某日
「今日も頑張ったねリン。」
皆さん初めまして、悪ノ召使とかで有名?な鏡音レンです。
「でも歌いすぎて声がガラガラよ~。」
どうも、皆さん。悪ノ娘とかで有名?な鏡音リンで~す。レン君とは初めて歌った時からタッグを組んでま~す。
「それじゃ、今日は早く寝ようか。ね?」
「勿論一緒に今日も寝てくれるよね?」
「~~~~~~!! 寝るよ!!」
「やった!!」
私とレンは今でも一緒の部屋で暮らして、一緒のベットで寝ています。最近レンがそろそろ部屋を別にしない?って提案して来ますが、そうは行かさせません。だって、リンはレンのことが
「だいす~き!」
「ああ俺もだよ!」
「あれ~? レンもしかして照れてる~?」
「うっさい!!」
ああ、顔を紅くしちゃって~。でもそこがまた可愛くて好きなんだよね~。最近は男らしいところも見せるけど、こうして恥じらうレンも好きなの。
「ねえねえレンったら~! 早く早く~!!」
「風呂くらい一人で入ってくれよ!!」
「ええ~? いいじゃ~ん!」
レンが言う事を聞かない時はこうすればいう事を聞いてくれるの。
「どうしても、駄目?」
涙を目に浮かべて優しく問いかけるの。するとレンは、
「~~~~!! 入ればいいんだろ入れば!!」
頭を抱えながらいう事を聞いてくれるの。
「やった~!!」
「その代わり上がったら膝枕な。」
「お~け~!!」
「はあ~、リンに頼まれると断りづらいんだよな。」
はいどうも。リンの色気に負けて言う事を聞かされているレンです。
「どうしてリンはそんなに常に一緒にいたいんだよ。そのうち脱衣まで一緒にとか言い出しそうで怖いよ俺。」
「俺は良いと思うぞ!!」
「・・・・裸マフラーは帰れ舗装すんぞ。」
何か変態な卑怯戦隊がいましたが、消えて頂きました。具体的に言うとロードローラーで。
「でも、俺もリンがいなかったらここにはいないからなあ。」
あれは2007年まで遡る。
2007年某所
「・・・・・ここはどこだ?」
俺が目を覚ましたのは息苦しく、冷たく、暗い世界だった。
「・・・・誰もいないのか?」
辺りを見渡しても俺の周りにあるのは何処までも広がる闇だった。唯一あったのは、
「鏡?」
俺は好奇心から鏡をのぞき込んだ。すると、
「・・・・あれ?」
鏡の向こうにいたのは俺ではなく、俺によく似た女の子リンだった。
「・・・・・どういうこと?」
どういうことか理解出来ずにいた俺だが、次の瞬間いきなり、
「わっ!! わわわわわっ!!」
急に鏡から手が伸びて俺を引きずり込んだんだ。俺は何が何だか本当に分からなくて必死に抵抗したけど、非力なせいかそのまま鏡の向こうに吸い込まれてしまったんだ。
「で、鏡の向こうの世界で俺は暮らしてるって訳だけど・・・。」
俺はついたての先にいるであろうリンを思い浮かべる。
「何で、あいつは俺をそんなに求めるんだろう? 俺よりいい声してるし、一人でもやっていけそうなのに。」
「レ~ン? まだ~?」
「今行くよ!」
「いや~、いい湯だよね~。」
「って言っても給湯器で沸かしたお湯だけどね。」
「もう! レンは夢のないことばかり!! そんなんじゃ私の召使は務まらないよ!!」
「それ俺死んじゃう奴なんだけど。」
「でも本当のレンはこうして生きてるから満足よ!!」
「何が何だか俺もう分からないよリン。」
(早く上がりたい!!)
(ああ~、恥じらうレン可愛いな~)
「うっ、頭が。」
「り、リン?!」
どうも、レンの恥じらう顔に見とれてたらのぼせちゃったリンです。でも、意識が飛ぶ前にレンの男らしいところも見れたからOKかな~? いやあ、数秒前まで恥じらってた癖に私がのぼせた瞬間に表情変えて私の看病をしてくれるんだもの。
(それに、私にとってレンは唯一のパートナーだしね。)
2007年
「とうとう私もデビューか~。」
初音ミクに次ぐ新たなボーカロイドとして生まれた私は皆に会えるその日をずっと一人で暗く、冷たい息苦しい世界で待ってたの。で、何故か目の前には鏡があったからね、覗いてみたの。そしたらもう驚いちゃったわ。
「男の子がいる!!」
私にとってかなりの衝撃だったわ。それも、私に瓜二つの可愛い男の子。それを見て私、欲が出ちゃったの。
「あの子が欲しい!!」
今でこそパートナーとなるためにレンが密かに存在してたのを知ってるけど、この時は私一人だけだと思ってたから寂しくて寂しくて。だから鏡に手を伸ばしてみたの。
「え~い!!」
そしたらレンは男の子の癖にかなりの非力だったの。
「わあ!!」
「やった~!!」
これが私とレンの初めての出会いよ。ここから私とレンは黎明期を経て今に至るんだけど、今はちょっとそこまで考えてられないわ。
「ごめんね、レン。私、また迷惑をかけちゃったわね。」
「全くだよ。」
レンはリンを姫抱っこしてベットまで運ぶ。
(今となっては力も付けちゃって。でもそこも好きよ、レン。)
笑顔で運ばれるリンの顔を見ながらレンはベットに彼女を運ぶ。
(いつになったら、俺のことを男として見てくれるのかなあ? でも、リンのこと好きだし、あのこともあったからあまり強く言えないし。ああ、何か俺も眠くなってきちゃった。)
リンを寝かしつけたレンは、自らもベットに入り眠りにつく。今日も仲良く互いの体の温もりを感じながら。
「う、ううらやま・・・けs、けしからん!!(監視カメラより)」
※翌朝レンとリンの連携攻撃で血の海になります。
(完)