俺の幼馴染みはヤンデレです 作:太公望
今回は予告通りの文化祭本番です。まぁまずは羽丘ですよね。モカがいるし、日菜もいるし。今回でこの前、日菜と一緒にいる時に覗いてた謎の人物が分かりますよ。ついでに言っちゃうとその謎の人物はアンケートの謎の人物と同一人物です。アンケートは改定したやつをあげておきます
「あのさ、家まで来るのは慣れたからいいよ。鍵があるからって部屋にまで入る?」
「だってよーくんと一緒に寝たかったんだもん♪」
「いいから早く起きてください。朝ごはんはキッチンをお借りして作っておきました」
「薬とかいれてないよな?」
「さぁ。わかりませんね」
目を覚ましたら目の前に日菜が寝てて、謎に思ってたら紗夜が朝飯作っとるやん? めっちゃカオス状態なんですけど。てか、薬入れてないって断言してくれよ!
学校につくと日菜と紗夜は生徒会の仕事が〜とかなんとかいって俺は1人その場に残されたから適当にぶらぶらと歩いてる。
「あ、よ〜さ〜ん」
「ゲッ、モカじゃん。しかもなんか呼び方変わってるし」
「ゲッってなんですか。愛しの彼女のモカちゃんですよ〜?」
「愛しくないです。彼女でもないです」
朝っぱらから日菜と紗夜に絡まれてたのに今度はモカかよ。だっる。まじダルすぎてもう帰りたい(いや語彙力皆無かよ)
「ちょっと耀太先輩、うちのモカに触らないでください。汚いです」
「いや突っかかってこないでください」
「そうだよ蘭〜。モカちゃんの彼氏なんだから〜」
「いや違うから 」
そしてさらにめんどくさい蘭が来た。あのね、後輩にそんなこと言われたらいくら俺でも傷つくぜ?
「そうそう。巴と薫先輩が探してましたよ〜。劇の準備じゃないですか〜?」
「あ! そうじゃん! 体育館いかなきゃ!」
「そこの階段を降りて左側の渡り廊下を渡ったところですよ〜」
「悪い。もう行くわ!」
そういって俺は猛烈ダッシュで体育館に向かった。時間が無いのはもちろん、モカから早く離れたい。ついでっていうかなんていうか、蘭の威圧が半端ないから逃げました。
「はぁ……めんどくさい」
「おや? どうしたんだい? 朝からそんなにお疲れの様子で」
「朝から双子が家に忍び込むわイカつい赤メッシュの後輩に威嚇されるわで散々なんですが」
「蘭のやつ何してんだよ……」
「朝から大変っすね。お疲れ様です」
体育館の舞台裏に行くと、薫と一緒の劇に出る巴、機材担当の麻弥がいた。あーあ、マジで朝からお疲れモードなんですけど。ってか、ワンチャン薫なら千聖のこと知ってんじゃね? だって昨日のあれは明らかにおかしいじゃん。
「薫、最近の千聖の様子で変わった感じしないか? なんかちっちゃい事でもなんでもいいからさ」
「さ、さぁ……私は何も知らないよ」
「ほんとうか? かおちゃん」
「ほ、ほんとうだよ! その名前で呼ばないでって言ってるじゃん。よーちゃん……」
うっわ。からかうのおもしろいわ笑。なんてことは置いておいて、薫でもしらないならどうしようも無いな。俺から直接聞くって言うのがいちばん手っ取り早いけど、やっちゃいけないってことぐらいよく分かる。千聖の口から俺に言われるまで待つだけ。待つ方はいくらでも待つよ。
「さ、さぁ、気を取り直して舞台へ上がろうじゃないか」
「ったくめんどくせぇな。幼馴染ってことでがんばりますよ」
「ふっ、幼馴染との初共演だ。奮っていこうじゃないか!」
「はい疲れました。もうやばいです。帰りたいです。帰ってもいいですか」
「何言ってるんだい? 文化祭の醍醐味はこれからじゃないか」
「んなこと言っても俺は逃げながらなんだよ。どうやっても逃げきれない鬼の鬼ごっこだわ。スケボー使っていい? 逃げ切れる自信あるぜ?」
「そんなの無理っすよ。でも、そう思うのも分かります」
劇が終わってそんな話をしている俺たち。まぁ悪くはなかったよ。だって劇が『ロミオとジュリエット』で、俺たちがロミオ役で薫がジュリエット役。珍しく女役って聞いてて渡された台本に『お姫様抱っこして』って書いてあったからしたんだっけ。そしたら薫の顔が赤くて内心めっちゃ爆笑してたのは内緒な。てかさ、スケボーったって人多いから使えないってのは分かってる。故に完全に積みゲー。でも逆に人混みだからバレないか?
「それならアタシ達の模擬店に来ます? つぐが珈琲いれてるんですよ」
「それなら行く……か」
一瞬迷ったけどつぐちゃんがいるなら何とかなりそうだな。モカが絡んでこなければ蘭も何もしなさそうだし……うん、そうしよう。
「1名様ご案内〜……ってよーさんじゃないですか〜。愛しの彼女のモカちゃんの衣装を見に来たんですか〜?」
「こうなるから来たくないんだよな。帰っていい?」
「え〜 モカちゃん泣いちゃいますよ〜?」
「いるから泣かないでください」
巴に言われてクラスに来てみると喫茶店をやってるようだった。でも普通の喫茶店じゃなくてコスプレ喫茶店な。俺のクラスと同じだからわかる。やる方も見る方もエグいことになる。
「この衣装に合ってますか〜? ハロウィンなんで猫ですよ〜」
「いやハロウィンなんてとっくの昔に終わってるわ。注文は珈琲で頼む」
「承りました〜」
つぐちゃんがいないってことは生徒会のやつでどっか行ってんのか。俺は俺で日菜の所とつぐちゃんのところ手伝って劇やって……あ、もしかしてここ手伝う系?
「お待たせしました。ご注文のコーヒーです」
「あーはいありが……何も見てないから。忘れるから」
「………///」
珈琲を持ってきてくれたのは蘭でした。しかもその蘭はメイド服着てました。なんかめっちゃ空気重いです。めんっどくせぇ……
「何も見てないなら忘れてください。忘れたとしてもあたしが見られたことを覚えてるんで後で覚悟しておいて下さいね」
「いやそれは不可抗力d『ごゆっくりどうぞ』
はい。もうこの時点で帰りたいです。まだ文化祭が始まって2時間だってんのにこの疲労感。しかもお昼から2時間つぐちゃんのクラス(ここを)手伝って、それ終わったら日菜のとこを2時間手伝ってそれから自由じゃん? ここ手伝いずれぇ……
店にも居づらいからさっさと飲んでそこら辺を適当に回っていた。なんかカップル多くね? 羽丘は結構男子多いらしいからな。ま、花咲川も男子はいるにはいるけど3年じゃ俺だけだしな。寂しーわー(遠い目)
「あ! 耀太さん発見です〜♪」
「ってパレオ!? 離せ! 逃がせって!」
「今日は離しませんよ〜♪」
適当に歩きすぎて見つかりたくない人に見つかったんですけど。マジでめんどいわ。どうするか……
「アレ? ヨウタ君?」
「ヨウタさん……何してるんですか?」
「ウップス」
更にめんどくさくなったわ。よりにもよって彩と紗夜に見つかるなんて……いや、不幸中の幸いか。彩がいて助かったわ。
「ほらパレオ、パスパレの彩だぜ? 滅多におめにかかれないぜ?」
「うっ……彩ちゃんがいるなんて……」
「え、なになに? もしかして私のファン?」
「なんでもするから離してください。もう時間が無いんです」
「それでは、今日の文化祭が終わり次第お迎えにあがります♪」
そういって俺はパレオから解放された。まぁパレオから。だぜ? 彩はパレオとワチャワチャしてるけど紗夜は……な?
「もう時間だからいくわー」
「その前に一つお話があります」
「薬飲ませるとかはやめろよ」
「そんなことはしませんよ。3日目の後夜祭のダンスですが、私と踊っていただけませんか?」
「あー、そゆことね」
俺が発案したやつなのになんで俺が忘れてんだろう。いやアホすぎてワロタ。
「悪いけど……多分きついと思う。最近ちょっとあってな」
「そうですか……それではまた別の機会に」
紗夜はキッパリとそう言った。いや最近どうしたんねん。まぁちょっとあってってのは千聖の事だからな。普通に話せなくても俺から誘えば何とかなるだろ。誘いたくないけど()
そして時間になったからつぐちゃんのところに手伝いに来たんだよ。そしたらつぐちゃんがいないくてさ……
「つぐみの代わりになんであたしが面倒なんか……」
「分かりません。てか、何この衣装」
「モカが選んでたやつです。控えめに言って全然似合ってないですよ」
モカが選んだとか言う執事みたいな黒のタキシード。サイズもピッタリだし、結構俺好みな感じだし。なんで知ってんだよ……
「なんでこんな先輩なんかにモカが……モカがいなかったらあたしが……」
「蘭がどうしたって?」
「あたしが耀太先輩の嫁にって……あ……」
「( 'ω')ふぁっ」
え、こいつ今なんて言った? 俺の嫁に? は?
「だって当たり前じゃないですか。モカを助けた時にあたしもいたんですよ。本当に一目惚れってあるんですね。自分がなるなんて思ってもみなかったですよ 」
「へー、そうなんですか。それで……もう行ってもいい?」
「行くならこれにサインしていってください。そしたらいいですよ」
開き直って見せつけていたのは婚姻届。あのね、分かってんのかな。燐子もこういうことしてきたけどさぁ……
「今すぐじゃなきゃダメ?」
「ダメです。サインしたらこれをお父さんとお母さんにみせて耀太先輩の家に引っ越すんですから。第一、一人暮らししたいなら婚約者を見つけるのが前提だったんですから」
なんでそうなってんのかなぁ……俺の両親がラフすぎてわかんないんだよな。そもそも家にすらいないからな!
「どうしても行きたいって言うなら目を閉じて頭を横に倒してください」
「なん『いいから早く』はい分かりました」
言われた通り俺は目を閉じて首を横に倒した。ったく、何すんだよ。
そう思った次の瞬間、首元の服の感覚が無くなって生暖かい吐息があたる。やばいと思って首を戻そうとしたけど、時すでに遅し。蘭は首筋にキスをしてきた。いや、キスと言うより吸い付いてきた。って言った方が表現的には正しい気がする。蘭は俺にそう思わせるぐらい強く首を吸い続けた。
「ぷはぁ……これで安心ですね」
「いっつつ……なんか赤くなってるんですけど」
「当たり前じゃないですか。誰にも触られないようにキスマークつけといたんですよ。これで日菜先輩も耀太先輩に手を出せませんね。耀太先輩はあたしの旦那なんで。あ、耀太先輩もあたしの首につけます?」
「嫌です」
その後は解放されて普通に手伝いって感じの仕事をした。珈琲はつぐちゃんが戻ってきてくれたから任せて、俺はお菓子の盛り付けとか何やらかにやら。まぁ蘭とモカの視線がえぐいんですけど。
時間が来て、日菜の所にも行った。そしたら何あったと思う?
「首のそれ、何?」
「蚊に刺されました」
「それじゃあたしが治してあげる♪」
日菜はそう言って同じところに同じことをしていたんだよね。しかも日菜のほうが強くやってきたから、しばらく跡が残りそうで怖いんだよなぁ〜。ついでに言っちゃうと蘭の戦略は破られました。日菜にそういうのが通用すると思うな!
「あれ? 耀太、日菜とちゃんとスることしてきたの?」
「何もしてないんですけど」
「リサ、そっちのライトをつけてちょうだい。耀太は回転板をやって。話してる暇はないのよ」
なんか日菜のクラスはちっちゃい人形劇場をやってたからこき使われた。しかもあの友希那が仕切ってたんだぜ? なんかリーダー感半端なかった。
「よーくん♪ いっしょに帰ろ♪」
「疲れたから1人で帰って寝るわ」
「ちぇ〜。それじゃまた明日ね!」
やっと長い長い一日が終わって校門をくぐった。なんか今日だけで身体的にも精神的にもキツっいんだけど。モカも蘭も日菜も……俺を攻め立てないでくれ。あ、いっその事、恋愛関係ならリサに聞くのもありかもな。なにげ彼氏いそうだし。っていうかこんな状況じゃなくて同じ学校だったら普通に告白してたと思うわ。
「お迎えに上がりました。耀太さん♪」
「あ、逃走開s『確保です♡』ツカマッタァ」
忘れてたわ。パレオが『お迎えにあがります』って言ってたのはこういう事ね。え、なに? 家まで来る気?
「家まで来る気してんの? 帰んなくて大丈夫なの?」
「私の家は門限などは基本的にありません! 友達の家に泊まってもいいし、日付が変わる頃に帰ってもいいし。お父さんかお母さんに連絡してあれば大丈夫なんです! それと、何があっても自己責任なんでこの歳で妊『何も聞いてない!』
中学生とは思えないぐらいの話しぶり。いや最後のやつは口に出しちゃあかんやつでしょ。
「でも、今日はお疲れのご様子ですのでご自宅までお送りしたら帰ろうと思います」
「そうし『そのかわり!』はい?」
「ファン第1号としての特典をください! 耀太さんの私物を!」
「( 'ω')ふぁっ」
第1号とか知らんし。俺の私物とかイヴが勝手に盗んでるしな。あー、でもそれ渡すだけでいいのか。なら適当なやつでいいや。
「えーと、はいこれ」
「これ……ですか?」
「俺が使ってる小物入れ。中身も全部あげるから」
「感謝感激です! どこまでもついて行きますよ♡」
そんなこんなで一日目が終わった。あとは明日、月ノ森でやって明後日の最終日。花咲川でだな。後夜祭のダンスね……うし。千聖誘ってみるか。
ということで謎の人物は蘭でしたね。キスマークつけて旦那宣言とか強気ですよね〜笑笑
そして次は月ノ森。七深とましろがやらかす……かも?
文化祭はちょっと長めに書こうと思います。結構大事にしたい場面なんで笑笑
これ押せば感想欄にとべます。
来たら投稿頻度上がります。いや、上げます
https://syosetu.org/?mode=review&nid=217756&volume=1