俺の幼馴染みはヤンデレです   作:太公望

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なんで時期遅れてるんだよ!今クリスマスだよ!(アホの子丸出し)

というわけなので新年回だけはちゃんとあわせて明日明後日で投稿しようと思います。出来なかったら腹切する所存でございます。


42話 メリークルシミマス?

 12月24日。今日はみんな大好きクリスマスだよ! 俺はどこにいるかって? それはもちろん電車使ってきた隣町。理由は簡単……千聖達から逃げる為だぁ! だって昨日から俺はL〇NEとか連絡アプリは一切開いてないからな? 通知来ても全部無視してます。だって内容何となく予想つくし、怖いんだもん。

 

「さてさてさ〜て、1人で楽しく過ごしますよ!」

 

「よー先輩、なんでそんなに騒いでるんですか……?」

 

「!? なんだ、ましろか。安心したわ」

 

 どこからともなく現れたましろに驚いたけど、逆に安心。何事もなくて済むからええわぁ〜。

 

「あ、てかましろってなんでここにいるんだ?」

 

「え、えっと、買い物で……」

 

「あー、そういうことね」

 

「だ、だから、もし良ければ一緒にどうですか……?」

 

「暇だから行くわ」

 

 どうせならってことで一緒に行くことに。だってクリスマスなのにひとりは嫌じゃん? いや元々1人の予定でしたが、寂しかったんです(今更感パない)

 

 ましろについていって来たのは駅の近くにあるめちゃデカショッピングモール。どっちかって言うと百貨店? 違い分からないんですけどメェ。

 

「よー先輩、ここです」

 

「ここって……」

 

「みんなでクリスマスプレゼント交換しようってことになったんです。何がいいかわかんないから、とりあえず雑貨屋さんに来てみればいいかなって」

 

「まぁたしかにここなら結構揃うかもな」

 

 俺とましろはそこの百貨店で結構長い時間悩みに悩んだ。そんで結局選んだのが……

 

「瑠唯さんと七深ちゃんのだけ見つからない……」

 

「分かる。七深も瑠唯も何考えてっか全然わかんねぇ……」

 

 透子とつくしのは秒速で見つかったんだわ。だけどさ、瑠唯も七深もわかんなくね? そもそも俺は瑠唯とあんまり話したことがないのでわかりませんが、腐れ縁のいとこである七深のことすら分かりません! だってあいつの考えてる事わからんもん。人のこと真似しまくって、何やらかにやら? あいつって最近何にハマってるんだよ……

 

「七深ちゃんの好きな物って分かりますか?」

 

「あいつの好きな物? 昔は……ずっと俺にくっついてきたからあんまし分からん。俺の好きな物は全部好きって言ってたし……あとは珍しいものとか?」

 

「珍しいもの……あ、なにかの特典とか?」

 

「そんなもんじゃね? ここら辺じゃないけど……」

 

 そういいながら俺はスマホの画面に指を滑らせる。ここら辺で特典ついてるのはバーガー屋さんとか、そんなもんじゃね? 

 

「こ、こんなものはどうですか? 七深ちゃん、最近これの話をしてた気がするんです」

 

「こ、これかぁ……」

 

 ましろが見せてきたのは映画の特典ストラップだった。でも、それを手に入れるためには映画を見る必要がある。ついでに男女2人限定でだぜ? これいいのかなぁ……

 

「ましろがいいなら見るか」

 

「は、はい!」

 

 映画の内容はめっちゃメルヘンチックなものでした。ユニーコンと魔法少女が世界を旅してドリームストーンとかいうものを集めてアクセサリーを作る、って感じのやつ。俺は途中飽きて寝そうになったけど、隣のましろはめっちゃ興味津々だったから寝る訳にも行かなかった。

 

「すごかったぁ……見ました? あのユニコーンが飛ぶところ!」

 

「見た見た。あれは凄いわな」

 

「とりあえず、七深ちゃんのは確保……ってお腹減りましたね」

 

「んじゃどっか食いに行くか〜」

 

 時間も時間で12時を少しすぎたぐらい。お昼ご飯を食べるにはちょうどいい頃だし、ここにはめっちゃでかいフードコートがあるらしいんだよな。しかもあそこに有名なたこ焼き屋さんがあったのを見ちゃったんですよ。寒いから食いたいでーす。

 

「あ、美味しそうなビーフシチュー……」

 

「ましろってビーフシチュー好きなんだっけ?」

 

「そ、そうです。でも、人参とかブロッコリーとかは食べれなくて……」

 

「何となくわかるわ。俺もトマトだけは絶対に無理」

 

「わ、私買ってきます!」

 

 そういってましろは売り場の方へ向かっていった。俺はと言うと、急がなくてもいいから場所取りしてるんだよ。だって昼時だぜ? 絶対に座る場所なくなるから。

 

「買ってきました!」

 

「んじゃ俺も行ってくるわ。すぐ戻ってくるよ」

 

 席を立って売り場に向かう。そして並んでいるのだが、いい加減に既読しないと家帰ってからすごいと思うので、 覚悟を持って返信をしようと思います。と思ってみたんだけど、そこまで怖いものでもなかった。千聖はクリスマスプレゼントのやつだし、燐子は今日あるイベントのこと、まぁ彩に至っては自撮りがクリスマスだとか言って送ってきたけど……怖くはないよ? だけどめんどくさい。

 

「戻ったぜ〜」

 

「冷めないうちに食べましょ?」

 

「そうだな」

 

 ましろの言う通り、冷めないうちに食べ始める。俺のやつはネギだれのたこ焼きとタルタルソースのたこ焼き。本当はネギだれだけにしようと思ったんだけど、タルタルソースも美味そうだからつい買っちゃったよ。

 

「ましろ、ほっぺたについてるぜ」

 

「ここ、ですか?」

 

「もうちょっと上」

 

「ここ……あ、とれた」

 

 え、なにこれ。めっちゃ甘い雰囲気じゃないですか? え? こんな空気になったことないんですけど!? ましろといる時はめっちゃ癒される……天使だろ。

 

「……」

 

「食いたい?」

 

「いいんですか?」

 

「2つもあるしいいよ」

 

 俺はそう言ってたこ焼きをひとつ差し出す。あ、ネギだれって食えんのかな。

 

「ハフッハフ、あふい……」

 

「焼きたてだし? まぁそりゃそうなるよな」

 

 一口で食べたましろは想像通りの反応を示す。そりゃ焼きたてだからあっついもん。冷ましてやれば……ってえ、俺なに恋人みたいなやつやってんの? しかもナチュラルに間接キスしてるやん! 

 

「あー、もう馬鹿やってんな!」

 

「ど、どうしたんですか?」

 

「気にしなくていいよ。俺が馬鹿なだけ」

 

 はぁ……よからぬ事を考える前に無心になれやアホ。

 

 

 

 

 ▽▽▽▽▽

 

 よー先輩とお昼ご飯を食べて、今度は瑠唯さんのプレゼントを買いにお店を探している。さっき、熱すぎて気づかなかったけど、間接キス……またしちゃったんだよね。

 

「瑠唯さんのが1番難しい……」

 

「難しいならもういっそ何でもいんじゃね?」

 

「何でも?」

 

「だからって雑に適当なものじゃないけどな。アクセサリーとかだったら一瞬見て、一番最初に瑠唯に似合うと思ったものとか?」

 

 なるほど。そうやれば悩まなくて済むし、1番いいのが見つかるかも! でもアクセサリーとかは瑠唯さん興味無さそうだし……

 

「バイオリンだったら松ヤニとか? あ、でもあれって人によって好みがあるから……」

 

「なら無難にお守りとか置物でいいんじゃね?」

 

「そ、それじゃぁ置物で……」

 

 午前中とは別の雑貨屋さんに来て、選んでみる。パッと見て、瑠唯さんに似合いそうなやつは……

 

「これ!」

 

「クリスマスドームじゃん。ちょうど時期もあってるし、良さげじゃね?」

 

「これにします!」

 

 よかった、何とかみんなの分買えた。よー先輩のおかげだな〜。やっぱり頼りになるし、一緒にいて安心する……ん〜、大好き。

 

 その後は別にすることもなかったので、イルミネーションを見ることにした。時間も6時からだったし、それまで暇だったけど、よー先輩と一緒にいたからあっという間に感じられた。

 

「なぁ、ましろ、ここの噂知ってるか?」

 

「噂……ですか?」

 

「そうそう。ここのイルミネーション見ながら告白すると成功するらしいぜ。この前テレビでやってた」

 

「!?!?」

 

 え、私そんなこと知らない。もしかしてよー先輩ってそれ知ってて私をここに誘ってくれたの? そしたらよー先輩の好きな人って……

 

「まぁここに来ても告白する相手はいないんだけどな」

 

「で、ですよね……」

 

 ちょっといいことがあったからって舞い上がってバカみたい。なんで噂なんて信じたんだろ、そんなの噂なんだから本当じゃないんだし……

 

「でもさ、来年は来るんじゃね?」

 

「来年ですか?」

 

「そうそう。この前の終業式で『俺の卒業式に告白するんで思い当たる人がいたら待っててください!』って言っちまったんだよな〜」

 

「そ、そうなんですか……」

 

 私はきっとよー先輩の目に入ってないんだろうな。こんな気弱だし、自分の言いたいことも言えないし……七深ちゃんが羨ましいよ。よー先輩にあんなに大胆に抱きつけるし、私にはできないことを平然とやってのける。私にもそんな才能があればな〜。

 

 そしてイルミネーションを見て、時間も時間だったので2人で電車で帰ることに。家の方向も一緒だし、暗いからってよー先輩は私のことを送ってくれて……もうこれだけで十分なのに。

 

「よー先輩、もし、よー先輩の好きな人が七深ちゃんだったら卒業式に告白するんですか?」

 

「あったりまえ。するって言ったらカッコ悪かろうがなんだろうが最後まで押し通す。俺の母さんはバカみたいだけどそういう所あるからさ、そこら辺は遺伝みたいだわ」

 

 かっこいい。よー先輩はなんでこんなにかっこいいんだろう。頼りになるし、一緒にいて安心する。だけど、それだけじゃなくて、よー先輩自身は気づいてないだろうけど無意識に人のことを考えてあげられてる。私には絶対にできないこと。だから憧れるし、その魅力に魅入ってしまう。

 

「よー先輩……」

 

「どした?」

 

 家が近くなってきたところで、私はよー先輩がきているコートの袖を引っ張った。卒業式まで、よー先輩と何回会えるか分からない。今ここで言ったら、よー先輩に迷惑かけるかもしれない。でも……今言わなくちゃ後悔する。いつも何も出来ないから……こういう時ぐらい頑張れ! 

 

「私、よー先輩のことが好きです」

 

「え、あ、は、はぁ!?」

 

「よー先輩のことが大好きなんです。寝ても覚めても、なにしててもずっとよー先輩のことばっかり考えてて……今日だって会えて嬉しかった、一緒にいてくれて嬉しかった。この先ずっとよー先輩と一緒にいたいんです……ずっとよー先輩と笑ってたいんです。私じゃ……ダメですか?」

 

 言いたいことは言えた。もう後悔はない。振られたって構わない。

 

「その気持ちは嬉しいよ。だけど、今はごめん」

 

「やっぱり……」

 

「今は、だからな? ちゃんと卒業式までに返事はするって言ってあるしさ。俺ってば、そこら辺鈍感だから時間かけてちゃんと考えなきゃ行けない気がするんだよね」

 

 

『今はごめん』ってことは……まだ私も大丈夫? 

 

「そ、それじゃぁ私も……」

 

「まぁ……ましろの想像通りになる」

 

 嬉しい。ただそれだけだった。私にとっての最高のクリスマスプレゼント……よー先輩のその言葉が聞けただけでおなかいっぱいだよ。

 

「んじゃまたな。今日は楽しかったよ」

 

「は、はい! 私も楽しかったです!」

 

「そんじゃおやすみ 」

 

「おやすみなさい」

 

 自分の家の方に歩いていくよー先輩の背中を見つめていた。そしてちっちゃく手を振って、誰にもわからないように『大好きですよ』とだけ呟いて家の中に入る。

 

 やっぱりよー先輩のことが好き。七深ちゃんもライバルなんだ……私だって頑張らなくちゃ!




ということでした。なにげ関節キスするのって勇気いるよね!耀太は千聖さんたちとするときは嫌々だけど、ましろとする時だけはなぜかテンパるよね!年上キラーELで滅されちゃうよ!
しかもメリークルシミマスどころかハッピーメリークリスマスじゃん笑 2人とも甘々すぎて胸焼けします()

そして次の予告ですが……めっちゃ長くなると思います☆
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