魔法少女リリカルなのは~世界破壊者を目指すもの~   作:猿山

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どうも皆さん。この頃体調が良くない猿山です。いや~風邪には気をつけていたんですけどね~とりあえず、皆さんも気をつけてくださいね。それではどうぞ!


三話

第三話 俺が決めた方針は...

 

 

アスナ(仮)に引っ張られた俺は海の見える丘に来た。まあ、これだけ遠くに来れば問題ないだろう。俺達は同時に息をついた

 

「ごめんなさい。咄嗟だったから貴方も一緒に連れてきてしまったわ」

 

「いや、気にすることはないさ」

 

そういうとアスナ(仮)は『ポンッ!』と手を叩いて『そう言えば、まだ自己紹介がまだだったわね』といってきた

 

「私の名前は『如月 明日香(きさらぎ あすか)』って言います」

 

「わ、私は高町なのはです。」

 

「俺は明智悠人だ」

 

お互い自己紹介を終えたさて、どうするかな。俺は右手で顔を覆い高速思考(ハイパーハイスピード)を使用した

 

 

高速思考――

 

 

さて、なのはのことは概ね理解しているからいいとして、問題は如月明日香だ。彼女のことは何一つ知らない。俺達によって生み出されたイレギュラーなのかそれとも、あの金髪みたいに転生者なのか、聞いてみるのもありか。しかし、あまり深く聞くと警戒されるし、...なのはの事情を解決しながら聞くのが妥当か

 

 

高速思考END――

 

 

俺は覆っていた右手を顔から離した。時間にして瞬き程度の時間だなんら怪しまれることなど...

 

「......」

 

如月明日香がこちらをジィィッと見つめている。まさか、ばれた?...いや、それはないだろう。だとしたら、警戒しているのかもな。俺は少しちょっかいを出してみた

 

「あの~そんなに見つめられると、恥ずかしいのだけど」

 

「あ!ご、ごめんなさい。そんなつもりはなかったんだけど、つい」

 

ついで人を見つめるのですか貴方は。俺は喉まで出かけたその言葉を俺は押し殺した

 

「ところで、二人は何であの時間まで公園に?」

 

「そういう貴方こそ何であの公園に?」

 

「いや、俺は買い物に行くためにあの公園を通っただけだし」

 

事実あの公園から商店街は近いから買い物ルートとしては通る道だ彼女は「そう...」と言った。やっぱり警戒してるな。どうすかな

 

「うぐっ...ひぐっ...」

 

突然なのはは泣き出した。あれ!?なんで?

 

「なのは、どうしたの!?」

 

「ひぐっ、ごめんなさい明日香ちゃん。明日香ちゃんに...迷惑かけちゃって、しかも見ず知らずの男の子にまで。なのはは、良い子でいなきゃいけないのに...」

 

なのはは悲痛な声を上げた。...やっぱりなのははこの世界でもこの性格か。俺はこっそり明日香に近づき事情を(知ってるけど)聞いた。やっぱりこの世界でも高町士郎は大怪我を負い、そのせいで高町家は崩壊状態になってる。明日香はなのはを励ましているがなのはは泣きっぱなしで状況が進まない。それを見て俺は行動した

 

「え~と、なのはちゃん。ちょっといいかな?」

 

利用とか籠絡とかじゃなく純粋になのはを助けてあげたい。たぶんなのはと出会い、そして触れ合ったからこそ今の俺が出来た行動だろう。なのはは泣きながら「なに?」と聞いてきた

 

「なのはちゃんの思う『良い子』ってどういうの?」

 

なのはは少し考え出した

 

「...誰にも迷惑をかけない子、だと思うの」

 

「そっかあ、なのはちゃんはそう思うのかあ~」

 

なのはは「違うの?」と聞いてきた

 

「だってそれじゃあ、言うことの聞くロボットと同じだろ」

 

「俺が思う良い子ってのは、『悪いことを体験した子』だと思うんだ」

 

なのはは首を傾げ、明日香は「なるほどね」と言った

 

「いいかい、悪いことを体験してない人が幾ら『迷惑なこと』って言ってもそれはただ『迷惑なことだと思う』になっちゃうでしょ」

 

「だから、なのはちゃんも迷惑をかければいいよ」

 

「でも...それじゃあ良い子じゃないの」

 

そりゃあ迷惑ばっかりかけてくる奴なんて良い子じゃないな。例えばさっきの金髪とか、光理とか、女神とか。

 

「だったら今度はなのはちゃんがいっぱい迷惑をかけてもらえばいいんだよ」

 

「え?」

 

「なのはちゃんが迷惑をかけたなら、今度は相手に同じくらいの迷惑をかけてもらえばいい」

 

「迷惑は迷惑でしか解決できないしね。そうやってお互いに迷惑をかけあっていけばおのずと相手のことが理解できる」

 

「そうすれば相手のことを共感できる。それって、凄くいいことじゃない?」

 

ちょっと無理矢理な気がするけど、まあ多分そうだと思うな俺は

 

「...本当に迷惑はかけていいの?」

 

「本当さ、なんせ俺は可愛い子にはなるべく嘘はつかないんだ」

 

するとなのはは「ふえぇぇ!///」と言って顔を赤くした。

あれ?俺、なんか変なこと言ったかな。俺は自分が言った言葉を思い返した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『本当さ、なんせ俺は可愛い子にはなるべく嘘はつかないんだ』

 

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・

 

・・

 

 

 

しまったああああ!うっかり久司朗の言葉を言ってしまったああああ!

 

「と、とにかく!一度家族と相談をしてみな。もし、不安なら明日香ちゃんと一緒に言えばいいよ」

 

俺はそう言ってこの場を去ろうとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――ガシッ!

 

 

「ん?」

 

俺は何故かなのはに腕を掴まれていた。何故に?

 

「あ、あの!貴方も一緒に来てほしいです」

 

「お、俺も?」

なのはは凄い勢いで首を縦に振った。しかし、どうしたものか正直言ってそろそろ帰りたい(と、いうか買い物をしてないし)

 

「さっき、迷惑はかけていいっていってくれました!」

 

いや、確かに言ったけど、まさかこのタイミング使ってくるのは予想外だって

 

「お、お店の前まででいいので、お願いします」

 

そう言われてもなあ~

 

「それとも、やっぱりダメですか...」

 

なのはは目に涙を溜めてシュンと肩を落とした。ちょっと待ってよこれじゃあ俺が悪いみたいじゃんか!俺は少し考えて溜息をついた

 

「わかったよ。お店の前までついて行くよ」

 

するとさっきまでなのは落ち込んでいたなのはは落ち込んでいたとは思えないくらい明るくなった

 

「あ、ありがとうございます!」

 

う~ん。ただついて行くだけであんなにも喜ぶものかな?俺はそんな疑問を抱いたが、なのはが笑顔になったので「まっ、いいか」と思い翠屋まで歩きはじめた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのはside

 

 

初めは金髪の男の子から私と明日香ちゃんを助けてくれた見知らぬ男の子でした。何を言っても聞いてくれなかった(と、いうか勘違いしかしてない)のに簡単に彼は公園から出て行かせた。見た目は私達と同じくらいなのに、どこか大人みたいな雰囲気がある人でした。私はそんな彼...明智悠人君と明日香ちゃんに迷惑をかけてしまったと思い、泣き出してしまいました。私は良い子でいなくちゃいけないのに...このままじゃお父さんが...明日香ちゃんは私を何度も励まそうとしてくれたけど私は泣くことしかできませんでした。そんな時悠人君が私に声をかけてくれました

 

『なのはちゃんの思う『良い子』ってどんな感じ?』

 

初めは何でそんな質問をしたのか、わかりませんでした。そして、彼の言う良い子の説明を聞いて私はびっくりしました。理解は出来る、だけど、どうしても私は迷惑をかけたくなかった。そんな私の考えを読み取ったかのように

 

『だったら今度はなのはちゃんがいっぱい迷惑をかけてもらえばいいんだよ』

 

『なのはちゃんが迷惑をかけたなら、今度は相手に同じくらいの迷惑をかけてもらえばいい』

 

それ言葉を聞いて私はうれしくなった。だって、ずっと迷惑をかけちゃいけないって思っていた。だけど本当は、かけていいなんて言われたら嬉しいに決まってる。その後彼は

 

『本当さ、なんせ俺は可愛い子にはなるべく嘘はつかないんだ』

 

うぅ、今思い出しても恥ずかしいよ///彼にそんなことを言われて恥ずかしかったけど、嬉しいと思っている自分がいました。その後私は彼に無理を言ってお店までついて来てもらうようにお願いしました。どうして自分がそんなお願いをしたのかわかりませんでした。だけど、彼と一緒にいると、とても暖かい気持ちになる感じがしました。それに、彼とは初めて会った気がしません(・・・・・・・・・・・・)。初めてのはずなのに何故か懐かしい気持ちになります。どうしてだろう?そんなことよりも、今は家族に何て言うか考えないといけなかったの、なのは頑張ります!!

 

 

なのはsideEND

 

 

 

 

 

 

俺は今、海鳴市商店街にある翠屋を目指している。なのはとの約束で翠屋までついて行くことにしたからだ。それと、歩いている間になのは達との進展があった。まず、二人を名前で呼ぶことになった。『せっかく仲良くなったから呼び捨てで構わない』だそうだ。それと二人の関係だが、どうやら家がお隣で両親同士が古い付き合いらしい。所謂、幼馴染みだ。それから二人は俺のことについて聞いてきた。正直に『両親は居ない』と、言っても良かったが、面倒なのでそのことは伏せることにした。まあ、光理達のことは正直に言ったけど。そうこうしている間に翠屋の前まで来ていた。

 

「それじゃあ、俺はここで」

 

「うん...」

 

なのははシュンと肩を落とした。俺は溜息をつきながらなのはの頭を撫でた

 

「別に、もう一生逢えない訳じゃないから」

 

「....本当?」

なのはは目元に涙を溜めて顔を俺の方に向けた。所謂、涙目上目遣いと、いうやつだ。くそっ!なんか可愛いじゃないか!

 

「本当さ。だから二人とも、またな!」

 

そうして俺は来た道とは逆の方に向かって走った。後ろから「ばいば~い!」と、言う声が聞こえたので手を振ってやった。

 

 

 

翠屋が見えなくなったところで、俺は立ち止まった。今日のことを早くアイツ等にも伝えるべきだが、今の俺はやらなくちゃいけないことがある。それは...買い物だあああ!急いで買い物しなくちゃアイツ等になんて言われるか!俺はもう一度駈け出そうとしたとき

 

 

――プルルッ、プルルッ

 

 

携帯の音が鳴った。俺はポケットに入っている携帯を取り出した。

 

(届いたのはメール。差出人は...光理?)

 

俺はメールの内容を読んでみた。

 

 

 

『兄さんのことだから、なのはさんのことで時間がかかって買い物できなかったと思うから、私が買い物を済ませておいたよ』

 

 

――バッ!

 

 

俺はあたりを見まわした。あたりには殆ど人がいなかった。見られてる、訳はないか...俺はそんな不思議体験が気になったが本人に聞けばいいかと思い、家に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま~」

 

「兄さん、お帰り。予想通り遅かったね」

 

光理は憎たらしいくらいのいい笑顔で出迎えた。コイツわかって言っているな。

 

「それで成果はあったのですか」

 

俺はエストの質問を聞き、今日あったことを三人に説明した。

 

 

 

~~悠人説明中~~

 

 

 

「...なるほど、イレギュラーか」

 

光理達は俺の説明に出てきた明日香と金髪の存在に疑問を持っている。まあ、俺も持っているのだが

 

「これは俺の予想だが、アイツ等は転生者だと思う」

 

「あら、意外にも断定したものね。なにか根拠はあるのかしら?」

 

レスティアは俺に質問をしてきた。

 

「まず、金髪は確定だろ?」

 

俺の質問に全員が頷いた。まあ、隠すこともしていなかったしな。

 

「そして明日香だけど。一つは他の子供より大人びていることだな」

 

「しかし、それだけだと根拠としては弱いね」

 

まあまあ光理さん、慌てなさんなって。

 

「そして、一番の理由は魔力量だ。どうやら上手く隠しているつもりみたいだが、まだまだだな。」

 

「なるほど。それで、どのくらいの魔力量なんだい?」

 

「......」

 

俺は光理の質問に沈黙した。

 

「?どうしたんだい兄さん」

 

「それが...わからないんだ」

 

「「「わからない?」」」

 

三人は息を合わせて俺に聞き返してきた

 

「いや、わかったにはわかったんだけど...その、最低でもSSSオーバーはあると思う」

 

「「「最低、SSSオーバー!?」」」

 

三人は今度も息ピッタリで驚いた。無理もないさ、なんせ最低でもSSSオーバーなんて。それじゃあ最高はどのくらいなのか。...多分本気でなのはの収束魔法(スターライトブレイカー)を使われたら非殺傷設定でも死ぬな

 

「な、なるほど。それは異常だね」

 

どうやら光理達も明日香が転生者だと認めたみたいだ。

 

「でも、何故今更新しい転生者が?」

 

エストの疑問に全員が考え込んだ。そう、俺もそのことに疑問を抱いた。今更新たな転生者を出す理由は?どうして自分に不利益なことをするのか?時間だけが過ぎていく中、俺はある予想が生まれた。

 

「...そういうことか」

 

「何か分かったのかい?」

 

「多分、明日香は転生者だが女神が用意した転生者じゃないのさ

(・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

光理達は首を傾げた。そりゃあそうなるだろうな。俺だってこんなことを言われたら疑問に思う。だけどちゃんと理由がある。

 

「いいか。女神は最後に無茶な因果歪曲を使用して平行世界まで巻き込んだ。それは同時にこの世界や全ての平行世界の崩壊に繋がる」

 

「だけど、女神は世界を破壊しループをし続ける。多分女神は世界を破壊し続けたいのではなく、何度もループを繰り返してでも手にしたいものがあるんだ」

 

世界を破壊しループをする。破壊が目的なら態々ループなんて面倒なことは俺はしない。だったら女神はループをしてでも手にしたいものがあるはずだ

 

「しかし、平行世界までも巻き込めばこの世界もただでは済まない。例えループをしても」

 

「そもそもこの世界だけループしたって結局他の平行世界の崩壊に巻き込まれるだけだ。そうじゃあ女神の計画は失敗してしまう」

 

そう、この計画はループし続けて成功なのだ。平行世界の崩壊に巻き込まれたら意味がない。ならどうするか

 

「崩壊に巻き込まれない方法、それは...全ての世界を一つにして安定した世界に作り替えればいいのさ」

 

「「「!!!」」」

 

俺の言ったことが理解できたらしく三人は驚いた。そりゃあそうさ。なんせこの世界は他の平行世界までも合わせて作り上げた世界だと俺は言っているのだから

 

「なるほど。それなら平行世界の崩壊にも巻き込まれないで済むかもしれないね」

「けど、無茶苦茶です」

 

確かにエストの言う通りだ。しかし、そんなことをしてまで女神は何をしたいんだ?

 

「それで、これからどうするのかしら?」

......そういえば考えていなかったな今後のこと。どうしたものかな......普通に考えれば今までと違う新しい要素が一番なのだがと、なるとアレしかないか

 

「答えは一つだろ...全員を救う。それだけさ」

 

「いいのかい悠人?」

光理は心配そうに聞いてきた。確かに最初俺は『全員を救うなんてそんな効率の悪いことしない』と、言い切っていたからな。それに

 

「あいつ等のことを知って、あいつ等と関係を持っちまったら効率なんかよりあいつ等を幸せにしてやりたいしな」

 

『それに女神に立ち向かう為には少しでも戦力は欲しいしな』と、俺は付け足した

 

「そうか、それが君の答えか。......ちょっぴり彼女たちが羨ましいな」

 

「うん?」

 

「兄さんにそんなに強く思われている、彼女たちが、さ」

 

光理は羨ましいそうな顔で俺に言ってきた。

 

「ったく、何言ってんだよ」

 

「え?」

 

「俺は確かにあいつ等を救うと言ったけど、それと同時にお前だって救ってやるつもりだぞ」

 

「お前は俺の妹で一度は彼女になった奴なんだ。お前だって俺の大切な存在さ」

 

光理は俺の発言が信じられないのか目を丸くしてしまった。

 

「...まったく、君という奴は」

 

光理は困った顔をしているがその声はさっきまでとは違って少し元気があった

 

「「勿論(当然)、私も大切よね?(ですよね?)」」

 

二人の質問に俺はしっかりと頷いた

 

「じゃあ始めるぞ。ここからが俺たちの新しい物語のスタートだ!」

 

「「「お~~!」」」

 

見ていろ女神。俺たちの破壊と反逆の物語な!俺は改めてここに誓うのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

「ところで光理」

 

「ん?なんだい」

 

「お前。今日俺の行動を監視していたか?」

 

「......悪いけど、幾ら兄さんが好きでも、ストーカー行為は趣味じゃないさ」

 

『でも、兄さんがどうしてもして欲しいのならこれから幾らでもしてあげるよ』と、言ってきたいらないからな。と、いうかして欲しい奴はいないだろ。マゾ以外。と、いうことはあのメールは偶然?......世の中って恐ろしいな。俺はそんな偶然に恐怖を覚えたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

第三話END




第三話終了で~~す。それと同時に空白期Ⅰは終了になります。次からはだいぶ飛ばして無印にする予定です。これからもより一層努力していくので、皆さんも楽しんでいってくださいよろしくお願いします。それではみなさんまた次回お会いしましょう。さようなら~
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