ベル・クラネルの兄が医療系ファミリアにいるのは(性格的に)間違っている! 作:超高校級の切望
Qもしも今のヴァハが最近流行りのベル君みたいに7年前の『大抗争』時代にタイムスリップしたら?
A
残酷描写有り
SAN値の貯蔵は十分か
それでは、どうぞ!
爪が剥がれる。これで、50回目。
漸く、終わった。 そう思った瞬間、また爪が治され板が差し込まれる。
「あおお!?」
「いやほら、50枚剥がすつったけど、8枚ほど割れ散ったから。不器用で悪かったなぁ」
母とは、まるで違う。手付きが、優しいのだ。それこそ爪に薬でも塗ってやるかのように優しく触り、しかし固定し爪を剥がす。
慣れてきたからか8枚はキレイに剥がされる。今度は、治されない。治されてたらまた剥がされると思ったかもしれない。
「じゃあ次は足だな」
「──────」
「はぁ………あ、はぁ………」
足の爪、計54回剥がされる、手足の指や先が燃えるように熱い。
「痛いか? 良かったな。痛みや恐怖は血管を収縮させお前を失血死から遠ざける。まあ俺は医神に仕える眷属だからキチンと造血剤も持ってきてるがな」
そう言いながら血で針を作り出すヴァハ。なんの躊躇いもなくズブリと前腕の骨と骨の隙間に突き刺す。
「ごお!?」
貫通したから血は殆ど出ない。だけど、中で小さな棘が針の表面に形成されズグズグと痛みを与えてくる。
「よし抜けないな」
「〜〜〜〜〜!!」
トントン指で針を叩けば走る鈍痛。痛みに肉が強ばれば、針表面の棘が食い込む。
「じゃあ次は指だな」
クッ、と軽く針の先端が爪の剥かれた場所に触れる。鋭い痛みが指から脳に駆け抜ける。ビクビク震える腕は腕の針を食い込ませ、暴れようとすれば肩が痛む。
「チクッとするぞ〜」
「おごお!? うぼえ……!」
チクなんて生易しいものではない。鉄球で指の先端が潰されたのではと錯覚するほどの痛み。胃の中身がせり上がり、冷静さを欠いた肉体は上手く吐き出せず喉を詰まらせる。
「お〜う」
呼吸が止まり、漏れ出るアンモニア臭に眉をしかめたヴァハは仕方ないとでも言うように胸を叩き呼吸を復活させる。人工呼吸? げろ臭いキスはゴメンだ。いざとなれば操った血を喉奥に突っ込めばいい。
「漏らしたかぁ。まだまだ子供だなあ。俺は子ども好きだぜえ………けどお前は敵だからか」
新たに生み出される針の数は、19本。爪が剥がされた指の、残りの数と同じ。
「ぎ、う………ごえ………」
引っ張り出された舌に針を通され引っ込められなくさせられる。針からは血の糸が伸び、床に固定されていた。
「下手に逃げようとしたら舌が裂けるから気をつけろ。さて、次は手足だ。それから腹」
一気に差し込まれるのではなく、ズブズブと押し込まれていく針。手足が針だらけになり、腹に刺す時は一度手を当てられる。
「医術も学んでてよかったぜ。内臓を下手に傷つけるわけには行かないしなあ」
「がう! ぶ、ぐうう!」
腹に刺し込まれた針は中で先端を丸くして、内臓にグリグリ押し付けられる。再び吐き出す。
「いっそ全部吐いたほうが楽かもな………ほら、吐き出せ吐き出せ」
バチチ、と電気が流れ、無理やり動かされた肉が針の棘に食い込み、全身に痛みが走る。
「おご、ごお! おごえ! ぐげええ……!」
持ち上げられ体の位置を調整され、ドボドボと胃の中身が床に撒き散らされる。ヴァハは満足そうに頷いた。
「……も、あめ………」
「あめ?」
「もう、ひゃめ、へ………ゆうひへ、くらはい………」
「…………」
涙と恐怖が浮かんだ瞳、ヴァハはじっと見る。少なくとも今、ヴァハに逆らう事はしないだろう。
「でも駄目だなあ。お前の中には、まだ俺と同じぐらい怖いやつがいる。それじゃあ駄目だ」
針の先端が平になり、そこから小さな刃が複数の円を描くように無数に生え、回転する。皮膚を破り、肉を千切っていき、骨を削る。
「ぐぎいいい〜〜!?」
あまりの痛みに口を閉じ、舌に歯が食い込む。舌を口内に戻しそうになればつっかえ棒の針が舌をミチミチと嫌な音を立てながら伸ばしていく。
「骨は痛いよなあ。次は目にするか……針程度の傷ならポーションで治るし、何ならアミッドに頼む。それにキチンと片眼で勘弁してやるからよお」
全身の骨を穴だらけにされ、痛みのあまりに血流が止まりかければ雷で無理やり心臓を動かされる。
痛い
「お、そろそろ他のメンツも起きそうだなあ」
痛い
「助けでも求めてみるかぁ?」
いたい
「ああ駄目だ、耳取り出したぞ彼奴等」
はやく
「ああああ! 違う違う違う私が聞きたかった言葉ぁぁぁ!」
はやく
「おいおいお前ら、落ち着け落ち着け」
はやく
ころして
だれか
「あああ! なんで、なんのために! 私は、私はあああああ!」
「許してくれ! そんな目で見ないでくれ! そんな光景見たくないいいい!!」
「うううう! 私、なのに! 貴方の恋人はああああ!」
「やだ、やだやだやだ! お母さん、僕の名前を呼んでよお!」
ガリガリと耳を抉り取り、爪が剥けても骨が見えるまで掻きむしる女。己の目に掌を当て破裂するまで押しつぶす男。己をそのまま折ってしまいかねない程強く抱きしめる少女。虚空に向かい叫ぶ少年。
誰も彼もが永遠の別れをしたかの様に涙を流す。その光景を見てヴァハは………
「静まれ」
指を唇の前にかざし、一言呟く。ピタリと、悲鳴が止まる。まるで脳に直接その言葉を送り込まれたかのようにスルリと入り込んできた言葉。いやでも、体が止まる。
「お前達………そうか、辛い夢を見たんだな。家族に、友に、恋人に否定される悪夢を見たんだな。可哀想に………教えてやろうか? もう一度、彼等に胸を張って合う方法を」
彼が文字通り針の筵にされた少女を椅子代わりにしているのを見ながらも、その言葉に
結局それは、獲物を捕らえ、喰らうための道具でしかないというのに。
Qもしも【タケミカヅチ・ファミリア】が『
A全員手足の健を切られた挙げ句小さくて怪我で弱ってるから運びやすいという理由で千草が証人として持ってかれる。その後【タケミカヅチ・ファミリア】に慰謝料を請求する。
千草が何を言おうと悪いのは『
「確かに、彼奴等はそこまで悪くないかもなあ。仲間救いたかっただけだし………つまり役立たずの雑魚がヒーラーとしての仕事も果たせねえくせについていきたい、力になりたいなんて身の程を知らなかったせいだなあ。うんうん、彼奴等にゃ悪い事した。役立たずを群れに放り込んで一緒に逃げてりゃ彼奴等は助かったろうし……悪かった、彼奴等の墓に花でも添えといてやるよ。墓は地上で良いのか? それともあの時お前の目の前でおっ死んだ場所かあ?」
って慰める。ん? 慰める?
まあお前の仲間は悪人じゃない、俺が早計だったッて謝ってるから慰めてるよね!
ヴァハはやられたらやり返せ、ではなくやられたらやっても良いと考えてる。
拷問描写
-
SAN値が弱いんです(やめてください)
-
可哀想だし(やめてあげて)
-
可哀想だし(いいぞもっとやれ)
-
可哀想は可愛い(ガンガンやれ)