ましろちゃんが居なくなった〜(泣)
「ふぇっ?皓君居ないの…」
私は、いつも通りに皓君の家に行って、チャイムを鳴らすが返事も無く、ドアも開かない。
しかし、彼のお母さんから事前に貰っていた鍵を使って家の中に入ると、彼の姿も無く、何日も帰ってない感じだった。
「どうしよう… 皓君…電話にも出てくれないし…」
そんな状態がしばらく続いて…私の頭の中にはこんな事が浮かび上がってきた。
皓君は、私をほったらかしにしてどこかへ行ったのではないか。
私以外の子を好きになってしまって、その子の所に行ってしまったのではないかと。2つ目は、多分ないと信じたいが…1つ目はあり得なくはない話。
「電話に出ないって事は…メッセージ送っても無理だよね…」
そう思いながらも、彼にメッセージを送った。
それから、すぐに彼からメッセージが返ってきた。
『ましろ、家に来てんの!?』
という返信が。
返事くれるなら、電話に出て欲しい…。
直接、彼の声が聞きたいのに…。
『早く家に帰ってきて!それと、電話に出て!』
『悪い…まだ、部活が終わってないんだよ…だから、メッセージで我慢してくれ…』
と彼から返事が返ってくる。
部活が終わってないってことは、まだ学校に居るって事…?
もう、6時に近いのに学校がまだあるの?と率直に思ったけど…。
あることを思い出し、彼にメッセージで聞く。
『まだ、学校なのって…前に言ってたあれの事?』
『そうそう。ましろに音楽のアドバイスを分かりやすく教えてあげれるように、音楽の先生と一緒に勉強してたの』
そう返ってきて、私の気持ちは、さっきまでの悲しみや切なさはどっかに行っていた。
『私のために…ありがと』
『いいって。それじゃ、今から帰るから、7時半には着くと思うから、戸締りしっかりとしてね』
『うん!わかった』
と彼は、既読を付けて、何も送ってこない。
でも、彼がどこかに行った訳でも無かったのは、嬉しい。
しかし、また1人きりになってしまったのは寂しい。
「皓君が帰ってきたら…たくさん甘えようかな…」
*****
「やべっ…買い物してたら、7時半回ってたよ…」
学校から帰り道、家に食べ物があまりなかった事を思い出し、近くにあるデパートに寄ったら、ニ葉さんが居て、捕まってしまって、前に会った時に本人曰く、聞けなかった事を聞くまでは通しませんと言われ、彼女の一瞬の隙を突いて、逃走をはかって、気付けば7時半を回っていた。
「ましろ…めちゃくちゃ怒ってるんだろうなぁ…」
と思いながら、鍵を差し込む。
差し込んだ音が聞こえたのか、家の中からドタバタと音が聞こえてくる。
そして、恐る恐るドアを開け、家の中に入ると
「皓君!!」
とましろが、泣きながら抱きついてきた。
なんで、泣いてるのかは分からないけれど…。
「ましろ…遅くなってごめん…」
「7時半までには帰るって言ったよね?おかげで寂しかったんだからね」
とましろは、目の下に涙を溜めながらそう言う。
「冷蔵庫に何もなかった事を思い出して、デパートに寄ってたんだよ…それで、遅くなったんだ…ごめん」
「それなら良かったよ。でも、次から私と一緒に買いに行こ?」
ましろが買い物について行くと言うのは珍しい。
それほど、寂しかったのだろうか…。そうだとすると…心配をかなりかけたみたいだな…。
「分かったよ。よし、ましろ、寂しかったんだろ?その分、今から、たくさん構ってあげるから。それで、許してくれ」
「分かったよ。それじゃ。一ついいかな?」
「何?」
「今度ね…プールに一緒に行ってくれる?もちろん、水着も選んでくれると嬉しいんだけど」
「水着ってこないだのは駄目なの?」
「あの水着ね…小さくなって…だから、新しいのが欲しくて…」
「分かった。水着選びもプールも一緒に行こうか!」
「うん!」
あの水着が小さくなったって…ましろ、どんだけ育つんだ…。
ましろちゃんのアレがでかくなるって…どんだけ育つんだよ。
ともあれ、気付けばお気に入りが100人突破していて、投票もしていただきましろちゃん小説では、総合2位という事ですが。これも、読んでいただいてる読者さんのおかげです!改めてありがとうございます!
今度とも読んでください。
そして、感想をください。