まどかから見た銀時の印象、と本編の改変をお楽しみください。
銀時とほむらの二人と別れたまどかとさやか、マミとキュゥべえはショッピングモールから出ることにした。
空気を入れ替えたかったのか、マミは自分が住んでいるマンションに
「うわぁ」
「素敵なお部屋」
「一人暮らしだから遠慮しないで、ろくにおもてなしの準備もないんだけど」
さやかは驚きの声で、まどかは部屋の感想が洩れた。
マミの部屋はかなりの広さで、家具にはソファーや硝子の三角テーブルなどおしゃれと言える家具の配置が綺麗と言って差支えがなかった。
マミは三人分の紅茶菓子を用意し、ティータイムをしながら二人に改装フロアで話したことをお浚いを兼ねて確認していた。
「あの時、キュゥべえが言ってたように私は願いと引き換えに魔法少女になったの」
そう二人に言いながら、マミはソウルジェムを見せた。
「ソウルジェムはキュゥべえに選ばれた女の子が契約によって生み出す宝石よ」
「あぁ、ショッピングモールで見せてくれた宝石ですね」
ソウルジェムを見てさやかが思いだしたように確認した。
さやかはあることを思い出してマミに尋ねた。
「あの転校生も魔法少女ですよね? マミさんと同じ・・・・・・」
さやかの問いにマミも肯定した。
「そうね、間違いないわ、かなり強い力を持っているみたい」
「でもそれなら魔女をやっつける正義の味方なんだよね? それがなんで急にまどかを襲ったわけ?」
「彼女が狙ってたのは僕だよ、新しい魔法少女が生まれることを阻止しようとしていたんだろうね」
さやかの疑問にキュゥべえが答えた。
「なんで? 同じ敵と戦っているなら仲間は多い方がいいんじゃないの?」
「それがそうでもないの、むしろ競争になることの方が多いのよね」
「そんな・・・・・・どうして・・・・・・」
「魔女を倒せばそれなりの見返りがあるの、だから手柄の取り合いになってぶつかることもあるのよね」
さやかの疑問に答えたマミの魔法少女の「手柄の取り合い」と言う内容にまどかは戸惑った。
「つまりあいつはキュゥべえがまどかに声をかけるって目を付けてて、それで朝からあんなに絡んできたわけ?」
「・・・・・・」
まどかはさやかがほむらの行動への推測を立てたとき、ほむらの印象を思い返していた。
***
朝のホームルームのほむらが短い自己紹介を終えた時、まどかを見つめたことを思い出していた。
まどかはほむらが向けてきた視線に戸惑っていた。
不思議な雰囲気をまとった女の子として見ていたとき。
「ごめんなさい、なんだか緊張しすぎたみたいで気分が・・・・・・保健室に行かせてもらえるかしら」
「じゃあ、あたしが案内してあげる」
「いえ、おかまいなく係の人にお願いしますわ」
ほむらの周りに集まっていたクラスメイトの女子をそういって遠ざけた後にまどかの席に一直線に向かってきた時ーー
「鹿目まどかさん、あなたがこのクラスの保健係よね」
「えっ・・・・・・えっと、あの」
「連れて行ってもらえる? 保健室」
ほむらはまどかに保健室の案内を頼んできたことにまどか本人も戸惑っていた。
そのあと、保健室に向かう通路で、ほむらと軽い話をしていた。
「私が保険係ってどうして?」
「・・・・・・早乙女先生から聞いたのよ」
「そっそうなんだ」
まどかはなぜほむらは自分が保健係なのだと知ってるのかという問いに、自分の担任である早乙女和子の名前が出てきたので納得したのだがーー
「えっと、保健室は・・・・・・」
まどかは保健室の場所を話そうとした時にほむらは左に曲がっていた。
「こっちよね」
「えっ! う、うん。 そうなんだけど」
「いや、だからその、・・・・・・もしかして場所、知ってるのかなって」
ほむらが保健室の場所を知ってるような足取りにまどかは驚いていた。
「・・・・・・」
ほむらはその問いに沈黙していた。
「あ・・・・・・、暁美さん?」
「ほむらでいいわ」
まどかはほむらを名字で呼ぼうとしたがほむら本人から下の名前で呼んでいいと言われたのには驚いていた。
「あの、その、か、変わった名前だよね」
「・・・・・・」
「いや、だから、変な意味じゃなくて、その・・・・・・かっこいいなぁって思ったりして」
ほむらの名前にいい印象を感じていると伝えようとしたまどかだったが、突然ほむらがまどかの方に後ろに方向転換してまどかの顔を見つめていた。
まどかは、ほむらの視線に戸惑っていた。
「鹿目まどか、あなたはーー」
ほむらはまどかの名前を呼んだあとーー
「自分の人生が尊いと思う? 家族や友達を大切にしてる?」
ほむらはまどかに人生と家族、友人への質問を投げかけた。
「わっ、私は大切だよ。 家族も友達のみんなも大好きでとても大事な人たちだよ」
「本当に?」
「本当だよ嘘なわけないよ」
ほむらの質問にまどかは嘘偽りのない答えを返した。
「そう・・・・・・もしそれが本当なら、今とは違う自分になろうだなんて絶対に思わないことね。さもなければすべてを失うことになる」
「えっ!」
ほむらは脅しとも、意味深ともとれる警告めいた言葉を告げていた。
まどか自身、ほむらの言葉に困惑していた。
「あなたは鹿目まどかのままでいればいい、今まで通りにこれからも」
ほむらはそうまどかに警告めいた言葉を残して保健室に向かっていった。
「・・・・・・」
ほむらが言っていた言葉の意味にまどかはわからないまま立ち尽くしていた。
そのあとはほむらの優等生っぷりを見ていた、数学の授業ですべての問題に答えたり、体育の授業で走り高跳びで県内記録バリの活躍を見せていた。
ーーまどかへの視線を除けば。
ショッピングモールでそのことを友人の美樹さやかと志筑仁美に話した後思いだしたことも話した。
まどかは不思議な「夢」を見ていた、内容は覚えていないがどういうことなのかほむらが出てきたことも話していた、結果は友人の二人には笑われたが。
そのあとにさやかからCD屋による話をしてまどかも付き合った後ーー
キュゥべえの助けを求める声が聞こえてきて改装フロアにたどり着いて、傷ついたキュゥべえと魔法少女姿のほむらと出会ったり、そのあとにさやかが駆け付けた後に魔女の結界に迷い込み、巴マミに出会って今に至っていた。
「まどか」
「あっ・・・・・・さやかちゃん」
「なんかぼーっとしてたけど、大丈夫?」
「ごめん、なんだっけ? 何か・・・・・・話してた?」
「鹿目さん、坂田先生について聞きたいのだけど・・・・・・いいかしら?」
まどかはほむらのことを考えふけったあまり坂田銀八の話をしていたのには気づいていなかった。
「坂田先生・・・・・・か、ほむらちゃんと同時に来た教育実習に来た先生ぐらいしかわからなかったんです」
「でも、転校生とマミさんが言い争いどころか、戦いに発展しそうになった時、キュゥべえに木刀が突き刺さっちゃったんですよね」
「あの時は、鹿目さんの素質の話になった後であの状況になるなんて思いもみなかったわ」
キュゥべえが木刀に貫かれてしまった事故のことを思い出したマミは口に出してあることを思い出していた。
「そういえばキュゥべえが死んだとき、違うキュゥべえが出てきたのはどうして?」
マミはキュゥべえの死体を食べたもう一体のキュゥべえが出てきた後のことを、そして
「あなたは、一人じゃないの?」
「僕は、魔法少女の素養のある君たちを魔法少女にする存在だからね。僕一人でほかの女の子を魔法少女にはできないさ、僕たちはそういう風にできてるからね」
キュゥべえのことを友達として接しているマミは「何も知らない」と実感させられてしまう。
「キュゥベえは・・・・・・どうしてもう一人のその・・・・・・」
まどかはキュゥべえの
「さっきも言ったように、僕は君たちと契約して魔法少女にする存在だ、僕が死んでも代わりの僕が君たちのような少女を魔法少女にするから僕のことは問題ないよ。ただ、代わりが居るといってももったいないからできれば・・・・・・」
「お願い! それは聞きたくないし、思いだしたくもないから!!」
キュゥべえの言わんとしていることをマミは察したためこれ以上聞こうとはしない判断を下していた。
無意識に直感がささやいていた、これ以上聞けば自分の中の根幹にかかわる『何か』が壊れると告げていた。
「は・・・・・・話がそれちゃったけど、ホント坂田先生は何者なんだろうね、キュゥべえが見えるなんて」
さやかは話を戻すために坂田銀八のことを話すことにした。
「キュゥべえ・・・・・・魔法少女の素養がある女の子以外にあなたが見えるって事はあるの?」
まどかは銀八がキュゥべえが見えていたという話をキュゥべえ本人に聞くことにした。
「それは、ありえないんだ・・・・・・何度も言うけど、僕の存在が見えるのはマミや暁美ほむらと言った魔法少女。そしてまどかとさやかと言った素養のある少女だけなんだ、男どころか成人に見えるなんてありえないんだ」
「そ・・・・・・そうなんだ」
まどかはキュゥべえでもわからないことだと納得することにした。
教育実習に来た先生が何者なのかまだ分からないことだということが解っただけだった。
「二人とも、私が提案していた魔女退治に付き合うって話覚えてるかしら?」
マミは二人に魔女退治に付き合う話を思い出していた。
「覚えてますよ、マミさん」
「私も、あの時は転校生とマミさんが戦いを始めてしまいそうでおかしくなかったからどうしようかと思ってたから・・・・・・」
二人は熟考の末、マミの提案に乗ることにした。
翌日 鹿目宅
まどかは母、鹿目詢子と洗面台で身だしなみなどを整えてるときに
(本当に人には見えないんだ)
まどかは母親がキュゥべえの姿が見えていなかったことを確認していた。
まどかは母親に『もしも魔法でどんな願い事でも叶えられたら?』と聞いたときに、母親が働いている会社の人間の人事の話をしていた、社長の隠居と役員二人の異動などの願いだった。
まどかは「いっそママが社長さんになっちゃったら?」と話したら、詢子は野心の目を煌めかせていた、その時の目がまどかには怖かったのは言う間でもない。
通学路
まどかは、さやかと仁美と一緒に登校していた。
まどかは、仁美もキュゥべえの姿は見えていなかったのを確認していた。
さやかも仁美がキュゥべえの姿が見えていないのをすぐに理解していた。
仁美に至っては友人二人が内緒話をしていたため二人の関係が禁断の恋と勘違いして学校へと走り去っていた。
見滝原中学校 教室
まどかとさやかはキュゥべえを連れてきた時にほむらに命を狙われていたためについてきてよかったのかとテレパシーで会話していたときマミがキュゥべえのテレパシー圏内にいたために、安心してほしいとの話をしていた。
登校してきたほむらは変わらずまどかを見ていた。
ちなみにホームルームで銀八が担当してきたとき、生徒達に『お前ら、一番有名な漫画の会社はなんだ?』と聞いていた、生徒たちは満場一致で『芳文社です』と答えた後、銀八はなぜかショックを受けていた。
まどかは英語の授業で、自分が魔法少女になったときのイラストをノートに描いていた。
見滝原中学校 屋上
「ねーまどか、願い事何か考えた?」
「ううん、さやかちゃんは?」
「あたしも全然」
まどかとさやかは、魔法少女になる際での願い事の話をしていた。二人はまだ願い事は見つかっていなかった。
「欲しいものもやりたいこともいっぱいあるけどさ、命がけってところでやっぱ引っかかっちゃうよね。そうするほどのもんじゃねーよなーって」
「うん・・・・・・」
さやかは二つの例を挙げつつも、命がかかってるために迷いを口にしていた。
まどかもさやかの言葉に同意していた。
「意外だなぁ、たいていの子は二つ返事なんだけど」
キュゥべえに至っては願い事に迷いを感じていることに意外と感想を述べていた。
「まあきっとあたしたちがバカなんだよ」
「え~そうかな」
「そう、幸せバカ。 別に珍しくなんかないはずだよ、命と引き換えにしてでも叶えたい望みってそういうの抱えてる人は世の中には大勢いるんじゃないのかな」
「・・・・・・」
「だからそれが見つからないあたしたちって、その程度の不幸しか知らないってことじゃん」
さやかは、命がけでの願いの権利は自分たち以外ではたくさんいるだけでなく自分たちの知っている不幸を考えに入れていた。
まどかはさやかの話に耳を傾けていた。
「恵まれすぎちゃってバカになっちゃってるんだよ・・・・・・何であたしたちなのかな・・・・・・」
さやかは願いの権利はなぜ自分たちなのかと疑問を感じていた。さやか自身は
「不公平だと思わない? こういうチャンス本当に欲しいと思っている人は他にもいるはずなのにね」
「さやかちゃん・・・・・・」
さやかの願いを叶える権利に疑問の話を聞いたまどかは言葉をなくしていた。
すると二人に向かってくる足音がした、ほむらだった。
「あっ」
「・・・・・・」
二人はキュゥベえを護るようにほむらの前に立った。
(大丈夫)
マミは屋上の塔から見ていたためテレパシーで二人を安心させていた。
「昨日の続きかよ」
「いいえ、そのつもりはないわ。 そいつが鹿目まどかと接触する前にケリを付けたかったけれど、それも手遅れだし」
「で、どうするの? あなたも魔法少女になるつもり?」
「私は・・・・・・」
ほむらの問いかけに言葉を詰まらせるまどか、それを遮るようにさやかはーー
「あんたなんかにとやかく言われる筋合いはないわよ」
ほむらに言葉で切り返していた。
「昨日の話憶えてる?」
ほむらが廊下で言っていた昨日の話は魔法少女のことを指していたのなら、魔女の結界にとらわれたまどかには納得していた。
「うん・・・・・・」
ほむらに対してはそう返事するしかなかった。
「ならいいわ、忠告が無駄にならないように祈ってる」
ほむらは『昨日の話』のことをまどかに確かめた後、そう言って踵を返し学校の中へ戻ろうとしていた。
「ほ、ほむらちゃん! あなたはどんな願い事をして魔法少女になったの?」
ほむらはまどかに投げかけられた後、まどかを無言で見つめた。見つめたのは一瞬で再び校舎の中へと戻っていった。
ほむらが屋上のドアを開けようとしたその時ーー
「ここが、この学校の屋上か? ずいぶん広いなーオイ」
先にドアを開けた人物がいた、教育実習に来た仮教師でなぜかキュゥベえが見える正体不明の男ーー
「あ、お前ら・・・・・・何でここに居るんだ?」
坂田銀八が学校の屋上に来ていたことに、まどかとさやかはもちろん、ほむらと屋上に待機していたマミにも予想外だった。
今回長くなってすみません。
次回からは予定変更でⅭパートを作らせてもらいます。
まどかから見た
今回の話は、たくさん書きたい話の流れがありすぎて文章が変な方向になってしまいました。
投稿するときは、必ず短めに読みやすく書かせてもらいます。