まどかマギカの映画『新編 叛逆の物語』を見たときに怒りの似た憤りを感じたときにエレファント投稿サイトでまどマギと銀魂のコラボを読んだときに心の憤りが消えた感覚が生まれたので、僕の独自解釈交じりの小説です。
つたない投稿ですが長い目でよろしくお願いします。
プロローグ01 坂田銀時
侍の国......かつて、 そう呼ばれていたのは、今は昔の話。
かつて侍たちが仰ぎ夢をはせた青い空には異郷の船が飛び交い、 肩で風を切り歩いた街には異人がふんぞり返り歩く。
それが今の侍の世界......侍の国‘‘
侍たちが剣も誇りも失った世界の中で、己の侍魂を堅持し生き続け、己の武士道を貫く男が一人......その男の名は‘‘
※※※
かぶき町
周辺のビルや民家が立ち並ぶ繁華街。ターミナルと呼ばれる銀色の機械の塔は異郷の船が行き来する重要な宇宙基地であり、江戸の象徴である。
その町並みの中で二階建ての建物の一つ、一階にはスナック『お登勢』、 その二階には小さな何でも屋が部屋を借りている。
その会社の名は万に事と書き‘‘よろず‘‘と読み、 会社の社長の名の一文字が書かれていた。
その事務所に三人の人影が、机を中心にソファとデスクに腰を掛けていた。
デスクから左側のソファには、メガネをかけた少年が、右側にはチャイナ服の少女が座っていた。
少年の名は
少女の名は
そして、デスクに座っている白髪の天然パーマの男が万事屋の中心人物ーー坂田銀時である。
三人がテーブルを囲みながら見ていたのはDVD-boxだった。
「魔法少女まどか......マギカ? 何これ、読みにくいんだけど」
銀時はDVD-boxの題名を読みあげて少し難しそうな顔して新八のほうを見た。
「これ、タカチンからまた預かるよう頼まれたんです。 前にも話しましたけどタカチンの家こういうのに厳しいから、隠す所が見つかるまで預かってほしいって」
新八も困った顔をしていた。
タカチンとは新八の幼馴染である事件で疎遠になっていたが数年後に再会。紆余曲折の末に和解した。
現在は新八が結成したアイドルファンクラブの一員になっている。
「お通ちゃん以外のものを認めるなんて変わったアルな、ラブチョリスに一時期ハマって丸くなるもんだな」
ラブチョリスとは江戸ではやっていたギャルゲーのひとつで、新八は仮想と現実がつかないくらいドハマりしていた時期があったのだ。
その時期の話を持ち出された新八はうろたえていた。
「ち、 違うから! これは寺門通親衛隊隊長として預かっているだけだから!」
寺門通とはこの
掟のひとつに「決してお通ちゃん以外のものを信奉するなかれ」が存在するのだが、新八が体験していることに起因して多少なりとも軟化している様子が見られている。
それに、と新八は付け加えて。
「幼馴染の頼みは流石に断りずらいし、タカチンは親衛隊の掟をちゃんと守ってるし、無視するわけにはいかないから預かったんです」
銀時はわーった、わーったと軽く言いながらうなずき。
「隠すためにここに持ってきたってわけだろ、 でもだからってここに持ってくることはねぇんじゃねーの?」
その時新八は怒り交じりの大きな声で、
「前に預かった時、部屋を滅茶苦茶にしただけじゃなくことを大きくしたのはあんただろーが!」
と新八はツッコんだ。
そう、前にタカチンの預かり物を隠そうとして、銀時が預かり物に合わせようと新八の部屋を、いやらしいリフォームをしたため新八の姉にこってりと叱られたのだった。
すると神楽は、別の話を持ち出した。
「新八このタイトルの真ん中の星何アルか? つのだひろのパクリアルか?」
「パクリやったの僕らだから! ファンクラブ会員決定戦でやったから!! というか、それ今と関係ねーだろーが!!」
などと騒がしい日々が常に始まっている。
これが彼ら、万事屋の日常である。
※※※
深夜 万事屋
「あァー、疲れた~今日の仕事、なんなんだよたくよォ」
銀時は眠たそうな顔で、今回の仕事ーー大工の手伝いで大きなトラブル(神楽が力加減を間違えて木材を壊したり、銀時が依頼人を怒らせたりなど)があったものの仕事はこなしていた、
文句を言いながら寝支度をしていた。
いつもなら、酒屋で酒を飲んでいるのだが。
今回は行く気にもなれず、神楽と夕食を食べ、眠ることにしたのだった。
銀時は布団に横になろうとした時、ふと、何かを思い出していた。
「新八の預かってたDVD--デスクの中に入れっぱにしてたの忘れてた」
銀時は急に来た大工の依頼人からDVDを隠すためデスクの引き出しの中に入れて、それ以降そのままにしていたのを思い出していた。
「まぁいっか......明日、新八に渡せばいいんだし、早く寝てえしな」
そう思いながら、銀時は改めて布団の中に潜るようにして眠りについた。
「クー......クヵ、クー......」
ーー......き......せ......。
ーーん?
銀時は誰かの声を聞いた気がした。
だが、よく聞き取れなかったので気のせいだと思い眠りに入っていた。
ーーお......さ......い......。
なおも聞こえる声、それでも聞きとれない、眠っている時の幻聴だろうと思い、眠りについた時。
体が揺れていた。 ゆさゆさ、ゆさゆさと、体が揺れていた。
いや正確には揺らされていた。両肩から、触れられている感覚があった
ーー誰だァ~、俺を起こそうとしているのは?
銀時は何者かが自分の睡眠を妨げようとしていることに気付いた。
ーー俺は眠み~んだよ、まだ深夜なんだよ!
ーーこちとら大工の仕事で体が動かねぇんだよ!
銀時はそう心の中で叫んでいた。
それでも体を揺さぶってい者は起こそうとすることをやめなかった。
ーーそうか、よ~く分かった。
ーー俺を起こしてぇんなら、ぶん殴られる覚悟しやがれ!
そう、銀時が起こそうとした何者かを殴る決意を固めた時、その決意は起こそうとしていた何者かのーー
「起きてください、いつまで眠っているんですか! 坂田先生!!」
ーーは?
「先生ぇ!?」
目を見開いて、飛び起きるとともに、 何者かの一言によって、殴るという決意は消え去ってしまった。
銀魂は2019年で連載が終了するまで投稿は避けてましたがようやく投稿できそうなので出させてもらいました。
これからもよろしくお願いします。