そのあとで、まどかの視点へ戻って遂に本編パートの流れに入ります。
銀時は珍しく早く起きていた、目が覚めると見知らぬ天井だった。
「やっぱ、夢じゃねーのかよ」
銀時は落胆の声でそうつぶやいた、昨日の夜眠気に誘われそのままソファーに眠っていた。
今いる世界が夢で、
でも、現実は今いる部屋が
「中学校行きたかねーよ、俺は教師じゃねーよコノヤロー」
そうぶつくさ言いながら、銀時はソファーから起き上がった。
銀時は食事の準備のため卵一個と皿を取り出しフライパンを温めた、今日の朝食は目玉焼きにすることにした。
朝食を取り終えた後、銀時は学校へ向かう準備をするために着替えていた。
その合間に寝室がどうなってるのか確認してみたら布団ではなくベッドだった。
「余計に違う世界にいるって実感してきたよ・・・・・・」
銀時はいつも布団で寝ていたために余計に自分の部屋が恋しく感じていた。
一時期ある『呪い』で猫の姿へと変えられ、ボス猫とほかの野良猫とかかわっていったことがあった。
ほかにも『呪い』が原因で猫にされていた
そのあと、ボス猫とそのボス猫に恨みを持つ野良猫集団が猫型の天人にとらわれた後、紆余曲折の末にボス猫と野良猫たちを助け出した後に元の人間の姿へと戻ることが出来た。
そんな事件を思い出すなんて銀時は自分らしくないと頭を横に振った。
「新八ぃ、神楽ぁ、今頃どうしてっかなぁ~」
また銀時は猫だったころ公園でつぶやいたセリフをまた吐いていた。
銀時は無理やり中学校に行くことにした。元の世界に戻る為の手がかりが見つかるまで、『教師』をするしかなかった。
見滝原中学校 教室
銀時は早乙女の指示でホームルームの担当をしていた、そのあとに信じられないものを見て一瞬ギクッと驚いていた。
鹿目まどかの席に謎の生き物『キュゥベえ』がいたからだ。
ーー何でここにテメーが居んのオオオォォォォォォォ!?
銀時は昨日の出来事で事故でキュゥベえを
ーーつーか、何で連れてきてんだテメェェェェェ!! テメーもこいつのグロイとこ見てんだろーが!!
銀時はまどかの方を見ていたがまどかは目を逸らしていた。
ーーほかの連中は見えてねーのか!? 昨日の連中以外で俺だけが見えんのかよ!?
なんでだ!?
銀時は教室の生徒達がキュゥベえの姿を見えていないどころか認識していないことに気付いていた。
昨日の出来事でキュゥべえが見えるのは魔法少女と其の素質を持った少女たちであると思いだしていた。
ーー俺が一時期オカマになってたからか!? ウイルスで性別変わって女になったからか!? ラブチョリスで頭いかれたからなのか!? 訳分かンネェェェェェェェ!?
元の世界で巻き込まれた一連の騒動を思い出していたがどれも的外れなのだった。
「あの・・・・・・坂田先生? 大丈夫ですか?」
前列席の左側から三番目の席にいた中沢が心配になって声をかけていた。
「あぁワリーな、今日朝礼は初めてなんでな。 折角だからてめーらに聞きたいことがあんだけど・・・・・・」
生徒たちは一瞬ざわついた、聞きたいことって? と困惑していたのだが銀時が確かめたかったのは単純なものだった。
「なあ、一番有名な出版社って何なのか教えてくんねーか? 漫画雑誌読んでるからてめーらがどんな出版社の漫画を読んでんのか気になってな」
生徒たちは銀時の問いかけに一層困惑していたが、生徒たちはまるで常識でもあるかのように満場一致で出版社名を答えたーー
『芳文社です』
銀時は生徒たちの満場一致の答えにかなりのショックを受けていた。この世界に小学館や講談社、そして集英社は存在していなかった。
銀時が担当したホームルームはそれで終わっていた。
そのあとに早乙女からは銀時の生徒たちへの言葉遣いにかなり注意されていた。
そのあとに銀時は昼食を食べるためにいい場所がないか下見に行くことにした。気分転換がてら校内を回ってみようとしていたからだ。
「そういえば屋上は開放されてたって言ってたな、取りあえず行ってみっか」
そうして、銀時は屋上へ向かう道へと向かっていった。銀時は、屋上の扉のドアノブに手をかけひねった。
扉を開けて銀時は学校屋上に出てみたら、宗教的な造りをしていて据え置きのベンチがあった。そして何よりーー
「ここが、この学校の屋上か? ずいぶん広いな―おい」
銀時は屋上に関して感想を述べていた。しかし、その屋上には先客がいた。
「あ、お前ら・・・・・・何でここに居るんだ?」
先客は今教室に戻ろうとしていたほむらと、ベンチの前にいたまどかとさやか、そしてベンチにはキュゥべえがいた。
***
まどかは学校の屋上で銀八と出会うなんて思ってもみなかった。
「せ、先生・・・・・・どうして
「あぁ、あんまり
まどかは屋上で願い事の話をしていたことを伝えようとしていたがーー
「坂田先生、私教室に戻りたいのだけれどいいかしら?」
銀時はほむらが教室に戻ろうとして扉の前で立ち尽くしていたことに気が付いていた。
「あぁ、ワリぃな邪魔しちまって・・・・・・」
銀時はほむらの左側によけることにした。ほむらは銀時がよけたことを確認してそのまま屋上の扉に進み、教室へと戻っていった。
「あいつとなんか話してたのか?」
「あぁ、私たちが願い事の話をしていた時に、ほむらちゃんが来て魔法少女になるかならないかって聞かれた後でーー」
「俺が来て今の状況になったってわけか・・・・・・」
まどかの事情を説明して銀八は納得していた、まどか自身も銀八に聞きたいことがあったのを思い出していた。
「坂田先生は願い事が叶うなら何を願いますか?」
「願い事だぁ~? そりゃ金持ちになりたいし、女にもててぇし、甘い物たらふく食いてぇなんだけど・・・・・・」
「あの、先生はキュゥべえが見えるのはどうしてですか?」
「そこは俺も知らねーよ。教室でその生きモンがいるなんて思ってもみなかったし生徒じゃてめーら以外見えていなかったしな」
銀八はまどかの質問に答えた後、さやかの質問にはよくわかっていないとしか答えるしかなかった。
銀八が分かってることはほかの生徒達には
「それより、俺ぁその猫ウサギに聞きてぇことがあんだけどよ・・・・・・」
「なんだい、坂田銀八? 君の質問にも答えるよ」
キュゥべえも銀八の質問に興味がある様子だった。
「魔法少女って、辞めることは出来んのか?」
銀時の質問は意外にも魔法少女を辞めることが出来るのかと言う至極まっとうな質問だった。
「せ、先生・・・・・・それってどう言う意味?」
さやかは銀八の質問の意味がよくわからなかった、何故魔法少女を辞める話をしたのかと、さやかは銀八に質問で返していた。
「魔法少女ってやつは、俺が知っている限り敵の親玉をぶっ潰すまでが魔法少女の仕事だろ? でもよ、願い事を叶える代わりに魔法少女になって魔女ってやつと戦うんだろ? 魔女を多く倒せば願いが叶うのはわかるが、願いと引き換えに魔女と戦えっていうのが怪しくてな・・・・・・」
まどかは銀八の質問にハッとしていた。
マミが言ってたことを思い出していた、「魔女との戦いは命がけだと」銀八は魔女を取りまとめる存在がいるのかどうかを質問していた。
銀八はキュゥべえに対して契約を解除できるのかどうかを聞こうとしていた。
まどかは銀八の言葉に耳を傾けたが銀八は的外れの話をした。
「それによ、魔法少女が成長したら魔女になんじゃん。 下手したら魔法熟女になってしまうんじゃね?」
銀八の的外れな話にまどかとさやかは屋上で、そしてマミは屋上より高い塔でずっこけていた。
「ちょ、ちょっと先生何言ってんの!? 魔法少女が何で魔女になるって話になんのさ!! ってゆうか魔法熟女って何!?」
さやかは銀八の的外れの話に突っ込みを入れた、流石に今の話は希望どころか夢を破壊しかねない気がしたからだった。
「いやだってお前ら、魔法少女が大人になるって言ったら、呼び名が変わって魔女になんじゃん。その魔女が年取ったら熟女かばあさんじゃん、いつまでたってもお前らは魔法少女って名乗れんのかよ?」
銀八の話は魔法少女に憧れる女の子の夢を文字通り砕きにかかっているように思えたからだ。
「やめてくんない、その話!! 夢が砕けるから!! 魔法少女に憧れる女の子の夢を砕きに掛からないでくれない!?」
さやかは銀八のボケか本気か分からない話に突っ込みを入れていた。
まどかは空気を換えるためにキュゥベえに質問の答えを聞くことにした。
「ど、どうなの? 今の話?」
キュゥベえの結論はーー
「先ずは魔法少女は契約した時点で辞めるどころか契約を解くことはできない、一生魔女と戦い続けることになるからね。次に魔女には統括する存在はいないよ、ただ呪いを振りまく存在だからだ。そして最後に、魔法少女は成長して魔女になることは無いよ、魔法少女が成長すれば魔力も弱くなってしまうだけだからね」
銀八の質問はあながち間違いではなかった。
まどかとさやかはキュゥべえの話にかなり動揺していた。
なぜか、キュゥベえの受け答えが機械的に感じたのはどういうことなのか分からなかった。
「おいおい、魔法少女になってくれって頼んどいて、契約を解除できねーってどういうわけだ? 一方通行にもほどがあんろーが」
「一生契約を解除することは出来ない、それは願いを叶えるか叶えないかの二つだけだよ。訳が分からないよ」
「先生、先生が私たちのことを案じて聞いてくれたのはありがたいけど、願いに関しては私たちの問題だから・・・・・・」
さやかは変な方向に向かおうとしている話に耐えられず銀八に感謝をしつつも願いに関しては本人の選択だからと言って終わらせる言葉を告げていた。
まどかとさやかはキュゥべえを連れて教室へと戻っていった。
銀八は二人と一匹の後ろ姿を見送ってなぜか胸騒ぎを覚えていた、このまままどか達をキュゥべえと関わらせない方がいいのではないのではと、
ちなみに放課後は仁美は友人二人がなにか内緒にしていることを知ったため、また勘違いをしてそのまま走り去っていった。
***
まどかとさやかはマミと一緒にショッピングモールの喫茶店で魔法少女体験コースを受ける話でマミから準備のほどを聞かれていた。
さやかは金属バットを準備していた。
まどかは授業中、自分を含めた魔法少女の衣装のイラストを二人に見せたら二人は大笑いしていた。
ショッピングモールの駐車場でマミは、魔女の探し方を二人に教えていた。
「基本的に魔女捜しは足頼みよ。こうしてソウルジェムが捉える魔女の気配をたどっていくわけ」
「意外と地味ですね・・・・・・」
さやかは魔女の探し方をそう溢した。
公園から橋まで歩き続けた三人は魔女の気配を追い続けていた。
魔女の反応はそうそう見つからなかった。
「光、全然変わらないっすね」
「取り逃がしてから一晩経っちゃったからね、足跡も薄くなってるわ」
「あのときすぐ追いかけていたら・・・・・・」
まどかは昨日のマミが魔女を追いかけていたらとマミに話したがーー
「仕留められたかもしれないけれどあなたたちを放っておいてまで優先することじゃなかったわ」
マミ本人は否定していた、二人の安全を優先しての行動だった。
「・・・・・・ごめんなさい」
「いいのよ」
まどかはマミに謝罪したがマミ自身気にしていなかったためすんなり許していた。
「やっぱりマミさんは正義の味方だ! それに引き換えあの転校生、ホンットむかつくな~」
さやかはマミを称賛したが、その一方でほむらのことをよく思わない発言をしていた。
(本当に悪い子なのかな・・・・・・)
まどか自身はほむらを悪く思えなかった。
「ねえマミさん、魔女がいそうな場所せめて目星ぐらい付けられないの?」
さやかはマミに魔女がいそうな場所を特定できないか尋ねていた。
マミはさやかの質問に
「魔女の影響で割と多いのは交通事故や傷害事件よね。だから大きな道路や喧嘩が起きそうな歓楽街は優先的にチェックしないと、あとは自殺に向いていそうな人気のない場所、それから病院とかに取りつかれると最悪よ。ただでさえ弱っている人たちから生命力が吸い上げられるから、目も当てられないことになる」
マミは魔女が結界を張り易そうな場所を大まかに上げた後ソウルジェムが強い輝きを放っていた。
魔女の気配に近づいていた証拠だった。
「・・・・・・かなり強い魔力の波動だわ」
「「・・・・・・」」
マミの言葉に二人には緊張が走っていた。
反応を辿ると廃墟にたどり着いていたその時ーー
「間違いないここよ」
マミが魔女を発見したときさやかが声と荒げて叫んでいた。
「マミさんあれ!!」
「はあっ!」
廃墟の屋上から人が飛び降りていた、すぐさまマミは魔法少女に変身して魔法で生み出したリボンで飛び降りた女性を救出した。
マミは救出した女性の首元を確認したところある印を確認していた。
「魔女の口づけ・・・・・・やっぱりね」
「この人は・・・・・・」
まどかは女性の安否をマミに尋ねた。
「大丈夫、気を失ってるだけ。 行くわよ!」
魔女がいる廃墟に足を踏み入れた三人は慎重に歩を進めていた。マミのソウルジェムが魔女の魔力をとらえた時に、魔女の結界の入り口にたどり着いていた。
「!」
「今日こそ逃さないわよ」
マミは結界の中に入る前にさやかのバットに魔力を送ったため変形して魔力を帯びた魔法のバットへと変わっていた。
「すごい」
「わっ」
二人は魔法の応用でバットの変形に驚いていた。
「気休めだけどこれで身を護れる程度の役に立つわ、絶対に私のそばを離れないでね」
「はい!」
マミは魔女の結界に突入する前に二人に声掛けした後まどかは返事を返していた。
三人はそのまま魔女の結界に突入していった。
その様子を一人の少女が見つめていることに三人はまだ気付いていなかった。
***
結界内には使い魔達が大量にいた、進むにつれ違うタイプの使い魔が小鳥のさえずりの警戒音を発していた。
「わっ来んな!」
進めば進むほど使い魔の襲撃は徐々に増えていった、さやかは魔法のバットで襲撃してきた使い魔たちを返り討ちにしていた。
「どう恐い? 二人とも」
「なっ何てことねーって!」
マミは二人の恐怖心を確認していたがさやかは強がりで答えた。
結界内に進み続けて三人は一度立ち止まった。マミは使い魔を目視していたためマスケット銃を召喚、狙撃したあと次の使い魔をマスケット銃でスウィングしていた、マスケット銃の構造上一発しか打てない制約があるために接近戦では銃身を打撃武器の代用にしていた。
「うわっ!」
二人の背後から大量の使い魔が襲ってきたがマミが救援のため蹴散らしていった。
二人の無事を確認したマミは笑顔で安心させていた。
「恐いけど、でも・・・・・・」
まどかはマミがかっこよく戦っている姿に見とれていた。
「がんばって、もうすぐ結界の最深部だ」
キュゥべえの警告に気を引き締める三人、最深部目前に使い魔の群れが最深部に到達させまいと立ちふさがるも、マミがマスケット銃を6丁召喚して一斉掃射していた。
使い魔を倒した瞬間、最深部の入り口が開かれていた。
最深部にたどり着いたマミは二人に魔女の姿を見せた。
「見て、あれが魔女よ」
魔女は人間の女の姿をした存在かと思われていたが、実際、目の前の魔女は解け落ちたコケの頭部に薔薇がちりばめられ、背中に蝶の羽が生えている異形の怪物の姿だった。
「うわっ、グロい・・・・・・」
「あんなのと・・・・・・戦うんですか?」
さやかは初めて見る魔女の姿に嫌悪感を溢していた、まどかはマミに目の前の怪物と戦うのかと質問していた。
マミ本人は余裕の表情と安心させる言葉を投げかけた。
「大丈夫、負けるもんですか」
マミは魔女に目を見据えて魔女の庭に飛び降りた。
「下がってて」
マミはスカートからマスケット銃を落とす様に召喚したが、魔女は強大なソファーをマミ目がけて投げつけた。
マミは巨大な
続けざまにマミは帽子を脱いで数丁のマスケット銃を召喚して魔女を狙撃していたが、魔女の横にそれて背後の壁に当たっていた。
「ん?」
マミは次のマスケット銃で狙撃しようとしたのだが、足元に小型の使い魔がいつの間にか現れて足を押さえつけられていた。
「あ!」
その隙を魔女が見逃すはずもなく触手でマミをとらえ壁にたたきつけた。
「ううっ・・・・・・」
マミが痛みで声をもらしていた、その様子にさやかがたまらずに声を上げた。
「マミさぁあん」
魔女はもう一度マミを叩きつけようとするがーー
「大丈夫、未来の後輩にあんまり格好悪いとこ見せられないものねっ!」
そういった瞬間、魔法のリボンが地面に突き刺さり魔女を絡めとって拘束した。
「惜しかったわね」
マミは首に縛っていたリボンを取り外して魔女の触手を切り、大型のリボンを生み出し、リボンを大型大砲型のマスケット銃を作り出して魔女に一撃を打ち込んだ。
「ティロ・フィナーレ!」
「ギィィー」
止めの一撃のもと魔女は断末魔を挙げた。
マミは華麗に地面に着地して紅茶を飲んで一息つけた後に二人の方に振り向いて笑みを浮かべた。
「すごい・・・・・・」
「か、勝ったの?」
マミの勝利に二人は歓喜した後、結界がゆがんでいき元の現実空間に戻っていた。
「あっ」
「! わっ戻った」
マミは変身を解いた後、数歩進んで床にしゃがんだ後何かを拾い上げ二人に見せた。
「これがクリーフシード、魔女の卵よ」
魔女の卵の外観は下部は針状になっておりそれが下になって直立しており、本体は球状、上部は何かの紋章になっていた。
「た、卵・・・・・・」
「ときどき魔女が持ち歩いていることがあるの」
まどかは『魔女の卵』と聞いておびえていたがキュゥべえがある補足をした。
「大丈夫、その状態では安全だよ、むしろ役に立つ貴重なものだ」
マミは持っていたグリーフシードと一緒にソウルジェムを取り出していた。
「私のソウルジェム、ゆうべよりちょっと色が濁ってるでしょ?」
マミはソウルジェムの輝きを二人に見せた。
「そういえば・・・・・・」
さやかはマミのソウルジェムの色が輝く黄色だったのを思い出しながら、現在の色を見比べたら確かに黄色が深い色の黄色い輝きになっていた。
「でもグリーフシードを使えば」
「あっきれいになった」
グリーフシードにソウルジェムの濁った色が移ったために魔法少女の証が輝きを取り戻していた。
マミはグリーフシードの説明を続けた。
「これで消耗した私の魔力は元通り、前に話した魔女退治の見返りっていうのがこれ」
マミの説明で二人は『魔法少女の見返り』に納得していた。
すると、マミは暗がりの場所でグリーフシードを投げた、その時手でキャッチする音が響いた。
グリーフシードを受け取った主はほむらだった。
「あと一度ぐらいは使えるはずよ、あなたにあげるわ暁美ほむらさん」
「あっ!?」
さやかはほむらの姿を見て驚いていた。
「あなたの獲物よ、あなただけの獲物にすればいい」
ほむらはそう言ってグリーフシードをマミに投げ返した。
「そう・・・・・・それがあなたの答えね」
マミはグリーフシードを返したほむらの答えを『なれ合うつもりはない』と解釈した。
ほむらそのままその場に去っていった。
「く~っやっぱり感じ悪いヤツ!」
「仲良くできればいいのに・・・・・・」
「お互いにそう思えればね」
三人はほむらの印象と態度をそれぞれ話していた。
その後魔女に操られていた女性の安否を確認ししていた。
「ここは・・・・・・あれ?私は・・・・・・」
「大丈夫、もう大丈夫です」
女性は混乱していたがマミが安心するよう言葉をかけていた。
「一件落着って感じかな」
「うん」
まどかとさやかはその様子を見て安堵感に包まれていた。
深夜 まどか宅
まどかは自室の机でノートに描いた魔法少女の衣装に色を付けていた、その間に今日の出来事に思い馳せていた。
(叶えたい願いとか私には難しすぎてすぐには決められないけれど、でも人助けのためにがんばるマミさんの姿がとても素敵で、こんな私でもあんな風に誰かの役に立てるとしたら、それはとっても嬉しいなって思ってしまうのでした)
まどかはノートに描いた衣装のイラストに色付けを終えた後に満足感に浸っていた、だがまどかはふと、あることを思い出したいた。
(でも、あの時のほむらちゃん、何かを聞きたがっていた気がしていたのは気のせいなのかな?)
思い出していたのは魔女を倒したあとに、現れたほむらは立ち去る前に一瞬何か聞きたがっていた様子だった。
このときまどかはある運命の分岐点が破壊される瞬間を目撃するなんて、このときはまだ知る由もなかった。
ようやく書き終えましたが、また文章が長くなりました。
読みにくく感じるかもしれませんがお付き合のほどお願いします。
これでようやく第三話にすすむことが出来ます。
さあ、マミの運命が砕かれることが出来るのか?
括目してください。