今回、長く書きすぎましたごめんなさい。
銀時は、ホームルームから授業の終わりまで早乙女および、担当科目の教員の
「今後、坂田先生も授業を実践してもらいますので、仕事の流れを見てくださいね」
早乙女から、そう言われたので銀時の頭に痛みが奔った。
ーー出来るかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 教育実習に来たんじゃねーよ!
ーー俺はこの世界の人間じゃねーよ! この地球の人間じゃねーよ!
銀時の科目は国語の教諭のため、教材研究だの教科指導だのと早乙女と話していた内容に頭を抱えていた。
その前段階として、学級活動とホームルーム活動を明日から始めることになったことなどのダブルパンチを受けていた。
ーー全然頭入ってこねーよ! どうすんだよこれぇェェェェェ!
ーー第一レポート書けなんてできるかぁぁぁぁぁぁ! 五時間分書けなんて拷問じゃねーか!
見滝原中学校の生徒たちはすでに帰宅したため、残りの時間は教育実習のレポートを書く時の話、教室内の仕事などで銀時に疲労が蓄積していった。
早乙女からーー
「少しの間だけ休憩しましょうか」
と声をかけられたため、その時間の間だけ、休憩時間を設けられていた。
銀時は、その時間の間だけ、見滝原を見回ることにした。
ーーとにかく、元の世界に帰る手掛かりを探さねーと、先ずはこの『見滝原』のことを調べねーと!
すべては、元の世界に戻るために。
***
ーー全然見つからねぇぇぇぇぇぇ!
銀時は見滝原の街を回ってみた結果、手掛かりが見つからなかった。
見滝原で見回って分かったことは、見滝原中学校はガラスが多く使われ、鏡のような外見になっていることや、通学路は緑豊かなうえ水路があること、通学路を抜けたところに風力発電機がある土手、中学校付近を先ず把握していった。
次に町並みはビルが建ち並んでいたことや、店の外見がきれいに完備されたくらいのことだった。
しかし、銀時にとって、最も重要な事実が発覚してしまったことだった、
ーージャンプがねぇぇぇぇぇぇ!!! この世界に神も仏もねえぇぇぇぇぇぇ!!!
数十分前
見滝原の街を見回った際に休憩のためコンビニに甘いものを買うついでにジャンプを買おうとした際に、雑誌の棚で探していたら際ーー
「あれ、ジャンプがない? いやいやいやいやいやいやいやいやそれはねーよ、どの世界でもジャンプのない世界なんてありえねーよ」
銀時は、悪夢を見ているかのような感覚に襲われていた、元の世界では当たり前にあった
銀時はコンビニ店員に聞くことにした。
ーーきっと置き忘れたか、売り切れたに決まっているよな、ジャンプがもし届いてなかったとしても張り紙で知らせるぐらいはするよな。
言いようのない不安がよぎった、少年ジャンプがない世界があるのか、とーー
銀時はこれは悪夢だあってほしいと期待を込めて、尋ねた。
「あのー、すみません、週刊少年ジャンプって売り切れてますか? 雑誌の棚にないんすけど・・・・・・?」
「少年ジャンプ? 有りませんけど? とゆうより聞いたことありませんよ? そんな漫画雑誌」
ーー・・・・・・え?
「き、聞いたことない? そ、そんな、冗談じゃ・・・・・・、無いっすよね?」
「はい、ありませんよ・・・・・・そんな漫画雑誌扱ったことないし、 聞いたこともありませんよ」
コンビニ内は言いようのない沈黙が流れた。
「・・・・・・失礼しました」
銀時はコンビニ店員にそう言って、コンビニから出た。
そのあとも、数件のコンビニと本屋に行ってもジャンプは見つからなかった。
そして、ショッピングモールのある本屋でーー
「週刊少年ジャンプ? 扱ったどころか、聞いたことありませんよ? 出版社はどこですか?」
「しゅ・・・・・・集英社っす」
本屋の店員から、出版社の話を聞かれたとき、銀時は真っ先にその名前を出した。
一時期、銀時は
その結果はーー
「お客様、 集英社と言う出版社は存在しておりません」
ーーまじかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
銀時は雷が落ち書かのような衝撃をうけ、白目をむいて、また心の叫びをあげた。
銀時はゾンビの如くショッピングモールのをさ迷い歩いた。
そして、地面に手をつき、失意と絶望のどん底に沈み現在に至る。
ーーどうすんだよこれ、帰る手掛かりどころか、ジャンプが存在しねえなんて。
ーー俺はこれから如何すりゃ良いんだぁぁぁぁぁぁ!
数分後
銀時は少し落ち着いた後、パフェでも食べて中学校に戻ることにした。
中学校の仕事が山積もりのため、戻らなければならなかった。
ーー切り替えるしかねぇな、
銀時はパフェが食べられる喫茶店を探している途中、見覚えのある人物を見かけた。
ピンクの髪をリボンで左右に束ねている少女がショッピングモールの階で走っていた。
「あいつぁ・・・・・・」
少女の服装は女子中学生の制服を着ていたので、見滝原中の女子中学生であることに気付いた。
銀時は少女が何処に向かっているのか気になっていた。
ーーまぁ、今の俺ぁ『中学校の先生』だしな・・・・・・。
銀時は少女の後を追うことにした。
***
銀時が少女の後を追った先は、店内改装の看板が出されていたフロアにたどり着いていた。
「一体ここに何が・・・・・・?」
銀時は改装フロアの中に入っていくことにした。
中は看板通り、天井は鉄のチューブがむき出しで、鉄の柱が立ち並び、床にタイルの上に分厚い鉄板が置かれていた。
すると、白い煙が立ち込めている場所があったので向かってみると、ピンクの髪の少女の次に水色の髪をした少女がいた。
二人の少女は何かに追い立てられているかのように走っていた。
ーー次から次に、どうなってやがるんだ? 休む暇もねぇな・・・・・・
銀時はすぐに二人の少女の後を追うことにした。
追い立てている存在が、転校してきた少女であることは、まだ銀時は知る由もなかった。
銀時は、少女たちの後を追ううちに、ある変化に気が付いていた。
周辺の景色が変容していくことに、まるでこの世のものとは思えない異界へ来てしまったかのように。
異界は鉄の柵に花のような模様、蝶の札が立てかけられているようなものがあり、花壇に見間違うような場所だった。
ーーまた、変なことに巻き込まれてんのか俺ぁ・・・・・・?
銀時は異界の道を突き進みながら、二人の少女を探し続けることにした。
しかし、進めども進めども、異界の道は変化し続けていた。
ーー一体どこまで進めばいいんだ?
そう思い始めた瞬間、綿毛のような生き物が何かを囲っていた、その中心にいるのは、銀時が見かけたことのある影、2人の少女だった。
銀時は少女に声をかけていた。
「おいお前ら、そこで何してんだ? それに、この白い毛玉はなんだ? どうしてこんなことになってんだ?」
するとーー
「た、助けて! あたしたち、転校生に追われて逃げていたら、いつの間にかここにいて、この変なのに取り囲まれて・・・・・・」
青い髪の少女が助けを求めてきた、話し方からして恐怖でおびえていた。
「転校生に追われてるかなんだかわからねぇが・・・・・・」
毛玉の生き物は言葉がわかるような気がした、何よりその生き物には殺意が出ていた。
ーーこいつら、
銀時がいた世界では、天人と言う異星の民がいたが、ほとんどが人間を見下していても意思疎通が出来ないわけじゃなかった。
すると、毛玉の生き物が銀時に気付いて、殺意を向けていた。
ーー殺る気・・・・・・みてぇだな。
銀時は腰の木刀に手をかけたとたんーー
少女の周りに黄色い光が包み込んだ。
「危なかったわね」
銀時と二人の少女の前に黄色の立てロールの少女が現れた。
二人の少女に安心させるように話しかけていた。
「でももう大丈夫、 キュゥべぇを助けてくれたのね、ありがとう」
「その子は私の大切な友達なの」
二人の少女に安心感を与えていた、少女は銀時の存在に気付いた。
「あなたも、大丈夫ですか? ってーー」
少女は銀時の木刀を見て驚いていた。
「もしかして、
と銀時に言葉をかけた瞬間、少女は卵のような宝石を取り出して黄色い光に包まれた。
少女の服装はブラウスとスカートにベレー帽やコルセットの組み合わせの格好に変わっていた。いわゆる『変身』だった。
それだけに終わらず、少女の手からライフル状の銃を無数に出現させて毛玉の生き物に一斉掃射した。
ーーな、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁ!
銀時は変身した少女の無双と状況に混乱していた。
そのとたん異様の空間が揺らいで、元の改装フロアの景色の戻っていた。
「も・・・・・・戻った」
蒼髪の少女が安堵のつぶやきの後、変身した少女は別の方を睨み付けていた。
何者かが近づく気配を感じ取っていたため警戒をしていたからだ。
「魔女は逃げたわ、すぐに仕留めたいならすぐ追いかけなさい、今回はあなたに譲ってあげる」
現れたのは黒の長髪の少女だった、銀時は顔を見てすぐに何者かの正体に気付いていた。
ーー! あいつぁ、確か・・・・・・暁美ほむらだったか?
銀時は服装は違えど見滝原中に転校してきた暁美ほむらだと気づいた。
服装は黒と白、紫の色合いの制服に似ていて、左腕の円盤状の物体が目立っていた。
「私が用があるのは・・・・・・」
「飲み込みが悪いわね、見逃してあげるって言ってるの」
ほむらは、自分の狙いを告げようとしても黄色髪の少女が笑顔で牽制していた。
だがしかし、さすがの急展開の状況に置いてけぼりの銀時がとうとう爆発した。
「ちょっとまてぇぇぇぇ!! 俺らを置いてけぼりにして話進めんじゃねぇぇぇぇ!!」
その声に四人の少女らが驚いていた。
「お前らの格好が何で、あの空間が何で、あの生き物が何なのか、そしてーー」
銀時が吐き出すかのように質問攻めにしたと、最後にーー
「そいつが抱えている生き物が何なのか説明しやがれ!! 猫か兎かわかんねぇ―ぞコノヤロー!!」
その言葉を聞いた瞬間、ほむらと黄色髪の少女が驚いた顔をした。
「あ、あなたキュゥべえが見えるの!?」
「あぁ、なんか見えちゃいけねぇのか?」
銀時が吐いた言葉に黄色髪の少女が驚愕交じり質問をした。
「ふつうは、私と彼女、魔法少女の素質のある子にしか見えないはずなんだけど!?」
「キュゥべえ? 魔法少女・・・・・・?よくわかんねぇから20字以内にまとめろ」
銀時は黄色髪の魔法少女に簡潔な説明を求めたがーー
「いや、20字なんかでまとめられないから! 簡潔な説明を求めても無理だから!」
銀時の質問に黄色髪の魔法少女が突っ込んだ。
「んじゃ取りあえず、俺たちに説明しやがれ、こいつと一緒にな」
銀時は黄色の魔法少女だけでなく、ほむらにも状況説明を求めた。
「わ、わかったわ、でもまずキュゥべえを治療させてもらえないかしら?」
銀時に説明をせかされた黄色の魔法少女はほむらを目で牽制しながらキュゥべえの治療を要求した。
「じゃあ、早くやんな、魔法少女だっけか? その転校生とそっちの二人は俺の生徒・・・・・・なんでな」
「え? 先生なの!?」
キュゥベえを治療しながら魔法少女は驚愕した、確認のためここにいる残りの人に顔を向けたら、ほむらはもちろん、ほかの二人もうなずき。
「坂田銀八先生、あたしらのクラスに入った先生なんだ」
「あ、でも正確には教育実習に来た先生ですから」
二人の少女が説明を補足した。
「そ、そう」
黄色の魔法少女は少し驚きながらも桃色髪の少女の説明に納得しているうちにキュゥベえの治療は終わっていた。
「ありがとうマミ、助かったよ」
キュゥベえは黄色の魔法少女、マミに礼を言っていた。
「お礼はこの子たちに、私は通りがかっただけだから」
マミは自分ではなく二人の少女に礼を言うように促した。
「どうもありがとう、僕の名前はキュゥべえ」
「あなたが私を呼んだの?」
「そうだよ、鹿目まどか、美樹さやか」
「!」
「なんで私たちの名前を?」
キュゥべえは二人の少女の名前を言い当ててーー
「僕、君たちのお願いがあって来たんだ」
「お、お願い?」
「僕と契約して、魔法少女になってほしいんだ」
キュゥベえは、二人に魔法少女になる契約を持ちかけてきた、その時ーー
「ちょっとまてぇぇぇぇぇ!! 何話を進めてんだぁぁぁぁぁぁ!!」
キュゥべえは大きな声の方に振り向いたら、その声の主を見た。
「君は、僕が見えるのかい!?」
白髪の天然パーマの男に驚いていた。
「またこのパターンかよ! 説明してもらうためにテメーの治療を待ってたんだ!! どんだけ尺取ってんだコノヤロー!!」
銀時は苛立っていた、治療が済んだら説明してもらう約束どころか、ほかの少女に契約の話を持ち掛けていたのでキレてしまっていた。
「キュゥべえ、実は私も聞きたかったのよ? 私たち魔法少女と魔法少女の素養がある子にしか見えないはずのあなたが見えるなんてどうなってるの?」
「僕も正直、訳が分からないよ、こんな事一度もなかったんだ」
「なんだよそれ、てめーが見えてるってことは俺も魔法少女になれるってか? 魔法オカマ銀さんになれってか?」
「い、いや、その、人間の男に魔法少女の契約は出来ないから、第二次性徴期を迎えた少女にしか契約しかできないから」
キュゥベえは銀時の質問に少し混乱した様子を見せながらも契約の説明をした。しかしーー
「なんだそのピンポイントの契約対象は? いかがわしくない? 明らかによからぬことを企んでいるだろうが」
銀時はキュゥべえの話が余計に怪しくなっていた、可愛いマスコットのようなこの世界のものでない生き物なのにその顔に表情が読み取れない。
銀時は元の世界で万事屋を営んでいる時、様々な依頼をこなしていたが、中には命の危険が伴う『ヤバい事件』
に係わることがあったが、その経験上、魔法少女の話がその部類に入る気がしたからだ。
「少なくとも、僕は人間に危害を加える気がないから安心してくれ」
「そ、そうよ、キュゥべえは私の大切な友達なの! 魔法少女の説明だったわよね、私が説明するからこれ以上事態をややこしくしないで!!」
マミの顔には今にも泣きそうな顔をしていたが、少し間を置いてーー
「私は巴マミ、あなたたちと同じ見滝原中の三年生、そしてーーキュゥべえと契約した魔法少女よ」
そう自分の自己紹介をしたあとに落ち着きを取り戻していった。
「キュゥべえが言ったように契約を交わせば魔法少女になるわ、契約する際キュゥべえに一つだけ願いを叶えてもらって初めて魔法少女になれるの」
マミは銀時たち魔法少女の契約の話をした、魔法少女の変身を解き、掌にある卵状の宝石をまどかとさやか、銀時の目の前に見せた。
「これがソウルジェム、キュゥべえに選ばれた女の子が契約によって生み出す宝石よ」
「わあ、きれい」
一人の少女から
「魔力の源であり、魔法少女であることの証でもあるの」
銀時はすぐに疑問を投げかけた。
「契約の前払いが『願い』だっけか? それって何でもなのか?」
「そう、何だって構わない、どんな奇跡だって起こしてあげられるよ」
銀時の質問にキュゥベえが途中で入って答えた、そのままキュゥベえは説明を続けた。
「でもそれと引き換えに、出来上がるのがソウルジェム、この石を手にした者は魔女と戦う使命を課されるんだ」
「・・・・・・魔女?」
「ーー魔女って何なの? 魔法少女とは違うの?」
まどかは『魔女』と言う単語に疑問を持ちさやかは質問をした。
「願いから生まれるのが魔法少女だとすれば、魔女は呪いから生まれる存在なんだ」
銀時、まどかとほむらはキュゥベえの話を集中して聞いた。
「魔法少女が希望を振りまくように、魔女は絶望をまき散らす、しかもその姿は普通の人間には見えないからたちが悪い」
「理由のはっきりしない自殺や殺人現場はかなりの確率で魔女の呪いが原因なのよ。形のない悪意となって人間を内側から蝕んでいくの」
「そんなヤバい奴らがいるのにどうして誰も気づかないの?」
「魔女は常に結界の奥に隠れ潜んで決して人前には姿を現さないからね、さっき君たちが迷い込んだ迷路のような場所がそうだよ」
まどかとさやかの質問にキュゥべえとマミが答え続けた、今の話の流れで、銀時はあの時の空間がそうなのだと理解した。
「結構危ないところだったのよ、あれに飲み込まれた人間は普通は生きて帰れないから」
「マミさんはそんな怖い物と戦ってるんですか?」
「そう、命がけよ」
まどかの質問にマミは重い言葉で答えた。
「だからあなたたちも慎重に選んだ方がいい、あなたたちにはどんな願いでも叶えられるチャンスがある、でもそれは死と隣り合わせなの」
まどかはマミの言葉に唾をのんだ、その言葉に重さを感じていた。
「うわぁ、悩むなぁ・・・・・・」
さやかはマミの魔法少女の契約の話に悩んだ。するとーー
「そこで提案なんだけど、二人ともしばらく私の魔女退治に付き合ってみない?」
「ええっ!?」
マミの提案にまどかとさやかは驚き、ほむらと銀時は驚愕した。
「魔女との戦いがどういうものかその目で見て確かめてみればいいわ、その上で危険を冒してまで叶えたい願いがあるのかどうか考えてみるべきだと思うの」
マミはまどかとさやかに、選択肢を与えるために魔法少女と魔女の戦いを見せると提案したのだが、当然ーー
「分かっているの? あなたは無関係な一般人を危険に巻き込んでいる」
ほむらが黙っていなかった。
マミは少し間を置いてーー
「彼女たちはキュゥべえに選ばれたのよ、もう無関係じゃないわ」
「あなたは二人を魔法少女に誘導している」
「それが面白くないわけ?」
「ええ迷惑よ・・・・・・特に鹿目まどか」
「え?」
マミとほむらのやり取りに、まどかとさやかは置いてけぼりだった。
「ふうん・・・・・・」
「そう、あなたも気づいてたのね、鹿目さんの素質に」
まどかとさやかは、何を言ってるのか分からなかった、ただ分かっていたのは、いつ一触即発になってもおかしくないと言うことだけだった。
「自分より強い子は邪魔者ってわけ? いじめられっ子の発想ね」
「ま、マミさん、落ち着いて・・・・・・」
「ほむらちゃん、もうやめよ・・・・・・」
まどかとさやかは2人を止めに入ろうとするが、すぐさま止めに入ったのはーー
「おいお前ら、ここで
ーー銀時だった。
「邪魔しないでください、これは鹿目さんと美樹さんのこれからの問題なんです」
「一般人の先生はさがってて、私は鹿目まどかを魔法少女にするわけにはいかないの」
マミは魔法少女へと変身し、ほむらはすぐに臨戦態勢を整えていた、いつ戦いが始まってもおかしくはなかった。
ーークソ、すぐに止めに入るしかねぇ。
銀時は腰の木刀に手をかけた、すぐに止められるように準備をしていた。
「ふたりともやめてぇぇぇぇぇ!!」
まどかが止めに声をかけた直後マミとほむらが動いた。
銀時は2人の戦いの間に割って入ろうとした瞬間。
銀時の足がもつれて、盛大にすっころんだ、その直後に銀時が持っていた木刀が勢いよく飛んで、そしてーー
「え?」
キュゥべえの頭部に勢い良く突き刺さった。
『キュゥべえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!』
さやかの悲鳴を聞いた後、2人の魔法少女は一瞬何があったとさやかの声の方に顔を向けたら、キュゥべえの頭部に木刀が貫通していた。
「いやああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
さすがのマミも状況が分かったのかキュゥべえの無残な姿に悲鳴を上げた。
「せ、先生ぇぇぇぇぇぇ!? 何てことを!!」
まどかは銀時に状況の無残さに説明を求めようとしたがーー
「さささ騒ぐんじゃねーよ、ととと取りあえず、たたたタイムマシンを探せ」
「先生!! 落ち着いてぇぇぇぇぇぇ!! どこにもタイムマシンは見つからないから、とゆうかタイムマシンなんて無いから!!」
引き起こした本人は、かなりの状況に混乱していた。
まどかは銀時を現実に引き戻そうと努めた。
どうにか戻ってきた銀時はキュゥべえの生死を確かめるべく様子を見ることにした。
「落ち着け、これはきっと実は貫通してませんでしたってオチだよ、俺、お目覚めテレビで今週の俺の運勢最高だった、きっと奇跡的に無傷に間違いねェ」
そう言い聞かせてキュゥべえに突き刺さった木刀を引き抜くとーー
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
キュゥべえの頭部はフロアの床が見えるぐらいに貫通して風穴が吹いていた。
マミは悲しみに暮れ、まどかとさやかは呆然としていた。
銀時は崩れるように床に両ひざをついた。
「さ、殺ベえ事件が起こったーー!!」
さすがに落ち込んだ、教師生活をいきなり始められたばかりでなく、ジャンプがない上に元の世界に帰る方法が分からずじまい、挙句の果てに魔法少女の戦いに巻き込まれて、その果てが未知の生き物が事故で木刀に突き刺さって死んだなんて、どん底なんだと。
落ち込んだ銀時の前に左肩を叩くものがいた、たたく方向に首を向けると暁美ほむらの姿があった。
「・・・・・・」
ほむらは無言で左手を突き出してそしてーー
「ありがとう、キュゥべえを殺してくれて、おかげで手間が省けたわ」
左手でサムズアップを決めて銀時に礼を言った。
「ふざけろ! 俺は望んでやったんじゃねー、俺はお前らを止めたかっただけだ!」
銀時がほむらに反論するがーー
「いいえ、それでも感謝を言わせて、なぜならキュゥべえの真実の一つを彼女たちに見せることが出来るから」
「え?」
ほむらの言わんとしたことが銀時にはわからなかった。 その時ーー
「代わりはいくらでもいるけど潰されるのは困るんだよね、もったいないじゃないか」
その瞬間、聞き覚えのある声が聞こえた。
銀時は声の方に顔を向けると、見覚えのある生き物がそこにいた。
「き、キュゥべえ? ど・・・・・・どうして?」
マミは喜んでいいのか、驚いていいのか混乱していた、むろんまどかとさやかも同様だった。
「心配させてごめんよマミ、暁美ほむらが言った通り、死んでも代わりが出てくるんだ、僕は君たちを魔法少女にする存在なんだ、これくらいじゃ僕は死なないよ」
「そ、そうなの? キュゥべえ?」
まどかはキュゥべえに質問を投げかけようとした時に、とんでもない物を見ることになった。
キュゥべえはかつての自分の体を食べたのだった。
ーーと、共食いしやがったぁぁぁぁぁぁ!!
銀時達はグロテスクな光景を目にした。
「きゅっぷい」
キュゥべえは自分の死体を食いきってげっぷした。
「キュゥべえ、あ、貴方・・・・・・?」
「大丈夫だよマミ、体のどこにも問題は無いよ?」
マミはそのことじゃ、と言いたげだったがーー
「と、取りあえず、解散ってことで・・・・・・」
銀時は言い知れぬ空気に耐えられなかったので四人に解散を促していた。
その言葉を聞いて四人はうなずいた、流石にこの場の空気は耐えられなかった。
まどか達はフロアの入り口に戻ることにした。
まるで何もなかったかのようにしようとしたかったのだった。
その時、銀時の脳裏には、いくつかの疑問が生まれた。
ーー何故、キュゥべえはまどかに助けを求めたのか? 代わりが出るなら助けを求める必要がないはずだ。
ーー次に暁美ほむらは、なぜ鹿目まどかをああまでして魔法少女にしないようにしたのか?
そして最後にーー
ーーなぜ、暁美ほむらはキュゥべえに代わりが居るのを知っていたのか?
また謎は深まった。
そして、銀時は、魔法少女の『絶望』を砕く運命に巻き込まれたことをまだ知る由もなかった。
どうも、文章長くなっってすみません、出来るだけ短くしたかったのですがいろいろとたくさん書きたいことが頭に沢山浮かんだ挙句、
エレファント速報のセリフ小説を原作にする難しさが伝わりました。
出来ればこれからも応援よろしくお願いします。
そして、感想よろしくお願いします。