まどか☆マギカ交差伝 宇宙一馬鹿な侍   作:二道 無限

38 / 52
 はい、ようやく11話に入りました。

 原作ではマミとさやか、杏子が死亡してましたが、ほむらの予想を超えた物語へと進みました。

 今回はとうとうまどか達は銀八(銀時)の正体を知る話です。

 まどか達のリアクションをお楽しみに!


最期に残った道しるべ編
他人の過去は場合によって超新星爆発


 「銀時、そんな体で学校に? 今日は休んでも・・・・・・」

 ほむらは銀時のケガの具合を見てそう心配した。

 「あー、どうにかなんだろ? エスカレーターからズッコケたって言えばいいし」

 対して銀時はそうほむらに言った。

 

 「いや無理よ、坂田先生・・・・・・早乙女先生にそんな言い訳は通じないと思うから」

 そうほむらは、銀時に説明ツッコミを入れた。

 「そん時はそん時だ、学校に遅れるぜ・・・・・・」

 

 そう言いながら、銀時はアパートの扉を開くが・・・・・・。

 「待って、今日は雨が降るわ傘の準備、した方がいいわ」

 そう、ほむらは今日の天気について銀時に話した。

 

 

 その後、早乙女先生やクラスメイトの全員が銀時の怪我の様子を見たリアクションは騒然としていたのは過言ではない。

 

 「うーし、じゃあ出席取るぞー・・・・・・」

 

 しかし、銀時はそんなことは構わず、クラスメイトに出欠を取り続けた。

 

 「・・・・・・次ィ、美樹さやか―」

 銀時がさやかの名前を呼んでいた。

 しかし、当のさやかはーー。

 

 「すぅー・・・・・・すぅー・・・・・・」

 寝息を立てて眠っていた。

 「お、起きてさやかちゃん!」

 さやかを起こそうとするまどかは体をゆすった。

 「あー、寝かせとけ寝かせとけ」

 銀時はそうまどかに言った。

 まどかはさすがに戸惑った。

 「むにゃむにゃ・・・・・・」

 銀時の言葉に甘えてるかのように、さやかは居眠りし続けた。

 その様子を見た銀時はお灸をすえることにした。

 「えー・・・・・・美樹さやかは感心・意欲・態度が非常に悪いため落第・・・・・・っと」

 そう銀時は告げるとーー。

 「嘘です、寝てません。起きてます!」

 飛び上がるような勢いで起きたさやか。

 「いやいいよ寝てろって、そのままもう一年この教室で寝てていいから」

 そう、冗談には聞こえない発言でさやかは首を横に振った。

 「それだけは勘弁して! やる気その気大好きだから! 意欲だけはだれにも負けませんから!」

 さやかの必死の弁明と銀時の掛け合い、クラスが朝から暖かい笑いに包まれた。

 

 三日間の無断欠席が嘘のような空気にほむらは浸っていた。

 

 (今までの出来事が嘘のような光景ね、でも・・・・・・ここからが正念場ね)

 

 外の天気とは裏腹の暖かな光景を、嵐の前の静けさにしないために。

 ほむらは魔法少女に自分の正体と、目的を話すことを視野に入れていた。

 

 

                     ***

 

 

 放課後、ほむら達はほむらのアパートに集まっていた。

 

 「みんな、集まったようね」

 ほむらは集まった面子を見ていた。

 マミ、杏子、さやか、そして銀時の五人だった。

 

 その時、マミはほむらにある質問をした。

 「鹿目さん、呼ばなくてよかったの?」

 「えぇ、あの子は今までの出来事で魔法少女の真実を知ったわ。 でも・・・・・・」

 マミの質問にそう答えたほむら、しかしその表情は一瞬暗くなった。

 その表情を見て杏子は察しがついていた。 

 「あいつの性格上、分かっていても契約する可能性があるんだろ?」

 そう杏子はほむらに聞いた。

 その質問に、ほむらは沈黙しながら首を縦に振り頷いた。

 「暁美さん、あなたは何故私たちを知ってるの? これからワルプルギスの夜の対策の前に知っておきたいの・・・・・・」

 マミはそう、ほむらに聞いた。

 「分かってるわ、何故私が、あなた達のことを知っているのかをこれから話すわ」

 

 そうして、ほむらは自分がキュゥべえに契約した経緯とまどか達の関係を話していった。 

 その中で何故マミと衝突していたことや、さやかとは険悪関係になったのか、そして杏子と組んでいたのかを話していった。

 

 「そんなことが・・・・・・あなたが二度目の時間逆行の世界での私は佐倉さんを・・・・・・そして鹿目さんと暁美さんを道ずれにしようとーー」

 ほむらに聞かされた時間逆行の中で自分が仲間を殺して心中しようとしたことに驚愕した。

 事実、さやかを救おうと銀八が言い出すまでの自分の行いに今になって身震いした。

 

 さやかに至ってはーー。

 「ほむらの話を聞く限り、あたしの失恋って、やっぱり決まってたのかな? 結果私、魔女に・・・・・・」

 

 やはり、驚愕していた。

 しかも、ほむらに不信感を抱いていたのも同じだったためなおさらだった。

 

 「確かに、ほむらの話を聴く限り信じらんねーって前は言ってただろうけど、今までのことを踏まえて考えてみたら、納得できちまうな」

 杏子は今までの出来事を振り返りながら、ほむらの話が事実だと納得していた。

 そしてーー。

 

 「でも、この世界()のあたしは生きてるし、マミはあたしを殺さなかった。 それにさやかは魔法少女に戻れたからな、 今のあたしらはこうやってアンタの話に付いていけるわけだしね、概ね納得出来るよ」

 

 そう、杏子は全員に言った。

 さやかとマミは驚きながらも頷いた。

 

 ほむらは杏子の言葉に驚いた。

 「杏子、あなた・・・・・・」

 杏子が理性的に物事をはっきり言った上にマミを許したこと、そしてさやかを元に戻せたことを素直に言ったことに三人は驚いていた。

 

 杏子は三人の表情を見て不服そうに言った。

 「何だよ!? そのリアクションは!!」

 

 「私が、ワルプルギスの夜を倒すときに見滝原をあなたに任せるって言ったのは、あなたの攻撃的な性格を踏まえた上での同盟を結んだんだけど。 まさかの性格の変化に、つい・・・・・・」

 ほむらが杏子の性格の変化に戸惑ったことを話すと、杏子は心外だと云わんばかりに睨んだ。

 「何だよ、あたしが素直になっちゃ変ってか!」

 そうほむら達に抗議した杏子。

 その様子に銀八は宥めた。

 「まあまあ、落ち着け今回はなんかデカい魔女を倒すって話だろ、そのための集まりだろ」

 そう、杏子に宥めるように言った銀八。

 杏子は一旦落ち着くが、銀八の顔を見て思い出したこのように目の前の男に問い詰めた。

 

 「そいえばさ、この中でアンタは普通の人間なのに昨日重傷だったのに動けるぐらい、回復するのはさすがに変じゃない? て言うか、魔女に立ち向かった上に生還してるのはおかしいぞ!」

 息をつかせずに質問しまくる杏子に同調して、マミとさやかも参加した。

 「そうよ、私がお菓子の魔女に殺されそうになった時、坂田先生は私を助けた後にお菓子の魔女に食べられたのよね・・・・・・」

 マミの発言に杏子は驚愕した。

 「はぁ!? 喰われた!?」

 「本当に驚くのはその後だよ。 お菓子の魔女の上あごに木刀を突き刺してそのまま背中に沿って切り開くように出てきたんだから」

 さやかはその時の状況を思い出し、頭を抱えて話した。

 その話を聞いた後、杏子は昨日の戦いを振り返ってみると、思い当たる節があった。

 

 人魚の魔女(魔女化したさやか)が繰り出した車輪攻撃をさばききった動きに木刀を刀と変わらないように扱う太刀筋。

 そして魔女を相手にしているにも関わらず立ち向かっていたあの気迫は、まるで人外の存在を相手に戦いなれているかのような動きだった。

 

 杏子はそのことを振り返った後に面を向って白髪の天然パーマに尋ねた。

 「坂田銀八、アンタは一体何者なんだ?」

 

 その言葉に反応してか、ほむらが説明しようとした。

 「それに関してはーー」

 しかし、銀八が手で制した。

 「それは俺が話すよ、でねーと話が進まねーからな」

 

 そして、銀八は語る。

 自分が何者で、どこから来たのか、ついでにその世界と自分自身の職業をほむら以外の三人に話した。

 

 

                      ***

 

 

 

 「せ、先生が・・・・・・異世界から来た人間で、侍!?」

 「しかも、江戸から来たって・・・・・・!?」

 「そのうえ、その江戸が・・・・・・天人って奴が異星人が支配してるなんて・・・・・・」

 

 さやかとマミ、杏子がそれぞれの感想を言いながら驚愕した。

 ほむらは、各々の顔を見て三人の反応に納得していた。

 「三人の反応は正しいわ、私もそうだったから・・・・・・」

 ほむらは三人にそう話した。

 

 「しかも、本当は先生じゃなくて・・・・・・万事屋って言ったっけ、何でも屋の名前」

 さやかは話を整理するように『万事屋』の名を出した。

 「あぁ、俺は『犬の散歩から地球の平和を護るまで何でもやる』のが万事屋でな」

 銀時はそう決め台詞の様に話すがーー。

 「何だよ、ほぼほぼニートじゃねーか。 アンタの性格考えたら、依頼人が大損しそうだな」

 杏子は初めて銀時に会った時のことを思い出していた。

 「確かに、先生の日常面を考えてみたら、ね・・・・・・」

 マミは放課後の校舎の屋上の下ネタのことを踏まえて思い出していた。

 

 「てめーら、好き放題言いやがって」

 三人にボロクソいわれ銀時は顔をひきつらせた。

 だけど、三人の銀時に対する評価は悪いことばかりではなかった。

 「でも、そんなアンタだからあたしたちは生きてる」

 杏子はそう銀時に言った。

 「そうだね、先生はあたしたちを護ろうとしただけじゃない、先生なりにあたしたちを真っ直ぐに陽のあたる日に歩ませようとしてくれた」

 さやかは銀時が魔法少女の契約を考えなおさせようとしたことを思い出していた。

 恭介(幼馴染)の指がヴァイオリンを弾くことができないと知った時に真っ先に契約しようとした際に銀時が契約した後のことについて聞いてきたとき。

 『自分自身が救われねぇ』って指摘された際に契約について考えようとした。

 

 「えぇ、私は美樹さんと鹿目さんがもし契約した後に背負う責任について考えさせられたわ」

 マミは深夜の公園でほむらと一緒に現れた際に、歴史上の偉人の名言を用いてまどかとさやかの命を背負えるのかと問われたことを、お菓子の魔女で生き延びた後に、もし後輩二人(まどかとさやか)が契約した後に師匠を背負うという事を考えさせてくれこと。

 

 「あたしも、背負わないと決めたモンをもう一度背負えたからな」

 杏子もソウルジェムが契約した魔法少女の魂を物質化した物だと知った時にふさぎ込んださやかの説得が失敗した後、偶然立ち聞きしていた銀時からある親子の話を聞いて際、さやかを見守りながら手段を考えられたことなどだった。

 

 「――だから」

 杏子は一度間をおいて銀時の前に立ってーー。

 「これからもよろしく頼むよ、銀時先生」 

 そう勝気な笑みを浮かべながらそう言った。

 本名を呼ばれた銀時は笑みを浮かべた。

 

 その時、さやかはあることを思い出していた。

 「そうだ・・・・・・ほむら、実はさーー」

 さやかは昨日の深夜、キュゥべえがマミの部屋に現れて、まどか達にキュゥべえの目的を聞いたことを話した。

 「まどか達の前に現れたたのね・・・・・・」

 「現れたって・・・・・・もしかしてそっちも」

 ほむらのつぶやきに、さやかはキュゥべえがほむらのところにも来たという事を今の流れで知った。

 

 「えぇ、まずはワルプルギスの夜の前に、キュゥべえの対策を考えた方がいいわね」

 ほむらの話に杏子たちは頷いた。

 すると、銀時はーー。

 「それじゃあ、一発やっとくしかねーか」

 そう宣言した。

 四人は首を傾げた。

 その答えはすぐに分かった。

 「第一回、何かデカい感じの魔女&無限残機(キュゥべえ)を頑張って何とかしましょうね会議―」

 

 その時、魔法少女達(四人)は一瞬ぽかんと口が開いた。

 

 

 

 

 

   

 

  

 




 今回はほむら以外の魔法少女が銀時の正体を知る流れを書きました。
 原作二次小説を少量、あとは僕のオリジナルです。

 そろそろ、さやか達も銀時のことを知った方が良いかもしれないと考えていました。

 まどかは最後に知る流れです。

 そして、次回は原作十一話のまどかがインキュベーター(キュゥべえ)と地球のかかわりの話、そしてまどかの母と早乙女先生のバーの話を入れますのでよろしくお願いします。

 ご意見ご感想、お待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。