まどか☆マギカ交差伝 宇宙一馬鹿な侍   作:二道 無限

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 この話は、原作一話から三話までの間にほむらと銀八がマミの説得の話の流れを書こうと思ったので書かせてもらいました。


ありえない出会いは天変地異のごとく

 ほむらは驚いていた、キュゥベえが見える男なんて聞いたことがなかった。

 

 (どういうことなの!? キュゥベえが見えるなんてありえないわ!!)

 

 ほむらは困惑していた、キュゥべえが見えるのは今この場にいる自分自身とマミ、そして魔法少女の素質のあるまどかとさやかだけのはずだった。

 

 「あ、あなたキュゥべえが見えるの!?」

 「あぁ、なんか見えちゃいけねえのか?」

 

 マミの質問に銀八は疑問があるように聞き返していた。

 (本当に見えているの!? 普通の人間、ましてや男がキュゥべえが見えるなんてありえないわ・・・・・・)

 

そうこうしてるうちに、話が進んでいった。

 

 銀八は今の状況を説明してもらうために、ほむらの同席を求めた。

 マミは銀八がほむらのクラスで教育実習に来ていることに驚いていた。

 

 (巴マミ、あなたのリアクションは間違っていないわ)

 

 ほむらは内心そうつぶやいていた。

 

 しばらくして、キュゥべえの治療はマミの手によって完了していた。

 

 気が付いたキュゥべえは真っ先にまどかとさやかに契約を持ち掛けていた。

 そこでもーー。

 

 「ちょっとまてぇぇぇぇぇ!! 何話進めてんだぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 銀八の叫びがまた響いた。

 

 キュゥべえも銀八が見えていることに、驚愕していた。

 

 マミもキュゥべえが見えている状況に困惑していることを話したのだが、キュゥベえ本人も想定してなかった状況だった。

 

 その後、銀八はキュゥベえに魔法少女の契約に関して聞いた中で銀八の表情は疑いの顔を表していた。

 (この男、キュゥべえの契約条件に変な質問を交えたわねってか魔法オカマって・・・・・・)

 

 銀八の言った『魔法オカマ』の単語に困惑したほむら。

 

 それでも、キュゥべえを排除する考えは変わらなかった。

 

 しかし、考えは今は実行せず、銀八の会話に聞き入っていた。

 

 マミが自己紹介を終えた後、魔法少女のことをまどかとさやかが聞き入った中で、魔女退治の見学を提案した。

 

 ほむらは、それを許さずーー。

 

 「分かってるの? あなたは無関係な一般人を危険に巻き込んでる」

 マミの提案を阻止しようとした。

 しかし、マミはキュゥべえに選ばれたことを理由に考えを変えなかった。

 

 その後に、まどかの『魔法少女の素質」の話へと変わってしまい、一触即発の流れになってしまう。

 

 そんな時だったーー。

 

 「おいお前ら、『殺し合い』(喧嘩)はやめろ、騒ぎがでかくなるぞ・・・・・・」

 

 白髪の天然パーマが止めに入っていた。

 

 それでもほむらとマミは臨戦態勢(魔法少女に変身)を整えてしまっていた。

 

 今でも一触即発の中でまどかが止めようと叫んだ時、ほむらとマミが動いたーー。

 

 だがしかし、そこで思いのよらない出来事が起こった。

 

 『キュゥべえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!』

 

 さやかの叫び声が響いた、マミと共に何が起こったのか声の主であるさやかの方に顔を向けるとーー。

 

 キュゥベえの頭に木刀が刺さっているというありえない出来事だった。

 

 (え・・・・・・なんなの? この状況!? キュゥベえの頭に木刀が刺さってる!? 一体どんな状況でそんな・・・・・・!?)

 

 ほむらは困惑した中で木刀を見ているとそれは銀八が腰に差していたものだと分かった。

 ほむらは銀八の顔を見た、すぐにキュゥべえに駆け寄っている様子で、表情はかなり焦っていた。

 

 それもーー。

 「さささ騒ぐんじゃねーよ、ととと取りあえず、たたたタイムマシン探せ」

 などとかなり困惑した様子だった。

 

 そのあと、銀八はキュゥべえの生死を確かめようとした後、銀八の表情はただ無事であってほしいと願うような顔だった。

 

 しかし、キュゥべえの頭部はフロアの床が見えるぐらいに貫通して風穴が吹いていた。

 

 マミは悲しみに暮れ、まどかとさやかは呆然とした様子だった。

 

 この事態を引き起こした、本人(銀八)は言うとーー。

 

 「さ、殺べえ事件が起こったーー!!」

 

 などと叫びながら崩れるように床に両ひざをついた。

 

 しかし、ほむらにとっては好都合だったーー。

 (なんにせよ始末の手間も省けたし、何よりキュゥべえがどんな存在か見てもらう必要があるわね)

 

 キュゥベえを狩りつくしてきたほむらはキュゥべえが別個体として現れることを知っていたためまどか達にも知ってもらう必要があった。

 

 そう思い立った、ほむらは銀八を励ます(立役者の心のケアをする)ことにした。

 

 ほむらは落ち込んでいる銀八の左肩を叩き、無言で左手を突き出してーー。

 「ありがとう、キュゥベえを殺してくれて、おかげで手間が省けたわ」

 サムズアップのサインを銀八に見せお礼を言った。

 銀八は即座に否定したが、ほむらはキュゥベえの真実を知っていたため銀八に再度礼を言った。

 「いいえ、それでも感謝を言わせて、なぜならキュゥベえの真実の一つを彼女たちに見せることが出来るから」

 

 そう、ほむらが言ってた真実、それはーー。

 「代わりはいくらでもいるけど潰されたら困るんだよね、もったいないじゃないか」

 

 キュゥべえは潰しても(殺しても)別の個体が現れるため狩っても意味がないことだった。

 何より、キュゥべえの死骸をキュゥべえが食べるからなおさらだった。

 

 マミとまどかとさやか、そして銀八はキュゥべえの共食い(グロテスクシーン)を見たため言い知れぬ空気に耐えられず、その場で解散となった。

 

 それからしばらくして、ほむらは銀八に諮らずとも会うことになる、ほむらの拠点(三叉路のアパート)に銀八も住んでいたことに内心驚くことになった。

 

 

 銀八に関しては未知数すぎて信用できるかどうか疑問だった。

 

 ほむらは銀八を自分の部屋に招待した。

 「おめーよ、むやみに男を自分の部屋に招くなよ、下手したらお互い気まずいうわさが流れるぞ」

 などと、言った。意外に良識がある部分があった。

 

 ほむらは様子見の意味で魔法少女の知識を銀八に少しずつ話すことにした。

 

 銀八は取りあえず思いつく限りの質問をほむらにした。

 ほむらは少しづつ魔法少女の情報を銀時に与えていった。

 

 そんな中で、ほむらはある疑問があった。

 (彼は・・・・・・どうして私の話を聞こうと思ったのかしら? キュゥべえが見えるのは分からないとはいえ、私たちとは関わり合いたがらないはず・・・・・・)

 

 普通の人間なら、恐怖のあまり関わりあいたがらない、それが普通だとほむらはそう感じていた。

 それを目の前の男(坂田銀八)に問いかけてみた。

 

 「その前に、一つだけ聞かせてほしいの」

 銀八はめんどくさそうにほむらに振り向いた。

 「なんだ? 俺、部屋探さなきゃいけねーんだけど」

 と、呆れ交じりに聞き返した、よっぽど疲れている様子にも見えたが、今でなければ聞けない気がした。

 

 「あなたは、何で私の話を聞いてくれたの? 普通なら、聞きたくないどころか関わりたがらないと思っていたから」

 「なんだよ、てめーが話を聞いてほしいって言ったからだろーが」

 気だるそうに答えていたが、ほむらはそんな答えに納得していなかった。

 「答えて」

 「まぁ、見ちまった以上、何が起こったか分からねーし、どうころぶかわからねぇが、まぁ一応『先生』だからな、聞くことぐらい出来らぁ」

 「そう」

 ほむらは一先ず銀八の答えに納得するしかなかった。

 目の前の男は、巻き込まれたを通り越して、キュゥべえが見えるのは、あまりにもイレギュラーすぎるので、目が離せなかった。

 

 少なくとも、キュゥべえを疑っているのは確かで、どう動くかにかかっていた。

 

 そうこう考えているうちに銀八は部屋から出ていた。

 

 ほむらは明日に備えて体を休めることにした。

 

 

                      ***

 

 

 

                   見滝原中学校 屋上

 

 

 放課後、ほむらは学校の屋上でまどか達に接触していた。

 

 まどかが魔法少女の契約をするかどうかを確認するためだった。

 まどか自身、まだ迷っている様子だった。

 

 そのことを確認した後、まどかから何故魔法少女になったのかを聞かれたが、話すと理解されないと判断したため、ぐっとこらえた。

 

 そして、まどか達と別れて教室に戻ろうとした後ーー。

 

 「あ、お前ら・・・・・・何でここにいるんだ?」

 

 坂田銀八が、学校の屋上にやってきていた。

 

 

 

                      ***

 

 

 

 

 ほむらは放課後、まどか達の動向を監察していた。

 

 マミがまどかとさやかを連れて、魔法少女の戦いを見せる様子だった。

 マミたちが結界内に入った後、結界前を監視していた、マミ達が出てくるのを待つことにした。

 

 暫くしてマミ達が結界内に出てきた。マミは魔女を倒した報酬のグリーフシードの使い方をまどか達に見せていた。

 

 マミはすでに気付いていたのか、ほむらのいる方角にグリーフシードを投げ渡した。

 

 当然、ほむらは距離を取る意味でマミにグリーフシードを投げ返し、その場から去った。

 

 

 

                      ***

 

 

 

 ほむらが三叉路のアパートに戻ったところーー。

 

 「よう」

 

 背後からほむらを呼んでいた。

 

 「坂田先生」

 

 ほむらは振り返りながらほむらを呼び止めた男の顔を見た。

 「夜遅くに魔女と戦ってんのか? 担任に見つかって、補導されたらどうすんだコノヤロー?」

 銀八はほむらにそう言いながら、アパートの入り口に向かっていた。

 

 「先生、部屋は?」

 ほむらは銀八がどこに住んでるのか疑問だったため、どこに住んでるのか把握しておく算段だったがーー。

 

 「おめーの部屋の隣だよ」

 意外な答えにほむらは唖然とした、ほむらは早速自分の部屋に向かいがてら、確かめると確かにほむらの隣の部屋に銀八のネームプレートがあった。

 

 「確かに、私の隣ね・・・・・・」

 内心驚いたが、好都合でもあった。

 

 「キュゥべえが見えるとはいえ、一般人を巻き込むのは・・・・・・」

 ほむらは内心気が引けていたが背に腹は代えられなかった。

 銀八を巻き込んででも、まどかを魔法少女にさせない決意を固めた。

 

 「いったろ、お前の隣だって・・・・・・」

 銀八はほむらに近づきながら、隣の部屋だと告げた。

 すると、ほむらはーー。

 「坂田銀八」

 銀八のことをフルネームで呼んだ。

 「何だよ、人のことをフルネームで呼びやがって・・・・・・」

 銀八は困惑しながらもだらしがない口調でほむらに問いただした。

 「また、私の部屋に来てくれないかしら? 大事な話があるの」

 「またかよ・・・・・・、何度も言うけどな、女が自分の部屋に見ず知らずの男をーー」

 銀八が大人としての良識をほむらに話そうとした瞬間・・・・・・。

 「魔法少女のことで話があるの、特に昨日出会った巴マミのことで・・・・・・」

 ほむらに遮られた上、問答無用に魔法少女に関する話を銀八に振ってきた。

 

 銀八は、死んだ魚の目から真剣な目へと変わった。

 

 「どういうことだ? 魔法少女に関してはお前が止めた方がいんじゃね? 何でオレにそんな話を・・・・・・」

 

 銀八はほむらにそう問いかけていた、ほむらとしては確かに銀八の質問はもっともだと思った。

 魔法少女の問題に、一般人を巻き込むのは最低限避けている。

 

 ほむらとしては尚のこと、まどかを助け出すことを優先にする上で、普通の人間である銀八を巻き込むのはリスクが高すぎる行為だった。

 

 しかしーー。

 

 「詳しいことは私の部屋で話すわ、だから・・・・・・」

 ほむらは、ある確信があった、巴マミの説得に銀八を連れていった方が都合いいとーー。

 

 ほむらは、自分の部屋に銀八を招き、巴マミがまどかとさやかを連れて、魔女退治に同行させていることを銀八に話した。

 

 「まどかとさやかって・・・・・・あの屋上にいたあいつ等か? マミって奴が魔法少女の現場を社会見学みたいなことをやっててそれを止めたいって・・・・・・」

 

 「ええ、大雑把に言えば、あの二人に素質があるとはいえ、まだ一般人である二人を巻き込むのは、流石に・・・・・・」

 

 銀八が、ほむらの話を確認した、ほむらは基本まどかを巻き込まない理由を持たせるために、さやかを含めた。

 

 そう考えながらも、銀八が確認の話をしたのでほむらは頷いた。

 

 「確かに、中坊に火遊びは早過ぎだな、ここは説教しねーとな」

 「いいの? 私が言うのもなんだけど、これは魔法少女が解決すべきことなのに、私が説得できればこんなことには」

 

 ほむらは、まどかを魔法少女にさせないためとはいえ、目の前の男を巻き込むのはやはり、引けていた。

 「テメーで巻き込んでおいて、怖気づいたのか? オメーはまだガキだろ、我儘ぐらいまだ言いやがれコノヤロー」

 「な!?」

 銀八の発言に二重の意味で驚いていた。

 一つは、ガキ扱い(怒り)の意味で、もう一つは力を貸すことに了承したことにーー。

 

 「といっても、俺はキュゥべえ殺しちまってるからな? 説得できるとは限らねーぞ?」

 「安心して、説得の時は私も一緒だから、あなたが責められるより、私に警戒が行くから」

 銀八の問いにほむらはそう答えた。

 銀八は少し考えてーー。

 「わーったよ、そのマミって奴を説得してやるよ」

 「お願いするわ」

 

 銀八はほむらの頼みを了承した。ほむらは内心驚きつつも銀八がマミの説得を依頼した。

 

 

 その時、ほむらは思いもしなかった、その選択がマミの運命を変えることを、まだ知る由もなかった。




 暫くの間、ほむらの部分的な回想交じりの会話になります。

 退屈かもしれませんが、退屈な分最終章に向かって走る予定ですので、その分楽しんでください。

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