俺の幼馴染みはヤンデレです   作:太公望

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ひっさびさの更新です。
遅れました。ごめんなさい。
考えてたのに内容めっちゃ薄いです。
文化祭編で色んな意味でやばい事になります。
こっから5話ぐらい(予定)で終わると思いますが、頑張ります。


29話 文化祭まであと少し

「というわけで文化祭の案ですが……なにかありますか?」

 

「私はあまりありませんね。耀太さんはありますか?」

 

「俺は〜……後夜祭でダンスパーティーとか?」

 

「耀太先輩じゃそれが限界ですって」

 

 文化祭シーズンに差し掛かった今日この頃。俺は朝から生徒会室で会議をしていた。日菜がいる羽丘も、近くにある月ノ森も文化祭の日にちが近いらしいからな。それはともかく、俺は後夜祭で誰か誘ってダンスでもしたい。っていっても誘えそうなのは限られてるんですけど。だって文化祭の後夜祭って青春って感じするじゃん? 俺の青春、高校生活は……ヤンデレしか記憶にねぇ! 

 

「とりあえずお昼休みにもう一回集まれますか?」

 

「俺は何とかする」

 

「私は大丈夫です」

 

「私もです」

 

 そんなこんなでお昼休みに再集合することになった。生徒会で出し物とかするなら……無難に喫茶とか? いやまて、冷静になれ。絶対にバカする野郎共がいるじゃないか。黄色い髪とかピンクの髪とか翡翠色の髪とか黒髪ロングとか。

 

「ヨーター! 見て見て! このパン美味しいの!」

 

「山吹ベーカリーのやつっしょ? あそこのパンがうまいのは知ってる。っていうか咥えながら走ってくるなし」

 

 教室に入るとサリヤスがパンを咥えながら向かってきた。もちろんその両手にもパンを持ち、ほっぺたにはこれでもかとぐらいにパンが詰め込まれている。いやハムスターかいな。

 

「ヨウタ? 遅かったみたいだけど何を話してきたのかしら?」

 

「普通に文化祭についてですが」

 

「ホカには?」

 

「何も話してないです」

 

 当たり前のように突っかかってくる千聖。今日は彩は仕事でいないからまぁまだ安全。でも明日から1週間は土日しか仕事入ってないから大変なんだよなぁァ…脳死するかも。

 

「もう文化祭ね。今年は何やるのかしら」

 

「去年は出店やったろ? だったら喫茶店でもいいんじゃね」

 

「コスプレしましょうか? 耀太の好きなようなの着てあげるわよ? ほら、この前のバラエティーできたチャイナ服とかはどう?」

 

「どうでもいいから断固拒否」

 

 結局、このあと燐子と紗夜まで入ってきてややこしくなった。燐子はコスプレするならウエディングドレスとか言うし? 紗夜はミニスカ警察とか言うし? なぜかサリヤスは魔女とか言うし……ハチャメチャ大混乱。ていうか紗夜さんよ、あんたは風紀委員なのに自分から率先して風紀を乱しに行ってなにしてんねん。

 

 

 

 そしてお昼休みになる。千聖は説得(花音に半分任せて)して回避。イヴからは猛ダッシュで逃げてこころは美咲に任せた。もうこの時点でへとへとなんだけど。

 

「もう疲れた」

 

「耀太君、お弁当食べる? ちょっと多めに作ってきたの」

 

「耀太さん、お腹減ってませんか? 耀太さんの分も作ってきました」

 

「( 'ω')ふぁっ」

 

 打ち合わせをしていたのかと思うほどの同じタイミングでそういった燐子と紗夜。知ってる? 俺も自分の分あるんだよ? 

 

「燐子先輩と紗夜先輩が洗脳されてる……」

 

「いや俺そういうの出来ないからな?」

 

「食べてくれる?」

 

「どうするんですか?」

 

 朝飯も普通に食ってきたし、自分用の弁当もそれなりの量がある。ここは二人には悪いけど断るしかないか。

 

「悪いけど今日は遠慮『流石耀太先輩。そういう所やりますよね』……美味しく食べさせていただきます」

 

 有咲に当たり前のように毒を吐かれて渋々食べることに。いやさ、有咲に言われることはもう慣れてるんだよ? (いやおい)でも言った瞬間の二人の目よ。光は灯ってないし、燐子はカッターナイフ取り出してるし、紗夜はポケットから薬を出したんだぜ!? いや無理。抵抗しても絶対に逃げられない自信がある。

 

「そうですよね。食べてくれますよね」

 

「頑張って作ってきたからね。どーぞ♡」

 

「はい……」

 

 食べていてもすごい威圧。有咲は相変わらず俺の事を汚物扱いだしな? 後輩にこんな扱いされるなんて悲しすぎるわ。

 

「あのさ、有咲。なんでそんなに俺に対して対抗心湧くわけ?」

 

「先輩がタラシだからですけど。私は燐子先輩と紗夜先輩の味方ですから」

 

「俺なんかやったかなぁ」

 

そうやって去年のことも忘れてるんだから……

 

 そんなこんなで話していると、突然俺の電話がなった。仕事の電話? でもこんな時間にかかってくるなんてな。ま、でるか。

 

「もしも『よーくーん!!!!!! 』耳いてぇ」

 

 電話の主は日菜。しかもめっちゃ声でかかったから耳痛いし。てかなんやねんこんな時間に。

 

「どしたわけ?」

 

『おねーちゃんに電話かけても出ないからよーくんにかけたの。それでねそれでね、今花咲川にいるんだよ!』

 

「は? マジ?」

 

 まさかと思って窓から校門を見てみる。すると電話を耳に当ててこちらに手を振る日菜と渋々ついてきたっぽいつぐちゃんがいた。やっぱ日菜の行動力パネェわ。

 

「紗夜、燐子、校門行こうぜ」

 

「ナンデですか? お昼ご飯食べてる最中じゃないですか」

 

「そうだよ? ちゃんと食べてくれるんだよ….ネ?」

 

「とりあえずこっから校門見てみ」

 

 二人の威圧に怖気付きながらもそう言った。燐子はともかく、紗夜は校門の方を見るなり頭を抱えて大きめのため息をついた。まぁそうなるよな。だって日菜だから行動予測不可能でしょ。ため息つきたくなるのもわかる。

 

 校門に着くと、すでに人だかりができていた。だってお昼休みだもん。暇人だらけだろうし、日菜もアイドルだし、出来る理由にはなる。でもそうやって考えると俺も芸能人って枠に入るのか? まぁバレないから変装も何もしないんだけど。

 

「あ! よーくん! おねーちゃん!」

 

「全くあなたって子は。なんでわざわざお昼休みに来るんですか。せめて放課後でしょう」

 

「だって早く話したかったんだもん。それによーくんとも会いたかったし♪」

 

「だからって抱きつこうとするなよアホ」

 

 日菜は「ケチ〜」と言いながら頬をふくらませる。まずさ、学校でしょ? あんたはアイドルで俺は芸能人(?)でしょ? ついでに紗夜と燐子がいるんだけど? ちょっとはわきまえて欲しいけど不可能だってことはわかってる。

 

「んで、わざわざ何しに? 話したかったって何をだよ」

 

「んとね、えとね。つぐちゃん、あの紙ちょうだい!」

 

「こ、これですか?」

 

「そうそう。じゃじゃーん! 羽丘と花咲川と月ノ森の3校で合同文化祭をやろって話!」

 

 その爆弾発言に俺たちは疑問符を頭にうかべた。2校ならまだしも3校? しかも合同!? チョットナニイッテルカワカラナイ。

 

「あなたはまた無鉄砲なことを……本当に出来ると思ってるの?」

 

「出来るもん! 絶対るんっ♪ てするよ!」

 

「だからってなぁ……」

 

「よーくんっ♪ お〜ね〜がいっ♡」

 

 狙ったかのような上目遣いと甘い声の大人の色気コンボ。あのさ、俺それに弱いの知っててやってるよね? 狙ってるよね? 確信犯だよね!? こうなったら最終手段だな。

 

「って言ってますけど、どうします? 生徒会長」

 

「わ、私!?」

 

 ここで最も権限をもつ生徒会長である燐子にバトンパス。あとからなにかされるのは目に見えてる。だけど何とか避ければ…いや無理か。諦めよう。

 

「耀太君がいいって言えばいいよ?」

 

「結局俺かいな」

 

「やろーよー。絶対にたのしーからー。るんっ♪ てするからー」

 

 そういいながら俺の肩を掴んで揺すってくる日菜。さっきの大人の色気は消え去り、ただの駄々っ子になった。はぁぁぁ……しょうがないか。

 

「分かった分かった。やるから。やります」

 

「ほんと!? 言質とったよ! この会話は羽丘で放送してあるから♪」

 

「いやそれは想定外」

 

 流石の紗夜も今まで見た事がないぐらいの大きなため息をついていた。

 

「とりあえず、3校の生徒会と先生で話し合わなきゃダメよ。予定は後で連絡するわ」

 

「それじゃあたしは月ノ森の生徒会長に連絡しとくね!」

 

「生徒会じゃない俺は関係ないからおさらばってことで」

 

 めんどくさくなりそうだったから適当な理由でその場から逃げようとした時、俺の制服の袖を燐子が引っ張った。何事も無かったかのように逃げ去ろうとしたけど、いつもオドオドしがちで、運動から縁が遠い燐子とは思えないほどの力で引っ張られたから少しよろけた。

 

「え、ちょ、なに」

 

「耀太君だって生徒会でしょ? 違うノ?」

 

「望んで入った訳では無いのですが()」

 

「それならいいよ。耀太君は今から生徒会副会長で学校では極力私と一緒にいること。お昼休みは生徒会室で一緒にお弁当。家に帰ってからは2人だけでNFOやる。絶対だよ?」

 

 声のトーンが低い。故に恐怖を感じる。って言う訳ではなかった。紗夜とか千聖が今の燐子みたいに言うならかなり怖いって感じると思う。でも今の燐子からは恐怖よりも、なんか言いずらいけど気を抜いたら俺の全部を支配されるかもっていう不安を感じさせられる。

 

「も、もし断ったら?」

 

「断れるわけないでしょ? 生徒会長命令だもん♡だから……話し合いもちゃんと一緒に来てくれるヨネ? じゃないと……ワタシ、なにするかワカンナイヨ? 

 

 周りにいる紗夜たちに聞こえないように俺の耳元で燐子は囁いた。千聖達とは別の意味の恐怖。俺に危害を加えるんじゃなくて、俺の全てを管理しようとしてる。一瞬、俺の中でそれでもいいんじゃないかって考えが浮かんだ。だってそうしたら千聖と紗夜、彩にイヴにも絡まれなくて済むし、燐子の相手だけしてればいいから絶対に楽。

 

「ね? ワカッてクレタ?」

 

「はいはい。行きます行きます。喜んで行かせていただきます」

 

 だとしても俺はそうはなりたくない。だって退屈だもん。千聖の相手してるのも、紗夜の相手してるのも、彩の相手してるのも、イヴの相手してるのも全部俺の日常。生徒会室で有咲に毒吐かれてる事だって、サリヤスにツッコミ入れるのだって、こころにタックル食らうのも全部な。身体的にはかなりしんどいけど……なんやかんや、俺は笑ってられるからな。これが一番なんだよ。




部活の大会でど戦犯カマして東北大会逃してガン萎え中です。っていうか、かなり病んでます。このまんまならヤンデレ書けますかね?多分めっちゃ病み満載笑笑

そんな話は置いておいて、燐子も燐子ですよね〜。生徒会長だからあの場ではなんでも出来ちゃうし……恐ろしい。それでもヤンデレ軍団に絡まれることを日常として笑ってられる耀太ですよ。めっちゃかっこええ。
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