純白なましろちゃんがおかしくなった。   作:桜紅月音@活動停止&読み専

23 / 29
久しぶりの更新


SP〜ハロウィン〜

「皓君…」

 

目が覚めると、僕の彼女であるましろの顔が近い所にあった。

それに加えて、ましろの顔から視線を逸らすと、普段来ている服では無く、魔女のような服を着ていた。

 

「ましろ?その服どうしたの?」

 

「皓君!今日はハロウィンだよ?コスプレしてるんだよ?」

 

今日って…ハロウィンだったか。

 

「ハロウィンだから仮装してるの?」

 

「うん!何にするか迷ったけど、魔女にしてみたんだ〜似合ってるかな?」

 

それで、魔女の仮装をしてるのか。魔女にした理由は分からないけど。

 

「普段のましろとは違って、ギャップがあって似合ってるし可愛いと思うよ」

 

とましろに言う。

 

「皓君に可愛いって言われちゃった//」

 

とましろは両手を頬に当てて照れ始める。

それによって動きまくるため、さっきまで隠れていた谷間の部分とスカートが舞っている為、ちらっとパンツも見えている。

 

「皓君?さっきからどこ見てるの?」

 

「えっ?いや、どこも見てないよ?」

 

ましろが僕の視線を感じたのか、僕の方に顔を向けてそう聞いてくる。

 

「ふふふ、皓君…隠しても無駄だよ?ここ見てたでしょ?」

 

とましろは、谷間を指で刺しながら言ってくる。

バレてたのか…。

 

そして、ましろは続けて言ってくる。

 

「そんなに胸見たいの?」

 

「さっきのは偶々見えてしまっただけだから!見たいわけじゃないから!」

 

ましろに図星の質問にびっくりしてしまった自分は、慌てるようにしてそう答える。もちろん嘘なのだが。

 

「嘘をつく皓君には、イタズラしちゃおうかな?」

 

「えっ?嘘なんてついてないよ?」

 

「胸を見たいんでしょ?」

 

「いやいや…」

 

「大事だよ、イタズラしてあげるからっ!」

 

とましろは、僕を押し倒してくる。

そして、僕はましろの下に居て、ましろによって動けなくなってしまった。

 

「まずは、どんなイタズラしちゃおうかな〜」

 

と舌をペロリとしながら言ってくる。

可愛いけど、悪魔にも見えてくる。

 

「ましろ…落ち着けって」

 

と僕は、思わず手を出した。

そして、突然手が出てきた事にびっくりしたのかましろは、僕の上でバタバタと慌てている。そして…

 

「むぐぅぅ!!!!!」

 

ましろのお尻が上から降ってきて、そのままましろのお尻の下に埋まってしまった。更に加えて、かなり埋まってしまっているためか、空気が全然無い。

だから、ましろに伝わるようにとなんとか声を上げる。

 

「…皓君…いきなり手を出してこないでよ…」

 

一瞬気づいてくれたかとおもいきや、全然気づいてもらってなかった。

 

「皓君?なんで?お尻に埋まってるの?」

 

とましろからの質問に答えようとするのだが。

 

「むぐうぅぅ!!!!」

 

やっぱり、声にならない。

 

「皓君?嬉しそう〜なら、このままにしておこうかな〜?」

 

とましろは、そう言ってくる。

というか、なんでこの状態のままにするの!!

ちょっとお尻を退けてくれるだけでいいんだよ?

 

「皓君、私のお尻を堪能してね?」

 

とお尻の感触を感じてもらえるようとか更に顔に乗せてくる。

そして、解放される事無く、僕は気絶してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*****

 

「皓君、私のお尻で気絶してしまったんだね….でも、私のお尻の感触はどうだったかな?」

 

と気を失っている皓君に言うけれど、彼は聞いていない。

でも、これでいいんだよね。

 

これが、私と彼とのハロウィンの思い出




次は、クリスマス回かな。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。