俺の幼馴染みはヤンデレです   作:太公望

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クリスマス回のアンケート締切マース


41話 終業式のスピーチめんどい

「というわけなんで、終業式のスピーチお願いしますね」

 

「断っていい?」

 

「そしたら私がやる羽目になるんで泣いていいですか?」

 

「やるから泣かないでください」

 

終業式当日、朝っぱらから有咲に生徒会室に呼ばれてきてみたらこうだよ。なんでこう当日になって言うのかなぁ……でも泣かれるのは困るからな、やるしないだろ。

 

「っていってもさ、原稿とかあんの?」

 

「え、そんなものないですよ?」

 

「oh......」

 

「そんなにしょげないでくださいって。私も一緒に作りますから。まぁ……生徒会は1時間目から終業式の準備に駆り出されるんで時間はありますよ」

 

「そうだな……とりあえずHR終わったらもう1回生徒会室で」

 

悩みを抱えながら俺は教室に向かう。あ、そっか。教室に行っても面倒事のオンパレードじゃん。このままHRサボって生徒会室に籠るのもありか。

 

「朝からだr『ヨーーターー!!!』ゲフッ」

 

「おはよおはよ!妾は今日も元気だよ!」

 

教室のドアを開けた瞬間、目の前からサリヤスがタックルをきてきた。イヴとこころにされまくってるからある程度は耐性はついてる。けど、この前の体育祭で馬鹿騒ぎしたせいで筋肉痛なんだよね。それが酷いこと酷いこと。

 

「なにか気づかない?」

 

「なにかって……髪の結い方変えたか?」

 

「それもだけど!もっとなんかこう……ぶわ〜ってなるやつ!」

 

え、もっとなんかこうぶわ〜ってなるやつ?意味不なんですが。そもそも、そんな擬音語分からないし……って言ってるとまたこの間みたいになりそうだからちゃんと考えよう。サリヤスがいう『ぶわ〜』が周りに広がるものと仮定しよう……あ、そう考えたら簡単じゃん。

 

「香水つけた?」

 

「あってるけど違う!」

 

いやなんやねん。あってるけど違うとか矛盾しすぎて僕にはわからないですメェェ。

 

「ほら、サラサラ〜ってなって、すっごくいい匂いのヤツ!」

 

「サラサラ〜ってとか……まさか、シャンプー変えたとか?」

 

「あったり〜♪最近ね、ベルガモットのやつにしてるんだ!ヨータが全然気づいてくれないからさ〜、我慢できずに妾から言っちゃった♡」

 

「ハイハイそうですか」

 

体育祭が終わってからというもの、サリヤスも俺の悩みの種のひとつとなった。いやさ、千聖たちみたいに精神的なダメージはあんまりないんだっけ。だけどさ、タックルとかしてきたり、抱きしめてきたり休み時間に寝てたりするといつの間にか目の前にいたり?どちらかと言うと身体的ダメージがでかいです。

 

「耀太♪朝は一体どこに行ってたのかしら?」

 

「耀太くん……学校では極力一緒って言ったよね?」

 

「ヨウタさん?私の許可がない中で一体どこに行っていたんですか?」

 

「ヨーウーターくん?あれだけ連絡してるのになんで既読もつけてくれないの?ずっと寝てたの、知ってるんだよ?」

 

「え、あ、その……先生!生徒会の仕事頼まれてるんで行ってきます!」

 

サリヤスを連れて教室に入るや否や、いつもの面々が脅してきたので生徒会室に猛ダッシュ。あのね、もう怖いの!朝から帰りまでずっと!しかも最近に至っては帰ってからもなの!スマホには彩から下着姿の自撮りは来るし、NFOは燐子からのチャットでいっぱい!紗夜なんかは家まで来るからね!?もう誰かの家に泊まってもいいかなぁ……

 

「あーもうやだぁ!」

 

「って来てみてそうそうなんで発狂してるんですか。気持ち悪いですよ。まぁ私なら許容範囲なんで。早く付き合いましょうよ、そんな変な耀太先輩を普通にスルーできるの私ぐらいですよ?」

 

「俺発狂してるつもりないんだけど。それに返事はちゃんと卒業式にするから待っててください」

 

「それじゃそれまで毎週なにかしてくださいね。頭撫でるでもいいし、手を繋ぐでもいいし。キスとか既成事実とかでもドンとこいですよ」

 

「あ、そういうのは高校卒業してからって決めてるんで」

 

キスはともかく、既成事実とかは高校卒業してからってちゃんと決めてるんだよ!そもそもの話な、自分からキスしたことなんてないからな!ま、まぁ、どうしてもって時は除いてな?

 

「それより早く原稿考えますよ。HR終わったら氷川先輩と白金先輩も来るんですから」

 

「なん、だと……今のうちに終わらせなければ」

 

そして考えること10数分、HRが終わったのを知らせるチャイムがなり、その直後に紗夜と燐子が来た。いやー怖いこと怖いこと。燐子に至ってはいきなり首絞めながら問い詰めてくるし、紗夜は自分のバッグから錠剤入った瓶となんか変な液体入ってる瓶を出してるし……もうヤダ、この2人野蛮です。

 

2人に酷い目に合わされながらも(色んな意味で)原稿は書き終わることが出来た。といってもステージの横で書き終わったんですけどね!ついでに燐子が話を伸ばしてくれたから書き終わったんですよ!あんたら2人が俺の事をいじめるからこんなことになったんだかんね!?ちょっとは反省してください!(無理なお話)

 

「……ですので、冬休みも充実したものにして行きましょう」

 

燐子のスピーチが終わり、俺の名前が呼ばれて俺の番。あーだるい。けど、ここで決めきればかっこいいじゃん?俺ってば天才、シャーロック・ホームズ並の名推理だろ(迫真)

 

「えー、生徒会副会長ということでスピーチすることになったんですが……さっきまで考えてきた原稿をド忘れしました!」

 

さっきまで名推理していた天才くんとは思えないほどの爆弾発言を口にしましたね。そのせいで先生は呆れ顔の人もいるし、笑ってる人もいる。まぁそれが俺だって笑ってる千聖も見えるんだけどな。

 

「ていうことなんで、ここからはアドリブでお願いします。

 

俺にとって、二学期は本当に色々ありすぎて夢でも見てるみたいにあっという間にすぎていきました。それに想定外のこともありすぎましたね。ここに俺が生徒会副会長として立ってるのも、俺の高校3年間の予定には一切入ってなかったです。

 

文化祭は皆さんどうしでしたか?羽丘の生徒会長のせいで月ノ森と羽丘とうちで3校合同開催になりましたね。俺ら生徒会は仕事色々あって大変でしたが、めっちゃ充実してました。それぞれのクラスもまわらせてもらったんですけど、すっごく良かったですよ。あ、それと、後夜祭のダンスの時に告白すると絶対に成功するって噂あったじゃないですか、あれ流したの俺です。実際、俺の母さんと父さんがそうなんで。

 

あとはこの間あった体育祭ですね。テニスとバトミントンとバスケと……大変お疲れ様です。それと、優勝したメンバーの皆さん、遅くなりましたがおめでとうございます。俺も優勝したんですけど、最後はパートナーが頑張ってたんで俺の出番はなかったです。

 

あとは……話すことあんまりないですね。とりあえず俺の言いたいこととしては、高校最後の文化祭と体育祭、ついでに二学期は最っ高に充実してました!そして3年生の皆さん、来年は修学旅行もあるし、言ってくれれば生徒会でなんかやりますので最っ高の思い出作りましょう!」

 

俺はそう締めくくってスピーチを終わった。そしてそれに拍手が送られるのだが……無意識に俺はまたマイクを掴んでいた。

 

「あー、それと言い忘れてたんすけど……俺に好きな人が出来たら卒業式の日に告白するんで思い当たる人がいたら待っててください!」

 

 

 

 

 

スピーチが終わったあと、年配の先生にはめっちゃ怒られました。でも、校長先生と若い先生にはめっちゃ褒められました。『よくあんな所で堂々と言えるもんだね』とか『学生の時にそんな青春を送りたかったよ。俺の分まで頼むぜ!』とか言われたんだよね。なんであんなことを言ったのかは言った本人でも分からないんですけど、後悔はないのでヨシ!

 

「はぁ……耀太先輩、なんであんなこと言ってるんですか。先輩のせいで私まで巻き添えくらって書類整理じゃないですか。こういう時に限ってRoseliaは練習入ってるし……肩痛いなー」

 

「はいはい、ある程度終わらせたら肩揉んでやるから許しておくんなさい」

 

「知ってます?ある程度大きいと肩凝りやすくなるみたいですよ?だから氷川先輩より私と白金先輩のほうが凝るし、いまならだれもいないから先輩に襲われても『よからぬ事を言うな!』ケチですね」

 

「そもそも、そっち系の話しを全くしない耀太先輩って本当に健全な男子高校生なんですか?街中の男子高校生とかすっごいんですからね。あの子があーだこーだ、早くヤりたいとかなんだとか」

 

「それはそいつらの知能指数が原始人並みな証拠だ。だからそんな話をしない俺は原始人から進化して人間ってことだよ」

 

またまたしました名推理。1日に2回も名推理したぜ?天才でしょ?最っ高でしょ!

 

「あーあ、早く私も彼氏欲しいなー」

 

「俺が告白するのは卒業式だからな」

 

「今から卒業式します?あっち方面の意味で」

 

「あのさ、なんでそういう思考に至るわけ?有咲って本当は変態?」

 

「セクハラで訴えますよ?まぁなにはともあれ、告白はいつでも待ってますんでね。さっさと書類整理終わらして帰りましょ、その前に耀太先輩に肩揉んでもらいますけど」

 

今日だけで数え切れないほどついたため息のカウントを1増やす。もう冬休みか……しかもすぐにクリスマスじゃん?誰か誘うかな〜って思ってても、千聖とかが来るんで俺は朝から隣町にでも逃げようと思います!




全校生徒の前で宣言したからにはちゃんと耀太は卒業式に告白するんだろうなぁ?笑
しかも有咲はさっさと耀太を襲っちまえよ!

ていう事なんですが、クリスマス回のアンケートを締め切って集計をしたんですが……ましろが圧倒的に多かったので圧勝です☆ 明日クリスマス回を書いて、大晦日と元旦に合わせて本編を進めたいんですけど……なんとなんと、クリスマス回が2話になったら明日2回更新しなきゃ行けないハードスケジュールです。まぁ課題も終わってるし、明日は用事あるけど自分でやるって言ったからには頑張ります!

耀太にだけカッコつけさせてたまるかよぉぉお!
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