俺の幼馴染みはヤンデレです 作:太公望
「ヨウタさん!早く来てください!」
「わかったからわかったから、もう少しゆっくりいこうぜ」
「それじゃあ写真と音声を『今いくから待ってて』わかりました!」
今日は仕事がオフだと言うのにイヴと買い物に来ている。本当だったら一人でゆっくりまったりのんびりと優雅に一日をおくろうとしてたんだぜ?それが一本の電話で崩れ去ったんだよ
『ヨウタさん!今からお出掛けしましょう!』
「今から紗夜と日菜がくるんだけど」
『ウソですよね?もしホントウだとしても断らないならヨウタさんの写真と音声を……』
「いくからそれだけはやめて。どこで待ち合わせ?」
『心配ご無用です!もうヨウタさんのお家の目の前です!』
その言葉を聞いてまさかと思い、窓から外を覗いてみると待ってましたと言わんばかりの視線でこちらを見て手を振るイヴがいた。まじかよおい……
「いま下にいくから待ってて」
『お待ちしています!』
それで下に行って玄関を開けるとイヴがニコニコとしながら目の前で待っていた。普通に休日なのに家に女子がいきなり押し掛けてくるとかは陽キャの特権だと思うんだけど、イヴとかは……やめてほしいんだけどなぁ ん?まてよ?俺は陽キャでもないわ。でも拒むわけにもいかないしな~ 拒んだら音声流されるわ写真流出だわで……お先真っ暗だよ。イヴにも逆らえる気がしない
「それで、どこに買い物にいきたいの?」
「服屋さんと雑貨屋さんと……あと武道具店です!そろそろ竹刀も買い換えなければいけないんです!」
「それで荷物持ちにと……まぁいくか」
「早速いきましょう!」
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そんなこんなでショッピングモールに来たわけである。あとから知ったけど近くに剣道の用具店もあったみたいだわ。やってないからはじめて知ったよ。
「ヨウタさん!こんな服はどうですか?」
そういって最初に連れてこられた服屋でイヴの服を見てるんだが……単純に言うと普通の男子からしたら(俺含め)目に毒なんだけど?肩は出てるし脇腹も出てる。そんでもってロングスカートで髪は後ろで結んでる。たしかにかわいいんだよ?でもかわいすぎて目に毒になる
「うんうん、似合ってる似合ってる」
「もっと着替えるのですべてみてくださいね!」
その"もっと"の量がわからんからなんとも言えないがやばくなりそうな予感……
そのあとは本当にイヴは着替えに着替えまくった。店も何軒か回ったし、最終的には20着以上着替えたんじゃねぇかな。その中でも最初に着たやつと、水玉模様の服が気に入ったらしく買っていた。まぁ
そして今度は雑貨屋かと思いきや水着を選んでるんだけど?俺は店内にいづらいんだけど?
「こんなのはどうでしょう!攻めてみました!」
「いやいや攻めすぎだから!?別のにしようか!?」
イヴが選んだのはあまりにも生地が少ないものであきらかに高校生が着るものではなかった。でもそうそう着たくなる人もいないと思うけどな。そのあともまたあれこれ着ていたのでショルダーでフリフリのやつを誉めまくってそれに決めた。だって他のも同じようなやつでそれが一番まともだったんだもん!彼氏でもなんでもない俺が選んでいいものかとおもっちゃうんだよねぇ……
「見てください!このわんちゃん可愛いですよ!」
「千聖の家のレオンに見えた……」
場所は変わって雑貨屋に来た。なんでも今度は手頃な置物を探したいだとか。イヴって案外犬派なのか……俺は犬派じゃないと千聖にヤられるから口が裂けても猫なんて言えないよ
「ヨウタさんはなにかいいもの見つけましたか?」
「俺?俺は~この風鈴とか?」
「流石ヨウタさん!ブシドーを感じます!」
夏が近いからさ?(そんなこと言っても7月中旬) 俺の家は毎年毎年風鈴は買い換えてるんだよね。去年は風柄だったから今年は金魚でいいかな。風情を感じるよな~ 風が吹くたびにチリンチリンと鳴って少しばかりか暑さを飛ばしてくれるよ
「ヨウタさん、そろそろお腹すきませんか?」
「言われてみればな。時間も時間だし、どこかいきたいとこある?」
「それならご安心ください!お店は調べてきました!」
そういったイヴに連れていかれたのは蕎麦屋だった。まぁイヴならファミレスとかチェーン店とかじゃないとは思ったけど……まぁ予想の範囲内か?中にはいるとまぁすごいことすごいこと。少し時代に取り残された感じの雰囲気だけどこれがいい。盆栽とかセンスあるやん
「どうですか?とてもブシドーだと思いませんか???」
「うんうん、ブシドーだね」
毎度毎度思うんだけどさ?日菜の『るんっ♪』もイヴの『ブシドー』も意味がわからんのですが?擬音語であってるよね?でも意味がわからんから翻訳しようがない……
俺は普通の麦蕎麦を頼んだがこれもおいしかった。昔ながらの味って感じで蕎麦湯もちょうどよかった。
「それでは!腹ごしらえもすんだところで武道具店へ行きましょう!」
「早くいって早く帰ろうか。俺はもう疲れたよ……」
「なにいってるんですか?今日はお泊まりデスよ?」
「いやいや!?聞いてないんだけど!?」
おいおい?それはさすがに難しくないかい?
「今日はワタシと二人でお出掛けしてましたよね?」
「してたけど『それなのになんでチサトさんの名前が出てきたんですか?』へ?」
「せっかく二人でしたよね?二人っきりデシタヨネ?それなのに他のオンナのヒトに目線を当てて、ワタシ以外のオンナの名前を口にして……ヨウタさんはワタシと一緒にいるのが一番のシアワセなんですよ?」
「それを決めるのは俺なんじゃ……」
「シアワセに決まってるじゃないですか♪だってヨウタさんのことなら全て知ってるのをワスレタんですか?ヨウタさんのことを一番知っているワタシといるのが幸せなんですよ♡」
千聖よかヤバイかもしれない……彩にも音声は録られてるんだった気がするけどイヴは写真まででしょ?どうにかしなきゃならんけどさ、どうしようもない
「それはあとで考えるからさ?今は買い物に来た目的を果たそう?」
「そうしましょうか!ヨウタさんと二人っきりで……寝れないですね♪」
よからぬワードを聞いた気がするけどそれは頭の隅においておいて、まずは買い物を済ませることに集中した。武道具店にはいるのは初めてで、竹刀やら何やらがたくさんあったのを覚えている。イヴは元から買うものを決めていたらしく、早めに終わった。
「さぁ!お泊まりデス!夜は一緒に寝ましょうね♪あ!下着は何色がいいですか?ヨウタさんの好みに合わせますよ♡」
「いやだから泊まるの『キョヒできると思ってるんですか?するならお薬使いますよ?』思ってなんかないから薬はやめて……」
最近寝れてないからゆっくり寝たいし、なにより明日からは仕事が多めに入ってくるから休みたいんだよね。しかもイヴまで薬とか……こうなったら最終手段
「今着てる服をイヴにあげるから今日は許して?最近疲れたまってるから……」
「本当ですか!?それなら下着もすべてください!そしたら今日のお泊まりは無しです!」
「そうしてくれるならなんでもするよ……」
「ヨウタさんの着ている服に下着♡汗が染み込んでヨウタさんの匂いと混ざって……♡下着は家で着ますね!一人でもキモチよくなれます♪」
最後の方はかなりよからぬことを口にしてる気がするけど……休む時間ができたからなにより。写真とかの対策もそろそろ考えとかなきゃな。じゃなきゃ……本当にイヴに逆らえなくなる
どうもどうもこんばんわ。学校も始まり投稿頻度が落ちるかもです……最低でも月に一度は更新していきます!
さてさて、イヴもイヴでやりますね-w-w等々薬にまで手を出して……-w-w
そして次回は夏休みに突入してパスパレで海に行きます!彩や日菜、イヴに正妻宣言した千聖さんがどうなるのかおたのしみに!