俺の幼馴染みはヤンデレです   作:太公望

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こんばんちゃす。どうもアインです。一発勝負の学期末テストも終わり、終業式が近づいてきた今日この頃です。みなさんはこの湿気と寒暖差の中で体調とか大丈夫ですか?僕はやばいです笑笑
そんなことより、今回は耀太の誕生日回です。タイトルにもある通り平和かどうかはわかりませんがね笑笑 とりあえず本編へどうぞ〜


23話 耀太の平和(?)な誕生日

「あっちぃぃぃ 早く家いかねぇと」

 

「暑くて溶けちゃいそうだよ~」

 

 今日は8月14日。俺の誕生日で誰にも邪魔されず一人で楽しもうとしてベッドから出て、下の階に行くと千聖達パスパレメンバーが勢揃い。しかもそんときはまだ7時半な?

 

「あらダーリン、起きたのね♪」

 

「『起きたのね♪』じゃなくてなんで全員いるんだよ……」

 

「だって今日は耀太君の誕生日だもん♪」

 

「それでいつもお世話になってるので誕生日パーティーしようってことになったんすよ」

 

 うんうん、普通にありがたいよ?だけど時間を考えようよ時間を。まぁ全員にスペアキー渡してた俺にも非はあるんだけどな

 

「パーティーの準備するのでお出掛けしてきてください!」

 

「だからよー君、早くいくよ!」

 

 そのまま俺は日菜に外につれていかれた。なんでも、今回は誰が一緒に出掛けるか口論になったらしく公平にじゃんけんで日菜が勝ったんだとか。そして暑すぎる今に至る

 

「何時まで出掛けてればいいわけ?」

 

「えっとね~ 千聖ちゃん達から連絡が来るまで!あとあと、おねーちゃんと燐子ちゃんも来るってよ?」

 

「マジかよおい……」

 

 色々と不味いんだけどなぁぁぁ 燐子がこの間の調子ならどんなことをやらかすかわからないじゃん?まぁ紗夜がいるからって思いたいけどそっちもそっちで怖い

 

「千聖ちゃん?準備できたの?……うん!今いくね!」

 

「準備できたと?」

 

「だって!早くいこ♪」

 

 

 

 

 家に入ると玄関から豪華な飾りつけだった。いやすごすぎだろ。まぁすぐ座ってもよかったんだけど、汗がすごくてベトベトしてるし、さすがにここまでしてくれたんだからって思って一旦部屋で着替えることにした。

 

「早く着替えて『耀太ーーーー!』ってはぁ!?」

 

 部屋のドアを開けるとそこから黄色の長い髪をなびかせた少女。弦巻こころに抱きつかれた。結果的に壁に激突したから抱きつかれたってよりはタックルされたっていった方が正しいのかもしれない。

 

「ちょっとこころ?あんたはさぁ……」

 

「よー君せんぱーい!」

 

「はぐみもだから!」

 

 混乱している俺をよそに、部屋の中からはぐみと美咲も出てきた。千聖達がいるならまだわかるよ。なんでいるわけ!?

 

「よ、耀太くん大丈夫……?」

 

「ふっ……幼馴染みの誕生日にこうやって祝う。あぁ、何て儚いんだ!」

 

「儚いも何もあるかよ。なんでいるかはあとで聞くからさ、とりあえずはぐみとこころは離れようぜ?汗だくだから着替えたくてさ」

 

「いいわよ。そのかわりにいつもみたいに撫でてもらえるかしら?最近してくれてないもの」

 

「はいはい。忙しかったんよ」

 

 こんな姿を下にいる千聖達に見られたりしたら……俺終わるわな。そして満足したこころは俺から離れて花音達と一緒に下へ向かったので、俺は部屋で着替えようとした。だけど一つだけ違和感すごいんだよなぁぁ

 

「美咲はなんでいるわけ?」

 

「なんでって……着替えるの手伝うためですけど?」

 

「いや俺高校生だしな?手伝われなくてもできるわ」

 

「やっぱりそうですよねー。あたしどうかしてたのかなー。あ、それはそうとあたしからの誕生日プレゼント、ベッドの上においておきましたよ。よかったら飾っておいてください」

 

 そういい残して美咲は部屋を出た。プレゼントってこの紙袋の中か?あとで開けるか

 そのあとはみんなを待たせるわけにはいかないから早めに着替えて下へ降りた。まぁ着替えるっていっても部屋着なんだけどな

 

「着替え終わったぞ~」

 

 一同「誕生日おめでと~!」

 

 リビングに入るとみんながクラッカーと一緒に出迎えてくれた。日菜が話してた通り、紗夜と燐子。そしてあこも来てくれてた。まぁ多いのはいいんだけどさ?ちょっとばかし警戒しとくか

 

「さ、ダーリン♪料理が冷める前に食べちゃいましょ♡」

 

「はいはい、わかったから急かすなって」

 

 ここまではまだ平和だな。うん、いつもと比べれば随分と平和。だっていつもなら押し倒してきたり、手錠付けたり、薬飲まされたり?ヤバいやつのオンパレードだからな

 

「よー君よー君、あたしが作ったパンケーキ食べさせてあげるね♪」

 

「日菜!抜けがけは反則ですよ!日菜がそうするなら私も作ってきたカップケーキを食べさせてあげます」

 

「それじゃぁ私はチョコムース食べさせてあげるね♪」

 

 でたよ怒涛の3連発。まぁなんて答えるかはもちろんのこと

 

「うんうん、俺は1人だけしかいないんだから順番な?」

 

「なら、ここで生徒会長命令使っちゃお♡これで一番最初だよ♪」

 

燐子ちゃん?ソレはどういう事かしら?耀太もどうすればいいのか分かってるのよネェ

 

「千聖も落ち着けって。誕生日ぐらい平和にいさせてくれよ」

 

「そう…だったわね……ごめんなさい。取り乱したわ」

 

 なんだろう。最近千聖がやけに素直になってるんだけど。まって、普通に可愛いって思ってる俺がいるんだが?これも作戦か……まぁ、今日はそんなこと放っておいて楽しみますか〜

 そして食べていると忘れかけていた疑問を思い出した。また忘れる前に聞いておくか

 

「そいや、こころ達はなんで俺の誕生日知ってたの?」

 

「それはこの前の練習で花音と薫が話してたのよ!」

 

「それでせっかくだからみんなで子猫ちゃんのためにお祝いしようということになったのさ」

 

「なるほどな。でもさすがにあのタックルは堪えるわ」

 

 そんなこといってもこころの行動力なら見た瞬間にやってきそうだよな。身体的ダメージも精神的ダメージも今後でかくなりそうで怖いよ

 その後は食べさせたり食べさせられたり(割合的には2:8ぐらい)して時間が過ぎていった

 

「それじゃぁそろそろプレゼントタイムだよ♪」

 

「はいはい!最初『最初はワタシです!』ちぇ~ 先越されちゃったよ~」

 

「いや競うところじゃないしな?」

 

 そういうといつものメンツが目を光らせた。だからさぁ……もういいや。麻弥と美咲と花音は困ってるし、あことハロハピ3バカは上の空だし、なんかもうこれが俺の平和なのかな。まぁ退屈はしないし?そのかわりに精神的にも身体的にもゴリゴリと削られていきますが。

 そのあとは順々にプレゼントを貰っていった。靴やら帽子やらパーカーやら、意外と気に入ったのは花音がくれたクラゲの形をした帽子。いや可愛くね?そして最後の最後でこころが切り出した

 

「最後は私ね!黒服さん!アレをお願い!」

 

「かしこまりました。みなさんは庭の方へ」

 

 言われるがまま庭へ行くといつのまにかテーブルが用意されていてその上にはめっちゃでかいケーキがあった。まさかこころからのってこれ?

 

「私からの誕生日ケーキよ!」

 

「今回のケーキはこころ様のご要望でご自分でデコレーションしていました」

 

「おいおいマジかよ。俺なんかのためにありがたすぎるだろ」

 

「愛しい耀太のためですもの♪私も頑張るわ!」

 

 その一言で千聖達いつものメンバーは目を光らせた。いやさ、別に俺はなんともないんだよ?こころはただの可愛い後輩なだけだし……まぁ少なからず恋愛対象には入るけどさ

 

「さ、外だしこんな大きいのだと時間かかりそうなので食べちゃいません?」

 

「そ、そうしようぜ!せっかく作ってもらったんだからな!」

 

 美咲ナイス!マジでこのタイミングでその言葉なありがたいわ。

 その後はまた食べさせたり食べさせられたり、今回はこころが凄かったんだけどな。千聖達もさすがにそこは自重してみくれたみたい。だってこころの笑顔がやばいんだもん!見てるこっちがにやけてきててもおかしくないわ

 

「さぁて、ここまでやったからには片付けだ〜」

 

「片付け疲れる〜」

 

「あこも〜」

 

「日菜、ここまでしたんです。最後までしなさい」

 

「あこちゃんもだよ?」

 

「「はーい」」

 

 そして問題なのは千聖なんだよなぁぁ!だってプレゼントは「また後で♪」って言ってたし、あんまり絡んでこなかったしな?平和だからいいんだけど明らかに不自然すぎて逆に怖い

 その問題はみんなが帰ってから起きた。千聖は家が隣だからって言うことで最後までいたんだよ

 

「ねぇ耀太?私からの誕生日プレゼントはなんだと思う?」

 

「まさかとは思う。絶対ありえないと思うけど自分自身とか言うなよ?絶っっっ対に言うなよ?」

 

「もぅ、なんでよ。今年の誕生日プレゼントは私なのよ?」

 

 だからさぁぁ!なんでそうなるの?最近構わなかった俺も悪いんだけどさ?もうダメだこれ

 

「気持ちだけ受け取っとくわ」

 

「それだけなの?昔みたいに撫でてくれたり、キスもしてくれないの……?」

 

 千聖は涙目で訴えかけてきた。いつもなら演技だと疑う俺だが流石に今回は違うことが分かった。

 

「しゃーなし。撫でるだけだからな?」

 

「えぇ♪」

 

 そういって俺は千聖のことを撫でた。でもこうしてみるとさ、髪はサラサラだし、抱きついてきたらすっぽり収まるだろ?それに普通に可愛いってもんじゃん?俺なんかよりもカッコイイ男子はいるとは思うが、この前の燐子や紗夜みたいに眼中には俺しか入ってないんだろうな。まったく、めんどくさい幼なじみを持ったもんだよ

 

「それじゃぁ私も帰るわね」

 

「気をつけろよ。ったって隣だけどな」

 

 千聖が帰ったあとは風呂に入って直ぐにベッドに寝そべった。そして後で開けようとしてた美咲からの誕生日プレゼントを開けるとミッシェルの形をした羊毛フェルトが6つ入っていた。1つはキーホルダー型だったからせっかくだし、バックに着けてみた。残りの5つはベッドの上の棚に飾ってみた。羊毛フェルトにしては少し重く感じたが、そんなことは気にとめずに俺は瞼を閉じた

 

???視点

 

 そろそろ耀太さんも寝た頃かな? そんなことを思いつつ、あたしはパソコンの端末を開いてカメラを起動する。そこには暗くなった部屋とベッドが映っていた。ちゃんと耀太さん飾ってくれたんだ〜 えっと……黒服さんの説明書だとここをドラッグすると……できた! あたしは視点をずらして羊毛フェルトを動かし始めた。この羊毛フェルトは少し特殊で黒服さんにお願いして動くようにしてもらったのと録画、録音を可能にしてもらった。その目的はただ1つ

 

「………zzz」

 

 耀太さんのことをもっと知るため。あたしの大好きな耀太さん。今日困ってた時に助け舟出してあげたら「ありがとな」って言ってくれたし、ちゃんと料理も分けてくれたし。本っ当にカッコよすぎるもん。運動もできる、勉強もできる。それに生徒会も入ってるんだもんね。あたしはもう耀太さん無しじゃ生きて行けないからな〜 耀太さんがいなかったら……ね。このまま幸せだな〜




さてさて、いつもよりは比較的に平和?だったのかな笑笑 それにしても千聖さんがいきなり素直になって甘え出すなんて狙ってますよね笑笑 そして最後の視点は誰だったのか……まぁ大抵は予想ついてると思いますがね。次回はその正体が明らかになります! それでは次回!
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