いつか終わる幻想   作:parui

2 / 3
誰よりも努力し、天才についていった。
普通の魔法使い、霧雨魔理沙の未来。


普通の魔法使い【霧雨魔理沙】

【霧雨魔理沙の終わり】

 

暗い。

 

私は思う。

何故なら今、私の目は見えてないから。

 

暇だ。

 

私は思う。

何故なら今、私の体は何故か動かないから。

 

私に意識が戻ってからもう何時間立っただろうか。

いや、何日たっただろうか。

わからない。

耳もあまり聞こえない。

少し音が聞こえたり、人の声が聞こえたりする程度だ。

声もでない、体はピクリとも動かない。

 

どうしてだ。

何故私はこんな状況に置かれている。

 

<><><><><><><><><><><><><><><><><><><>

 

「よし、これを混ぜれば完成だぜっと··········」

 

私は水滴を落とす。

とある魔法薬ととある魔法薬を混ぜて、

寿命を延ばす薬を作ろうとしているのだ。

寿命を延ばす理由はただ一つ。

アリスともっといたいからだ。

アリスはもう魔法使いという種族的なものになっていて、

寿命は人のそれを遥かに越える。

一方私はまだ人間で、寿命も数十年。

私達には差がありすぎた。

だから私は寿命を延ばそうとしている。

まだ、26歳だが、早いに越したことはない。

 

水滴が落ちる。

幻想的な光を放ちながら。

ゆっくりと落ちる。

二つの薬は混ざり、金色の薬になる。

 

はずだった。

 

二つが接触した瞬間、爆発音がし、周りに響き渡る。

家が燃え、煙が立ち上る。

しかし、私はそれを知らない。

私の体は爆発で吹き飛んでいた。

私の意識は一瞬で途切れた。

 

<><><><><><><><><><><><><><><><><>

 

あぁ、そうか。私は薬の配合でミスったのか。

まぁ、大丈夫だろう。

私はポジティブに考える。

きっとどうにかなる。

私はそう考える。

楽観的に、ポジティブに考えられるのは私の良いところだ。

自分で自分を誉める。

困る点は暇だという点かな。

 

<><><><><><><><><><><><><><><><><><><>

 

人間、五感の内どれかが無いと他のが敏感になるらしく、

視覚が今、無い私は、聴覚を主とした、他の五感が敏感になっていた。

今では私を看病してくれているらしいアリスの声も聞こえる。

アリスは近況を私に話してくれる。

しかし、私はなにもできなかった。

声も出ない。体は動かないといった状況では、

意思を伝える方法は無いに等しく、私は話を聞くだけだった。

恐らく、誰しもが私はまだ意識が無いと思っているだろう。

どうしようもないことだ。

私は早々に諦め、アリスの話を聞き、過ごしていた。

 

<><><><><><><><><><><><><><><><><>

 

最近直ぐに眠くなる気がする。

時間がわからない私にはどうなのかわからないが、

気のせいだとは思う。

アリスはずっと私に話をしてくれている。

私は相変わらずなにもできないままだ。

いつになったら意思を伝えられるのだろうか。

ああ、また眠くなってきた。

少し寝よう。

________________________________________________

 

 

霧雨魔理沙が死んだのは一週間前のことだ。

彼女は配合に失敗したらしく、大爆発を起こし、昏睡状態に入った。

彼女の右腕は吹き飛んで無くなり、左腕は神経が通っていない。

両足は吹き飛んで、目は傷つきすぎてもう見えない。

満身創痍。

この言葉さえ、魔理沙の状態を言い表すには足りず、

目も当てられないほど悲惨なものだった。

私は、毎日毎日看病を続け、日常を魔理沙に聞かせた。

聞いていたかはわからない。

でも話すことをやめたら魔理沙がいなくなってしまう気がして、話し続けた。

しかし、私の必死の看病も虚しく、魔理沙は衰弱していき、

ついに魔理沙は逝ってしまった。

泣いた。ひたすら泣いた。

悲しみ、哀しみ、泣いた。

そして私は、

私は、私は·········私は私は私は私は私は私は私は私は

 

私は-

 

川に身を投げた。

 

魔理沙が私を待っているような気がして。

嗚呼、魔理沙。待っていてね。

私もそこに行くから。直ぐに逝くから。

 

-fin-




暗い。あと怖い。

すみません。サボってました。
テラリアが面白いのが悪いんです。
そうです。きっとそうです。
私は悪くない!

他のもかんばりゅー(ゲス顔)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。