司「__分からん。」
土曜の朝
俺はリビングの椅子に座って考え事をしてる
内容は昨日の広町の事だ
司(バカ?あれはどういう意味だ?)
俺は広町の前で馬鹿な真似をした覚えはない
事実、弁当箱を返すところまでは普通だった
思い当たることは広町を突き飛ばしたことだったが
様子を見ると、これは違うらしい
司(じゃあ、なんだ?広町は何に腹を立てたんだ?)
全く分からん
俺は何もしてないはずだ
じゃあ、何だと言うのだ
響「__ふぁー、おはよー、司ー。」
司「起きたか。」
時計に目を移すと朝八時だった
俺は椅子から立ち上がり、明石の方を見た
司「さっさと寝癖を直してこい、だらしない。」
響「はーい。」
明石はそう返事しながら洗面所の方に歩いて行った
俺はそれを見届けた後、自室に向かった
その途中、仕事用の携帯を見た
司(今日の予定は......なんだこれ?)
予定表を見ると、見慣れないものがあった
司「祭りの、警備?」
俺はこんな仕事を受けた覚えはない
そして、犯人は分かった
というよりも、一人しかいない
司「......明石か。」
俺は多少怒気を含んだ声を出した
そして、リビングの方に向き直った
__________________
司「__明石!!」
俺は勢いよくドアを開けてリビングに入った
響「あっ。」
司「お前は何を勝手に予定をいじってる......って、お前、それ。」
俺は文句を言おうとした時
ある事に気が付いた
明石の手に何か握られてる
あれは......
司「お前はなぜ、俺の携帯を持ってる?」
響「あ、あはは~。」
司「......」
響「ゆ、許して☆」
そう言った瞬間、まるで石でもぶつかったような音が部屋に響き渡った
響「__いったー!!!」
司「加減はした。」
俺はそう言いながら椅子に座った
そして、明石を睨みつけた
司「さて、何か言いたいことはあるか?」
響「つ、司、友達出来たんだねー!」
司「なんだ、もう一発欲しいのか?欲しがりだな。」
俺は拳を握りながらそう言った
そうすると、明石は手を前に出した
明石「ご、ごめんって!あれでしょ!予定!」
司「なんだ、良く分かってるじゃないか。褒美にもう一発ゲンコツだ。」
明石「そ、それは勘弁!」
明石は俺から距離を取った
正直、こんな距離一瞬だが
元からする気もないので再度椅子に座った
司「まぁいい。なんであんな事をした。」
響「えーっと、お祭りに行きたかったから?」
司「......」
響「今まで殺しの仕事ばっかでこういうの無かったじゃん?だから、お祭りに行きたいなーって......」
明石は少し拗ねたような声でそう言ってきた
確かに俺と明石の仕事の主な内容はパンドラ、つまり殺しだ
俺はともかく、明石は普通の高校生
心がすり減っても不思議じゃない
司「......はぁ。」
俺はため息をついた
本当は祭りとかには行きたくなかったんだが
司「いいだろう。引き受けてやるよ。」
響「ほんとに!?」
司「ただし、あくまで仕事だ。メインはそっちだ。」
響「うん!じゃあ、三久ちゃんとこの辺だからカグ君呼ぶね!」
司「仕事と言ったのが聞こえなかったか?」
そう言う俺の言葉は明石に届いてないらしく
ハイテンションのまま電話をかけ始めた
司(まぁ、いいだろう。)
最悪、このくらいの仕事なら一人で片付ければいい
楽しそうな雰囲気を壊すのは野暮だからな
響「~♪」
__________________
夜になった
祭りの主催者のもとに行き
仕事の概要を聞き、自由の身となった
司「......」
明石は天空時と十条カグヤと合流すると別行動
俺は少し、警備の仕事だ
女「__あれ?財布ない!?」
女2「え!?うそ!?」
女「さっきまであったのに?」
司「......」
俺は周りの人間を観察した
そして、俺の方に歩いてくる男を見た
司(呼吸、挙動からして、あいつか。」
男(くっくっく、祭りは絶好の稼ぎ時だぜ__)
ドス!!
俺は男の首に手刀を当てた
そして、その流れでポケットの中にあった財布を抜き取った
司「おい。」
女「はい?」
司「落としてた。」
女「あ、私の!ありがとうございます!」
司「気を付けるんだな。」
俺はそう言って、また歩きだした
後ろからはさっきの女の声が聞こえる
まぁ、無視するんだが
司(本当に無法地帯だな。)
祭りの夜というのはどうも秩序が緩む
屋台の中にある、くじ引きの詐欺
人ごみに紛れてセクハラを働く輩
あと、そこの気の陰には逢引きをしてる男女がいた
司「......はぁ。」
俺はため息をしながら歩いた
こんな秩序も何もない場所、どう警備しろというんだ
司(そろそろ時間か。)
俺は時計を確認し
明石と待ち合わせてる時間になった
俺はその場所に向かった
__________________
神社の鳥居の前に行くと
明石の姿が見えた
明石「__司ー!」
司「全員、集まったみたいだな。」
三久「こんばんは、柊木君!」
カグヤ「こんばんは、司さん。」
司「あぁ。」
明石、天空時、十条カグヤは全員、浴衣を着ている
俺は軽く頭を掻いた
司(これ、俺が浮くんじゃないか?)
三久「あの、柊木君?」
司「なんだ。」
三久「浴衣、どうですか?///」
司「似合うんじゃないか。」
三久「!///」
天空時は黒に花柄のある浴衣を着ている
容姿は優れてる方だろうし、似合うんだろう
俺はそんな事を思いながら明石の方を見た
響「さー!お祭りを楽しもー!」
カグヤ「はい、そうですね。」
三久「は、はい///」
透子「__あれ、柊木さんじゃね?」
司「?」
祭りの会場に行こうとすると聞き覚えのある声に呼ばれた
俺は声のした方向に顔を向けた
司「......」
七深「ごきげんよー、柊木君ー。」
司「あぁ。」
明石「あれ?司の友達?」
司「......携帯のだ。」
ましろ「じ、十条君......///」
カグヤ「おや、倉田さん?」
十条カグヤは倉田ましろに近づいて行った
カグヤ「倉田さんも来てたんだね。」
ましろ「は、はい///」
カグヤ「倉田さんも浴衣なんだね?」
ましろ「これは、透子ちゃんに借りました///」
カグヤ「なるほど。うん、良く似合ってるよ!」
ましろ「ありがとう、ございます......///」
響「え?カグ君まで?」
明石は驚いた様子でそう呟いた
まぁ、俺も少し驚いてるが
司(まさか、十条カグヤが俺や明石以外とあんなに話すとは。)
響「ねぇ、司!」
司「なんだ。」
響「この子たちも一緒に回ろうよ!」
透子「あ、いいですね!」
俺の知らない間にそんな話が進んでいた
てか、馴染むのが早すぎる
七深「いいねー。ね、柊木君?」
司「俺は別に構わん。」
広町の問いかけに俺はそう答えた
広町はニヨニヨとした表情で俺を見てる
七深「ねー、広町の浴衣はどうかなー?」
司「ふむ......」
俺はそう言われると、広町をじっと見た
広町が来てるのは優しい橙色で綺麗な模様の浴衣だ
司「......」
七深「ね、ねー?///」
司「......」
七深「あ、あんまり見られると///」
司「似合ってるな。」
俺はからかうように笑いながらそう言った
広町の顔は真っ赤になってる
七深「もー!///」
司「ははは!」
どうやら、広町の機嫌は直ってるらしい
今までと変わらない距離感で楽しく会話ができる
響(あー、あの子かー。)
司「一緒に回るんだったな。」
七深「うんー!普通っぽいでしょー?」
司「そうなのか?」
響(なんか、仲いいなー......)
透子「じゃ!皆で祭り行きましょー!」
という桐ケ谷透子の声の後
俺たちは祭りの会場に入って行った
__________________
司「__十条カグヤ。」
カグヤ「はい?」
俺は会場に来てすぐ、十条カグヤに話しかけた
十条カグヤは不思議そうに首を傾げた
司「お前は倉田ましろと回れ。」
カグヤ「え?」
司「分かったな?」
カグヤ「はい、僕はいいですよ?ですが、なぜ?」
司「聞くな。(明石にこう言えと言われただけだ。)」
俺はそう思いながら十条カグヤに背中を向けた
__________________
”カグヤとましろ”
2人は他のメンバーと分かれて祭りを回っていた
カグヤ「__倉田さんは何がしたい?」
ましろ「え、えっと、その///(な、なんで2人で?///)」
カグヤ「?」
ましろ「えっと......///」
ましろはモジモジとして一向に上手く話せない
カグヤは首をかしげながらましろを見ている
カグヤ「そうだ、あれに行かないかな?」
ましろ「あれは、金魚すくい?」
カグヤ「そう。今までしたことがなくてね。」
ましろ「じ、じゃあ、これにしましょう!」
2人は金魚すくいの屋台に行き
お金を払った後、水槽の前にしゃがんだ
カグヤ「わぁ、たくさんいるんだね。」
ましろ「はい、そうですね!」
カグヤ「出来るだけ、たくさん救い上げてあげよう。」
そう言いながらカグヤは金魚すくいを始めた
カグヤ「......」
ましろ(すごく真剣......///)
ましろは真剣に金魚すくいをしているカグヤの横顔を凝視していた
ましろ(十条君に、すくわれる......///)
”空想”
きれいな水の中の世界
私は閉ざされたかごの中にいる
ましろ『......』
もう一生、このままここにいるのかな?
ここから出られないのかな?
そんな不安が心によぎる
手を伸ばしても空にある月には手が届かなくて
希望もなにもないんだよって言われてるみたい
ましろ『私はここから出られないのかな......』
カグヤ『__そんな事はないよ。』
ましろ『え?』
私の目には
綺麗ば金髪が月に照らされた男の子
十条君が写っている
彼は優しく微笑んでいて、その表情はとってもきれい
ましろ『な、なんで。』
カグヤ『君を助けに来た。』
ましろ『!』
カグヤ『一緒に来てほしい。僕の、お姫様。』
ましろ『~!///』
彼は私に手を差し出して来た
その手はまるで私を新しい世界に連れて言ってくれる扉みたいに見えて
私は吸い寄せられるようにその手を取った__
”現実”
カグヤ「__倉田さん?」
ましろ「......え!?ど、どうしたの?」
カグヤ「ボーっとしてたみたいだから、どうしたんだろうって。」
カグヤは心配そうにましろを見ている
ましろは空想に浸ってた恥ずかしさで顔が真っ赤になった
ましろ(こ、こんな時に空想に浸るなんて///)
カグヤ「しないの?金魚すくい。」
ましろ「す、する///」
ましろはほいを見ずに沈め
金魚すくいを開始した
カグヤ「すごく上手だね!」
ましろ「そうかな?///」
カグヤ「うん。僕は12匹しか救えなかったから。」
ましろ「そ、それは十分すごいよ......あっ。」
喋りながら金魚すくいをしていた
ましろのほいは破れた
ましろ「や、破れちゃった......」
カグヤ「ごめん、話しかけちゃって。」
ましろ「ううん、私が下手なだけだから......」
ましろは沈んだ声でそう言った
カグヤ「倉田さんは上手だったよ?」
ましろ「え?」
カグヤ「倉田さん、金魚を桶に入れるときとっても優しかったし、とっても上手だよ。」
カグヤは微笑みながらそう言った
ましろは目を丸くしていた
カグヤ「次に行こっか。」
ましろ「うん......!」
その後も2人は楽しく祭りを回った
__________________
”司”
俺たちは
俺、広町、明石、天空時、桐ケ谷透子、二葉つくしで回っている
響「ねー、司ー!」
司「なんだ。」
響「りんご飴買ってよー!」
明石はそう俺にねだってきた
俺はため息をついた
司「はぁ、別にいいが屋台は見つけてあるのか?」
響「うん!少し先にあるよ!」
七深「!?」
明石はそう言いながら俺の腕に抱き着いてきた
司「おい、くっつくな。」
響「いいじゃーん!」
司「......チッ」
こういう時の明石は俺の言う事なんて聞きやしない
俺は半ばあきらめて屋台に行くことにした
七深「むぅ......柊木君!」
司「なんだ広町__って、おい。」
広町は俺の名前を呼んだと思うと
明石とは反対の腕にくっついてきた
三久(で、出遅れた!)
司「......暑い。」
七深「いいでしょー。」
響「むっ。」
司「......なんだこれ。」
俺は頭を抱えたい気持ちになった
こいつらが何をしたいのか全く理解できない
何よりも暑い
透子「__なにあれ?」
つくし「昨日も教室に来てたし、仲が良いんだよ!」
透子「二葉、こっち見て言ってみ?」
つくし「......」
それから俺は5人にりんご飴を買った
そしたら、2人も離れた
司(__暑かった。)
俺はそう思いながら、ベンチに座った
響「いやー!りんご飴なんて久しぶりに食べたよ!」
透子「久しぶりに食べると美味しいですよねー!柊木さん、あざっす!」
つくし「で、でも、また柊木君が払ってるよ?いいの?」
司「構わん。」
つくし「そ、そうなの?ありがとう!」
三久「ご馳走様です。」
七深「ありがとうー。」
こいつらは礼を言わないと死ぬ病なのか?
別にこんなのどうでもいい
俺は若干呆れながら空を見上げた
その時、インカムから音声が聞こえた
『__会場北側で刃物を持った男が暴れています!今すぐ来てください!』
司「......チッ。」
俺は軽く舌打ちをついて
ベンチから立ち上がり、歩きだした
三久「柊木君、どこにいくんですか?」
司「......トイレ。」
俺は短くそう答えて
指示された現場に向かった
__________________
強盗「__来るなぁ!近づくなぁ!」
現場に着くと、そんな声が聞こえて来た
俺は人ごみをすり抜けながら、犯人の顔を確認した
強盗の懐には人質と思われる女の子が包丁を突き付けられている
母親「娘を返してっ!」
強盗「だったら、ここにいる全員の財布を差し出すように頼むんだな!お母さんよぉ!」
母親「お願いします!皆さん、あの人に財布を渡してください!!」
人質の母親は周りの人間にそう懇願した
だが、一部の人間は同情して財布を出したが
ほとんどの人間は財布を出す気もない
強盗「早く金を出せぇ!こいつを殺すぞ!!」
母親「ま、待って!お願いします!!娘を娘を助けて!!!」
司(......茶番だな。)
俺は心の中でそう吐き捨てた
冷静に考えて、ここにいる人間には母親の心なんて関係もない
それにも関わらず、周りに懇願する
その理由は娘を助けるだけだ
司(だが。)
もっと茶番なのは犯人の男だ
見るからに刃物を人間に向けることに動揺してる
見るからに素人だ
しかも仮に人質を殺さずに解放したとしても
この人数に顔を見られてるんだ、すぐに捕まる
強盗「早くしろ!本当に殺すぞ!!」
母親「あぁぁぁ!お願い!誰か、誰か!!」
司「__なら、殺せばいいじゃないか。」
強盗、母親「!」
俺はそう言いながら人ごみの前に出た
周りの視線は俺に全て集まってる
司「お前は馬鹿か?本当に殺す人間は一瞬で殺すぜ?」
強盗「な、何だお前は!」
司「俺か?俺は警備員だ。」
俺は軽い口調でそう答えた
犯人は刃物をさらに人質に近づけた
女の子「ひっ!」
母親「ま、待って!あなた、なんて事言うの!?この人でなし!!」
司「事実だ。それと、お前は人というものを理解してない。」
母親「え......?」
司「お前の娘はあれの言う通り、金さえ出せば助かっていた。じゃあ、なんで今、まだ人質になってる?」
母親「そ、それは......」
司「答えは簡単、お前の娘なんてこの場にいる人間には関係ないからだ。」
母親「!」
母親ははっとした表情になった
そして、周りを見た
周りにはこの騒動を動画で撮ってるやつ
友達同士でヒソヒソ喋ってるやつなど
様々な人間がいる
司「そういう事だ。茶番なんだよ、お前らのしてる事は。」
俺はそう言うと、犯人の方を見た
そして、軽く息を吐いた
司「さぁ、さっさと殺せよ。」
強盗「へ、へぇ、いいんだな!本当にいいんだな!?」
司「いいから、さっさとやれ。」
俺は急かすように犯人にそう言った
すると奴は威勢がよさそうに叫んだ
強盗「そ、そうかよ!残念だったな!ここにいるのはクズばっかだったぜ!」
女の子「嫌......」
犯人は包丁を振り上げた
司(今だ。)
その瞬間、俺は一瞬で距離を詰めた
強盗「なっ!」
司「ふっ。」
俺は奴の顎を殴り、気絶させた
犯人は泡を吐きながら倒れてる
司「やれとは言ったが、妨害しないとは言ってない。」
女の子「お、おかさぁん!!!」
人質の女の子は母親の方に駆け寄った
そして、母親と固く抱擁している
母親「よかった、よかった......!」
司「ふん。」
俺はその様子を見た後
その場を離れた
__________________
司(実につまらん茶番だった。)
俺は歩きながらそう考えていた
あの強盗が人質を殺す瞬間に刃物を振り上げるのは分かってた
素人がやりがちなミスだからだ
その気になれば、常人でも対処できる
まるで、ままごとでもしてるような気分だった
司「......チッ。」
響「__司ー!」
司「ん?」
歩いてると、後から十条カグヤ、倉田ましろ含めた全員が走ってきた
俺は後ろに振り向いた
司「なんだ、もう合流してたのか。」
響「なんだ、じゃないよ!どこ行ってたの?」
司「トイレだ。」
俺は少し怒ってる明石にそう答えた
すると、天空時が会話に入ってきた
三久「トラブルの解決をしてたんでしょう。ここに来る途中、騒ぎがありましたから。」
司「トラブルなんてなかった。あれは茶番だ。」
七深「でもー、手が腫れてるよー?」
司「!」
気が付くと、広町が俺の手を握っていた
俺の手は顎を殴って、確かに赤く腫れている
七深「もー、怪我してるじゃんー。」
司「ふん。」
響「司、手、出して!手当てするから。」
司「いや、なんで救急セットなんて持ってるんだ。」
響「いいから!」
俺は明石の勢いに押され
大人しく手を出した
カグヤ「それにしても、流石、司さんですね。話し声を聞いた限り、犯人は刃物を所持してたらしいじゃないですか。」
ましろ「え?は、刃物?」
司「あんなのないのと一緒だ。」
透子「いやいや!アタシらだったらビビッて動けないですって!」
つくし「そ、そうかも......」
俺はため息をつきながらこいつらの話を聞いた
響「はい!手当て終わり!」
司「別に大したことはないんだがな。」
響「ダメ!司は自分の力ですぐに体壊すんだから!」
明石はそう言いながら、また俺の腕にくっついてきた
司「おい、明石!って、広町、お前もか!」
七深「柊木君を拘束ー!広町からは逃げられないよー?」
広町はニヤニヤしながらそう言ってきた
明石もニヤニヤしてる
司(こ、こいつら......!)
三久「ま、また出遅れた。じゃあ、わたしは背中から......!」
司「やめろよ天空時。」
三久「ダメです!私も柊木君を拘束します!」
天空時はそう言うと、俺の背中にくっついてきた
もう、なんだこれは、暑いにもほどがある
透子「うっわ、すごいことになったねー!」
つくし「あれ、歩けるの?」
ましろ「す、すごいね......」
カグヤ「流石、司さんです。」
響「じゃあ、お祭り再開だよー!」
七深「行こっか、皆ー。」
三久「そうですね!」
司「いいから、離れろ、お前ら!!!」
俺の叫びはまるで聞こえてないように扱われ
天空時は服を掴むだけになったが
結局、俺は帰るまで3人に拘束されたままだった