桜ヶ原小学校同窓会へようこそ   作:犬屋小鳥本部

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出席番号14番・後編「砂時計」-狸村の援軍- ③

さあ、これで俺の話は終わりだ。

おっと、大事なことを忘れてたぜ。

 

今回、俺たちは眠りウサギを助けたくて色々やったんだけどさ。

結局何もできないで終わっちまった。

 

誰が俺たちを助けてくれたんだろうな?そこを明らかにしておきたい。

 

あとちょっとだけ、俺の話に付き合ってくれな。

 

 

 

 

俺は、今回のことを通していくつか疑問が残ってる。

 

砂時計と眠りウサギの関係

代わってしまった七不思議「砂時計」の内容

建物の突然の倒壊

タヌキと河童と動物たち

 

大まかに言えばこの4つ。

順番にいくか。俺がわからないことは…他のやつが教えてくれるだろ。

 

まず、砂時計と眠りウサギの関係。

全ては眠りウサギが妙な夢を見始めたことから始まった。

人が亡くなる瞬間の夢だ。

いなくなる人は、最期に何を思うのか。そんな、夢。

詳しくは省くけど、俺が聞く限りあいつが見始めたのは小学生。もしかしたらそれより前かもしれない。

眠りウサギが大人になるにつれて見る夢も増えていった。

 

俺は、これはあいつが得た情報量の変化によるものだと思う。ニュースだとか経験、生きてきた中での出会い。そういうのがあいつの中で多くなったから、それに関連した夢をより見やすくなったんだと思う。

現に、最後らへんは俺たち同級生の夢を見ていたらしいから。

 

辛かっただろうな。仲のいい友人が死ぬ夢を見続けるなんてさ。

 

そして、とうとう自分が死ぬ夢を見始めた。これ以上近い「存在」はないだろう。次の夢はなかった。

あいつは倒れて病室で眠ってる間、ずっと自分が死ぬ夢を見ていたらしい。

 

 

 

さて。終わりははっきりしている。

でもさ、そもそもなんで眠りウサギだったんだ?

 

砂時計自体に関わったやつはもっといるはずだ。埋まっている間だったらもっと限定できる。

例えば、仮定の話なんだけど。

もし、この砂時計が「掘り出してもらいたい」ってSOSとして夢を見させていたのなら。

「砂時計の七不思議を使ったことのあるやつ」、「砂時計が池にあることを知っているやつ」、「地元出身の工事関係者」。そういうやつらに見させた方がすぐに掘り出してもらえないか?

夢に砂時計が出てくれば「砂時計に何かあった」、「砂時計の呪いだ」って思うと俺は思うんだけど。

 

 

 

うーん…

本当に仮定の話だからなあ。

「掘り出してもらいたい」イコール「時間を進めたい」って流れで俺は考えているんだけど、俺一人じゃまたわからん状態じゃねぇか。

 

きみ、たまに頭が固くなるときあるよね。

 

お、眠りウサギ。イヌ、もういいのか?

 

うん。さんぽもごはんも終わってぐっすりだよ。

きみが疑問に思っていること、眠りウサギことこの僕が答えてしんぜよう。

全部は無理かも知れないけどね。

 

お?言ってくれるな。怪奇オタク、なめんなよ?

 

じゃあ、改めて今回の話『砂時計』をまとめようか。

僕が見た夢の話と

 

俺が見た狸の話。

 

 

どこかで「わん」となく声が、風にのって聞こえてきた気がした。

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