純白なましろちゃんがおかしくなった。 作:桜紅月音@活動停止&読み専
「皓君…」
目が覚めると、僕の彼女であるましろの顔が近い所にあった。
それに加えて、ましろの顔から視線を逸らすと、普段来ている服では無く、魔女のような服を着ていた。
「ましろ?その服どうしたの?」
「皓君!今日はハロウィンだよ?コスプレしてるんだよ?」
今日って…ハロウィンだったか。
「ハロウィンだから仮装してるの?」
「うん!何にするか迷ったけど、魔女にしてみたんだ〜似合ってるかな?」
それで、魔女の仮装をしてるのか。魔女にした理由は分からないけど。
「普段のましろとは違って、ギャップがあって似合ってるし可愛いと思うよ」
とましろに言う。
「皓君に可愛いって言われちゃった//」
とましろは両手を頬に当てて照れ始める。
それによって動きまくるため、さっきまで隠れていた谷間の部分とスカートが舞っている為、ちらっとパンツも見えている。
「皓君?さっきからどこ見てるの?」
「えっ?いや、どこも見てないよ?」
ましろが僕の視線を感じたのか、僕の方に顔を向けてそう聞いてくる。
「ふふふ、皓君…隠しても無駄だよ?ここ見てたでしょ?」
とましろは、谷間を指で刺しながら言ってくる。
バレてたのか…。
そして、ましろは続けて言ってくる。
「そんなに胸見たいの?」
「さっきのは偶々見えてしまっただけだから!見たいわけじゃないから!」
ましろに図星の質問にびっくりしてしまった自分は、慌てるようにしてそう答える。もちろん嘘なのだが。
「嘘をつく皓君には、イタズラしちゃおうかな?」
「えっ?嘘なんてついてないよ?」
「胸を見たいんでしょ?」
「いやいや…」
「大事だよ、イタズラしてあげるからっ!」
とましろは、僕を押し倒してくる。
そして、僕はましろの下に居て、ましろによって動けなくなってしまった。
「まずは、どんなイタズラしちゃおうかな〜」
と舌をペロリとしながら言ってくる。
可愛いけど、悪魔にも見えてくる。
「ましろ…落ち着けって」
と僕は、思わず手を出した。
そして、突然手が出てきた事にびっくりしたのかましろは、僕の上でバタバタと慌てている。そして…
「むぐぅぅ!!!!!」
ましろのお尻が上から降ってきて、そのままましろのお尻の下に埋まってしまった。更に加えて、かなり埋まってしまっているためか、空気が全然無い。
だから、ましろに伝わるようにとなんとか声を上げる。
「…皓君…いきなり手を出してこないでよ…」
一瞬気づいてくれたかとおもいきや、全然気づいてもらってなかった。
「皓君?なんで?お尻に埋まってるの?」
とましろからの質問に答えようとするのだが。
「むぐうぅぅ!!!!」
やっぱり、声にならない。
「皓君?嬉しそう〜なら、このままにしておこうかな〜?」
とましろは、そう言ってくる。
というか、なんでこの状態のままにするの!!
ちょっとお尻を退けてくれるだけでいいんだよ?
「皓君、私のお尻を堪能してね?」
とお尻の感触を感じてもらえるようとか更に顔に乗せてくる。
そして、解放される事無く、僕は気絶してしまった。
*****
「皓君、私のお尻で気絶してしまったんだね….でも、私のお尻の感触はどうだったかな?」
と気を失っている皓君に言うけれど、彼は聞いていない。
でも、これでいいんだよね。
これが、私と彼とのハロウィンの思い出
次は、クリスマス回かな。