俺の幼馴染みはヤンデレです   作:太公望

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最近更新しすぎて書くことないので書きません(眠いっていう理由です)


39話 仲直り

「それじゃ、あたしたちは帰りますね。二度と死ぬとか言わないでくださいよ?」

 

「言わないってんの。心配かけて悪かったな、明日は学校行くよ」

 

「また謝って……謝るのも禁止だからね?」

 

「わかりました」

 

 夕飯を作ってくれた美咲と花音は2人で帰っていった。普通なら送るところなんだけど、2人とも家にいてっていうし、麻弥から「今日のレッスンは終わりました」って連絡が来てたのを見て少し家にいたいって思った。

 

 昔、中学生の時に喧嘩した時に今と同じ感じで学校を休んだ。しかも1週間近く休んでいた。理由は簡単、千聖に会いたくない、一人でいたい。それなのに千聖はわざわざ俺の家にまで来てノートも届けてくれたし、自分が悪かったって言って謝ってきた。千聖は何も悪くなかったのに、俺が全部悪かったのに……

 

「待ってるだけで来るわけねーし、なんなら自分から行くか」

 

 そういって俺は玄関に靴を履きに行った。まだ帰ってないか……いや、そしたらまた後で行けばいいか。そう思いながら玄関の扉を開けた。

 

「いたっ」

 

「ち、千聖!?!? ど、どうしたんだよ……」

 

「ちょ、ちょっと話しがあって……」

 

「偶然だな、俺もだわ。上がれよ、紅茶でもいれるよ」

 

「え、えぇ」

 

 俺の心臓はもうバックバクで、今にも口から飛び出しそうな勢いで鼓動を刻んでいた。冷や汗は止まらなくなり、呼吸も浅くなっていく。あの日、俺を振った千聖がわざわざ俺の家に来るか? あ、そっか、完璧に俺を諦めるってことできたんじゃね。もう新しい好きな人見つけて、婚約までしたからとか? はい、俺ゲームオーバー、お疲れ様でしたぁ! 

 

「ふぅ、いつ飲んでも耀太がいれてくれた紅茶は美味しいわね」

 

「それはどうも……そんで、話って……」

 

「耀太からいいわよ?」

 

「いや千聖からでどうぞ」

 

「なら一緒に……ね?」

 

 渋々納得したが、もう覚悟は出来てる。千聖に振られたって、俺は自分の言いたいことを言えればそれで満足。そして一呼吸おいて、俺と千聖は同時に口を開いた。

 

「悪かった!」

 

「ごめんなさい!」

 

「「え?」」

 

 ん? 聞き間違いかな? うん、そうに違いないな。千聖が謝るなんてことしてないもん。

 

「い、いまなんて……悪かったって……千聖は?」

 

「私もごめんなさいって……」

 

 俺はその答えを聞いて、空いた口から声がでずにパクパクと金魚のように動かしていた。振ったのにごめんなさい? 意味わかんねーんだけど。

 

「ぷっ……おかしい顔ね、昔みたいにアホズラで♪」

 

「るっせぇな、お前こそ昔みたいに笑いやがって……」

 

「さっきまで思い悩んでたのがバカみたいだわ」

 

「お前は何時でもバカだろ」

 

「そういう耀太こそね♪」

 

 千聖の言う通り、さっきまで思い悩んでたのがバカみたいに思えてくるぐらいくだらないことで笑いあった。だって相手の顔がおかしかったからだぜ? こんなくだらないことがあるかよ。

 

「昨日はごめんなさいね。あんな言い方で」

 

「別にいいよ。お前が決めたことだ、振ろうがなんだろうがご自由に」

 

「そんな事ないわよ? 私がそう簡単に諦めるとでも?」

 

「んなわけ……え、俺、お前に振られたんだよな?」

 

「いつの話をしているのかしら? 私は絶賛耀太にベタ惚れ中よ?」

 

 またもや俺はキョトンとする。振って1日後にはベタ惚れ中? マジで何言ってんのかわかんないです。情報量多すぎ()

 

「そういう耀太の話したいことってなんなの?」

 

「あ、お前が好きだってこと」

 

「!? よくもそんなに迷いなく言えるわね……」

 

「それが俺の取り柄だろ」

 

「ま、まぁそうだけど……」

 

 俺はド直球に言葉に出した。だってこうでもしないと後悔するじゃん? 俺はもう二度と後悔なんてしたくない。だったら迷わずに言うだけなんだよな。

 

「その気持ちは嬉しいけれど、答えはすぐには出せない、っていうよりは出さないわ」

 

「え、今度こそ病んでいい?」

 

「そこまでのことではないわよ。耀太だって日菜ちゃんや有咲ちゃんに告白されてるんでしょ? 私の知らないところでもいっぱいね」

 

「まぁな」

 

「だからこそよ。あなたは『卒業式までに返事する』って言ったんでしょ? それに私が割って入るのはさすがに悪いわ。だから卒業式まで、その気持ちが変わらなかったらもう一度告白して欲しいの」

 

 珍しい。あの千聖がこんなこと言うなんて……

 

「そういう事なら納得納得」

 

「それまではまた色仕掛けやら何やらするから覚悟しておくのよ? 日菜ちゃんも彩ちゃんもイヴちゃんも、麻弥ちゃんまでもが耀太に惚れてるみたいだからライバルいっぱいだもの、これまでより頑張らなくちゃね♡」

 

「控えていただけると俺の体のためになると思います」

 

「そこら辺は考えるわよ。幼馴染みだからこそ知ってることは思いっきり使っていくわよ?」

 

「oh.」

 

 はぁ……なんか前より忙しくなりそうだよな、当たり前が戻ってきて嬉しいのは嬉しいけど、これはこれで泣きそうになる。

 

「まぁいいや、適当に料理作るから食べてくか?」

 

「もちろんよ。そういえば、その手の傷はどうしたの?」

 

 これ言ったら笑われそうなんだよなぁ……

 

「……包丁で切りました」

 

「耀太が料理で怪我するなんて珍しいこと。私も手伝うわ」

 

「薬とかいれんなよ」

 

「さぁね♡」

 

 そこは自信もってないって言ってくれってば!




仲直り完了?前より酷くなっていく?えっぐいってぇ……
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