豪運な拳闘士のNewWorldOnline   作:龍蟹

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新しい小説が生まれてしまった……(震え声)

しかも長い……


拳闘士のプロローグ

「待っってましたーーー!!」

 

部屋の中で一人の少女「雪風緋彩」は一つのパッケージを持って元気良く叫ぶ。

それは緋彩は欲しがっていたVRMMOゲーム『New World Online』である。

発売前からその存在を知っていた緋彩はまだかまだかとハードを買って待っていた。

緋彩は今までゲームなどをやった事はあったがイマイチという結果に終わっている。

と言うのも緋彩は格闘技などをしており、その時の高揚感が感じられないと言う理由で楽しめていなかった。

その時に『New World Online』の告知を見て、これならばと思い『New World Online』が発売されるのを待っていた。

そして遂にこの日、『New World Online』が発売され颯爽と向かい『New World Online』を買ってこれまた颯爽と家へと帰宅した。

帰宅したと同時に直ぐにゲームをやりたいという衝動を抑えながら今日やるべき宿題を終わらせ、今に至る。

緋彩は早速『New World Online』のソフトをパッケージから取り出し、ハードにセットする。

初期設定を手早く終わらせ、緋彩はそのままハードをつけて横になる。

 

「GAME START!」

 

緋彩は元気良く言いながら『New World Online』を始めた。

 

────────────────────────

 

電脳世界へとダイブした緋彩は自身の設定を始める。

 

「プレイヤー名は『イェーガー』!ふふん、もう決めてるもんね!」

 

既に決めていたプレイヤー名をパネルに入力し決定すると別の内容に変わる。

片手剣、大剣、メイス、斧、弓、杖、大盾等々と様々な装備が並んでおり緋彩はどれにするかと悩んでいた。

 

「う〜ん、色々あるなぁ……。出来れば少し力が強くて速いやつがいいから刀あたりかなぁ………………ん?」

 

緋彩は刀にしようかと思っているとあるものが目に入った。

それは拳と靴のマークが描かれているアイコンだった。それはつまり……。

 

「うそ!!素手での攻撃もあるの!?これ!!これにする!!」

 

緋彩はすぐ様それを選び、次の項目へと移る。

 

「ステータスポイントかぁ。それじゃあっと。」

 

緋彩は考えながらステータスにポイントを振っていく。

全ての設定を終えた緋彩は光に包まれる。

 

────────────────────────

 

目を開けると活気あふれる城下町の目に映った。

周りには緋彩もとい、イェーガーと同じようにログインしてきたプレイヤーが大勢いた。

イェーガーは目をキラキラとさせながらもステータスのパネルを出した。

 

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イェーガー

Lv1

HP 35/35

MP 20/20

 

 

【STR 35 {+20}】

【VIT 10】

【AGI 35】

【DEX 20】

【INT 0】

 

 

装備

頭【空欄】

体【空欄】

右手【バトルグローブ】

左手【バトルグローブ】

足【空欄】

靴【バトルシューズ】

装飾品【空欄】

【空欄】

【空欄】

 

 

スキル

なし

▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒

 

「よしっ!」

 

イェーガーは確認し終えると早速町の外へと向かい戦闘に出た。

 

 

 

 

 

 

 

町の外に出るとチラホラとプレイヤーを見かける。

まだそんなに多くないがイェーガーはなるべく人がいない方へと走っていく。

 

「ここならいいかな?」

 

人がいない所にたどり着くとイェーガーは足を止め、戦闘態勢をとった。

 

「さぁ!どこからでも来い!」

 

イェーガーがそう叫ぶと茂みからモンスターが飛び出してきた。

イェーガーはそれに反応し回避する。

飛び出してきたモンスターはリンゴをうさぎの形にしたモンスターだった。

それを見てイェーガーは(可愛い!)と思うも相手はモンスター、倒さなくてはいけない。

イェーガーは再び構えて戦闘態勢に入る。

ウサギのモンスターは走り出し、イェーガーに向かって体当たりしてきた。

 

「はぁっ!」

「キュッ!」

 

そこを狙ってイェーガーはウサギのモンスターに蹴りを入れる。

蹴られたウサギのモンスターはそのまま吹き飛び、気に激突した。

それでもウサギのモンスターは負けるものかとでも言うかのように起き上がり、再びイェーガーに体当たりしてきた。

イェーガーも負けじとウサギのモンスターに立ち向かう。

しばらくしてイェーガーはウサギのモンスターを倒した。

 

『レベルが2に上がりました。』

 

「おっ!レベルアップ!」

 

イェーガーはレベルアップした事に喜びレベルアップの確認をする。

ステータスポイントの所を見ると割り振るポイントが0から5に増えていた。

イェーガーは早速そのポイントをSTRに全て振った。

ステータスポイントを振り終わったイェーガーは次の敵を探しているとふと、視界の端に輝く何かがいた。

よく目を凝らしてみるとそれは金色に輝くカブト虫だった。

更によく見てみるとHPバーがあるので恐らくは敵なのだろうと思い、イェーガーは金色のカブト虫に近づく。

途端、金色のカブト虫はイェーガーがいる方向とは真逆の方向へと飛んで行った。要は逃げたのである。

 

「あっ!逃げた!?待てぇ!!」

 

イェーガーは全力疾走で金色のカブト虫を追いかける。

しかし、金色のカブト虫の方がAGIが高いのかドンドンと距離が遠くなって行く。

 

「もぉ…………止まって〜〜〜!!!」

 

イェーガーは近くに落ちてた石を拾うと金色のカブト虫に向かって全力で投げた。

石はそのまま金色のカブト虫へと向かっていき…………見事に命中して金色のカブト虫を倒した。

 

「……………………え?」

 

あまりの呆気なさにイェーガーは立ち止まりキョトンとなった。

まさかのHPの少なさとVITの低さにイェーガーは驚愕するしか無かった。

そのまま金色のカブト虫が倒れた場所まで近づくと足元にメダルのような物が落ちているのに気づいた。

 

「なんだろ?これ?」

 

イェーガーはそれを拾うとそのアイテムの説明を見た。

 

祭壇への鍵【レア】

『太陽の祭壇』に行く為に必要なメダル。

 

「『太陽の祭壇』?何処にあるんだろう?」

 

そう言って立ち上がり『太陽の祭壇』を探し始める。

モンスターを倒しながらも探すが中々見つからず今日の所は切り上げる事にした。

先程の金色のカブト虫と祭壇への鍵がどれ程の確率かも知らずに。

 

────────────────────────

 

「はぁ!?嘘だろぉ!?」

 

運営ルームにて1人のスタッフが驚愕の声を上げた。

その声に反応して、他のスタッフも何事かと寄ってきた。

 

「なんだなんだ?どうした?」

「誰かが祭壇への鍵を手に入れたぞ!」

「「「「はぁっ!?」」」」

 

驚愕の声を上げたスタッフの発言に他のスタッフも驚愕の声を上げた。

 

「いやいやいやいやいやいやいやいや!!ありえないだろ!?まずそれをドロップする金色のカブト虫の出現率と遭遇率をかなり超低確率にしたし祭壇への鍵のドロップ率もかなり超低確率にした筈だろ!?しかもまだ一日目だぞ!?」

「お、おい!!誰が手に入れた!?」

「ちょ、ちょっと待ってろ…………!」

 

他のスタッフに言われ、大慌てで調べる。

そして、その結果が画面に映る。

 

「こいつだ!!イェーガーだ!!」

「嫌なんで女の子なのに男っぽいプレイヤー名なんだよ!?」

「今そこじゃないだろ!?」

「おい!!その時の映像を見せろ!!」

「了解!!」

 

スタッフは直ぐに祭壇への鍵を手に入れた時の映像を映し出した。

その一部始終を見たスタッフ達はそれぞれありえないという顔を浮かべた。

 

「いや……投げた石が見事にクリーンヒットするって……どれだけ運が良いんだよ…………。」

「………………これ、太陽の祭壇を見つけるのも時間の問題では?」

「いやいや。流石にそれはないだろ。」

「ですよね〜。」

 

スタッフ達は「ありえない。」だの「流石にない。」と言ってそれぞれの確認に戻る。

 

 

 

しかし、三日後。それは起こった。

 

────────────────────────

 

三日後。

続けてログインしたイェーガーは装備やアイテムなどの準備を終え、再び太陽の祭壇の捜索へと向かった。もちろん、レベル上げをしながら。

そして、遂にその時が来た。

 

「?なんだろ?」

 

イェーガーは森に妙に開けた場所へとやって来た。

イェーガーは不思議に思い、開けた場所を入念に調べた。

すると、中央辺りに丸い窪みがあるのを見つけた。

丁度、祭壇への鍵と同じ大きさの窪みだ。

イェーガーは祭壇への鍵を取り出すとその窪みに祭壇への鍵をはめた。

その瞬間、そこを中心に光り輝く魔法陣が現れた。

 

「キャッ!?」

 

突然の魔法陣の眩しさにイェーガーは目を塞いだ。

それと同時に、イェーガーは転移した。

 

────────────────────────

 

運営ルームにて

 

「イェーガーが太陽の祭壇に行きやがった!!!」

「「「まだ4日しかたってねぇ!!!!」」」

 

スタッフ達の絶叫が鳴り響いた。

 

────────────────────────

 

「ん…………あれ?」

 

イェーガーは目を開けると見た事ない居場所に立っていた。

地面は石畳になっていて、そこから道のように伸びている。

道の先には階段があり、その頂上の方に祭壇あるのが見えた。

イェーガーは登る前にステータスの確認をした。

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イェーガー

Lv21

HP 35/35

MP 20/20

 

 

【STR 65 {+20}】

【VIT 20 {+31}】

【AGI 45】

【DEX 20】

【INT 10 {+15}】

 

 

装備

頭【星の髪飾り】

体【戦闘着】

右手【バトルグローブ】

左手【バトルグローブ】

足【戦闘着】

靴【バトルシューズ】

装飾品【フォレストクインビーの指輪】

【空欄】

【空欄】

 

 

スキル

【体術Ⅱ】【光魔法Ⅱ】

【リフレッシュ】【ヒール】

【MP回復速度強化小】

【毒耐性小】

▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒

 

「コレで…………大丈夫だよね?…………うん!!大丈夫!!」

 

一瞬不安になるも頭を振り頬を両手で叩き気合いを入れる。

意気揚々と階段を登って行く。

段々と頂上へと近づいていき、ようやく頂上へと着いた。

広い祭壇をキョロキョロと見回しながら中央に向かって行く。

中心に差し掛かったと同時に祭壇の周囲に結界の壁が生成されていき、イェーガーを閉じ込めた。

突然の事にイェーガーは驚きながらも直ぐに戦闘態勢を取って周囲を警戒した。

 

「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!」

「え!?上ぇ!?ひゃああ!!」

 

突如上空から咆哮が聞こえ、イェーガーは空を見上げる。

そこにはライオンの獣人がイェーガーに向かって攻撃を仕掛けていた。

イェーガーはすぐ様飛び退き地面を転げ回った。

 

「オオォォォォオォォォォ!!」

「ぅあっぶないぃぃ!!??」

 

ライオンの獣人『百獣王』はその隙を逃さず続けざまに攻撃する。

イェーガーは転げ回りながら起き上がり、百獣王から距離をとる。

 

「オォォォォ!!」

「ふっ!やあぁあ!!」ドゴォ!!

「グウゥ!?」

 

繰り出してきた百獣王の攻撃をイェーガーは躱し、百獣王に一撃を与えた。しかし、HPは少ししか減ってなく一割にも満たしていない。

 

「つ、強い!!」

「フンッ!!」

「うわっと!!」

 

百獣王はイェーガーに蹴りを入れるがそこは跳躍し回避する。

イェーガーは負けじと百獣王に少しずつダメージを与えていき、百獣王も負けじと攻撃を繰り出していく。

途中何度か無くなりかけたが、そこは百獣王から距離をとりHPポーションで回復する。

そんなルーティーンを何度か繰り返していき、ようやく五割をきった。そのときだった。

百獣王はイェーガーから距離をとり深く溜める。

 

「な、何?」

 

イェーガーは何か来ると思い身構える。

そして、百獣王は動き出す。

それはもう目にも留まらぬ速さでイェーガーの周りを動き回る。

 

「は、速い!?ってきゃあ!?」

 

あまりの速さにイェーガーは戸惑っていると後ろから百獣王が攻撃を仕掛ける。

イェーガーはそれを察知したのか頭を下げる。

それでも未だに勢いは止まらず、イェーガーの周りを動き回る。

 

「あぁあ!!もう!!」

 

イェーガーはその場で一度地団駄を踏み構える。

そして…………。

 

「速いってばぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」

ドゴォォォオン!!

「ガアアアァァァァァア!!??」

「あっ、当たった。」

 

イェーガーはその場から回し蹴りをして百獣王の腹部に思い切り攻撃をする。

百獣王は突然の攻撃に対処できなかったのか遠くへと吹き飛んで行った。

イェーガーも当たるとは思わなかったのかキョトンとした。

 

イェーガーは気づいていないかもしれないが、これがイェーガーの最大の長所。それは“運”である。

金色のカブト虫に会ったのも、祭壇への鍵を手に入れたのも、祭壇の入口を見つけたのも彼女の運が原因である。

それは最早、幸運と言うよりも豪運である。

しかし、イェーガーはその事に全く気付いておらず、なんも不思議に思っていない。

だからこそ、ある意味タチが悪い。

 

百獣王が怯んでるうちにイェーガーはHPを回復しておく。

するとイェーガーはある事に気付いた。

百獣王が先程よりも多くダメージを受けていた。

 

(もしかして……。)

 

イェーガーはとある可能性に導き出す。

立ち上がった百獣王は再び高速で動き出す。

イェーガーは精神を研ぎ澄まし、集中する。

百獣王が動き回る音を聞き、百獣王の気配感じて、どこから来るのか予想する。

 

「!そこだァァ!!」

ドゴォン!

「ガアアァァァア!?」

 

横から攻撃してくる百獣王の音と気配を感じ取り、百獣王の腹部にもう一度攻撃を与える。

HPバーを見ればHPがガクンッと減っていったのが見えた。

 

「やっぱり!高速移動中はダメージが倍になるんだ!」

 

イェーガーは予想が当たった事に喜びガッツポーズをとった。

そうこうしているうちに百獣王が起き上がりまた高速で動き出した。

百獣王のHPは残り二割。対するイェーガーはHPポーションもMPも切れて1、2回ほどダメージを受ければ死亡。

イェーガーは静かに目を閉じて精神を研ぎ澄ます。

 

「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」

「!!そこだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」

 

百獣王がイェーガーに向かって渾身の一撃を繰り出す。

イェーガーも百獣王に向かって渾身の一撃を繰り出す。

イェーガーは百獣王の攻撃を掠りながらも百獣王にダメージを与えた。

 

「グガァァァァァアアア!!??」

 

百獣王はイェーガーの攻撃により吹き飛ぶが、HPがまだ僅かに残っていた。

イェーガーはチャンスを逃すまいと一気に駆け出していく。

残り1、2m辺りでイェーガーはその場で跳び、右足を百獣王に向ける。

 

「コレで!終わりだぁぁぁぁぁああ!!!!」

 

その蹴りは見事に百獣王に当たり、百獣王のHPを全て削り取った。

百獣王はそのまま光となって消えていった。

 

『レベルが26に上がりました。』

『スキル【太陽神】を獲得しました。』

『スキル【成長強化】を獲得しました。』

『スキル【大物喰らい(ジャイアントキリング)】を獲得しました。』

 

「…………………………………………終わった〜……。」

 

イェーガーは疲れたのか、その場に倒れ込んだ。

イェーガーは本来(・・)ならば大苦戦するであろう戦闘を終わらせたのだった。

 

────────────────────────

 

ところ変わって運営ルーム。

 

「「「「「「ギャアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアア!!!???『百獣王』がやられたアアアァァァァァァァァァァァァァアアア!!??有り得ねええぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!??」」」」」」

「あの子どんだけ運が良いんだよ!?化けもんだろ!?」

「ってか【太陽神】と【成長強化】を獲得しやがったぞ!?」

「「「「「「嘘だそんなことぉ(ウゾダドンドコドーン)!!!???」」」」」」

「素手で獲得なんて設定しなけりゃ良かったぁぁぁぁぁああ!!」←【成長強化】を設定したスタッフ

「「「「「「お前が原因かあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」」」」

 

スタッフ達による阿鼻叫喚の地獄絵図が出来上がっていた。

 

────────────────────────

 

「所で何か手に入ったけどなんだろ?」

 

運営ルームでそんな事が起こってるとは露知らず、イェーガーは先程手に入れたスキルを確認した。

 

 

 

【太陽神】

天候を快晴にできる。

火魔法、光魔法の効果を10%上げる。

水魔法の効果を10%下げる。

取得条件

『百獣王』を一度も死亡せずに単独で勝利する。

 

【成長強化】

HP、MP以外のステータス割り振るポイントが二倍になる。

取得条件

『百獣王』を素手で単独勝利。

 

大物喰らい(ジャイアントキリング)

HP、MP以外のステータスのうち四つ以上が戦闘相手よりも低い値の時にHP、MP以外のステータスが二倍になる。

取得条件

HP、MP以外のステータスのうち、四つ以上が戦闘相手であるモンスターの半分以下のプレイヤーが、単独で対象のモンスターを討伐すること。

 

 

 

「おお!!凄い!!………………【大物喰らい(ジャイアントキリング)】は要らないかな。」

 

イェーガーは【太陽神】と【成長強化】のスキルに目を輝かせたが【大物喰らい(ジャイアントキリング)】はイマイチだったのか直ぐに【廃棄】した。

ステータスポイントを見れば15もあった。

【成長強化】の影響で二倍になるのでステータスポイントは30になるということだ。

イェーガーは早速割り振って転移の魔法陣に向かおうとする。

 

「あれ?宝箱だ。」

 

イェーガーは百獣王が倒れた場所に宝箱があることに気づく。

宝箱に近づき、イェーガーは宝箱を開けた。

 

「ふぁああ……!何コレ!!」

 

イェーガーは宝箱の中身を見て目を輝かせた。

宝箱の中身は炎の様な勇ましい赤を基調としていて端は炎の様にユラユラと思わせるかのような橙色があしらわれたマフラー。

白を基調としつつも薄く橙色をあしらった外套。

百獣王も身に着けていたベルト付きの黒のレギンス。

赤い宝玉が取り付けられた銀色の篭手がそれぞれ二つ。

黒を基調とし赤いラインの入ったブーツ。

イェーガーはそれを見て急いで装備を確認した。

 

【ユニークシリーズ】

単独でかつボスを初回戦闘で撃破しダンジョンを攻略した者に贈られる攻略者だけの為の唯一無二の装備。

一ダンジョンに一つきり。

取得した者はこの装備を譲渡出来ない。

 

『信念のマフラー』

【INT+10】【MP+10】

スキル【フレイミングフォース】

【破壊不可】

 

 

『拾玖纏鎧』

【STR+30】【VIT+15】

スキル【光合成】

【破壊不可】

 

 

『百獣王のレギンス』

【STR+35】【VIT+10】

【破壊不可】

 

 

『ソルブレイズ』

【STR+20】【DEX+10】

【破壊不可】

 

 

『ソルブラスト』

【STR+20】 【AGI+10】

スキル【光速化】

【破壊不可】

 

 

【フレイミングフォース】

1分間それぞれの攻撃に炎属性が付与される。

受けた相手はしばらくの間「火傷」状態になる。

30分後再使用可。

 

【光合成】

天候が晴れ、または快晴の時1、5秒間に1%回復する。

別の天候の場合、回復しない。

 

【光速化】

20秒間、AGIが4倍になる。

ただし、移動中に攻撃を受けるとダメージが3倍になる。

一時間半後、再使用可。

 

 

「わぁお!!すごい!あっ。さっきのライオンさんがやってたのこれか!!…………すっごいリスキーだね。」

 

イェーガーは確認が終わると装備欄を弄って装備する。

▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒

イェーガー

Lv26

HP 35/35

MP 20/20 {+10}

 

 

【STR 75 {+105}】

【VIT 30 {+31}】

【AGI 55 {+10}】

【DEX 20 {+10}】

【INT 10 {+10}】

 

 

装備

頭【信念のマフラー:フレイミングフォース】

体【拾玖纏鎧:光合成】

右手【ソルブレイズ】

左手【ソルブレイズ】

足【百獣王のレギンス】

靴【ソルブラスト:光速化】

装飾品【フォレストクインビーの指輪】

【空欄】

【空欄】

 

 

スキル

【体術Ⅱ】【光魔法Ⅱ】【太陽神】

【リフレッシュ】【ヒール】

【MP回復速度強化小】【成長強化】

【毒耐性小】

▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒

「うん!!とってもいい!!この【光速化】、帰り際に使ってみよう!!」

 

そう言ってイェーガーは魔法陣に乗ってその場から去った。

町へと戻った後は、明日の事もあるのでそのままログアウトする事にした。

 

────────────────────────

 

【NWO】ヤバい奴が横切った

 

1名前:名無しの大盾使い

ヤバい、めっちゃヒヤヒヤした

 

2名前:名無しの魔法使い

ヒヤヒヤした?

 

3名前:名無しの槍使い

まて、何があった

 

4名前:名無しの大剣使い

kwsk

 

5名前:名無しの大盾使い

俺の目の前を高速で動く何かが思いっきり横切ってマジでビビった

 

6名前:名無しの槍使い

は?まだ4日しか経ってないぞ

それホントにプレイヤーか?

 

7名前:名無しの魔法使い

>6

それな

 

8名前:名無しの大盾使い

けど実際に俺の目の前を横切ったんだよなぁ

赤色しか見えなかったけど

 

9名前:名無しの弓使い

待て、今それに該当しそうな子見つけたかも

 

10名前:名無しの大剣使い

マジでか!?

 

11名前:名無しの弓使い

あぁ

赤いマフラーを着けたボーイッシュな感じの娘がたった今ログアウトした

 

12名前:名無しの魔法使い

他はどんな特徴だった

 

13名前:名無しの弓使い

あんま見れなかったけど

白いコート(?)を着ていたのはわかった

 

14名前:名無しの大盾使い

言われて見りゃ白い色も見えたかもしれん

 

15名前:名無しの槍使い

ウソォ!?

いやいや!まだ発売してから4日しか経ってないぞ!

それなのにレベルが高そうな装備を手に入れたのか!?

 

16名前:名無しの大盾

取り敢えず、情報が足りん

またその子を見かけたら情報をくれ

 

17名前:名無しの魔法使い

ラジャ!

 

18名前:名無しの槍使い

ラジャ!

 

19名前:名無しの大剣使い

ラジャ!

 

20名前:名無しの弓使い

ラジャ!

 

────────────────────────

 

自分の事が話題になっているとは知らずに。




誤字脱字、間違いがあればぜひ教えてください
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