まどか☆マギカ交差伝 宇宙一馬鹿な侍   作:二道 無限

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 今回もテレビ本編+オリジナルが入ります。

 ほむらのプロローグに戻り、ほむら視点で銀八(銀時)という人間がどう映って見えたか、書きまくります。


真実は当事者しか分からない

 「伝えなきゃ・・・・・・みんなキュゥべえに騙されてる!」

 

 ほむらは悲劇の連鎖を断ち切るために自分の知ってる魔法少女(まどかとマミ)に自分が見たことを伝える決意を固めた。

 

 しかし、ほむらが見聞きした物を、他人が信じるなど、無理な話だった。

 

                 ***

 

 

 工場内で、マミたちに魔法少女の真実を伝えたほむら、だがーー。

 「・・・・・・あのさぁ、キュゥべえがそんな嘘ついていったい何の得があるわけ?」

 青髪のショートカットの少女、美樹さやかが食って掛かった。

 「それは・・・・・・」

 ほむらは言いよどんだが、さやかは懐疑的に言った。

 「あたしたちに妙なこと吹き込んで仲間割れでもさせたいの? まさかあんた本当はあの杏子とかいうヤツとグルなんじゃないでしょうね」

 「ち、違うわ!」

 ほむらは仲間割れの意図はないと否定した。

 「さやかちゃん・・・・・・それこそ仲間割れだよ」

 まどかはさやかを宥めた、しかしさやかはほむらにある魔女退治でほむらが犯したミスを咎めた。

 「どっちにしろ・・・・・・あたしはこの子とチームくむの反対だわ、いきなり目の前で爆発とかちょっと勘弁してほしいんだよね」

 「暁美さんには爆弾以外の武器ってないのかしら?」

 マミはさやかの指摘に一理あるとしてほむらに尋ねた。

 ここで、戦う手段に関しての課題が今の状況で見つかった。

 

 「・・・・・・ちょっと考えてみます・・・・・・」

 ほむらもひとまず新しい手段を見つけることに同意した。

 この空気では反論するわけにはいかないという二重の判断がほむらの望むところではなかった。

 

 そのあと、ほむらは暴力団事務所から銃火器を盗み出す形で調達した。

 

 

 それでも、残酷な真実が牙を向くのは避けられなかった。

 

 

 

                  ***

 

 

 

 さやかが魔女化してまどか達に襲い掛かった。

 ほむらが恐れた事態が現実になってしまった。

 「テメェいったい何なんだ!? さやかに何をしやがったッ!?」

 「さやかちゃんやめて! こんなことさやかちゃんだって嫌だったはずだよ!」

 魔女化したさやかに呼びかけ、訴える杏子とまどか。

 しかし、声は届かなかった。

 「あッ!」

 魔女が繰り出した車輪を喰らったまどかは倒れた、それでも使い魔を巻き込むほどの攻撃がまどかに襲い掛かった。

 ほむらは時間停止の魔法を発動させ、まどかに迫った車輪をベレッタ92で撃ち落とすために弾丸を撃ちだし、時間固定で弾丸を設置した。

 そして最後に、爆弾を起動させーー。

 「・・・・・・ごめん美樹さん」

 魔女はほむらの爆弾で吹き飛んだ。

 

 魔女の結界は元の空間に戻ったが、さやかが魔女化した状況に絶望の空気が包み込んだ。

 

 「さやか・・・・・・! ・・・・・・チクショウ・・・・・・こんなことって!」

 「酷いよ・・・・・・こんなのあんまりだよ・・・・・・」

 「・・・・・・っ!」

 三人の魔法少女はやり切れなさと、悲しみを抱いていた時、最悪な状況が起こった。

 

 「? えっ!?」

 突如ほむらがマミのリボンによって拘束された。

 

 それに驚く間もなく杏子のソウルジェムは砕かれ絶命した。

 

 杏子の亡骸を見たほむらはマミの方を見ていた、マミはマスケット銃をほむらに向けていた。

 「巴さん!?」

 「ソウルジェムが魔女を生むなら・・・・・・みんな死ぬしかないじゃない! あなたも私も!」

 

 マミはほむらたちのソウルジェムを砕いた後、自害するつもりだった。

 

 しかし、マミの凶行を止めるためにーー。

 

 「――――!」

 「・・・・・・・・・・・・」

 

 まどかがマミのソウルジェムを撃ち抜いた。

 「・・・・・・嫌だ・・・・・・もう嫌だよ・・・・・・こんなの・・・・・・」

 まどかはあまりの出来事に泣き崩れた。

 「・・・・・・大丈夫だよ・・・・・・二人でがんばろう、一緒にワルプルギスの夜を倒そう」

 ほむらは絶望の淵にいるまどかに寄り添そった。

 「・・・・・・うん・・・・・・」

 まどかは気を持ち直して頷いた、ほむらは涙を浮かべながらも微笑み頷いた。

 

 そのあと、二人はワルプルギスの夜を撃退した、しかし力尽き二人のソウルジェムに穢れがたまり、今にも魔女化してもおかしくなかった。

 

 

 ほむらは二人で魔女になろうかとまどかに語ったが、まどかは隠し持っていたグリーフシードをほむらのソウルジェムにかざした。

 

 そして、ほむらはまどかにある願いを託された。

 

 「キュゥべえに騙される前のバカな私を・・・・・・助けてあげてくれないかな」

 「約束するわ! 絶対にあなたを救ってみせる! 何度繰り返すことになっても必ずあなたを守ってみせる!」

 

 ほむらはまどかにそう誓った。

 

 まどかは安堵するが、運命(魔女化)はそれを許さなかった。

 

 「・・・・・・っ・・・・・・もうひとつ頼んでいい?」

 まどかのもう一つの頼み、ほむらは状況判断で悟った。

 「私、魔女にはなりたくない・・・・・・嫌なことも悲しいこともあったけど、守りたいものだってたくさんこの世界にはあったから・・・・・・」

 「まどかぁっ!」

 ほむらは大切な友達の名を叫んだ。

 「ほむらちゃん・・・・・・やっと名前で呼んでくれたね・・・・・・嬉しいな・・・・・・」

 

 「ううっ・・・・・・っ・・・・・・っ・・・・・・ぐ・・・・・・うう・・・・・」

 

 まどかの最後の笑みを見て最後の頼み(介錯)を引き受けたほむらは魔法少女に変身し盾から銃を取り出し、まどかのソウルジェムを撃ち砕いた。

 

 

 

                      ***

 

 

 

 時間を巻き戻したほむらは、強い決意が険しい表情になって表れ始めた。

 魔法で、自分の視力を矯正した。

 

 (誰も未来を信じない、誰も未来を受け止められない)

 

 ほむらは、さやかが魔法少女の真実を信じられず、マミが絶望のあまりに起こした凶行で導き出した結論。

 

 (だったら私はーー)

 

 ほむらは一人で戦う決意のもと、三つ編みのリボンをほどきロングヘアーに変えた。

 

 

 

                      ***

 

 

 

 ほむらは、キュゥベえを始末した後。

 

 「・・・・・・だ、誰?」

 

 まどかは自室の窓が突然開き、戸惑った。

 「まどか・・・・・・あなたに奇跡を約束して取り入ろうとするものが現れても・・・・・・決して言いなりになっては駄目」

 

 ほむらに出会う前のまどかにそう警告した。

 「・・・・・・え? あの・・・・・・」

 まどかは何者かの警告にただ呆然とするばかりだった。

 

 そのあと、ほむらは軍基地から強力な銃火器を調達した(盗み出した)

 

 (もう誰にも頼らない、誰にもわかってもらう必要もない、もうまどかには戦わせない、すべての魔女は私一人で片付ける、そして今度こそワルプルギスの夜をこの手で・・・・・・)

 

 

 

                      ***

 

 

 

 ほむらは見滝原に潜む魔女たちを一人で一掃し続けた。

 

 そしてワルプルギスの夜が降臨した日、単身ワルプルギスに挑むも歯が立たなかった。

 

 そして、まどかはキュゥべえと契約してしまった。

 

 ほむらの叫びはまどかには届かなかった。

 

 まどかはワルプルギスの夜を一撃で倒してしまい、最期に最悪の魔女になってしまった。

 

 そしてまた、ほむらは時間逆行の魔法を使い、運命に挑む。

 

 

                      ***

 

 

 

 ほむらはまた退院した後、見滝原中学校に転校してきた。

 

 ほむらは変わらずに自己紹介してまどかの姿を確認したら、変わらずにまどかを魔法少女の運命から遠ざけようとした。

 

 変わらずに繰り返す転校と日常、しかしーー。

 

 ほむらにも予測のつかないことがこれから起こり始めた。

 

 最初の変化は、ある男の出会いだった。

 

 早乙女からあることを聞いた。

 

 教育実習の教師が早乙女の受け持つ教室に来ることだった。

 

 ほむらは内心驚いていたが、不審がられずに対応しようとした。

 

 ほむらは教育実習の教師の顔を見た、特徴は白髪の天然パーマに死んだ魚のような眼をした二十代後半の男だった、服装は白衣を身にまといネクタイはきちんと締めていなかった。

 そして、一番目に留まったのは腰に木刀を差していたことだった。

 

 (なんで木刀なんかさしてるのかしら? 取りあえず不審がられないように)

 

 「初めまして、ここに転校してきた、暁美ほむらといいます」

 ほむらは教育実習の教師に自己紹介した。

 

 「は、初めまして・・・・・・坂田、銀八です」

 

 (歯切れが悪いわね)

 それが、ほむらが抱いた目の前の男(白髪の天然パーマの男)の第一印象だった。

 

 そして、早乙女に促され教室に入っていき、いつものように自己紹介をした。

 まどかの顔を確認しながらーー。

 

 

                      ***

 

 

 休み時間、ほむらは最初の時と同じように、質問攻めにあっていた。

 

 「ごめんなさい、なんだか緊張しすぎたみたいで気分が・・・・・・保健室に行かせてもらえるかしら」

 

 ただ違っていたのは、当たり障りのない言葉で質問攻めをかわせるようになっていた。

 

 「じゃああたしが案内してあげる」

 「いえ、おかまいなく、係の人にお願いしますわ」

 

 ほむらはクラスメイトの厚意を丁寧に断りながらまどかの席に向かった。

 「鹿目まどかさん、あなたがこのクラスの保険係よね」

 「えっ・・・・・・えっとあの・・・・・・」

 まどかは戸惑っていた。

 「連れて行ってもらえる? 保健室」

 ほむらは、まどかと話す口実で教室から離れた。

 

 

 保健室に向かう中でまどかが質問した。

 「私が保険係ってどうして?」

 「・・・・・・早乙女先生に聞いたの」

 「そっそうなんだ、えっと保健室は・・・・・・」

 まどかが保健室の場所を言い切る前にほむらは左側の通路に曲がった。

 「こっちよね」

 「えっ! う、うんそうなんだけど、いや、だからその・・・・・・もしかして、場所知ってるのかなって」

 「・・・・・・」

 ほむらは最初の時間軸で場所は把握していたため、不自然に感じたのだろうと考えた。

 それでも、まどかに警告とあることを確かめるために、二人きりになりたかった。

 「あ・・・・・・暁美さん?」

 「ほむらでいいわ」

 「あの、その、か、変わった名前だよね」

 「・・・・・・」

 ほむらはまどかの話を聞きながら自覚していく。

 「いや、だから変な意味じゃなくて、その・・・・・・かっこいいなぁって思ってたりして」

 「・・・・・・」

 時間逆行の影響で過ごした時間、気持ちもずれていく自覚を噛みしめる結果にーー。

 

 ほむらは背後にいたまどかに向きを変えた。

 まどかは、向きを変えたほむらに一瞬驚いていた。

 「鹿目まどか、あなたはーー自分の人生が貴いと思う? 友達や家族を大切にしてる?」

 「わっ私は大切だよ、家族や友達もみんな大好きでとても大事な人たちだよ」

 ほむらはもう一つ自覚する、目の前のまどかと、今までのまどかの心優しい性格をーー。

 

 「本当に?」 

 「本当だよ。嘘なわけないよ」

 ほむらはもう一度確認するようにまどかに問いかけた、まどか本人は断言した。

 

 「そう・・・・・・それがもし本当なら、今とは違う自分になろうだなんて絶対に思わないことね、さもなければすべてを失うことになる」

 「えっ!」

 

 ほむらは何度もまどかの運命を変えようとした結果、魔女化を何度も見ていた。

 そして、まどかのソウルジェムを砕いたこともあったため、訳も分からない言い回しになろうとも、言わずにいられなかった。

 

 「あなたは鹿目まどかのままでいればいい、今まで通りにこれからも」

 

 そう言いながらほむらは、まどかに背を向けて保健室に向かった。

 

 「・・・・・・」 

 ほむらの背を見ながらまどかは困惑して、立ち尽くしていた。 

 

 

 

                      *** 

 

 

 

 

 そして放課後、ほむらはキュゥベえを狩り続けた。

 狩り続けても、違うキュゥベえは現れ続けた。

 

 そして、キュゥべえはまどかに助けを求め、まどかはキュゥベえに出会ってしまった。

 

 ほむらは、まどかに警告した。

 

 「そいつから離れて」

 「ほむら・・・・・・ちゃん」

 まどかはほむらの様子に戸惑いながらも、自分の意見を伝えた。

 

 「だってこの子ケガしてる、だ、だめだよひどいことしないで」

 「あなたには関係ない」

 「だってこの子私を呼んでた、聞こえたもん『助けて』って」

 「・・・・・・そう」

 「・・・・・・」

 ほむらはまどかとのやり取りですぐにキュゥべえがまどかにテレパシーを飛ばしたことを把握した。

 

 ほむらはどうにかしてまどかをキュゥべえから引きはがすか考えていた時だったーー。

 「!」

 突如として煙幕がまどかとほむらを包んだ。

 

 「まどかこっち」

 「さやかちゃん」

 

 声の主はさやかでその手には消火器が握られていた。

 どうやら消火器の中の消火剤を煙幕代わりにしたようだった。

 

 「いくよ!」

 「!」

 

 さやかはまどかの手を掴み、その場から立ち去ろうとしていた。

 ほむらは、煙幕を魔力で散らした。

 「・・・・・・」

 そのころには二人の姿はその場にはなかった。

 「!!」

 そのあと、魔女の結界がショッピングモールの改装中のフロアの辺りを包んでいた。

 「!」

 徐々に異界化していく景色はほむら自身痛手だった。

 「・・・・・・こんな時に」

 

                      ***

 

 

 それからしばらくして、魔女の結界は解けていた。

 ほむらは、まどかとさやかを捜索した後、ある魔法少女の姿を見た。

 巴マミだった。

 どうやら、ほむらの気配に気付いていた。

 「魔女は逃げたわ、仕留めたいなら、すぐに追いかけなさい、今回はあなたに譲ってあげる」

 マミは穏やかな口調でほむらに向かって言い放った。

 「私が用があるのは・・・・・・」

 ほむらは、魔女に用などなくキュゥベえを始末しようとしたのだがーー。

 「飲み込みが悪いのね、見逃してあげるって言ってるの」

 キュゥべえを信じているマミは笑みを浮かべてもほむらを牽制していた。

 

 その時だったーー。

 

 「ちょっとまてぇぇぇぇ!! 俺らを置いてけぼりにして話進めんじゃねぇぇぇぇ!!」

 

 ほむらはまだ気付いていなかった、結界に巻き込まれたのはまどかとさやかだけではなかったということをーー。

 

 「お前らの格好が何で、あの空間が何で、あの生き物が何なのか、そしてーー」

 

 今日、見滝原の転校の際、教育実習の教師がこの場にいることにーー。

 

 「そいつが抱えている生き物が何なのか説明しやがれ!! 猫か兎かわかんねーぞコノヤロー!!」

 

 そして、白髪の天然パーマの男(坂田銀八)がまどかが抱えているキュゥベえが見えていることに、驚愕することになるとは思いもよらなかった。

 

 

 

 

 

 





 今回は、ここまでです、ここから先は、ほむらから見た銀八の印象を書きます。

 原作まどマギでほむらの過去(前半)を最初に書いた後、銀八の登場までが今回の物語でした。

 今度は、自分が書いた小説(作品)を読み返しながら、ほむらのリアクションをお楽しみください。

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