場や映画館のライブ映像であり、そのほとんどの客席が埋まっていた。

今か今かと開幕を開幕を待ち構える興奮は、画面越しでも伝わってくるよう。

これは過日のトライウイングの人気の証左であり、同時に伝説となった三人に新たに成り代わろうとする立花響の緊張も分かろうというものだ。

 

「音響スタンバイOKです。フォニックゲイン採集機構も問題なく稼働しています」

 

「うむ」

 

最終報告に重々しく頷いて、弦十郎は組んでいた腕をほどく。

 

「これより、聖遺物起動実験(project:D)および新生トライウイングのライブを開催するッ!」

 

総司令の気合の入った声と同時に、ライブ会場には盛大なBGMが流れる。

縦横無尽に七色のスポットライトが交錯するステージ。

極彩色に染め上げられた壇上は、一転して暗転。BGMも停止。

静寂で満ちる暗闇に、直上から降り注ぐ三本のスポットライト。

光の柱のそれぞれに三つの人影が姿を現す。

呼応するように、日本全国のライブビューイング会場からモニター越しに伝わってくる大歓声。

 

まず歓声に後押しされるように輪郭を露わにしたのは、紛れもないトライウイングの蒼き羽、風鳴翼だ。

サファイアブルーのドレスから細く引き締まった足も大胆に、細い喉を反らして高らかな旋律を天空へと放つ。

 

続いて姿を現したのは、かつてのトライウイングの永遠の妹分と称された雪音クリス。

二年前より若干背が伸びている彼女だったが、まだ初々しさとあどけなさは失われていない。

ルビーレッドの艶のあるドレスを纏い、軽く目を伏せて低音の歌を紡ぐ姿は、どこか物憂げで庇護欲をそそる。

 

最後に壇上に浮かびあがったのは、今日この日加わることになる新生トライウイングの新たな翼、立花響。

イエロートパーズのミニドレスを纏った彼女の姿に向けられたのは、歓声半分、どよめき半分。

モニター越しにもその空気に飲み込まれそうに思えたが、笑顔のまま歯を食いしばった彼女は、のびやかな中音域の声を張り、プレッシャーへと抗う。

 

自己紹介替わりにの三つのハーモニーを披露した三人に、一転してアップテンポの音楽が降り注ぐ。

軽快な足さばきでシンクロしたダンスを開始する新生トライウイングに、更なる歓声が惜しみなく向けられた。

急激に騒がしくなるモニターを注視する弦十郎を始めとした特機部二のスタッフ一同。

ひゅ~♪ という口笛に振り向けば、奏が笑顔を浮かべている。

 

「あいつらやるじゃん!」

 

彼女の忌憚のない賞賛が示す通り、特訓に特訓を重ねてきたパフォーマンスは見事なまでに結実している。

若干、響の動きにぎこちなさが感じられたが、初めての舞台としては十分に及第点だろう。

 

「フォニックゲインの収集を開始しますッ!」

 

友里の声に続き、各会場でエアコントローラーが全開で稼働する。

物理的に会場に空気を運ぶというアナログな手法なため、メーターゲージに反映されるまでのタイムラグは否めない。

じりじりと待つことしばし。

 

「各会場のエアの流入を確認ッ!」

 

その報告に半瞬遅れてメーターの明滅に激しい変動が。

 

「…成功です! フォニックゲインの検知に成功しましたッ!」

 

とりあえずの第一目的の成功に、沸きあがるコントロールルーム。

モニター上のオーディエンスとは別の歓声の中で、手元のディスプレイを覗き込んでいた藤尭が不意に「あれッ!?」という声を上げたのを弦十郎は見逃さない。

 

「どうしたッ?」

 

「いえ、その…、日本各地から流入されたフォニックゲインが確認される直前に、既に相当量のフォニックゲインが検知されているみたいで…」

 

しきりに目を擦り、見間違いかな? とディスプレイを見直す藤尭。その表情は疲労が濃い。

 

「それは、想定内のものではないのか?」

 

会場にいるスタッフこそトライウイングの歌をダイレクトに耳にすることになる。

彼らからも相応のフォニックゲインが励起されるのは自然な流れといえるだろう。

 

「ですが、無観客でこんな明確な指向性をもった300人分に相当するフォニックゲインなんて…」

 

「ならば、何かしらの見間違いがセンサーの不具合だろう」

 

そういって弦十郎は藤尭の背中を叩く。

 

「ここ連日の激務で疲れているだろうが、もうひと踏ん張り頼む」

 

「…はいッ!」

 

部下を激励しておいて、大型モニターに向きなおった弦十郎の眉がわずかに歪む。

無観客を想定している会場に、ただ一人滞在を許可した民間人がいたことを思い出したのだ。

立花響の大親友とされるあの少女を。

 

(…いや、そんな、まさかな)

 

自身の中の疑念をねじ伏せ、弦十郎は気合を込めてモニターを見つめ直す。

 

 

 

 

 

 

 

 

果たして小日向未来は、広大なライブ会場のカメラに映らない舞台袖で、ほとんど齧りつくような勢いで親友の初ステージに視線を注いでいる。

 

「キャー! 響、キャー!」

 

全力全開で黄色い歓声を上げる彼女の出で立ちは大きく変わっていた。

背中に大きく響のデフォルメされた笑顔の描かれた法被を着込み、振り回している両手の団扇は、『響』の文字と本人の顔写真のリバーシブル。

両腕に七色に光るサイリウムがぐるりと巻かれている姿はさながらガングニールのガントレットの如く、首に翻るマフラーにはピンクの糸で『HIBIKI TACHIBANA』の文字が踊っていた。

額に巻かれた『響♡LOVE』のハチマキも勇ましく、その左右にペンライトが差し込まれている様相はなんだか八墓村じみていたが、ドン引きどころか誰も咎める人はいなかった。

 

だが、初めての舞台ということで緊張しまくりの響はともかく、舞台袖に視線をやる余裕があった翼とクリスは、ライブ終了後に未来の姿をこう評している。

 

彼女のシルエットは、まるでシンフォギアを纏っているみたいだった、と。

 

 

 

 

 

 

「フォニックゲイン、規定値に到達しそうよ」

 

 

ライブも最高潮を迎える中、聖遺物起動実験も佳境を迎えていた。

スタッフたちの視線を集めるは、完全聖遺物【デュランダル】。

その表面が発光し、七色の光を循環させ始めたのを見届け、櫻井了子の静かな声が流れた。

 

「―――デュランダルの起動を確認。実験は成功ね」

 

スタッフが歓声を上げようとして、それぞれが思いとどまる。

二年前の轍を踏んでたまるかとばかりに目まぐるしくコンソールを操っていた藤尭が、緊張を維持したまま報告した。

 

「周辺に、ノイズの反応は認められませんッ!」

 

なお油断なく全ての職員が身構える中、大きな気配が動く。

 

「―――ふんッ」

 

鼻を鳴らし、実験室を退室していくは風鳴訃堂。周囲に脅威がないことを確信してのことだろう。

各種センサー類よりよほど信頼のおけるこの首魁の行動に、今度こそ特機部二の総員が胸を撫でおろした。

 

「お疲れ、了子くん」

 

弦十郎の差し出してきた手を、了子は握り返す。

 

「ありがと。これで少しでも二年前の汚名は返上出来たかしら?」

 

「どうだろうな。だが、未だあの時の鎧の行方は不明だ。デュランダルの警備には細心の注意は払わねば…」

 

「ま、きっと今回の警備を見れば強奪になんて来ないでしょうね」

 

前回の襲撃を見越しての風鳴訃堂の布陣であるが、それ以外の配置も万全を期している。

万が一再度の襲撃があった場合、逆撃どころか捕縛することを視野に特機部二の面々はこの日に挑んでいた。

 

「なるほど。違いないな」

 

破顔する弦十郎。

その厳つい笑顔に微笑み返しながら、当事者が襲撃しないって決めたんだから当然でしょと内心で了子は呟く。

また、本来ならば忌々しいシチュエーションにも関わらず彼女が心から笑顔を浮かべている理由は、フィーネとしての最終目標においてデュランダルの存在は決定的な要素となるからだ。

加えて、自身の施した細工のことも考えれば、大声で笑いだしたい衝動にすら駆られている。

 

フィーネこと櫻井了子は、今回のフォニックゲインを収集しての実験にあたり、集めたその一部を別の場所へ誘導し、秘密裡にもう一つの聖遺物の起動に成功していた。

ノイズを自在に操れるようになるという【ソロモンの杖】。

自分たちの実験が更なる脅威を生み出していることに気づかない特機部二の面々は、いっそ滑稽ですらある。

ほくそ笑みつつその総司令の様子を伺えば、弦十郎は大型モニターへと視線を戻していた。

 

「…やはり、うちのクリスは可愛いなッ!」

 

一仕事終えた達成感からか漏れてしまったであろう、他愛もない独り言。

その能天気な声に微かな苛立ちを覚えつつ、あくまで笑顔を維持したままフィーネは思う。

 

これで【矛】と【盾】は揃った。

そろそろこの時代でのフィナーレと行きましょう―――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新生トライウイングについて語ろうスレ3

 

 

 

70:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 22:58:59 ID:hyNwZmcX5k

 

やっぱりトライウイングは (*゚∀゚*)イイネ!!

 

 

71:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 22:59:50 ID:zrWSwHMep3

 

翼さんは凛々しい。クリスちゃんは俺の嫁。

 

 

 

72:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:00:01 ID:8rx9aPK1lj

 

クリスちゃんならオレの隣で寝てるけど?

 

 

 

 

73:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:00:32 ID:AR0BUptRrm

 

おまえら二人ともリアル空気嫁www

 

 

 

 

74:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:01:29 ID:uaZDZ0LYtC

 

しっかし、おまえら的に、あのヒビキって子どうよ?

 

 

 

75:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:03:12 ID:hdHH1RfT4X

 

俺はけっこう好きー

 

 

 

76:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:04:05 ID:DYQyJM65AO

 

んー、翼さん以上、クリスちゃん未満?

 

 

 

77:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:04:21 ID:ByYTWDnbZi

 

wwwwwwwwwwwwwww

 

 

78:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:04:49 ID:Dq5E0oDddY

 

( ゚∀゚)o彡゚ オッパイ オッパイ

 

 

 

79:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:05:08 ID:R0r9XoS7Ej

 

正直微妙じゃね? 歌もルックスも天羽奏に劣っているとゆーか

 

 

 

80:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:05:59 ID:QZsRkG3Wge

 

おまえら目ぇくさってんのか? 可愛くねーよ全然

 

 

81:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:06:32 ID:ABCiZHU4rE

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

82:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:06:40 ID:6GiKx6JboS

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

83:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:06:51 ID:Jk5C4elcwS

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

84:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:07:08 ID:YEhc0jsniN

 

いや、全然。二人と比べたら中の下じゃね?

 

 

 

85:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:07:15 ID:9AyuhVKvOy

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

86:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:07:22 ID:T9Hq2EdbJu

 

なんだ、うぜえな。かわいくねーよ、

 

 

 

87:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:07:38 ID:4H0Q6IxTQM

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

88:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:07:45 ID:dpsncHUiGY

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

89:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:07:55 ID:qvtYT1YpqS

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

90:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:08:08 ID:MJuAdLlsVY

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

91:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:08:15 ID:wvqjM8iPB6

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

92:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:08:27 ID:JhVmAcuoYK

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

93:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:08:36 ID:GJqtbqH2vV

 

なにこれ、新手のスクリプト?

 

 

94:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:08:47 ID:508GupoV1V

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

95:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:08:55 ID:ZPj90Ldr8l

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

96:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:09:06 ID:VKzc9hGV0l

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

97:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:09:18 ID:AaXe1nDFZM

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

98:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:09:25 ID:O0Lmj6GR4G

 

なにこれ、こわい

 

 

99:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:09:39 ID:Uk6KFpFoGt

 

スーパーハカーのせっしゃの出番ですぞでゅふふこぽぉwww

 

 

 

100:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:09:46 ID:6O566prpoJ

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

101:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:09:58 ID:U7H3nuTGhB

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~中略~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

252:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:16:06 ID:iBoFw4nVjW

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

253:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:16:21 ID:Uk6KFpFoGt

 

くぁwせdrftgyふじこlp

 

 

 

254:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:16:34 ID:NpO5lQaA4N

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

255:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:16:46 ID:YPMdUpguMB

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

256:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:16:50 ID:PK7H9Y5Aic

 

Uk6KFpFoGtどした?

 

 

257:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:17:06 ID:VYyNISske7

 

返事がない、ただのしかばねのようだ…

 

 

 

258:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:17:18 ID:mwjMuye7Kp

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

259:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:17:26 ID:C3Fhx68Xkr

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

260:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:17:37 ID:Q1D7JCjU8t

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

 

~~~~~~~~中略~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

998:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:36:14 ID:pjg71fK48w

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

999:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:36:28 ID:E22Mrdc55B

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

1000:空を飛べない名無しさん 2045/X/X 23:36:39 ID:QDcFq6A

 

ヒビキかわいいよヒビキ

 

 

 

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なんかおまけとして書いたつもりの最後がホラーっぽくなっちゃったのでみんなして叫びましょう。
助けてグリッドマーン!
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