禁忌少年の月ノ森ライフ   作:火の車

36 / 42
彼氏の話

 今日はシロちゃん、三久さん、響さん、龍奈さんと集まってる

 

 その理由は恋愛相談......

 

 もとい、最近は恒例になった彼氏自慢会

 

 今回も私とシロちゃんは自分の彼氏を自慢する

 

三久「__すっかり、これも恒例になりましたね。」

龍奈「ははは!いいだろ、楽しいしな!」

七深「ありがとうございます~!」

ましろ(あ、相変わらず、このメンバーに慣れない......)

響「じゃあ、始めよっか~!」

 

 響さんの宣言で話が始まった

 

 さぁ~、まずは何から話そうかな~

 

 話せることが多すぎて絞れないんだよね~

 

響「七深ちゃんは最近どう?」

七深「変わりありませんよ~。柊木君、私のこと大好きなので~!」

響「うん、知ってる。仕事の空き時間の雑談も七深ちゃんの事ばっかりだしね~。」

龍奈「俺とも可愛さについて語り合ったな。」

 

 そ、そんな事してたんだ

 

 龍奈さんとは男友達って感じだし

 

 そういう話もしたりするのかな

 

三久「倉田さんはどうですか?」

ましろ「えっと、十条君はいつも優しくて、紳士的で、ずっと素敵です......///」

三久「まぁ、彼ならそうでしょう。柊木君とは安心感が違いますね。」

響「司は基本的には性格悪いしね~。」

七深「それはー......否定できないですね~。」

龍奈(柊木......)

 

 確かに柊木君の性格はよくない

 

 偉そうだし、なんでもハッキリ言いすぎるし

 

七深「この前も、柊木君と付き合いたい子が私を馬鹿にしてきたんですよね~。」

響「そうなの?司、あれで人気あるからね~。で、どうなったの?」

七深「それにムカついた柊木君が、『黙れブス。身の程をわきまえて、その汚い顔面を世間に晒さないように最大限努力しろ。』って言ったら、その子は学校に来なくなりました。」

龍奈「それは、悪だな。」

三久(そう言えば、この間、どこかの会社が潰れたと聞いたような......いえ、考えるのはやめておきましょう。)

ましろ(柊木君、やっぱり怒らせちゃダメな人だ......)

 

 柊木君は気に入った人以外にはあんな感じだしね

 

 あの子の顔が別にそんなに悪くなかったことは別として

 

 あの時はスカッとしたな~

 

響「カグ君もましろちゃんの事になったらそんな感じだけどね。」

ましろ「え、そうですか?」

響「この前とか、縁談の話を断った時、相手があまりにしつこくて、相当酷い断り方したらしいよ?」

ましろ「え......?」

 

 これには私も驚いた

 

 十条君と言えば、誰にでも優しくて

 

 それこそ、柊木君とは真逆の存在なのに

 

響(まぁ、あれは令嬢側が肌の露出とかボディタッチが多くて、『下品な人だ。』って振っただけなんだけど。)

龍奈「珍しいな。どんな相手にでも優しく対応しそんなもんだが。」

七深「正義の味方って感じですしね~。」

 

 ああ言う所、少しは柊木君に見習ってほしいけど

 

 今さら十条君みたいになっても......

 

 うん、なんて言うか気持ち悪いね

 

 性格の良い柊木君とか柊木君じゃないや

 

三久「広町さんも、性格の良い彼氏が羨ましいと思う事はないのですか?」

七深「ないですね~。正確が悪いお陰で......///」

ましろ「?」

七深「い、いや~、なんでもないよ~///」

 

 危ない危ない

 

 危うくまた自爆するところだった

 

 最近、なんだかポンコツキャラになってるけど

 

 基本的にはやればできる子だもん!

 

三久「あぁ、夜のお話ですか。」

七深「!?///」

響「あ~、なるほどね。」

龍奈「性格が悪い方が良いってわけだ。」

ましろ「な、ななみちゃん......」

七深「ま、まって!?ご、誤解だよ~!」

 

 なんでバレたの!?

 

 あ、天空時さんはそっちのスペシャリストだった

 

 相手の考え読むのとか、お手のものか......

 

響「あはは、そりゃそっか!七深ちゃん、マゾだもんね!」

ましろ「あ、十条君に聞いたことあるかも。」

七深「なんで喋っちゃってるの!?///」

ましろ「あの柊木君が楽しそうにしてるって、十条君は嬉しそうに話してたよ?」

三久「楽しんでるんですね。」

 

 柊木君、そういうところあるしなぁ......

 

 デリカシーなんて言葉は消し炭にしてて

 

 良くも悪くも気にする性格じゃないし

 

響「司曰く、『調子に乗った態度から大人しくなっていく様が面白い。』らしいよ!」

龍奈「楽しんでるな。」

七深「も、も~!///」

 

 私も喜んでるから何も言えない......!

 

 てゆうか、なんで自分のこんな話に!?

 

 恥ずかしいってレベルじゃないんだけど!?

 

七深「し、シロちゃんも、なんかあるんじゃないの~?」

ましろ「えぇ!?///」

龍奈「いや、2人はまだだろ。」

三久「月ノ森が誇る清純派カップルですよ?」

響「カグ君にもましろちゃんにもそんな度胸ないでしょ~。」

七深「えぇ......?」

 

 2人のイメージ、これはこれでひどいね

 

 高校生なんだから、そんな話の1つや2つくらい......

 

ましろ「......っ///」

龍奈、三久、響「え?」

七深「......え??(え、まさか?)」

響「ま、ましろ、ちゃん?えーっと?」

 

 あれ?まさか?

 

 まさか、ありえちゃうの?

 

 十条君とシロちゃんだよ?

 

 ヘタレ同士だよ?

 

 なのに、あるの?

 

響「もしかしてなんだけどー......やることやっちゃった感じ?」

ましろ「......はい///この前の、デートで......///」

龍奈「なにぃ!?」

三久「まさか、あの清純派ヘタレカップルが!?」

ましろ「清純派ヘタレカップル!?」

七深「わ、私も冗談で言ったんだけど。」

 

 驚き過ぎて眼球が飛び出るところだった

 

 しょ、詳細が知りたい

 

七深「な、なんで、そんな流れに......?」

ましろ「えっと、私が十条君にお願いして......ホテルに......///」

三久(く......っ!可愛いです......っ!)

龍奈「あの2人がまさかだな。俺の全身の筋肉が驚いて痙攣したぜ。」

七深「ほ、ほんとだ、全身がピクピクしてる......!?」

 

 龍奈さんの身体、どうなってるの?

 

 筋肉1つ1つに自我があるの?

 

 いや、今はそれを気にしてる場合じゃないよ

 

 もっと重要な問題があるでしょ!私の横に!

 

ましろ「あの日の十条君は、すごく優しかったです......///なんども抱きしめて、頭も撫でてくれて......///」

龍奈「七深とはえらい違いだな。」

七深「そそんな事ないですよ!?偶に撫でてくれます!」

三久「偶になんですね......」

七深「うぅ......」

 

 心が痛い......

 

 そう、撫でられるのは偶になんだよ

 

 頻度的には1か月に1回あればいい方......

 

七深「そうですよ......柊木君は全然、撫でたり抱きしめたりしてくれないんですよ......愛してるか聞いてみても『言うまでもない事だ。』としか言ってくれないし......グスッ......」

龍奈「お、おう。」

七深「好きって言うのは伝わるんですけど、言葉に出してほしい事もあるじゃないですか......」

響「う、うん!あるよねー!全く司ったらー!(ひぃぃ、空気が重い重い!!)」

 

 本当に、変な所で鈍感

 

 これなら最初から十条君みたいに鈍感な方がいいよ

 

 日頃そうじゃない分のショックだよ

 

七深「いつか骨抜きにしてやろうと頑張ってるけど、結局はあの理不尽なスペックのせいで勝てないし.....いつまで経ってもマウント取れないんですよ~!!しかも、それを喜んでるのがちょっと悔しいんですよ~!!」

司「__ほう、そんな事を考えてたのか。」

七深「!?」

響、龍奈、三久、ましろ「あっ(察し)」

カグヤ「倉田さん、ここにいたんだ。」

 

 ......え、なんで?

 

 なんで、ここに柊木君と十条君がいるの?

 

 今日は、何か予定があるんじゃ......

 

七深(あっ、その予定が十条君と出かける事か~。)

 

 って、こんな呑気に考えてる場合じゃないよ!?

 

 絶対にヤバいじゃん!

 

 なんか、柊木君の後ろに黒いオーラ見えるし!

 

司「この俺相手に優位に立とうとするとは、中々見上げた根性だ。」

七深「ひ、ひぇ......」

司「それ以外にも、面白い話を聞けた。有意義な時間だったぜ?」

七深「あ、え、えっとぉ......」

 

 私は4人の方をチラッと見た

 

 けど、皆、私達から目をそらしてる

 

 触らぬ神に祟りなし......って所だね

 

 まぁ、目の前にいるのは、神なんて優しいものじゃないけどね!(自暴自棄)

 

ましろ「じゅ、十条君、いつから聞いてたの......?」

カグヤ「えっと、『すっかり、これも恒例になりましたね。』からかな?」

ましろ(最初から!?)

カグヤ「僕の事を褒めてくれるのはすごく嬉しいけど、少し恥ずかしかったかな、あはは。」

 

 最初から聞いてたんだ......

 

 これはもうダメだね(諦め)

 

司「七深、今日、俺の家に来い。泊りだ。」

七深「え__っ!?///」

ましろ「!?」

 

 柊木君はそう言いながら、私の顔を持ち上げた

 

 目の前には、何とも整った偏差値の高い顔

 

 なんであのスペック持ってて、顔まで良いんだろ

 

 神様をどんなに脅したのかな

 

 なんて、そんな馬鹿なことを考えてしまう

 

司「......お前の望むように愛してやるよ。」

七深「あ、う......///」

司「何でも言ってみろよ。」

 

 耳元でそうささやいて来る

 

 頭がボーっとして、魅了される

 

 これをされると、反抗は許されない......

 

七深「いっぱい撫でて欲しい......あと、愛してるって言って欲しい......///」

司「ふっ、いいだろう。というわけで、こいつは貰っていく。」

響「はいはい。ついでだし、ここのお金も払ってよー!」

司「いいだろう。」

 

 そう言って、1万円札をテーブルの上に置いた

 

 こんなにお金かかってないけど

 

 どうせ、財布の中にはこれしか入ってないか

 

 基本的にはカードで払う人だし

 

カグヤ「じゃあ、倉田さんも行こう。」

ましろ「え?」

カグヤ「昨日、Morfonicaの歌詞のピアノアレンジが出来たんだ。是非、聞いてみてくれないかな?」

ましろ「ほんとに?じゃあ、今から行こ!」

カグヤ「と言うわけで、僕達もお暇しますね。」

龍奈「おーう、お疲れー。」

 

 シロちゃん達も行くんだ

 

 まぁ、向こうは健全そのものだから

 

 そもそも種類が違うか

 

司「行くぞ、七深。」

七深「う、うん......///」

司「......帰ったら、まずは何をするか。今日は長くなりそうだ。」

七深「~っ!///」

 

 私は柊木君に店から連れ出され

 

 2人で柊木君のマンションに行った

 

 

 それからの時間は長くも短くも感じて

 

 ただただ幸せで

 

 翌日には、かなりだらしない顔を晒すことになった

 

 

 

 




何か良いお題をください。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。